NPO法人関西アロマセラピスト・フォーラム公式サイトへようこそ Welcome to Kansai Aromatherapist Forum.

-アロマセラピー診療日誌-


 ============================★
 セージ
 ★===========================

 さて、今週はセージについて調べてみました。
 
 民間薬として使用頻度の高いハーブですから、いろんな
 記録が残っているはずです。

【一般名】セージ sage

【学名】 Salvia officinalis

【科名】しそ科

【抽出部位】葉

【抽出法】水蒸気蒸留法

 今週はジャン・バルネ博士の「植物=芳香療法」より
 ご案内しますね。

 ぱらぱらめくっているといろいろ面白いことが書いて
 ありますので。

 ローマ人は「ヘルバ・サクラ」聖なる草と呼び

 サレルノの学校では「サルビアは救助者・自然は仲介者」
 と呼ばれた。

 民間薬としてよくつかわれてきた、最も有名な薬用植物の
 ひとつである。

 と紹介しています。

 ≪使用する部位≫
 花・葉・精油(たとえ少量でも癲癇の発作を起こさせ、中毒作用を
 示す可能性がある)

 ≪特性≫
 内用
 強壮作用、全般的刺激作用(神経系および副腎皮質の刺激作用)
 副交感神経系および各種神経のバランスを保つ作用
 鎮痙作用
 食欲増進作用
 健胃作用
 殺菌消毒作用
 制汗作用(ファン・シュビーテンによる)
 浄化作用
 利尿作用 
 血圧上昇作用
 通経作用(マウスにサルビアの純粋エキスを注射すると、
      フォリクリンの場合に似た反応が生じる:
      クロチンスキーおよびブイホフカによる)

 妊娠促進作用
 抗ガン作用?
 泌乳阻止作用

 外用
 収れん作用
 瘢痕形成(癒創)作用
 殺菌消毒作用
 強壮作用、抗リュウマチ作用(沐浴)

 ≪摘用≫
 内用
 体組織全体の力を高めるので、消化器官の疾患、肝臓障害、泌尿器病
 肺・胸膜疾患などさまざまな病気に適用される

 各種の衰弱(病気の回復期など)、神経衰弱
 胃腸無緊張による消化不良、消化緩慢、食欲不振
 振頭、眩暈、麻痺など各種神経疾患
 卒中
 慢性気管支炎、喘息
 結核患者及び回復期にある患者の寝汗
 手・腋下の多汗症
 腺炎、リンパ性体質
 間欠熱
 乏尿
 低体温
 少量月経の正常化、月経困難
 更年期障害
 不妊症(ライトによる)
 下痢(結核患者及び乳児の)
 悪性腫瘍
 出産の準備
 泌乳を停止させるため

 外用
 白帯下(膣洗浄)
 アフタ、口内炎、アンギナ、喉頭炎、歯痛
 喘息
 無緊張性創傷、潰瘍
 各種皮膚病(湿疹)
 幼児の衰弱、くる病、腺病質
 禿頭症
 スズメバチをはじめ各種昆虫による刺傷
 家屋の消毒殺菌

 ≪禁忌≫
 母乳哺育中の女性には使用しない

 ≪使用の仕方≫
 内用
 ●浸剤 1リットルの沸騰した熱湯に対して花と葉20gを用いる
    10分浸漬すること
    1日に3杯飲用
 ●チンキ 1回につき30~40滴を、1日2回、少量の湯に入れて服用
 ●エキス(安定処理したサルビア流エキス)
     小さじ1杯をメリッサのに入れ、神経系のバランス回復剤として、
     また寝汗を防ぐ薬剤として毎夜服用する

 ●エッセンス 1回2~4滴を1日3回、アルコール溶液または蜂蜜に
        入れて服用する
 ●散剤    1日に1~4g服用
 ●強壮用ワイン 
  サルビア葉      80g
  ワイン(赤または白) 1リットル

  これを1週間浸漬する
  毎日食後大さじ1~3杯飲用

  H・ルクレールはこのワインを長期におよぶ疾患に続く衰弱、
  心身の過労、神経衰弱、自律神経失調症に勧めている
 (間欠熱に対しても)

  アフタの手当にも使われる

 ●制汗用水剤
  サルビアエキス   50g
  オレンジ花シロップ 30g 
  水         150ml
 これを就寝時大さじ1杯用いる(結核、更年期障害)

 外用
 ●通経用座薬
 サルビアエキス    0.25g
 ポプラの軟膏     1g
 カカオバター     3g
 白蝋         座薬1個分
 これを1日に1~2個使用(無月経、月経困難、不妊症?)

 ●煎剤  花と葉一握りを1リットルの湯に入れ10分間煎じる
 口内浴用剤(アフタ、口内炎、口内の潰瘍)
 膣洗浄剤(白帯下)
 湿布用剤(下腿潰瘍、無緊張性創傷、各種皮膚病、湿疹)
 
 ●チンキに同料のラム酒を混ぜたもの  禿頭症にすりこむ
 
 ●葉をもんであてがう  昆虫の刺傷、スズメバチの刺傷
 ●ほした葉をたばことして喫煙する  喘息
 ●軟膏
  サルビア葉   30g
  カキドオシ葉  30g
  ラード     250g
  白蝋      45g
  全体を合わせて煮て、植物を取り出す
  (無緊張性創傷、潰瘍、挫傷)
 ●浸剤の浴用剤  衰弱した幼児、くる病、腺病質、リュウマチ
  この浸剤を出産の1か月前から規則的に飲用しちると分娩の苦痛が大幅に
  減少する

 重病人がいた場所の消毒には、サルビアの葉を炭に乗せて焼く
 
 プロバンス地方のスープ「アイゴ=ブイド」の作り方
 塩、コショウ、ガーリック、オリーブオイル100g、
 2リットルのお湯にサルビアの葉12枚を浸したもの、
 10分間煮て、これをスライスしたものをパンにかける。

 ============================★
  編集後記
 ★===========================

 セージは高血圧の人は使用に注意などと書いてあるので
 慎重に使わないといけないものだと思っていましたが、
 乳児の下痢や、衰弱した子供の回復期にも使うみたいで
 意外な発見でした。

 このジャン・バルネの芳香療法によると、精油として使うより、
 ハーブとして使われることが多いようです。

 やはりセージはハーブとして利用した方が使いやすい気がします。

 強壮用ワインならすぐに作れますものね、
 試してみても面白いかもと思いました。

 煎剤で膣洗浄もいいかもしれませんね。

 前にカンジダの膣炎がなかなか治らない方に、ティートリーで
 洗浄したことがあるのですが、結構な量を使うので、ちょっと
 費用がかかりすぎるかなと思いました。

 ハーブで作ればそんなに費用は高くつかないでしょうから。