アロマセラピー診療日誌の最近のブログ記事

 さて今回は前回に引き続きセージを極めたいと思います。

 セージの伝統的な使い方は、ほとんどハーブを使用したものです。

 精油の効果について今週は調べてみました。
 
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 .*.  .*.☆
  ☆.*  The aromatherapy practitioner reference manualによると
    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 ●外皮疾患(皮膚・毛髪・爪)
 皮膚の炎症性疾患
 脂性分泌物(皮膚・毛髪)
 皮膚炎、疥癬、皮膚潰瘍、顔面ヘルペス、放射線性皮膚炎、
 帯状疱疹、虫さされ、
 浮腫(単なる水分貯留によるもの)
 切り傷(瘢痕形成を促進する、皮膚の再生に有益)
 毛穴をふさぐ(過度の発汗を防ぐ)
 (ハーブの抽出物の場合はタンニンの作用による?)
 真皮に働きかけて組織と細胞の水分バランス整える?
 結合組織の膨張をきたす?
(毛髪の輝きがまし、成長が促し、脱毛症が軽減する)

 ただし、テストをせずに使用してはならない
 過敏または傷ついた皮膚には使用してはいけない

 ●呼吸器系
 呼吸器と副鼻腔の粘膜における吸収能力を促進する
 咳を軽減させる
 カタル、急性及び慢性気管支炎、肺結核、喘息、
 風邪、カタル、インフルエンザ、副鼻腔炎

 ●筋骨格系
 結合組織炎(筋肉の炎症)
 リュウマチ
 筋肉痛、肩こり
 特にスポーツ後の振戦と麻痺
 年配者のdobility(辞書を引いても意味不明でした)
   腰痛、坐骨神経痛、関節痛(リュウマチ&外傷性)
 結合組織を水和する

 ●心血管系、リンパ系
 低血圧を上昇させる(医学的には?)
 循環を調整して、出血を阻止し、静脈瘤を緩和し、
 余分なコレステロールを溶解し、リンパの流れを改善させる

 ●免疫系
 免疫を促進する
 細菌感染、風邪、インフルエンザ、ウィルス性髄膜炎

 ●消化器系
 消化強壮
 腸管の腐敗を排除する
 肝臓から粘液を排泄する
 利胆作用 
 腸管のコロイドの吸収を促進し、
 血糖を上昇させ?
 コレステロールを低下させる?
 そして毒素を排泄させる
 口内潰瘍、歯肉炎の治療に使う
 体にエネルギーを与え、肝臓のバランスを整える

 ●内分泌系
 副腎髄質ホルモン(アドレナリン、ノルアドレナリン)促進?
 エストロゲン刺激?(ハーブの抽出物を内服しない限りたぶん精神的なもの)
 
 ●泌尿生殖器系
 ハーブ抽出物を内服することにより月経が順調になる(少ないが)
 月経発来、更年期の発汗
 カンジダ膣炎、性器ヘルペス、コンジローマ、
 排泄を整え毒素を排せつする
 
 ●神経系:脳、精神
 ウィルス性髄膜炎、ウィルス性神経炎
 うつ病の軽減、精神的疲労と消耗の改善、
 低濃度で副交感神経、脳、運動神経を落ち着かせ
 感覚を鋭敏にさせる
 記憶力を高め
 瞑想前の部屋の否定的エネルギーを除去し感情を清める 
 硬直を和らげる

 ●安全性
 低濃度でテストのうえ使用するには安全
 ただし妊娠中や子供には使用禁止

 ケトン(ツヨン)を含むので、大量に使うと、
 中枢神経系を刺激して、痙攣・てんかん・心臓発作を
 引き起こす。
 
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  編集後記
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 セージについて、国立健康・栄養研究所のデータベースが
 あります。
 詳しく書いてあるのでこちらをごらんください。
 ↓
 http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail725lite.html
 
 ドイツコミッションEでも、外用で鼻粘膜・喉の炎症に、
 経口摂取で多汗に対する使用を承認しています。

 その他アルツハイマー病の認識能を亢進させたり、
 口唇ヘルペスに悩まされる人も大勢おられますが、
 セージ入りのクリームがアシクロビルと同様の効果がある 
 という論文もあります。

 私は、セージはこわい精油だと思いこんでいましたが、
 適正に使用するなら、更年期の女性には非常に有益な
 精油なのだなと、再確認しました。
 


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 セージ
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 さて、今週はセージについて調べてみました。
 
 民間薬として使用頻度の高いハーブですから、いろんな
 記録が残っているはずです。

【一般名】セージ sage

【学名】 Salvia officinalis

【科名】しそ科

【抽出部位】葉

【抽出法】水蒸気蒸留法

 今週はジャン・バルネ博士の「植物=芳香療法」より
 ご案内しますね。

 ぱらぱらめくっているといろいろ面白いことが書いて
 ありますので。

 ローマ人は「ヘルバ・サクラ」聖なる草と呼び

 サレルノの学校では「サルビアは救助者・自然は仲介者」
 と呼ばれた。

 民間薬としてよくつかわれてきた、最も有名な薬用植物の
 ひとつである。

 と紹介しています。

 ≪使用する部位≫
 花・葉・精油(たとえ少量でも癲癇の発作を起こさせ、中毒作用を
 示す可能性がある)

 ≪特性≫
 内用
 強壮作用、全般的刺激作用(神経系および副腎皮質の刺激作用)
 副交感神経系および各種神経のバランスを保つ作用
 鎮痙作用
 食欲増進作用
 健胃作用
 殺菌消毒作用
 制汗作用(ファン・シュビーテンによる)
 浄化作用
 利尿作用 
 血圧上昇作用
 通経作用(マウスにサルビアの純粋エキスを注射すると、
      フォリクリンの場合に似た反応が生じる:
      クロチンスキーおよびブイホフカによる)

 妊娠促進作用
 抗ガン作用?
 泌乳阻止作用

 外用
 収れん作用
 瘢痕形成(癒創)作用
 殺菌消毒作用
 強壮作用、抗リュウマチ作用(沐浴)

