AEAJ(公益社団法人 日本アロマ環境協会)
プロフェッショナル資格の歩みとこれから
AEAJ(日本アロマ環境協会)では、1996年からアロマテラピーアドバイザー資格が創られ、現在では8つの資格認定を行っています。
2013年には、大幅な改訂を実施をおこなわれました。
そこから10年という時の流れの中で、社会環境やアロマテラピー資格を取り巻く環境変化に対応するためにも、より実用的で社会的価値のある資格にすべく、2024年度からAEAJのプロフェッショナル資格を大幅リニューアルする事が決定しています。
※2023年8月時点での情報であるため、多少の変更が加えられる事もあります。
主な変更点としては、
- アロマテラピーアドバイザーの認定講習会にて「アロマクラフト実習」を導入
- アロマテラピーインストラクターとアロマセラピスト学科では、必須履修科目制度を無くし、独学でも受験可能
- アロマテラピーインストラクターとアロマセラピストの学科試験は共通試験に
- 各資格に対応した公式テキストが2024年改訂版にリニューアル
上記の4点が主に変更となっています。
各プロフェッショナル資格においてそれぞれの制度変更や学習内容などの細かい変更点もありますので、資格別に詳細を記載していきます。
引用:AEAJ(公益社団法人 日本アロマ環境協会)公式サイト:https://www.aromakankyo.or.jp/licences/
そして、2024年〜2025年度にかけての資格試験は、
- リニューアルされた資格試験(変更後の試験内容)
- これまでの資格試験(変更前の試験内容)
移行期間として上記の2パターンから選択できる形で、試験日程別にし、実施されます。
現時点で決まっている試験日程についてもそれぞれ載せていきます。
AEAJの機関情報誌に掲載されている内容ですが、やや噛み砕いて載せているので、ぜひ参考にしてください。
アロマテラピーアドバイザー資格の変更ポイント
アロマテラピーの基本的な知識に加え、日常生活のさまざまな場面でアロマクラフトを活用できる知識とスキルが身につく資格へと変更。
アロマテラピーアドバイザーとしての格が上がるので、アロマ専門店での販売やナチュラルコスメ店での仕事でも大活躍するでしょう。
アロマテラピーアドバイザー資格における制度の変更点
- 変更点①
-
アロマクラフト実習の導入に伴い、学習時間が3時間
3時間以上に変更
今まではアロマ検定取得後、3時間の勉強(講習)でアロマテラピーアドバイザーの資格を取得できましたが、それが今回から3時間以上と少しだけ長くなります。
追加の学習内容の詳細へジャンプ
- 変更点②
-
アロマクラフト実習の導入に伴い、受講料にクラフト代金が加算される場合がある
精油やその他の素材を使って実際に作ってみるクラフト実習が追加された分、勉強代がやや高くなります。
※クラフト代金の徴収有無および金額はスクールによって異なる
- 変更点③
-
資格申請(履修証明書の提出と資格登録認定料の支払い)が通年受付に変更
※申込み締切日および資格認定は年4回
アロマテラピーアドバイザー資格における追加の学習ポイント
アロマテラピーアドバイザー資格取得における、新たに追加及び充実化された項目は3点。
内容もボリュームアップし、学習時間も3時間以上となりました。
アロマテラピーアドバイザー
資格取得の概要
- アロマクラフト作りの実習を新たに導入
- アロマテラピーに役立つ素材の学習を追加
- アロマテラピー関連法規の事例の充実化
アロマの販売員をするには、クラフト作りの知識や経験、関連法規についての知識も必要ですので、アドバイザーの資格取得は、自信がつきますね!
アロマテラピーインストラクター資格の変更ポイント
アロマテラピーインストラクターを「アロマテラピーの専門家」と位置づけ、これまでアロマセラピストの座学で履修していた内容も含めて幅広く学習。
アロマテラピーの専門家として必須の内容!
