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シベット:霊猫香(れいびょうこう) civet
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【学名】Viverra civetta L
麝香と同じく動物性の香りで、前から気になっていたシベットについて調べてみました。
ジャコウネコは漢字で書くと霊猫(れいびょうと読みます)
猫とは言うもののいわゆる猫ではありません。
ネコ目(食肉目)ジャコウネコ科(猫はネコ科です)の動物で狐に似た動物です。
東南アジア、ヨーロッパ南部、アフリカなど、広い範囲に生息しています。
どんな動物かみたい人はウィキペディアで見ることができます。
↓
こちら
性質は凶暴だと書いてあります。
顔もいかにも凶暴な顔をしていますね。
ジャコウネコはオスだけではなくメスも性器のそばに「会陰腺」を持っており、
ここから独特の芳香をもつ分泌物をだします。
やはり雄のほうが品質がよく、量も多いそうですが。
いじめて怒らせるほど分泌量が多くなるので、自己防衛と威嚇のため
分泌するものと考えられています。
また木などに擦りつけることで、縄張りを主張し、発情期には異性を誘引します。
シベットも今では取れないものかと思っていましたが、
なんとエチオピアで飼育されているんですって。
ジャコウネコは凶暴なので人になつくことはなく、飼育にはコツがいるようです。
狭い木箱に一匹ずつ入れて、新鮮な羊の肉を与えます。
良いシベットをとるには、餌も大切なようです。
9日周期でシベットを採取します。
尾の近くにある香嚢にヘラを差し込んで、その中のペースト状の分泌物を掻き出します。
ワシントン条約の規制はありませんが、この採取方法が動物虐待であると
非難されることがあります。
気になる「香気成分」ですが
シベトンが単離されています。
これが心地よい香りの本体です。
もうひとつ「スカトール」を含有しているため糞様臭を持ちます。
しかし、このスカトールの臭いも薄めるとジャスミンなどを思わせる花様の香りに変わります。
新鮮なシベットは鋭い快香だと香りの百科事典には書いてありました。
(ピースの香階では最高音部に配置されています)
ピースの香階って聞いたことがありますか?
音符のように香料を音になぞらえたものを、ピースという人が
作ったので、ピースの香階といいます。
来週はピースの香階についてお知らせしますね
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編集後記
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紀元前1世紀のエジプトでは、首都アレキサンドリアを中心に、
香料の工場が作られ、取引も盛んに行われていました。
バラの香料はローマなどに向けて輸出されていました。
当時のエジプトでは香料はとても大切なものでした。
プトレマイオス朝7代目のクレオパトラには、香りにまつわるエピソードが
残されており、クレオパトラの嗅覚のセンスは大変優れていたと想像されます。
バラの花を部屋に敷き詰めたり、バラの香りのお風呂に入っていたと言われていますが、
麝香や霊猫香(れいびょうこう)など動物性香料も用いていました。
クレオパトラが絶世の美女といわれるには、この香りも大きな要因であったことが
よくわかりますね。
香りだけでクレオパトラのようになれるとは思いませんが、
香りで自分らしさを表現できたらすばらしいなと思います。