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-アロマセラピー診療日誌-

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 過敏性腸炎
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 過敏性腸炎とか過敏性大腸症候群と呼ばれる病気です。
 英語ではIrritable bowel syndrome といいIBSと省略されます。

 「緊張」や、「不安」などの精神的ストレスによって、ひきおこされる「腹痛」と「便通異常」を
 おこす症候群です。

 なんと、胃腸の不調を訴える人の50%(40~70%)は、この過敏性大腸症候群だと言われています。

 もちろんこの病気を診断するには、診察を受けて「クローン病」、「潰瘍性大腸炎」、「大腸癌」など
 重大な病気がないことを確認しなくてはなりません。

 【症状】
 下痢型:腹痛を伴う下痢
 便秘型:腹痛を伴う便秘
 便秘と下痢交互型:腹痛を伴い便秘と下痢を繰り返す

 【特長】
 ※若い女性に多い
  最近は40~50代の男性にも増えている
 ※腹痛の部位が漠然として一定ではない
  痛みは持続性のこともあれば、発作的な痛みのこともあります
 ※眠っている間には症状はありません
 ※その他腹部膨満感、腹鳴、食欲不振など
 ※上記症状にくわえて、動悸、めまい、頭重感、疲労感など
  ストレスの症状を伴います。
 
 【治療】
 薬物療法: 胃腸の機能を調整する薬、
        下痢のひどいときは下痢止め、抗コリン剤、
        ストレスに対する向精神薬などが処方されます。

 【食生活の注意】
  アルコール、カフェイン、香辛料、冷たいものをひかえる。
  暴飲暴食を避け、規則正しい食事をこころがけましょう。

 【日常生活の注意】
  ライフスタイルの改善とストレスコントロール

 【日記を書いてみよう】
  ・下痢や便秘の回数
  ・腹痛の程度
  ・その日の気分
  ・食生活の変化
  ・行動
 
 自分の気分や生活が症状にどのように関係があるのか自己分析してみましょう。
 症状が悪化する原因が見つかったら、ライフスタイルを見直しましょう。

 過敏性腸炎のような病気には、これといった治療法はありません。
 このような病気には多くの代替医療がつかわれます。

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 過敏性腸炎の代替医療
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 検索すると、1966年から2001年までのMEDLINE databaseで調査したReview がありました。

 この論文によると、

 IBSの頻度は、女性の14~24%
           男性の5~12%

 一般の診療所を訪れる患者の12%、胃腸科を訪れる患者の28%が過敏性腸炎である。

 過敏性腸炎はQOLを低下させ、長期欠席の原因になりやすく、医療費がかさむと記載されています。

 そして、代替医療につき効果の有無を示しています。

 【漢方薬】
 薬の名前の記載はないのですが、16週間使用するとプラセボより効果が高い。

 【アーユルベーダ】
 プラセボと比較しても、差はない。

 【しょうが:ジンジャー】
 船酔いと妊娠悪阻には効果は認められるが、過敏性腸炎には効果は認めず。

 【アロエ】
 便秘型の過敏性腸炎につかわれる。
 アロエは一般に使われる安全なハーブですが、アロエを単独で過敏性腸炎に
 使用した論文はありません。
 アロエとサイリウムなどを併用して便秘は改善したが、腹痛には効果はなかった。

 【ペパーミントオイル】
 過敏性腸炎にはよく使われる方法です。
 効果があったという論文もありますが、効果を認めないというものもあり、
 効果は不明と結論しています。

 【ラクトバチルス】
 過敏性腸炎では小腸内のバクテリアが増加しているという考えから、
 ラクトバチルスが使われます。
 6~52週間の使用で腹鳴、腹痛、排便の満足感をえられた。
 オリゴフラクトースやイヌリンには同様の効果はなかった。

 【食事制限】
 下痢型の過敏性腸炎では、ミルク、小麦、卵などの除去食で症状が軽減する。

 【心理的療法】
 Hypnotherapy:催眠療法
  Psychotherapy:精神療法
 Behavior therapy:行動療法
 通常の治療に上記心理学的アプローチをすると、不安やストレスが軽減され、
 過敏性腸炎の症状も軽減する。

 私自身は自律訓練法が役に立つと思うのですが、この論文には自律訓練法の記載は
 ありませんでした。

 皆さん自律訓練法って聞いたことはありますか?

 これはまたの機会にお伝えしたいと思います。