NPO法人関西アロマセラピスト・フォーラム公式サイトへようこそ Welcome to Kansai Aromatherapist Forum.

-アロマセラピー診療日誌-

 

 皆さんもよくご存知のクローブについて調べて見ました。

 たいがい台所におありかと思います。

 ローストビーフを作るときにお肉に刺しますね。
 釘のような形をしていてさしやすいですものね。

 クローブの花蕾は釘に似た形をしているため、
 中国では釘を意味する「丁香」「丁字」の文字があてられました。

 フランス語では釘を意味する Clou と呼ばれます。

 英語の Clove もこれを語源としています。
 
 ===========================★
 クローブ Clove
 ★===========================

【英名 】 Clove 
【学名 】 Eugenia caryophyllus
【科名 】 フトモモ科
【和名 】 丁子
【別名】  百里香
【抽出部位】 蕾
【蒸発速度ランク】 ミドルノート
【主要成分】
 オイゲノール(フェノール類)    70~85%
 酢酸オイゲニル(エステル類)   10~15%
 βーカリオフィレン(セキステルペン炭化水素類) 2~10%
 β-trans-カリオフィレン(セキステルペン炭化水素類) 2~10%


【雑学】

 古代中国では臣下が皇帝の前に出るときにはクローブを
 口に含んだという記録があるのだそうです。

 強い香気は洋の東西を問わず珍重され、
 正倉院の宝物のなかにも当時輸入された丁子があります。

 クローブの精油(丁子油)は日本刀のさび止めにも用いられました。
 そういえば、義父が刀の手入れに使っていたように思います。

 生薬としての花蕾を丁子(ちょうじ)または丁香(ちょうこう)ということもあり、
 芳香健胃剤である。(日本薬局方にも収録されている。)

 この特徴的な香気成分はオイゲノール (Eugenol)で、フェノール類に属します。
 フェノール類は芳香成分の中で一番強い抗菌作用を示します。

【The Aromatherapy Practitioner Reference Manualより】

 <一般的使用法>
 駆虫
 制吐
 抗ヒスタミン
 抗酸化
 殺菌
 抗炎症
 抗菌作用(強力な、広範囲に抗菌作用在り:グラム陽性菌、グラム陰性菌、化膿菌、
     黄色ブドウ球菌、大腸菌、プロテウス菌、連鎖球菌)
 抗真菌
 駆虫剤
 抗ウィルス作用?
 性欲促進剤
 抗腫瘍
 瘢痕形成剤
 駆風剤
 反対刺激剤
 去痰剤
 幼虫撲滅剤
 分娩
 鎮痙
 脾性
 刺激剤(全身、消化器、性的)
 健胃剤(強力)
 強壮剤(子宮、神経、高血圧、性欲促進)
 排虫剤

 ●皮膚、毛髪、爪
 にきび、切傷、皮膚の寄生虫、真菌感染、足白癬、打撲、疣、ヘルペス
 汗疹、虫除け(蚊)

 <注意>
 濃度は薄くして、皮膚にのみ使用する
 敏感な肌や、傷ついた皮膚には使用禁止!

 ●呼吸器系
 喘息
 副鼻腔炎
 気管支炎
 肺結核

 ●筋骨格系
 関節炎、リュウマチ様関節炎
 リュウマチ
 捻挫

 ●心血管系
 低血圧(循環を刺激する)

 ●免疫系
 免疫を刺激する?(風邪、インフルエンザ、マラリア)
 ウィルス感染症:帯状疱疹に有効(単純ヘルペス)
 多発性硬化症やホジキン病を支持する

 ●消化器系
 歯痛、歯の感染
 扁桃腺炎
 ウィルス肝炎
 ウィルス性腸炎
 細菌性中耳炎
 コレラ
 アメーバー赤痢
 疝痛
 消化不良
 腸中毒、腸の発酵、寄生虫の手当てに
 消化を促進する

 ●内分泌系
 甲状腺を調節する
 (甲状腺ホルモンの不均衡に注意)

 ●泌尿生殖器系
 性欲促進
(インポテンツや不感症の手当てに)
 分娩を促進し、
 不安を和らげる(吸入で)

 ●精神神経系
 全身の衰弱、疲労、
 精神と記憶を刺激する
 うつ状態を高揚させる
 嗜眠
 緊張
 頭痛
 無力症(生理的、知的)
 うとうとと戦う

 ●安全性
 皮膚・粘膜に刺激性あり
 オイゲノールは1%以下で使用すること

 ===========================★
 編集後記
 ★===========================
 
 この間使用してみましたが、とても薄い濃度でしたのに
 陣痛が強くなり、一度詳しく調べてみようと思ってました。

 しかし、この精油はかなり強力であるため、使用には注意が必要
 だと思います。

 そのためでしょうか、
 妊娠と出産のためのクリニカルアロマセラピーには
 妊娠と出産に向く精油に含まれていません。

 ハーブのセミナーで100%クローブオイルを味わったことがあります。
 これはサプリメントの食用オイルですが、1滴たらしただけで
 強烈な味でした。

 歯を楊枝で刺して顕微鏡で見ると細菌がうようよ見えますが、
 このクローブオイルを1滴なめると、細菌はいなくなると先生は
 言ってました。

 オイゲノールの殺菌作用はとっても強力です。

 
 ついでにサプリメントのクローブオイルについて
 (健康食品のすべて~ナチュラルメディシン・データベースより)

 この間ナチュラルメディシン・データベースの翻訳本が
 出版されたので買いました。

 この本にクローブオイルが載っていました。
 要約すると
 
 ※作用が強く経口摂取は安全ではありません。
 ※小さじ1杯でてんかん発作、肝障害、体液平衡の異状など
  重大な副作用を引き起こす
 ※長期に経口摂取すると、歯肉・歯髄・皮膚・粘膜に損傷を生じる
  恐れがある
 ※血液の凝固を抑える働きがあるため、出血性の病気がある人は
  使用してはいけない。
 ※血液凝固を抑制する薬(アスピリン、ヘパリンなど)を飲んでいる人は
  出血したりあざができることがあります
 ※妊娠中の人や授乳中の人は使えません

 食品として摂取するには安全ということですからご心配なく。