 ≪摘用≫
 内用
 体組織全体の力を高めるので、消化器官の疾患、肝臓障害、泌尿器病
 肺・胸膜疾患などさまざまな病気に適用される

 各種の衰弱(病気の回復期など)、神経衰弱
 胃腸無緊張による消化不良、消化緩慢、食欲不振
 振頭、眩暈、麻痺など各種神経疾患
 卒中
 慢性気管支炎、喘息
 結核患者及び回復期にある患者の寝汗
 手・腋下の多汗症
 腺炎、リンパ性体質
 間欠熱
 乏尿
 低体温
 少量月経の正常化、月経困難
 更年期障害
 不妊症(ライトによる)
 下痢(結核患者及び乳児の)
 悪性腫瘍
 出産の準備
 泌乳を停止させるため

 外用
 白帯下(膣洗浄)
 アフタ、口内炎、アンギナ、喉頭炎、歯痛
 喘息
 無緊張性創傷、潰瘍
 各種皮膚病(湿疹)
 幼児の衰弱、くる病、腺病質
 禿頭症
 スズメバチをはじめ各種昆虫による刺傷
 家屋の消毒殺菌

 ≪禁忌≫
 母乳哺育中の女性には使用しない

 ≪使用の仕方≫
 内用
 ●浸剤 1リットルの沸騰した熱湯に対して花と葉20gを用いる
    10分浸漬すること
    1日に3杯飲用
 ●チンキ 1回につき30~40滴を、1日2回、少量の湯に入れて服用
 ●エキス(安定処理したサルビア流エキス)
     小さじ1杯をメリッサのに入れ、神経系のバランス回復剤として、
     また寝汗を防ぐ薬剤として毎夜服用する

 ●エッセンス 1回2~4滴を1日3回、アルコール溶液または蜂蜜に
        入れて服用する
 ●散剤    1日に1~4g服用
 ●強壮用ワイン 
  サルビア葉      80g
  ワイン(赤または白) 1リットル

  これを1週間浸漬する
  毎日食後大さじ1~3杯飲用

  H・ルクレールはこのワインを長期におよぶ疾患に続く衰弱、
  心身の過労、神経衰弱、自律神経失調症に勧めている
 (間欠熱に対しても)

  アフタの手当にも使われる

 ●制汗用水剤
  サルビアエキス   50g
  オレンジ花シロップ 30g 
  水         150ml
 これを就寝時大さじ1杯用いる(結核、更年期障害)

 外用
 ●通経用座薬
 サルビアエキス    0.25g
 ポプラの軟膏     1g
 カカオバター     3g
 白蝋         座薬1個分
 これを1日に1~2個使用(無月経、月経困難、不妊症?)

 ●煎剤  花と葉一握りを1リットルの湯に入れ10分間煎じる
 口内浴用剤(アフタ、口内炎、口内の潰瘍)
 膣洗浄剤(白帯下)
 湿布用剤(下腿潰瘍、無緊張性創傷、各種皮膚病、湿疹)
 
 ●チンキに同料のラム酒を混ぜたもの  禿頭症にすりこむ
 
 ●葉をもんであてがう  昆虫の刺傷、スズメバチの刺傷
 ●ほした葉をたばことして喫煙する  喘息
 ●軟膏
  サルビア葉   30g
  カキドオシ葉  30g
  ラード     250g
  白蝋      45g
  全体を合わせて煮て、植物を取り出す
  (無緊張性創傷、潰瘍、挫傷)
 ●浸剤の浴用剤  衰弱した幼児、くる病、腺病質、リュウマチ
  この浸剤を出産の1か月前から規則的に飲用しちると分娩の苦痛が大幅に
  減少する

 重病人がいた場所の消毒には、サルビアの葉を炭に乗せて焼く
 
 プロバンス地方のスープ「アイゴ=ブイド」の作り方
 塩、コショウ、ガーリック、オリーブオイル100g、
 2リットルのお湯にサルビアの葉12枚を浸したもの、
 10分間煮て、これをスライスしたものをパンにかける。

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  編集後記
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 セージは高血圧の人は使用に注意などと書いてあるので
 慎重に使わないといけないものだと思っていましたが、
 乳児の下痢や、衰弱した子供の回復期にも使うみたいで
 意外な発見でした。

 このジャン・バルネの芳香療法によると、精油として使うより、
 ハーブとして使われることが多いようです。

 やはりセージはハーブとして利用した方が使いやすい気がします。

 強壮用ワインならすぐに作れますものね、
 試してみても面白いかもと思いました。

 煎剤で膣洗浄もいいかもしれませんね。

 前にカンジダの膣炎がなかなか治らない方に、ティートリーで
 洗浄したことがあるのですが、結構な量を使うので、ちょっと
 費用がかかりすぎるかなと思いました。

 ハーブで作ればそんなに費用は高くつかないでしょうから。

 

 
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 ジュニパー
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 NPO法人のHPのコンテンツのひとつに、精油事典を

 作ろうと準備しています。

 結構このメルマガの中にも書いてきたので、

 それをまとめるようなものですが、読み返してみると

 意外と尻切れとんぼだったりしますね。

 そこで、今日はジュニパーを

 The aromatherapy practitioner reference manualで調べてみました。

  【伝統的な使い方】
 消毒薬(尿路)、収斂剤、滅菌、
 殺菌(空気伝染、ブドウ球菌、連鎖球菌、化膿)
 抗糖尿病?
 抗関節炎&抗リュウマチ
 活力増進
 瘢痕形成
 刺激作用(循環、呼吸、腎臓の排泄、膀胱利尿(?)、消化器:膵臓)
 発汗薬
 強壮薬(心臓)
 低濃度では消化器の刺激、緊張)
 高濃度では透過性を誘発し、粘液と排泄分泌に変化を及ぼす
     (特に尿に変化を及ぼし、すみれのような匂いがする)

 ●外皮疾患(皮膚、毛髪、爪)
 ニキビ、皮膚炎、脱毛、脂性肌、毛穴の閉塞、静脈瘤、
 セルライト(?)、湿疹(湿性)、潰瘍、膿瘍、浮腫(単純な水分貯留)
 炎症、皮膚病、創傷

 (注)敏感な皮膚や傷ついた皮膚には低濃度で使用すること!!

