2008年7月アーカイブ

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  カモミール・ローマン
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 【一般名】カモミール・ローマン Chamomile Roman

 【学名】Chamaemelum nobile (Anthemis nobilis)

 【科名】キク科

 【抽出部位】花

 【抽出方法】水蒸気蒸留法

 【主な産地】フランス
       
 【主成分】
 
 ●エステル類 
 γ-isobutyl angelate
 angelic acids
 tigic acids

 ●ケトン類
 pinocarvone

 ●セキステルペン炭化水素類
 3-dehydronobiline

 ●アルコール類
 trans-pinocarveol
 farneol
 nerolidol
 
 ●その他
 pinen、chamazulen、1-8,cineol

 【雑学】
 カモミールの花言葉は「逆境に負けない強さ」
 踏みつけられても踏みつけられても負けず、
 育つ植物だからでしょうか。

 カモミールと言う名は「地面のりんご」と言う意味の
 ギリシャ語から由来しています。

 またこの植物の周辺に植えてある低木の病気を治すので
 「植物のお医者さん」とも 呼ばれます。

 かつてカモミールが熱病を治した事からこのハーブを
 エジプト人は太 陽に献げてきたのだそうです。

 

  ☆.。.:*☆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
  .*.  .*.☆
   ☆.*  The aromatherapy practitioner reference manualによると
      ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 ●皮膚
 にきび
 アレルギー
 火傷、せつ、火傷、切り傷、乾燥肌のかゆみ、皮膚炎、蕁麻疹、乾癬、
 過敏な肌、血管の断裂(バラ疹)、炎症、
 組織を強化し、すばらしいクレンザーになる

 ●呼吸器
 喘息(精神的な原因で発症する)

 ●筋骨格系
 鎮痛作用があり関節炎の症状を緩和する、腰痛(筋肉痛)、リウマチ、関節の炎症や捻挫

 ●免疫系
 慢性の感染症に
 白血球の産生を促す
 外科的な干渉に有効

 ●消化器系
 口腔内の潰瘍
 歯痛
 消化促進
 胃痛
 胃炎
 下痢
 潰瘍
 嘔吐
 腸炎(過敏性腸炎)
 疝痛
 嘔気
 腸の寄生虫
 貧血、黄疸に有効
 
 ●泌尿器/生殖器系
 通経作用
 生理痛を緩和し周期を正す
 PMSのいらいらに 
 更年期の症状に
 ●神経系
 催眠、リラクゼーション、鎮静、心が静まる、鎮痛、
 不安・心配・神経痛・神経炎を軽減、
 神経系のショック(緊張・怒り・恐怖)
 忍耐・平和・心の平静をもたらす
 
 ●安全性
 妊娠初期には使用禁止
 

前回のクローブについてもう少し続きを書いてみました。

 ☆.。.:*☆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 .*.  .*.☆    
  ☆.*     84の精油より
      ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 呼吸器の疾患を好転させる力があり、肺結核、気管支炎、
 喘息に以前から使用される。

 冬の間頻繁に蒸散させると細菌に対する抵抗力を強めることができる。

 クローブはレモン、オレンジと混ぜるととてもよい昆虫忌避剤になる

 オレンジにたくさんのクローブを差し込んだものが今でも昆虫忌避の
 ために使われています。


  ☆.。.:*☆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
  .*.  .*.☆
   ☆.*  フィリップ・ゴブエ博士の「アロマテラピー~32の基本ガイド」
      ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 端的にクローブの特徴が書いてあるので、ご紹介しておきます。

