MENU

100均(セリア、ダイソー等)アロマオイル、プロが使わない4つの理由&選ぶ基準

当ページのリンクには広告も含まれています。

アロマテラピー産業が少しずつ盛り上がりをみせる中で、手軽に楽しめる100均(ダイソー、セリア等)のアロマオイル販売も多くなっている近ごろ。

しかし、アロマテラピーのプロはセリアやダイソー等で売っている100均のアロマオイルは使いませんし、オススメもしません

どうして?

プロは100均のアロマオイルを使わないのか?

なぜ、オススメしないのか?

その理由は大きく4つあります。

この記事では、100均アロマオイルの4つの落とし穴と、プロが選ぶアロマオイルの最低限の基準を5つほど分かりやすく解説します。

本当に効果的なアロマテラピーを求めている方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

100均(セリア、ダイソー等)に売っているアロマオイル、実はプロは使わない?

まず結論からですが、100均(セリア、ダイソー等)にアロマオイルを使わない理由は下記↓の通り。

  • アロマテラピーとしての効果は得られない
  • 原材料が植物ではなく化学物質で作られた人工香料
  • 希釈しても肌への使用ができない
  • ディフューザーでの使用もできない

セリアやダイソーなどの100均に売っているアロマオイルは、植物から抽出した純粋な成分ではなく、化学物質の混ざった人工的に作られたアロマオイルなので、

アロマテラピーの有用な効果は望めませんし、肌への使用が有害になってしまう可能性があるのはもちろん、

ディフューザーなどでの使用に関しても不具合が出ることもあります。

なので…

プロは100均のアロマオイルをアロマテラピーとして使用することはありませんし、

プロでなくてもアロマテラピーとして100均のアロマオイルを使用することは絶対にオススメしません。

安すぎるのにはそれなりの理由があるのです。

KEN

アロマテラピーのプロとして、ここからはもう少し深く掘り下げてオススメしない理由を4つほど具体的に挙げていきますね。

100均のアロマオイルをプロが使わない4つの理由

ダイソーやセリア等の100均で販売されているアロマオイルをプロが使わない4つの理由は下記の通り。

  • 人工的な成分でアロマテラピーとしての効果はない
  • 原材料が植物ではない化学物質で作られた人工香料
  • 希釈しても肌への使用ができない
  • ディフューザーでの使用もできない

①人工的な香りではアロマテラピーとしての効果は得られない

アロマテラピーは、天然の植物から抽出した有機化合物の集まりであるエッセンシャルオイル(精油)の香り成分を使った療法(アロマテラピー = 芳香療法)で、

天然の植物に含まれている様々な香り成分が漢方のように私たちの心身に良い効果をもたらしてくれるのです。

例えば、ラベンダーの香りにはリラックス効果や安眠効果があり、ローズマリーやペパーミントの香りには集中力を高める効果に期待できます。

そのため、アロマテラピーを生活に取り入れている人は、アロマの香りの良さに加えて植物がもたらす心身への効果に期待する人も多いのです。

しかしながら…

100均で販売されているアロマオイルは天然の植物から水蒸気蒸留法や圧搾法などの方法で抽出した100%天然の芳香物質ではなく、化学合成によって人為的に作られた人工香料です。

天然精油に似せた香りを再現することはできるものの、植物の薬理成分が含まれていないのでアロマテラピーとしての効果は期待できません。

②化学物質で作られた100均のアロマオイルの成分には不純物が含まれている可能性も

先の項でお伝えしたように、私たちがアロマテラピーで使うアロマオイルは天然100%のエッセンシャル(精油)であり、原料は植物の花や葉、果皮や樹皮など。

それらを特定の蒸留法によって抽出している植物性原料100%の成分無調整のオイルです。

しかし、100均で販売されているアロマオイルのほとんどが、下記の成分で作られているのです。

100均アロマの成分の一部

  • 界面活性剤
  • エタノール
  • 香料

一目瞭然ですが、植物名が一切含まれていない人工的に作られた合成香料です。

また、成分に記載されている香料も、人工香料なのか天然香料なのかも不明瞭で、

もしも人工香料であるのなら石油系の原料から化学反応を利用して作られるものであるため、不純物が含まれている可能性もありアロマテラピーとして利用するには有害となることもあります。

③100均のアロマオイルは危険!? 希釈しても肌への使用ができない

100均で販売されているアロマオイルの成分に界面活性剤が使用されていますが、

界面活性剤は脱脂力効果が高く、皮膚への浸透性が高いため有害な物質が肌の中まで入り込んでしまったり、乾燥やシミ、ニキビなどの肌トラブルの原因になる可能性もあります。