 ●呼吸器
 慢性の鼻かぜと鼻炎、
 良い空気殺菌剤

 ●筋、骨格
 痛風、リュウマチ

 ●心、血管、リンパ
 痔、心強壮、
 循環促進:血液を浄化し毒素の蓄積を防ぐ(特に尿酸)

 ●免疫
 風邪、インフルエンザ、感染症

 ●消化器
 歯痛、
 食べ過ぎ、アルコールの飲みすぎの解毒を助け、痛みを和らげる
 膵機能促進
 痛風を和らげる
 腸炎(感染性の)

 ●内分泌
 膵機能促進、腎機能促進、糖尿病に有効(?)

 ●泌尿生殖器
 月経痛の軽減、白色帯下、膀胱炎
 外陰部の疣、腎臓&膀胱刺激
 
 ●神経系(脳、精神)
 不安、緊張、
 ストレス関連性の問題、時差ボケ、記憶力減退、衰弱、
 元気づく、精神的高揚、
 部屋から否定的なエネルギーを排除する(瞑想前の)
 他人からの否定的なエネルギーを排除し愛のエネルギーをもたらす

 ●安全性
 低濃度で使用するには安全
 引赤作用があるので、デリケイトな肌に広範囲には使用しない

 腎疾患には使用禁止
 急性の腎膀胱の感染症には使用禁止
 妊娠中は使用禁止
 強力な利尿作用のために長期使用は腎臓に障害を及ぼす
 
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  編集後記
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 この土曜日には、あるアロマセラピーの学校の卒業式に行ってきます。

 そこでちょっと講演をというご依頼を頂戴しました。

 「私がアロマセラピストさんに望むこと~産婦人科の立場から」

 ということでお話させていただこうと思っています。

 アロマセラピストさんが活路を見出すきっかけになるような

 お話ができたらと思っています。
 
 卒業生を見送るにふさわしい話ができますように~

 

 この土日曜日、東京で日本ホメオパシー医学会主催の講習会に

 参加してきました。

 ホメオパシーにもハーブが原材料のレメディがたくさんあります。

 アロマセラピーもホメオパシーも出どこは同じ感じがして

 ホメオパシーの講習会を受けています。

 アボガドロ定数を考えると分子が存在しないと考えられるにも

 かかわらず、それなりに効果があることに驚かされます。

 
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 ホメオパシー
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 イギリスではエリザベス女王も利用すると何かのニュースで

  みたことがあります。

 イギリスでは一般的に利用されるもののようです。

 皆様ご存知かもしれませんが、これを機会にホメオパシーのことを

 ご紹介しておきますね。


 ドイツの医師ハーネマンは語学が堪能な人だったようです。

 カレンのマテリアメディカを翻訳していて、マラリアに対する

 キナの使用に疑問を持ったことから始まります。


 その頃キニーネがマラリアに対して解熱作用を持つのは、

 その収斂性のためと当時は考えられていたそうです。

 なぜキニーネだけがマラリア治療薬として効果を発揮するのか
 
 不思議に思ったハーネマンはキニーネを自分で飲んでみました。


 勇気ある行動ですね。

      ( ̄ー ̄)//"" ぱちぱち


 すると、マラリアそっくりの症状が出現します。

 やめると症状が消失します。

 そして再度、投与すると、同じ症状が誘発されます。

 マラリア治療薬が、健康な人に対してはマラリアそっくりの

 症状を引き起こすことに気づきました。


 この経験からハーネマンは試行錯誤しながらホメオパシー薬を

 つくる過程において、毒性の強い原料を段階的に希釈していき、

 治療効果の期待できる最小限の薬量を見つけようとしました。

 

 当時は馬車で往診でした。

 遠くへ行ったときの方が良く効くということをきっかけに、

 希釈すればするほど、また、希釈物を激しく振とうすればするほど、

 ホメオパシー薬の"ポテンシー(potency:効力")が高まり

 治療効果が高まることに気がつきました。

 ここに、希釈(dilution)と振とう(sucussion)による

 活性化(potentisation)という考え方が生まれました。


 ホメオパシーの2つの基本的な原則は

(1) similia similibus curentur(similia principle):類似の原則

   といいます。

   ある症状で苦しんでいる人に、もし健康である人に与えたときに

   同じような症状を示すホメオパシー薬(レメディ)を投与すること。

(2)minimum effective dose:最小限で効果的な投与を行うこと


 私は産婦人科という立場から、妊娠中に使えるのではないかと

 期待してこの講習会を受けています。


 妊娠中はいろんなマイナートラブルがありますが、薬が使えないので

 患者様にも辛抱しましょうねと言うことが多いですから。

 

 日本ホメオパシー医学会のHPはご参考までに

 ↓

 http://www.jpsh.org/index.html

 
  
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  編集後記
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 セントジョーズワートというハーブは、うつ病に使われます。

 アロマセラピーではセントジョーズワートのキャリアオイルが使われます。

 ホメオパシーではうつ病には使われず、神経の損傷や手術後に使われます。

 同じハーブからできるのに面白いですね。

 

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 ALS:筋委縮側索硬化症
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  先ほどもALSの患者さまの往診に行ってきました。

 ALSという病気については
  ↓
 http://www.als.gr.jp/ のページを見ていただくと

 よくわかります。

  とても重篤な病気ですが、患者さまはとても明るくて

 かえってこちらが元気をもらえるような方でした。

  診察もしてきましたが、時間の余裕もあったので、少し足の

 マッサージをして差し上げました。

 やはり末梢の循環はよくないのでしょう、足は冷たかったです。

 でもマッサージするとほんのり足は暖かくなります。

 気持ち良さそうにうとうとされてました。

 よくある症状を抜粋すると

 ・こむらがえり
 ・疲労感があるとき
 ・泣いたり笑ったり、感情の表現がセーブできないとき  
 ・よだれで困ったとき
 ・手足が腫れるとき  
 ・関節痛があるとき
 ・不眠で悩んでいるとき
 ・胸やけするとき
 ・便秘で困っているとき
 ・鼻づまりを起こしたとき

 大いにアロマが役に立つ部分があるなあと思います。

 また人工呼吸器が付いているので、痰の吸引が欠かせません。

 「痰が苦しい時はありませんか?」

 とお尋ねすると、うなずかれるので、

 気管支の消毒殺菌作用があり、呼吸器官粘膜の緩和作用が

 あるニアウリと香りづけにレモンを加えたオイルを作成して

 介護の方に、塗布していただくようお願いしてきました。
  

  この間から船の事故が続きます。

 昨日も明石海峡で貨物船やタンカーの衝突がありました。

 イカナゴ漁が解禁になり漁船もいっぱい、1年で一番混雑する
 
 時期だったそうです。

  今日阪急デパートでイカナゴのくぎ煮を買ってきました。

 そうだ、イカナゴ漁が解禁だったのだなあと実感しました。

 ついでにイカナゴを検索してみると、兵庫魚連のHPがありました。
 ↓
 http://www5.jf-net.ne.jp/hggyoren/ikanago/ikanagotop.htm