 鎮痛作用と防腐作用(感染性病原物質の成長を抑制することにより
 感染を防ぐこと)があり
 主に神経痛、歯周病や歯髄炎が原因の歯痛に使用します。

 ★彡★ 出産の準備に ★彡★
 3週間前からはじめます。

 1週間目と2週間目はクローブ1滴とレモン1滴を乳糖のタブレットにたらして
 1日2回飲む

 3週目は1日3回飲む

 ただし主治医の指導下に行ってください。

 ★彡★ 精神が疲れているとき ★彡★
 ラベンサラ1滴とクローブ1滴を乳糖のタブレットにたらして1日3回飲みます

 ★彡★ 歯周病や歯髄炎等が原因の歯痛に ★彡★
 クローブ1滴とウィンターグリーンを1滴脱脂綿に含ませたものを噛むか
 指で歯の周りに塗ります。
 ただし歯科医院に行くことを忘れずに。

 フィリップ・ゴブエ博士はフランスの医師ですから、内服が主な治療法です。
 日本ではなかなかできそうにありませんが、患者様が希望されたらこれも
 ありかしら。

 出産に対しては、やはり医師のもとでしか使えない精油ですね。

 

 皆さんもよくご存知のクローブについて調べて見ました。

 たいがい台所におありかと思います。

 ローストビーフを作るときにお肉に刺しますね。
 釘のような形をしていてさしやすいですものね。

 クローブの花蕾は釘に似た形をしているため、
 中国では釘を意味する「丁香」「丁字」の文字があてられました。

 フランス語では釘を意味する Clou と呼ばれます。

 英語の Clove もこれを語源としています。
 
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 クローブ Clove
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【英名 】 Clove 
【学名 】 Eugenia caryophyllus
【科名 】 フトモモ科
【和名 】 丁子
【別名】  百里香
【抽出部位】 蕾
【蒸発速度ランク】 ミドルノート
【主要成分】
 オイゲノール(フェノール類)    70~85%
 酢酸オイゲニル(エステル類)   10~15%
 βーカリオフィレン(セキステルペン炭化水素類) 2~10%
 β-trans-カリオフィレン(セキステルペン炭化水素類) 2~10%


【雑学】

 古代中国では臣下が皇帝の前に出るときにはクローブを
 口に含んだという記録があるのだそうです。

 強い香気は洋の東西を問わず珍重され、
 正倉院の宝物のなかにも当時輸入された丁子があります。

 クローブの精油(丁子油)は日本刀のさび止めにも用いられました。
 そういえば、義父が刀の手入れに使っていたように思います。

 生薬としての花蕾を丁子(ちょうじ)または丁香(ちょうこう)ということもあり、
 芳香健胃剤である。(日本薬局方にも収録されている。)

 この特徴的な香気成分はオイゲノール (Eugenol)で、フェノール類に属します。
 フェノール類は芳香成分の中で一番強い抗菌作用を示します。

【The Aromatherapy Practitioner Reference Manualより】

 <一般的使用法>
 駆虫
 制吐
 抗ヒスタミン
 抗酸化
 殺菌
 抗炎症
 抗菌作用(強力な、広範囲に抗菌作用在り:グラム陽性菌、グラム陰性菌、化膿菌、
     黄色ブドウ球菌、大腸菌、プロテウス菌、連鎖球菌)
 抗真菌
 駆虫剤
 抗ウィルス作用?
 性欲促進剤
 抗腫瘍
 瘢痕形成剤
 駆風剤
 反対刺激剤
 去痰剤
 幼虫撲滅剤
 分娩
 鎮痙
 脾性
 刺激剤(全身、消化器、性的)
 健胃剤(強力)
 強壮剤(子宮、神経、高血圧、性欲促進)
 排虫剤

 ●皮膚、毛髪、爪
 にきび、切傷、皮膚の寄生虫、真菌感染、足白癬、打撲、疣、ヘルペス
 汗疹、虫除け(蚊)

 <注意>
 濃度は薄くして、皮膚にのみ使用する
 敏感な肌や、傷ついた皮膚には使用禁止!