資格取得後はさらなる自信がつき、アロマテラピーに関する知識を伝えるための技術も向上しますね。
アロマテラピーインストラクター資格における制度の変更点
昔のように独学でも受けれるようになったのは有り難いですが、インストラクターの独学はなかなか難しいかもしれませんね。
アロマテラピーインストラクター資格における追加の学習ポイント
アロマテラピーインストラクター
資格取得の概要
- 精油のプロフィールを30種類から34種類に変更
- アロマセラピスト学科カリキュラムの一部を追加
- 身体のしくみと不調が起こるメカニズム、
精油の提案を関連づけて学習
不調や身体に合わせて精油を関連づける学習は、当時から教えてほしかったと思えるくらい知りたいこと!
アロマセラピスト資格の変更ポイント
より高度なスキルを身につけたアロマセラピストを輩出するため、実技を中心としたカリキュラムに。
カウンセリングを重視し、「五感を通じて心と身体を和らげる」力が身につく資格に。
セラピストはカウンセリング力が必須!
カウンセリングなくしてセラピストはできませんので、是非とも身につけたい内容ですね。
アロマセラピスト資格における制度の変更点/実技試験の実施方法の変更【運営方法
※実技カリキュラム85時間以上
※学科カリキュラム (アロマテラピーインストラクター共通) 50時間以上
- 変更点②
-
アロマテラピーインストラクター試験とアロマセラピスト学科試験が共通試験に変更
アロマセラピスト資格における追加の学習ポイント
アロマセラピスト
資格取得の概要
- AEAJの 「アロマトリートメントの定義」を策定
- アロマトリートメントの基本手技のバリエーションと基本工程を追加
- ヘッドトリートメントを追加
- カルテ演習を30ケースから10ケース以上に変更
※ただし、10ケースの内6ケース以上は認定スクール内で実施
現行版の公式テキスト(2020年)&改訂版の公式テキスト(2024年)対応別の資格試験日程「2024〜2025年度」
資格認定試験をリニューアルするにあたり、
- アロマテラピーアドバイザー
- アロマテラピーインストラクター
- アロマセラピスト
それぞれの資格に対応した公式テキストが、2024年改訂版として4月発行の予定。
そのため、これまでの公式テキスト(2020年版)で資格の勉強をし、アロマの学校でも教えてもらっていた人は資格試験リニューアルに対応できていない内容になっています。
移行期間中の試験であっても大丈夫
AEAJはリニューアル移行期間として改訂前である現行版の資格認定試験も同時に用意してくれています。
2024〜2025年度【現行版】の公式テキスト(2020年版)に対応した資格試験の日程
改定前の公式テキストに対応した試験の日程をまとめてみましたので、資格取得までのスケジュールの参考にしてみて下さい。
試験 | 2024年 | 2025年 | 2026年 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アロマテラピー インストラクター 試験 | 第54回 2024年 9月 | 第55回 2025年 3月 | 第56回 2025年 9月 | 以降 2020年改訂版テキスト 対応試験の実施なし | ||||||
アロマセラピスト学科試験 | 第50回 2024年 5月 | 第51回 2024年 11月 | 第52回 2025年 5月 | 第53回 2025年 11月 |
2024〜2025年度【改訂版】の公式テキスト(2024年版)に対応した資格試験の日程
公式テキスト2024年改訂版に対応した資格試験の日程表です。
試験 | 2024年 | 2025年 | 2026年 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アロマテラピーインストラクタ アロマセラピスト学科 共通試験(仮称) | 第1回 2024年 9月 | 第2回 2025年 3月 | 第3回 2025年 9月 | 第4回 2026年 3月 |
共通試験はこれ以降、毎年9と3月に実施されます。
【2024年改訂版】AEAJアロマテラピー認定資格試験に関するQ&A
認定資格をリニューアルするにあたってのよくある質問、疑問についてもAEAJは答えているので掲載していきます。
上記の方は、移行対応中の各資格で定められた期間までに受験をしてください。
- アロマテラピーインストラクター試験
-
2025年9月
- アロマセラピスト学科試験
-
2025年11月
移行対応期間があるので、それまでに資格試験を受けましょう。
各認定校のホームページを参考にするか、問い合わせてみてください。
とわいえ、販売員さんやインストラクターさんは改訂後の内容についても理解しておくべき(伝えるため)だと感じますので、2024年改訂版のテキストを用意して勉強しておくことを推奨します。
引用:AEAJ(公益社団法人 日本アロマ環境協会)公式サイト:https://www.aromakankyo.or.jp/licences/
コメント