 イカナゴ漁が動画で見ることができます。

 これからのHPはやっぱ動画に移行していくのだな~あと
 
 思いました。

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 dream pillow
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  先週ALSの患者様の往診に行きました。

 そのときに、クレオパトラも好んだというラベンダーとローズ
 でドリームピロウを作ってプレゼントしてきました。

 このときにドリームピロウについて検索してみました。

 カタカナで検索すると、ドリームまたはピロウでひっかかる

 だけで、ドリームピロウに対応するものは出てきません。

 英語で検索(ヤフー)すると検索件数も1680万件ヒットし

 私が調べたいドリームピロウが出てきます。

 dream pillpiw は3×4インチで作るらしく、

 作り方の説明してあるページもあれば、

 多くはdream pillowの通販サイトです。

 あなたの症状に合わせたpillowを作りますなんてものもあれば、

 子供用のもの、結婚式のプレゼントなどいろんなことに使われるようです。

 子供がまだ結婚する予定はありませんが、結婚式の引き出物
 
 になるかななんて思いました。

 日本ではこのようなサービスはまだ見当たりません。

 ちょっと面白いなと思いました。
  
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  編集後記
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  dream pillowにもいろんな歴史があるようです。

 本を買って調べてみようと思います。

 

 今日は前回に引き続きマージョラムについて調べています。

 先日来よりここ宝塚は、たびたび雪が降ります。

 そんな日に限って、出産の入院の方があったりして、
 
 無事来院できるのかしらと心配になります。

 先日も雪の降り積もった日の早朝、容態の悪くなった赤ちゃんが
 
 あって、救急車で大学病院まで搬送しました。

 救急車はチェーンをはいていました。

 そろそろあたたかくなってほしいな~と思います。

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 スィート・マージョラム Sweet marjoram
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 【学名】Origanum majorana
 
 【科名】 シソ科の多年草

 【抽出部位】花と葉

 【抽出方法】水蒸気蒸留法

 【主成分】
  モノテルペン炭化水素類
  γ-テルピネン
  α-テルピネン
  サピネン

  モノテルペンアルコール類
  テルピネン-4-ol
  ツヤノール-4
 
  エステル類
  酢酸リナリル
 
  セスキテルペン炭化水素類
  β-カリオフィレン 

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   ☆.*  The aromatherapy practitioner reference manualによると
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 伝統的な使用方法
 鎮痛 冷感症 抗てんかん 抗酸化 鎮痙 消毒薬 抗ウィルス(?)
 抗感染(滅菌)
 殺菌 (グラム陽性菌、ブドウ球菌、肺炎球菌、大腸菌、チフス、結核菌)
 頭痛薬 強心剤 瘢痕形成剤 発汗剤 通経剤 去痰剤 抗真菌
 緩下剤 
 刺激剤(消化、健胃、駆風、利尿?)
 鎮静剤
 高血圧
 血管拡張
 トランキラーザー

 ●皮膚・毛髪・爪
 しもやけ
 ダニ麻痺症
 打撲傷の軽減
 創傷治癒

 ●呼吸器
 咳、呼吸困難、痙攣性の咳、
 喘息(若年者、神経性、気管支炎、鼻炎)
 百日咳(鼻風邪、鼻炎、鼻咽頭炎、副鼻腔炎、気管支炎、耳炎、咳)

 ●筋肉・骨格
 関節炎、腰痛、
 筋肉痛と筋肉の硬直、突き指、筋攣縮
 神経筋収縮の抑制
 関節リュウマチの痛み

 ●心血管リンパ系
 高血圧の軽減
 血管拡張を促進(?)
 血圧を下げ、動悸を抑える
 不整脈

 ●免疫系
 風邪、インフルエンザ

 ●消化器系
 口内潰瘍(うがい液)
 疝痛、便秘、消化不良、鼓腸、
 消化器の炎症(ブドウ球菌、大腸菌、バチルス)
 消化器障害(胃酸過多、潰瘍(胃十二指腸)、胃炎、腸炎、下痢 

 ●内分泌系
 甲状腺機能亢進症(甲状腺の平衡障害)

 ●泌尿生殖器系
 月経周期を整える
 月経痛を和らげる
 月経中の緊張と不機嫌を軽減させる
 子宮の収縮を防ぎ痛みや不安を軽減させる
 子宮の循環を促しPMSを軽減させる
 過剰な性欲を抑制し生殖器の過敏を静めて腹痛を軽減させる(冷感症)

 ●神経・脳・心
 自律神経系の障害交感神経をブロックし副交感神経系を刺激する
 神経痛の軽減、頭痛、行動過多、ヒステリー、片頭痛、
 ストレス性障害(無力症、うつ病、閉所恐怖症、てんかん発作、
 強迫観念を排除し思考を明らかにし、
 虐待、妄想、精神病、不眠症、めまい、過敏症を軽減させる
 大きなトラウマを軽減させ、問題や心痛を直視することができる
 悲しみや嘆き、孤独を慰めて心を暖かくする

 ●安全性
 低濃度で使用するには安全
 妊娠中には使用禁止
 喘息発作を起こしやすい状態のときには、発作の引き金になることがあるので注意!
 低血圧の時には使用しない
 うつ病の時には鎮静作用が強く働くことがあるので注意 
  
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  編集後記
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 今日はちょっと知り合いの先生の依頼を受けて

