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-アロマセラピー診療日誌-

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       入浴の効用
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 今回の朝日新聞の記事によると、厚生労働省が衰退する銭湯の減少に歯止めをかけるために、健康づくりの
 施策に銭湯を活用する目的があるようです。

 厚生労働省が2003年に銭湯が予防医学に有効か研究班で調べています。

 ●入浴者の脳波を検査して、リラックスした時に現れるα波の割合で調査しています。
 家庭用の小さな浴槽では入浴前後で10~20%と変化なし
 銭湯は、入浴前が20%→入浴後は60%まで上昇する

 このことから銭湯がストレス解消に効果が期待できることがわかりました。

 ●早期のアルツハイマー型認知症(痴呆のこと)の人に、「打たせ湯」 などの流水浴を試しています。
 毎日30分2週間続けると、脳波が正常に戻るケースもあったそうです。

 ただのお風呂されどお風呂あなどれませんね。

 ●よいことばかりではありません。
 42℃以上の熱いお風呂に入ると、
     ↓
 血小板の働きが活発になって血栓ができる
     ↓
 脳障害の危険性が高まります。

 ●例年入浴中に脳血管の病気で3千人余りが死亡します。
 そのうち8割は65歳以上の高齢者です。お年寄りに対して、
   温度の設定
   水分の補給
   朝の入浴(朝には血液さらさら度が低下して粘度が増します)に注意することが大事です。

 高齢者には熱いお風呂と朝風呂は脳血管障害の危険性が高まりますので、注意が必要です。

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 もう少し入浴について調べてみました。

 <温度によって分類されています>
 
 冷水浴  24℃以下
 低温浴  24?34℃
 不感温浴 34?37℃
 微温浴  37?39℃
 温浴   39?42℃
 高温浴  42℃以上
 通常の入浴は37℃以上の浴温です

<入浴の生理作用>

 ●温熱作用 
 皮膚が暖まるとと血管が拡張→血流量が増加→筋肉の血行を促進、その結果動きやすくなる
 39℃よりも高い湯の温度では血圧、心拍数が上昇します。
 
 ●静水圧作用
 お湯のなかに体を沈めると、水の重さの圧力(静水圧)を受けます。
 下半身のみの入浴(半身浴)では、下半身に静水圧がかかるので心臓へ血液が戻りやすくなる → 
 血液循環が良くなる → 筋肉の疲労快復が促される

 全身浴では、静水圧が上半身にもかかるため、腹囲と胸囲が縮まる → 横隔膜が上に持ち上がる
 → 心臓と肺に負担がかかる
 上半身まで湯に浸かった時に深呼吸がしにくくなるのは静水圧のためです。

 ●浮力・粘性作用
 浮力があるため、膝や腰にかかる重量が軽くなります。
 水の粘性作用は、手足を動かす時の抵抗感となります。
 
 このような作用を利用して、高齢者や運動機能が衰えた人では、リハビリテーションの一環として水中の
 運動が行われます。

 <心臓と血管への作用についてまとめてみました>

 湯船につかると最初は血圧が一時的に上昇します。
 これは湯の温度が高ければ血圧上昇の程度は大きくなります。

 しばらくすると体が温まり血管が拡張してくるので、血圧は少し下がりますが、静水圧もかかるのでそれほど
 血圧は下がりません。

 湯船から出ると、静水圧が一気になくなります。一気に血管が拡張するので、血圧が急に下がります。
 
 そのため急に立ち上がったりすると、脳の血流が減少するので立ちくらみや失神を起こすことがあります。

 次に、浴室から出ると外気に触れるため体が冷え血圧が上昇します。
 脱衣室が寒いとこの血圧上昇の程度が大きくなります。

 このように入浴の過程で血圧の変動がおこります。
 湯温が熱ければ熱い程、
 外気が冷たければ冷たい程、
 この変化の度合いが大きくなるのです。

 入浴で循環血流量が増えると腎臓の血流も増え尿が多く作られます。
 入浴時は体が温まるので汗もかきます。
 この二つの現象により体の水分が失われるので、血液の粘性が高くなります。
 高温のお風呂に入れば余計のこと粘性が高くなります。
 だから入浴後には水分補給がとても大切なのです。

 <自律神経の変化>
 40℃以上の熱めのお湯につかると、交感神経が優位になります。
 
 38~40℃のぬるめのお湯では、副交感神経が優位になります。

 スポーツをする人はよくお風呂に入ってから試合に臨む人がいます。
 これは、熱めのお湯に入って体を覚ます意味があるのでしょう。

 休む前は交感神経が活発になっては困るので、ぬるめのお湯でゆっくり体を温めると、副交感神経が
 働いて眠りやすくなります。

 こうして書いてみると、お風呂にもさまざまな効用があることがわかります。

 ただしお年よりは、注意が必要ですね。
 先日は、私も高齢の母を連れて行ったので、気をつけなければと思いました。次のようなことに気をつけました。

 ♪足元から体を徐々に温めてから湯船につかる
 ♪お湯の温度は38?40℃のぬるめのお湯
 ♪首までつからず、半身浴にする
 ♪湯船から出るときはゆっくりと立つこと
 ♪お風呂から出たら飲み物を飲む

         
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 入浴のアロマセラピー
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 冬至のゆず湯、端午の節句の菖蒲湯など、季節ごとにお風呂を楽しむさまざまな習慣が、いまも暮らしの
 中に残っています。

 そのほか春のよもぎ湯、夏のはっか湯、秋には生姜湯などの習慣があります。

 ちなみに、この日のお湯は、緑茶、よもぎ、オレンジピールの入った布の袋がくくりつけてありました。


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 アロマバスオイルを作ってみよう

♪好きな香りや目的に合わせた精油を選んで、2~3滴をバスタブに入れます(家庭用のお風呂なら5滴まで) 

 精油は揮発してしまうので、次の人が入るときは精油を追加します。 
 
 精油はお湯に溶けないので、手でよくかき混ぜてから入りましょう。
 精油が直接皮膚につくことがあります。
 できたら天然塩やキャリアオイル、蜂蜜などに精油を溶かして使用するほうがよいでしょう。

 <1回分のアロマバスオイルの作り方>
 天然塩やバスソルト50gに精油2~3滴
 蜂蜜やキャリアオイル10mlに精油2~3滴

 <リラックスしたい時>
 リラックス効果のある精油を使用して、ぬるま湯で半身浴
 ラベンダー
 カモミール・ローマン
 フランキンセンス
 イランイラン
 ゼラニウム

 <リフレッシュしたいとき>
 リフレッシュ効果のある精油で、高温浴する
 ローズマリー
 レモン
 ペパーミント
 グレープフルーツ
 
 <お風呂に入れないときは足浴で>
 大き目のバケツにお湯を入れるか、あればフットバスに精油を
 2~3滴入れて、足をつける。
 
 ◆注意◆

 ・敏感肌の人はパッチテストをしてから使用してください
 ・肌に刺激があったり、香りが合わないと感じた場合ただちに使用を中止します。
 ・入浴後、浴槽はきれいに掃除してください
 
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 編集後記
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 たかがお風呂と考えずに、普段の生活のなかで上手に利用したいものです。

 高齢になると足元がおぼつかないので、お風呂はどうかしらと思いますが、内風呂と違って銭湯にこんな
 効果があるなら、定期的に銭湯に行くこともいいアイデアですね