 ●呼吸器系
 喘息
 副鼻腔炎
 気管支炎
 肺結核

 ●筋骨格系
 関節炎、リュウマチ様関節炎
 リュウマチ
 捻挫

 ●心血管系
 低血圧(循環を刺激する)

 ●免疫系
 免疫を刺激する?(風邪、インフルエンザ、マラリア)
 ウィルス感染症:帯状疱疹に有効(単純ヘルペス)
 多発性硬化症やホジキン病を支持する

 ●消化器系
 歯痛、歯の感染
 扁桃腺炎
 ウィルス肝炎
 ウィルス性腸炎
 細菌性中耳炎
 コレラ
 アメーバー赤痢
 疝痛
 消化不良
 腸中毒、腸の発酵、寄生虫の手当てに
 消化を促進する

 ●内分泌系
 甲状腺を調節する
 (甲状腺ホルモンの不均衡に注意)

 ●泌尿生殖器系
 性欲促進
(インポテンツや不感症の手当てに)
 分娩を促進し、
 不安を和らげる(吸入で)

 ●精神神経系
 全身の衰弱、疲労、
 精神と記憶を刺激する
 うつ状態を高揚させる
 嗜眠
 緊張
 頭痛
 無力症(生理的、知的)
 うとうとと戦う

 ●安全性
 皮膚・粘膜に刺激性あり
 オイゲノールは1%以下で使用すること

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 編集後記
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 この間使用してみましたが、とても薄い濃度でしたのに
 陣痛が強くなり、一度詳しく調べてみようと思ってました。

 しかし、この精油はかなり強力であるため、使用には注意が必要
 だと思います。

 そのためでしょうか、
 妊娠と出産のためのクリニカルアロマセラピーには
 妊娠と出産に向く精油に含まれていません。

 ハーブのセミナーで100%クローブオイルを味わったことがあります。
 これはサプリメントの食用オイルですが、1滴たらしただけで
 強烈な味でした。

 歯を楊枝で刺して顕微鏡で見ると細菌がうようよ見えますが、
 このクローブオイルを1滴なめると、細菌はいなくなると先生は
 言ってました。

 オイゲノールの殺菌作用はとっても強力です。

 
 ついでにサプリメントのクローブオイルについて
 (健康食品のすべて~ナチュラルメディシン・データベースより)

 この間ナチュラルメディシン・データベースの翻訳本が
 出版されたので買いました。

 この本にクローブオイルが載っていました。
 要約すると
 
 ※作用が強く経口摂取は安全ではありません。
 ※小さじ1杯でてんかん発作、肝障害、体液平衡の異状など
  重大な副作用を引き起こす
 ※長期に経口摂取すると、歯肉・歯髄・皮膚・粘膜に損傷を生じる
  恐れがある
 ※血液の凝固を抑える働きがあるため、出血性の病気がある人は
  使用してはいけない。
 ※血液凝固を抑制する薬(アスピリン、ヘパリンなど)を飲んでいる人は
  出血したりあざができることがあります
 ※妊娠中の人や授乳中の人は使えません

 食品として摂取するには安全ということですからご心配なく。
 

 ユーカリの続きで、虫除けやスポーツ障害に使われる
 ユーカリレモンについて調べてみました。

 ユーカリの仲間でも、あまり風邪などには使われず、リュウマチや
 筋肉痛、関節炎に使われることが多いようです。
 
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 ユーカリ・レモン Lemon eucalyptus
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 【一般名】ユーカリ・レモン Lemon eucalyptus

 【学名】Eucalyptus citriodora

 【科名】フトモモ科

 【抽出部位】葉

 【抽出方法】水蒸気蒸留方

 【主な産地】オーストラリア ブラジル
       
 【主成分】
 
 ●アルコール類 
  シトロネール>20%
  ゲラニオール
  trans-ピノカルベオール 
  p-menthane-3,8-diols(蚊が嫌う有効成分)