 ALSの患者様の往診をしてきました。

 気管切開をして人工呼吸器を着けておられます。

 どんな状態なのか分からないので、ちょっと緊張しましたが

 表情も明るく、元気な方だったのでほっとしました。

 ハーブで作ったドリームピロウを作ってプレゼントし、

 診察後よろしければハンドマッサージをさせてくださいねと
 お話したら快諾してくださいました。

 セラピストではなく素人ですがとお断りして、マッサージ
 させていただきました。

 このような患者さまのQOLを上げるために、もっともっと
 アロマセラピーを活用したいと思いました。
 
 次回は少しALSについて考えてみようと思います。
 

 今日は二十四節季の雨水。

 水ぬるみ、草木の芽が出始める頃という意味です。

 しかし、まだまだ寒いですね。

 先週末には、実は韓国へ行ってきました。

 American Heart Association の研修を受けてきました。

 韓国は気温も日本より低く、空気が乾燥しているからでしょうか
 
 寒いといっても肌を刺すような寒さでした。

 耳が寒いので思わず帽子をかぶりました。

 車の屋根は雪が積もるだけではなく凍り付いており

 いてつく寒さを肌で感じてきました。

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 スィート・マージョラム Sweet marjoram
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 香りにもやはり季節がありますね。

 寒くなると温かみのある精油を使いたくなります。

 そこで今週はスィート・マージョラムについて書いてみます。

 【学名】Origanum majorana
 
 【科名】 シソ科の多年草でオレガノと同属のハーブです

 プロバンスのハーブとして知られていますね。

 プロバンスとは地中海に面するフランス南東部の地域をさします。

 プロバンス地方では
 ●ローズマリー
 ●マージョラム
 ●バジル
 ●ベイリーフ
 ●タイム

 などのハーブをミックスしたものを料理に使います。
 時にはラベンダーを加えることもあるとWikipediaには記載されています。
 ↓
 http://en.wikipedia.org/wiki/Herbes_de_Provence

 マージョラムは昔から使われているハーブです。

 古代エジプトではミイラの防腐剤として利用されました。

 古代ギリシアでは香水、化粧品、薬剤などに利用されました。

 中世ではstrewing herbとして床に撒き、良いにおいのする家具のつやだしに使う
 など家事に広く使われました。 

 (香りの百科事典より)

 ジャン・バルネの芳香療法を見ると、面白いことが書いてありました。

 歌手は昔から喉を守るために多種多様な薬剤を利用してきた。
 
 ・蜂蜜で甘みをつけたマルビウム(シソ科の多年草)の浸剤
 ・キャベツやガーリックのブイヨン
 ・マスタードの粉と蜂蜜をあわせた小さい団子
 ・蜂蜜で甘みをつけたマージョラムの浸剤

 
 声が嗄れたときに、マージョラムでうがいしたらいいということ
 ですね。

 ついでにマージョラムの特性として下記のように記載されています。

 【特性】
 ★内用(内服という意味だと思います)
 強力な殺菌消毒作用
 鎮痙作用
 副交感神経緊張作用、血圧降下作用
 動脈拡張作用
 感受性鈍麻させ、鎮静させる作用
   (エッセンスを多量に摂取すると麻痺を引き起こす)
 駆風作用
 去痰作用
 消化促進作用
 制淫作用

 ★外用
 癒傷作用
 強壮作用
 鎮静作用
 
 【適用】
 ★内用
 各種感染症
 消化性痙縮(空気嚥下症)呼吸痙縮
 動脈炎症候群
 不眠症、片頭痛、不安症、チック症
 精神衰弱、精神的不安定
 鼓腸
 性器の過敏

 ★外用
 衰弱、虚弱(浴用)
 リュウマチ痛
 鼻かぜ
  
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  編集後記
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 マージョラムに引赤作用があるのは、

 動脈を拡張させる働きがあるからなんですね。

 動脈や毛細血管の血液循環を活発にさせ、温かくなるということです。

 肩こりで方が冷たいという人によく効くように思いますね。

 何でマージョラムに引赤作用が著明なのかちょっと不思議だったんです。

 納得しました。

 続きはまた、もう少し詳しく調べてみますね。 

 

 安全管理委員会

 平成19年4月、第5次医療法改正が施行されました。

 これまで施行規則で規定されていた医療安全に係る事項が、法律の条文で明記される
 ことになりました。

 合わせて、病院、有床診療所に義務づけられていた
 「医療安全管理指針」の整備等の対策が無床診療所にも義務づけられることになりました。

 開業も結構大変な事態になっております。

 このような背景から、昨年より1か月に1度
 
 「安全管理委員会」と称して、勉強会をしています。

 日本医師会の安全管理指針

 
 今日は、スタッフの皆さんにアロマセラピーの手技を
 覚えてもらうべく、セラピストさんに講義をしてもらいました。

 足のマッサージのモデルがいなかったので、恥ずかしながら
 私の足をモデルにいたしました。

 わいわいがやがや、楽しい時間を過ごしました。


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 眠りをさそう香り「キフィ」
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 本日はちょっと「おたく」な話題で書いてみようと思います。

 「香りの世界をさぐる」にキフィという香料の話が出てきます。
 前から興味があって気になってました。

 「香りの百科事典」にもっと詳しく書いてありました。

 中世ヨーロッパには、いろんな魔物が出没しました。
 夢魔(むま)もその一種です。

 夜寝室に現れて、人々をゆすったり、押さえつけたり、恐ろしい言葉を投げかけて
 眠る人々を苦しめました。

 シーボルトも夢魔に悩まされる日本女性の患者を報告しているそうです。
 あっと、驚きですね

 この夢魔が寝室に入るのを防ぐために、人々は香の良い葉や草、枝、花を入口や
 窓に掛けて休みました。

 すると夢魔が現れなくなり、快く眠ることができました。

 昔の人々は夢魔が植物の香りを嫌い来なくなったと考えました。

 今となっては、香が深い眠りを誘ったことは明らかですが...

