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-アロマセラピー診療日誌-

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       いぼ
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 以前から首に数個の小さなイボができていました。
 目立つわけでもなく皮膚科へ行って処置してもらうほど気になるような類のものではありませんでした。

 大して気にもならないので、放置していました。
 この間、手アレが気になって、テレビをみながら手のマッサージをすることにしました。
 そのとき手元にあったのがニアウリ・シネオールの精油でした。
 更年期やしこれでいいかみたいな感じで、キャリアオイルにニアウリ・シネオールを加えてマッサージしました。

 オイルが余ったので、なんとなく首に塗っておきました。
 この間気がつくと、なんだかイボが小さくなっているような気がしました。

 イボはウィルス性の病気なので、抗ウィルス作用のある精油なら効果があるのかもしれないと思い調べて
 みました。
 
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 一般にイボと言われているものには、感染するもの(ウイルス性)とそうでないものがあります。

 <ウイルス性のイボ>
 尋常性疣贅:手足に見られる普通のイボ
 扁平疣贅 : 顔や頚に多発する淡褐色で扁平なイボ
 尖圭コンジローム: 外陰部に多発する乳頭状の腫瘍
 伝染性軟属腫 :いわゆる「みずいぼ」

 <ウィルス性ではない>
 老人性疣贅:褐色から黒色調で表面はイボ状のものが多い。
         大きさは様々で単発のものから多発するものもあり、
         種々の臨床像を示します。
アクロコルドン:中年以降のとくに女性の頸部、胸部、腋窩に多発する
         1~数mm大の有茎性の褐色小腫瘤
 
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 自分のイボはどれなのか考えてみました。
 年齢を考えるとアクロコルドンの可能性もありかと思いますが、頚部にできていて色はうすくあまりめだち
 ません、扁平な小さなイボなので、扁平疣贅と結論しました。
 
 そこでNARDの精油事典で調べてみると、レモン、グレープフルーツ、マンダリン、シナモンなどを使用して
 います。

 タコにはシーパイン、ユーカリ・ディベス、ローズマリー・カンファーという処方も載っています。

 処方集なので、どのようにこの精油が効果を発揮するのかというような根拠は記載されていません。

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 グリーンファーマシーを見ると、いろんな薬草が伝承的に使われてきたことがわかります。

 多くの伝承的治療法は効果があるばかりではなく、しばしばぎこちなく見える医師の治療と比較されると
 書かれています。

 実用的では無いかもしれませんが、面白かったのでお知らせします。
 
 ●イチジク
 ファイシンという蛋白分解酵素を含みます。
 イチジクの果実及び小枝から浸出する白色乳液をタコやイボに塗布します。
 ソロモン王が自分の「せつ」にイチジクを用いたという先例によるものだそうです。

 ●カバノキ
 カバノキの樹皮は中国、スカンジナビア、ミシガン州でイボの治療に用いられてきました。

 抗ウィルス活性を持つベツリンとベツリン酸という化合物が含まれているからだそうです。

 また、カバノキの樹皮には、FADによって治療用に承認されたサリチル酸塩が含まれています。

 樹皮を直接皮膚につけるか、ハーブティを作って飲んでもよいし直接塗ってもよいと書いてあります。

 効能を聞くと効果があるような気がします。

 ●ヒマ
 多くの国で経験的にヒマ油が使われてきました。
 グリーンファーマシイの著者はこれにヤナギの樹皮を浸すことを推奨しています。

 ヤナギにはやはりサリチル酸塩を含むからということです。
 FADはヤナギの中に大量に含まれるサリチル酸をイボの除去用に承認しており、いろんな大衆薬に
 含まれています。

 ●セイヨウタンポポ
 セイヨウタンポポの葉や茎を傷つけると浸出してくるミルク状のラテックス(乳濁液)を5~7日塗布すれば
 よい。

 ●バジル
 抗ウィルス化合物をたくさん含むので、広く大衆薬として実用化されている。


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 これを受けて、NMCD:Natural Medicines Comprehensive Databaseで
 カバノキとヤナギ、タンポポを調べてみましたが、イボに使用するという記載はありませんでした。

 イボの原因であるHuman Papilloma Virus(乳頭腫ウィルス)でも調べてみましたが、検索には何も
 引っかかりませんでした。

 あくまで伝承的な使用法であり、医学的に認められているわけでは無いようです。

 バジルは用途としてイボに使うと記載されていました。


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 そこで今回使用したニアウリ・シネオールについて、何か情報はないのか調べてみました。


 フレグランスジャーナル社のフランス・アロマセラピー大全の中巻に少し書いてありました。


 ニアウリ・シネオールの抗ウィルス作用について、
 ヘルペス?型ウィルスについてとエイズに罹患し、乳頭腫ウィルスによる肛門部の病変を呈する患者たちを
 対象に研究しています。

 試験管内でヘルペス?型ウィルスとニアウリ・シネオールを15分間接触させると、ウィルス活性が低下する。

 上記エイズ患者にニアウリ・シネオールでアロマセラピーを行う。
 アロマセラピーでは、病変は縮小しないが、手術を受けたあとアロマセラピーを受けなかったものは全例再発
 したが、手術後にアロマセラピーを受けたものは再発しなかった。

Human Papilloma Virusに効果があることはまちがいないようです。

 

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 編集後記
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 さて、ニアウリ・シネオールを1週間ほど試してみます。
 それで効果がなければ、次はバジルでも試してみるつもりです。
 
 NARDの精油事典処方集でいくつかの処方にイボが出血したり黒ずんでも心配いらないと書いてあります。
 塗ると黒ずんでくるということだと思います。
  
 そういえば、目立たなかったイボが黒ずんできました。
 治る兆しでしょうか?

 イボは日常にありふれた病気なので、いろんな伝承的な方法があるのでしょう。

 みなさんも何か経験したことがあれば教えてください。
 
 今日はいまから看護学校の再試験の問題を作らなければいけません。
 試験問題の作り方が悪かったのか、決して難しいものを作った覚えは無いのですが、どう配点を変えて
 みても不合格者が大勢でます。
 教務の先生が何とかしてくれるかなと思っていたら、再試験の依頼をを受けてしまいました。