また、人工的な香料の成分は低分子なので皮膚への吸収が高すぎてアレルギーを引き起こす可能性も考えられます。

そのうえ、アロマオイルは化粧品としての扱いではないため理化学試験も行われておらず、使用上の注意で肌への使用は禁止と注意書きがされています。

そのため、

100均で販売されているアロマオイルは希釈して薄めても肌につけることは絶対に厳禁です。

④壊れる!? 100均のアロマオイルをディフューザーで使用するのはNG

アロマテラピー 吸入 芳香

使ったとたんにすぐに故障ということはありませんが、使用の注意書きを無視した使い方で故障した際は、保障の対象外となる可能性が高いため、

超音波式のディフューザーやネブライザー式のディフューザーで100均のアロマオイルを使用することはNGです。

KEN

ここまでたくさんお伝えしてきましたが、100均のアロマオイルをアロマテラピーとして利用するのはNGですが、香りだけを楽しむ分には良いかもしれませんね。

アロマストーンやアロマランプ、リードディフューザーでの使用なら問題ないので、使用上の注意を理解したうえで100均のアロマオイルの香りだけを楽しみましょう

プロが勧めるアロマオイルを選ぶ基準⑤選

アロマテラピーとして使用するアロマオイルを選ぶ際に最低限チェックしてほしい項目、ポイントを簡潔にお伝えしていきます。

KEN

しつこいようですが、今からお伝えするのは、アロマテラピーでアロマオイルを使うなら、必ず!チェックすべきポイントです。

アロマ精油購入するときはココをチェック

  1. 使用期限の記載があるもの
  2. アロマオイルの表記ではなく、「エッセンシャルオイル・精油」と記載されているもの
  3. 遮光瓶に入ってるいるもの
  4. 原材料に「植物名」と「抽出部位」の記載があるもの
  5. 成分分析表の付属、もしくはホームページに成分が提示されているもの

上記のポイント全てが揃っていなければアロマテラピーとして使える精油ではないので、購入する際は必ずチェックしておきましょう。

また、上記のチェックポイントに加え、

プロが良質な精油を選ぶ基準を書いた別記事があるので、希釈して皮膚への使用をしたい場合や、良質な精油を使いたい or 使ってみたい人はぜひ下記の記事も参考にしてみてください。

【まとめ】プロが100均のアロマオイルを使わない4つの理由&選ぶ基準5選

簡単にまとめると、私たちアロマのプロが100均のアロマオイルを使わない&オススメしない4つの理由は、

  1. アロマテラピーとしての効果は得られない
  2. 原材料が植物ではなく、化学物質で作られた人工香料
  3. 希釈しても肌への使用ができない
  4. ディフューザーでの使用もできない

上記4つです。

ただし、100均のアロマオイルは植物由来ではないものの、それに似た香りを手軽に楽しめるというメリットもありますので、

アロマテラピーとしての使用は200%オススメしませんが、香りを楽しむだけの分にはいいのかもしれません。

しかしながら、アロマテラピーは植物から抽出した100%天然のエッセンシャルオイル(精油)を使うことが必須なので、

アロマテラピーとしてアロマオイルを扱う場合は、

最低限、下記の基準を満たした精油を購入するようにしましょう。

  1. アロマオイルの表記ではなく、「エッセンシャルオイル・精油」と記載されているもの
  2. 遮光瓶に入ってるいるもの
  3. 使用期限の記載があるもの
  4. 原材料に「植物名」と「抽出部位」の記載があるもの
  5. 成分分析表の付属、もしくはホームページに成分が提示されているもの

クラフトを作ったりする場合は100均(ダイソー、セリア等)の素材を使うこともオススメしますが、

アロマオイルそのものや植物油脂などは、100均ではなくアロマの専門店で販売されている天然のものを購入するようにしましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

関西で活動中のアロマテラピー&ヨガ&ピラティスインストラクター兼セラピスト
各種資格↓
・AEAJ認定アロマテラピーインストラクター
・全米ヨガアライアンス認定資格RYT200
・FTPマットピラティスインストラクター
・JAMHA認定メディカルハーブコーディネーター
・タイ政府認定校CCAタイ古式マッサージ資格
etc…
人体解剖実習も経験済み
2023年JMC日本マッサージ選手権タイ古式部門で
4位獲得

コメント

コメントする

目次