 古代エジプトではこの香りに気づいていてキフィと名付けられていました。

 キフィとは「聖なる煙」という意味だそうです。

 キフィは古代ギリシャの学者によって紹介されています。

 キフィの3つの処方がプトレマイオス王朝期に象形文字によって記録が残っているのだそうです。


 ディオスコルディス、プルタルコス、ガレノスの3処方が残っています。

 フランス人のV.Loretが「Le Kyphie」に書き残しています。
 Loretは再現を試みる人のために、処方と製法を記述しています。
 製法としては、原料の粉砕、混合順位、成熟期間にも指示をしています。
 ジュニパーベリー、没薬、シナモン、ペパーミントなどが含まれるようです。 
 再現した香料をかいでみた著者中村祥二さんはこのように書いています。

 「重い粘着性の木のような香りを中心にして、やや涼しげで甘く軽やかな香りが取り囲んでいた。

 典型的なオリエンタルノートの原型といえるものだった」

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 編集後記
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 昔から、人間の悩みは時代が変われど大差はないということでしょうか。

 多くの人が不眠症に悩まされたのでしょう。

 こんなに古い記録が残っていることに驚かされます。

 お薬に頼らず、もっともっとアロマを楽しむ患者さまが増えるといいのにと思います。
 気分はクレオパトラのように~ね
 

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 喘息
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 いま私の診療所には、切迫早産で長期入院中の方がおられます。

 せきが出るのでお薬がほしいとおっしゃたので、どんな具合かお部屋をのぞきました。

 幸い熱はなく、咳だけなので大したことはないようです。
 しかし部屋を見渡すと、ほかの人も風邪気味です。

 これはいかんと、病室にディフューザーをおき、芳香浴することにしました。

 まずユーカリ・ラジアータ、ティートリー、オレンジスィートの3種類の精油で始めました。

 皆さん具合がいいと喜んでいただきました。

 そのうちの一人の患者さまに喘息の持病があります。

 ある日、食欲もなくしんどそうです、
 先生何か精油を考えてくれませんかとスタッフが申します。

 喘息......

 今のメニューでいいやんと思いつつ、何がいいんやろ?

 そういわれてみれば、薬の処方のように、思い浮かびません。

 考えてみました。

 薬は飲んでいて、激しい発作が出ているわけではありません。

 切迫早産の患者様は入院も長く、ストレスがたまります。

 また子宮の収縮を防ぐ薬を点滴します。この薬が患者さまに動悸を引き起こします。

 このような事情から私が選んだ精油は、

 動悸を抑制し、鎮静作用のあるイランイラン

 私はイランイランを使うときにレモンが相性がいいように思うのでレモン

 そして寒いですから温かみがあって喘息にも良いパインを
 
 気分を落ち着かせるラベンダーなどがいいのかなと考えました。


 ふとジャン・バルネの本に処方例がのっていたよねと思い出し読んでみました。

 喘息に選ばれていた精油は
 アニス 
 オニオン
 オリガナム
 カユプテ
 ガーリック
 サルビア(セージ
 セーボリー
 タイム
 ニアウリ
 パイン
 ヒソップ
 ペパーミント
 マージョラム
 ユーカリ
 ラベンダー
 レモン
 ローズマリー

 ガーリック、ヒソップ、ラベンダーが太字になってました。

 妊娠中ですのでどうしても使える精油が限られます。

 でも少しは気分転換になるようです。

 この間セラピストさんが教えてくれました。

 切迫早産の患者さまの合言葉
 
 「お産がすんだらアロマのご褒美がもらえるから母体搬送されんように、頑張ろう! 」

  頭が下がります。

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  編集後記
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 今まであまり考えたことがありませんでしたが、精油を選ぶにも季節がありますね。

 寒いので、なんとなく暖かい印象の精油を使いたいと思います。

 だからマージョラムを使いたいなと思ったのですが、
 妊婦さんには使わないほうがいいようです。

 妊娠中ではない方にお勧めします。

 ●引赤作用のある精油には

 ジャン・バルネの植物芳香療法には
 サッサフラス
 パイン(学名を見るとヨーロッパアカマツのこと)

 84の精油には
 オリガナム
 カンファー
 ジュニパー
 ジンジャー
 テレビン
 パイン
 ピメント
 ブラックペッパー
 ユーカリ

 ジュニパーって寒い感じの精油だと思っていたのですが、違うようです。

 一度バスソルトを作って試してみようと思います。

 

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 ピースの香階 (gamut of odours by Piesse)
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 さて、今日は前回お話した香階について、お話しますね。

 「香りの世界をさぐる」という本を読んで知りました。
 香料では香調を意味する「ノート」という言葉を頻繁に使用します。

 私にはまだ想像できませんが、このノートを利用すると専門家はどんな香りの
 組み合わせで、どんなイメージか理解できるので、便利なものらしい。

 たとえば

 シトラス・ノート   レモン、オレンジ、ライムなど柑橘系
 スパイシー・ノート 丁子、シナモン、ナツメグ、コショウ
 アニマル・ノート   ムスク、シベット、アンバー、カストリウム
 フローラル・ノート  ジャスミン、ローズ、スズラン、バイオレット
 ウッディ・ノート   白檀、パチュリ、ベチバー、セダーウッド
 シルベスト・ノート スギ、ヒノキ
  パイン・ノート    マツ
 カンファー・ノート  クスノキ

 この香調と音階を結びつけた人が、19世紀後半の化学分析家
 S.ピースです。

 Doctor of philosophyの学位を持っていたといいますから哲学者
 だったのでしょうかね。

 ハーブを自家栽培して香水を製造し、香水の化学を流行に結びつけた開祖と
 言われている人です。

 1855年自分の経験と研究から、46種類の天然香料を音階のように並べて
 「香階」と名付け、著書『香りと芸術』に発表しました。

 この音階、見てみたいですよね。
 
 「香りの百科事典」によると7オクターブ48種類の香料が
 ドレミの音階にあてはめられています。

 高音域の香料は揮発性の高い香料をあて、
 低音域の香料は保留性があって後まで香りが残る香料をあてているようです。

 この音階を画像で検索したらありました。
 アロマジュールという香りのウェッブマガジンのサイトです

 ドは低音から、
   パチュリ、
   白檀、
   ゼラニウム、
   ローズ、
   樟脳、
   ジャスミン、
   パイナップル
 となっています。

 和音のようにいろいろ組み合わせるとバランスの良い香りができるのでしょう。

 機会があれば試してみたいと思います。


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  編集後記
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 香調についてもう少し。

 オリエンタル・ノートとよく言いますが、私は単に東洋を連想させるような
 スパイシーな香りのこと思っていました。

 チベットのムスクを求めたクレオパトラの時代やスパイスを求めた大航海時代の昔から、
 東洋で産出された香料がヨーロッパへもたらされ、これらの香りを総称したものを
 言うのだそうです。

