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診療日誌:お乳の張り
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この間、ご質問を受けました。
授乳中の方です。
お乳のしこりに効くハーブはないでしょうか?
出産して4か月半になるのに未だしこりがとれません。 かといって痛い訳でもないので病院に行くほど
でもないかと思うのですが、なんか気分的にすっきりしないんです。
もしありましたら教えてください。
というご質問でした。
●乳腺炎をおこした後には、少ししこりが残ります。
こんなときには、ゼラニウムとラベンダーの精油で作ったマッサージオイルを塗布すると楽になります。
●ラベンダーの精油があれば、洗面器の水に2滴おとして、湿布します。
●ラベンダーのドライハーブがあれば、温湿布してみてはどうでしょう。
●お乳が出すぎてうったいするようなら、ペパーミントを使います。
ペパーミントには乳汁の分泌を抑制する働きがあります。
このようなお返事をしました。
試したら効果のほどをお知らせくださるようにお願いしました。
後日わざわざご連絡をくださいました。
とりあえずラベンダーオイルを使って冷湿布してみました。
すぐにはしこりはとれなかったのですが、その後の授乳でいつもより一生懸命いっぱい飲んでくれてしこりが
小さくなりました。
赤ちゃんもラベンダーの残り香でリラックスしたんでしょうか?
と感激のお返事をいただきました。
思わぬラベンダーの副効用に驚きです。
後で調べてみました。
★乳汁の分泌を促すハーブ
アニス
バジル
キャラウエィ
ディル
フェンネル
レモングラス
★乳汁分泌を抑制するハーブ
ペパーミント
ジャスミンの花
インディアンの伝承的な治療法では、乳汁の分泌を抑制するのに乳房に新鮮なジャスミンの花を外用して
いました。
インドの研究者Shrivastavがジャスミンの花を使用して血中プロラクチン濃度(乳汁産生を促すホルモン)が
低下することを実証しています。
お乳を止めるときに私たちはブロモクリプチンというお薬を使います。
お薬のほうがプロラクチンの血中濃度を降下させますが、授乳阻止する効果は、ジャスミンの花も
ブロモクリプチンも同等の効果が得られると言うことです。
母乳分泌が過多な方にはジャスミンティーをおすすめしてもよいということでしょかしら、試してみる価値は
ありそうです。
また文献で調べてみます。
★豊胸ティー
ついでながらに本を見ていると、豊胸ティーなるページがありました。
面白そうなので、ついでに書いておきますね。
お鍋に1カップのフェヌグリークもやしに2カップの水を注ぐ
それに1~2つまみのアニス・バジル・ヒメウイキョウ・ディル・フェンネル
甘草・マジョラム・レモングラスを加えて煮出します。
これをレモンジュースか蜂蜜で味付けして一日に1~2カップ飲めばよい
と記載されています。
★私は授乳中の方に、ラベンダー・ラズベリーリーフ・ローズヒップ・レモングラス・フェンネルで作った
ハーブティをおすすめします。
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編集後記:ノーベル医学生理学賞
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2004年のノーベル医学生理学賞が、においを感じる仕組みを解明した米コロンビア大のリチャード・アクセル
教授と米フレッド・ハッチンソン癌研究センターのリンダ・バック博士の二氏に授与すると発表されました。
受賞理由は「におい受容体と嗅覚系の機構の発見」です。
40~50万種類に及ぶ、においの分子を受け取り、脳が1万種類ものにおいを識別する仕組みをマウスを
使ってそれぞれ研究した。
鼻腔のおくの嗅上皮にある嗅細胞に蛋白質でできた「におい受容体」が存在し、それぞれに約1000の
遺伝子が対応していることをつきとめ、1991年共同で論文を発表した。
両氏の研究によると、受容体はポケットのような構造を持ち、それぞれの構造にあったにおいの分子を
うけとる。一つの受容体だけで識別できない複雑な分子でも、異なる受容体からの情報を組み合わせて
認識できる。
両氏の成果は、においに関する記憶や情報伝達のメカニズムなどの研究にも道を開いた。
最近は目の見えない人に危険を知らせるのににおいを使うことが研究されています。
これからはにおいがますますブレイクするのでしょうか?
それとともにアロマセラピーがもっと世の中に認知されるといいですね。