 正確には
 アニマル・ノート
 パウダリー・ノート
 スパイシー・ノート
 ウッディ・ノ-ト
 上記ノートを組み合わせたものがオリエンタル・ノートです。

 香りは奥深いですね。

 私の血液型はB型です。
 わりとアバウト、いい加減な性格なので、お風呂にいれるにしてもあまり深く考えず、
 そこらへんにあるものを入れてみたりします。

 この間は、ユーカリレモンがあったので、お風呂に入れてみました。
 
 すると母が「何この匂い」といたく気に入って、私も入ろうと喜んでお風呂に入ってました。

 こんなときにも、自分の体調とかいろいろ考えて香りを組み合わせることも、
 日々試してみたら、結構面白いのかなと思いました。
 
 

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 シベット:霊猫香(れいびょうこう) civet
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  【学名】Viverra civetta L

 麝香と同じく動物性の香りで、前から気になっていたシベットについて調べてみました。

 ジャコウネコは漢字で書くと霊猫(れいびょうと読みます)
 猫とは言うもののいわゆる猫ではありません。

  ネコ目(食肉目)ジャコウネコ科(猫はネコ科です)の動物で狐に似た動物です。

 東南アジア、ヨーロッパ南部、アフリカなど、広い範囲に生息しています。

 どんな動物かみたい人はウィキペディアで見ることができます。
  ↓
 こちら

 性質は凶暴だと書いてあります。
 顔もいかにも凶暴な顔をしていますね。

 ジャコウネコはオスだけではなくメスも性器のそばに「会陰腺」を持っており、
 ここから独特の芳香をもつ分泌物をだします。
 
 やはり雄のほうが品質がよく、量も多いそうですが。
 
 いじめて怒らせるほど分泌量が多くなるので、自己防衛と威嚇のため
 分泌するものと考えられています。

 また木などに擦りつけることで、縄張りを主張し、発情期には異性を誘引します。

 シベットも今では取れないものかと思っていましたが、
 なんとエチオピアで飼育されているんですって。

 ジャコウネコは凶暴なので人になつくことはなく、飼育にはコツがいるようです。
 
 狭い木箱に一匹ずつ入れて、新鮮な羊の肉を与えます。

 良いシベットをとるには、餌も大切なようです。

 9日周期でシベットを採取します。

 尾の近くにある香嚢にヘラを差し込んで、その中のペースト状の分泌物を掻き出します。

 ワシントン条約の規制はありませんが、この採取方法が動物虐待であると
 非難されることがあります。


 気になる「香気成分」ですが

 シベトンが単離されています。
 これが心地よい香りの本体です。

 
 もうひとつ「スカトール」を含有しているため糞様臭を持ちます。

 しかし、このスカトールの臭いも薄めるとジャスミンなどを思わせる花様の香りに変わります。

 新鮮なシベットは鋭い快香だと香りの百科事典には書いてありました。
 (ピースの香階では最高音部に配置されています)


 ピースの香階って聞いたことがありますか?


 音符のように香料を音になぞらえたものを、ピースという人が
 作ったので、ピースの香階といいます。
 
 来週はピースの香階についてお知らせしますね

 
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  編集後記
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 紀元前1世紀のエジプトでは、首都アレキサンドリアを中心に、
 香料の工場が作られ、取引も盛んに行われていました。

 バラの香料はローマなどに向けて輸出されていました。

 当時のエジプトでは香料はとても大切なものでした。

 プトレマイオス朝7代目のクレオパトラには、香りにまつわるエピソードが
 残されており、クレオパトラの嗅覚のセンスは大変優れていたと想像されます。

 バラの花を部屋に敷き詰めたり、バラの香りのお風呂に入っていたと言われていますが、
 麝香や霊猫香(れいびょうこう)など動物性香料も用いていました。

 クレオパトラが絶世の美女といわれるには、この香りも大きな要因であったことが
 よくわかりますね。

 香りだけでクレオパトラのようになれるとは思いませんが、
 香りで自分らしさを表現できたらすばらしいなと思います。

 

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 モンテーニュのことば
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 今日は前から気になっていたことを調べてみました。

 ジャン・バルネの本を読んだときに、モンテーニュの言葉が引用されていました。

 「私はお医者さん方が、今よりももっともっと匂いを 
  利用できそうに思う。
  というのは、匂いがしばしば私を変化させ、
  それぞれの匂いの性質に応じて私の精神に作用するのを
  認めたからである。」

 昔の人は自然に生活の中で感じ取っていたのかもしれません。

 そんなわけで、モンテーニュについて調べてみました。

 私の知識は怪しいもので、随想録を書いた人くらいしか思い出しません。

 ウィキペディアにありました→こちら
 

 宗教戦争の狂乱の時代の中で、寛容の精神に立ち、正義を振りかざす者に
 懐疑の目を向けた人ですね。

 随想録は、プラトン・アリストテレス・プルタルコス・セネカなど古典古代の文献からの
 引用が多く、聖書からの引用はほとんどない、だからのちに無神論と言われて
 禁書になったのですね。

 モンテーニュは1533~1592年、16世紀の人で、
 随想録は1572年に執筆を始めています。

 このころってイギリスの薬草学者ジョン・ジェラード(1545~1612)と同じ時代の人ですね。

 ジョン・パーキンソンもチャールズ1世に仕えたハーバリストとしか出てきませんが、
 英語のウィキペディアで調べたら沢山書いてありました。

 英語ですが気になる人は こちら

 とりあえずモンテーニュは16世紀の人で、その頃のイギリスではハーバリストのジョン・ジェラード
 やジョン・パーキンソン少し遅れてニコラス・カルペッパーが活躍しました。

 どうもモンテーニュはこんな時代に生きていた人だったんですね。
 
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  編集後記
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 1984年ジャン・バルネ博士の植物=芳香療法の序文か

「適切でないばかりか、
 常道を逸してさえいる化学療法剤に失望した人々、
 あるいはそのために体を衰弱させてしまった人々を
 特に対象としてこの本をはじめて上梓してから、
 はや20年の歳月が流れた。
 健康な人々もまた、病気を治したり予防したりする方法には、
 抗生物質やコルチゾンやトランキライザー、外科手術や放射線に
 もとづいたやりかた以外にもいろいろあるのだということを知る
 権利があった。」

 今でも風邪をひいたら抗生物質を処方する先生はいまだに大勢います。

 人によると内服の抗生物質でも、カンジダ膣炎を起こすことがあるので、困ります。

 意味のない抗生物質を長々と飲むのではなく、セルフケアする知識を得るということも
 大事なことですね。

 昔も同じようなことが多々あり、ジャン・バルネ博士は心を痛めていたのであろうなと思います。

 

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 ベチバー Vetiver
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 今日は、この間試してみた精油ベチバーについて書いてみました。

 ベチバーはインド、ジャワ、タヒチ、ハイチなど熱帯地方の野草です。

 ベチバーはその鎮静作用から「静寂の精油」として知られていると「84の精油」に
 書いてあったので、実は前から気になっていた精油なんです。

 だからついでながらに買ってみました。

 ジャワでは昔からベチバーの根でマットを編んだり、帽子を作ります。

 カルカッタでは天幕、ブラインド、日よけはベチバーで作られ、暑い気候の時、
 ここに水をまくと、えもいわれぬ香りが辺りに漂うとも書いてあります。

 古くはヒンズー教徒の聖典の中にも出てきます。
 東洋では薬用、宗教用に使われました。

 根は地下3メートルくらいかなり深く地中に延びるので、山の傾斜地の土砂流防止に
 使われました。

 どんな香りか気になりませんか~。

  【一般名】ベチバー Vetiver

 【学名】Vetiveria zizanioides
         (Andropogon muricatus)

  【科名】 イネ科(多年生)

 【抽出部位】 根

 【抽出方法】 水蒸気蒸留法

 【おもな産地】ハイチ(最も質が良い)、マダガスカル、中国

 【ノート】ベースノート

 【主成分】 

 ●セスキテルペン炭化水素
 ベチベン
 トリシクロベチベン
 ベチバズレン

 ●セスキテルペンアルコール
 ベチベロール

 ●ケトン
 ベチボン

 ●エステル
 ベチベニールアセテート
 安息香酸(エステル化した)

 【効能】

 おもに香料として使われてきたために、伝統的に使用された記録はありません。

 ●皮膚、毛髪、爪
 ニキビ、切り傷、乾燥し老化した肌、脂性の肌、荒れた傷、蕁麻疹、
 感染と炎症を起こした細胞を再生する(?)男性の老化現象

 真皮層に働きかけて、老化して緩慢になった皮膚に脂肪組織を増加させる

 毛細血管を刺激することによって、結合組織や表皮を柔軟にし水分を含ませ、解毒する

 ●筋・骨格系
 関節炎、筋肉痛、痛み、突き指、リュウマチのこわばり
 結合組織の障害 
 全体の静脈血管の循環を促して血液を供給し解毒する

 ●心血管系
 赤血球を強化して酸素を供給し循環を促す(動脈血管)
 血管を拡張させる リンパ管の静脈循環を促す
 
 ●免疫系
 風邪、発熱
 衰弱した免疫系システムを刺激する(全身の感染症)

 ●消化器系
 消化器官において上皮細胞の静脈循環(リンパの循環?)を促進する
 膵機能を促進?
 肝臓のうっ血?

 ●内分泌系
 膵機能を促進(糖尿病の助けとなる)

 ●泌尿生殖器系
 泌尿器系の強壮(細胞を刺激して、吸収を促す)
 インポテンツや冷感症の援助
 月経発来(作用は弱い)
 産後うつ病

 ●神経系
 無気力、鬱状態、睡眠障害、精神緊張、
 精神的肉体的に消耗した状態
 中枢神経系のバランスをとり、トラキライザーが不要になる
 バイタリティーが増進し地に足をつけることができるようになる
 オーラを浄化しオーラを強化する

 ●安全性
 テストの上低濃度で使用するには安全
 過敏な人には皮膚炎を起こすという報告がまれにある
 
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  編集後記
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 ベチバーの香りは、一言で言うならスモーキー、
 煙草のような匂いというか、燻製のような煙くさい香りです。

 男性向きの香りだなーと思いました。

 「香りの百科事典」には力強いウッディー・アーシーな香りと記載されています。

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 麝香 musk
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 どんな匂いか気になるものの一つに麝香があります。
 ジャコウジカ(雄)の下腹部の臍と生殖器の間にある香農(こうのう)から取れる分泌物を
 乾燥させたものです。

 ワシントン条約で捕獲や取引が制限されているため、現在では合成ムクスが研究開発
 されていいます。

 現在では実際にかぐことはできない香りのようです。

 ジャコウジカはヒマラヤ山岳地帯から中国のチベット・雲南・四川・陝西・山西省に生育しています。

 ジャコウシカってどんな鹿かしらと気になりますね。

 画像で検索すると救心製薬のHPに載っていました。
 見たい人はこちら
 
 難しい麝香の漢字の成り立ちも書いてありました。

 「ジャコウの香りが矢を射るように遠くまで飛ぶ」
 
 というので、こういう字ができたのだと。

 中国明(みん)代の本草(ほんぞう)学者、李時珍(りじちん)は
 自著『本草綱目(ほんぞうこうもく)』の中で説明しています。

  香気成分はムスコンで、合成されたものは、このムスコンですね。

 香りの百科事典をみると、日本の薫香の歴史では、平安時代の薫物つくりには
 麝香を使用したレシピがたくさん残っていること。

 室町時代には端午の節句の飾り物として調整される薬玉にも花飾りの中央に
 麝香などの香料を入れた玉を飾ったことが書いてありました。

 ナポレオンの皇妃ジョセフィーヌはとりわけこの香りを愛したという話は有名ですし、
 ルイ15世の寵愛を受けたポンパドール婦人の寝台は死後20年を経ても麝香の香りが
 したということです。

 爽やかな柑橘系の香りが好きだったナポレオンは大いにこの匂いに悩まされ、
 これが不仲の原因となり離婚へつながったという話もあるようです。

 日常生活においては、香りはことのほか大切な因子であることがわかりますね。
 
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  編集後記
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 最近ホメオパシーにも興味があって勉強しています。
 ホメオパシーのレメディにも麝香があります。

 このレメディの特徴は、
 ・ヒステリーで心気症の傾向がある
 ・わずかな刺激にも大げさに反応し失神することがある
 ・とても怖がりで病気になると死んでしまうのではないかと非常に心配する
 ・冷え症でせかせかしていてすぐに興奮する
 ・笑い出すと止まらない
 ・短期でちょっとしたことにすぐ怒る
 ・寒さに非常に敏感です
 
 ナポレオンのお后ジョセフィーヌはこんな人だったのかしらと想像してしまいました。
 なんだか面白いですね。

 

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