 ●エステル類類
  酢酸シトロネリル

 ●アルデヒド類
 シトロネラール>80%

 強力な殺菌作用(肺、尿路)、鎮痛作用、抗ウィルス作用、抗リュウマチ作用
 強力な抗鎮痙作用、抗炎症作用、殺菌、消臭、去痰剤、防かび剤、昆虫忌避作用
 浄化作用、鎮静作用(中枢神経系、心臓、降圧)
 
 

 ●皮膚
 足白癬、真菌感染、ふけ、ヘルペス、虫刺され、痛み

 ●呼吸器
 喘息、咽頭炎、咽頭痛

 ●筋骨格系
 関節炎(頚、背部、指の骨、上顆)
 リュウマチ、筋肉痛や関節痛、痛みや怪我や捻挫

 ●心血管系
 血圧を下げる
 心臓発作後の回復を助ける

 ●免疫系
 風邪、熱、インフルエンザ
 帯状疱疹、水痘
 長患いからの回復を助ける

 ●泌尿器/生殖器系
 尿路の殺菌
 膀胱炎、膣炎、帯下
 尿量を増やす

 ●神経系
 心を静める、
 気持ちを落ち着かせる
 帯状疱疹の痛みを抑える

 ●安全性
 毒性や刺激性はない

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 編集後記
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 夏に子供に対する虫除け剤について、質問が多いので
 調べたことがあります。

 虫除け剤には「ディート」が使われています。
 安全性が高いと考えられていますが、まれに体に影響がある
 と言う報告があります。
 
 国民生活センターの お知らせ

 アメリカのCDCのHPにDEETの説明があります。
 
 アメリカのCDCはディートの代わりにユーカリレモンの使用を
 推奨しています。

 このことからもユーカリレモンは安全な精油であることが
 わかります。

 その他ユーカリレモンはテニス肘や筋肉痛など、アスリートの
 ために使われることが多いようです。

 私も膝が痛むときには、ユーカリレモンを使いました。
 

 ユーカリの続きで、ユーカリ・スミシーについてお知らせします。

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 ユーカリ・スミシー:Eucalyptus smithii
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 【一般名】ユーカリ・スミシー:Eucalyptus smithii

 【学名】Eucalyptus smithii

 【科名】フトモモ科

 【抽出部位】葉

 【抽出方法】水蒸気蒸留方

 【主な産地】オーストラリア
       
 【主成分】
 
 ●モノテルペン炭化水素類 
  α-pinene<11%
  ユーカリラジアタに比べてα-pineneは少ない

 ●酸化物類
 1.8-cineoleは<72%

 粘液を排出させ感染を防ぐ。
 長期間継続的に使用され、感染に対する抵抗力をやしなう
 ユーカリの中では最もマイルドで、子供や敏感な人にも使用できる

 ●皮膚
 切り傷、潰瘍、痛いところ
 敏感な人や障害をうけた傷には使用禁止

 ●呼吸器
 喘息、気管支炎、咳、カタル、口や喉の感染症、

 ●筋骨格系
 関節炎、筋肉痛、リウマチ、捻挫、
 (痛む関節や筋肉に最適)

 ●免疫系
 風邪、熱、インフルエンザ
 風邪の予防など、抵抗力をつけるのに最適

 ●泌尿器/生殖器系
 膀胱炎、帯下

 ●神経系
 頭痛、精神的疲労、神経痛、坐骨神経痛
 個人のバイオリズムを適応させる(朝は活力的、夕は鎮静)

 ●安全性
 妊娠中には使用禁止
 安全性は非常に高い
 しかしユーカリはすべて内服禁止

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 オーストラリアにはいろんなユーカリがあるのだろうと思います。
 
 お名前は忘れたのですが、王子動物園の園長先生に聞いた話です。
 コアラを日本で飼育するのに、えさのユーカリを確保するのが
 大変だったという話を聞いたことがあります。

 どのユーカリでもいいわけではなくて、コアラの好きな種類のユーカリ
 の葉でないといけないということでした。

 ユーカリ・スミシーは長期間継続的に使用することのできる精油の
 ようです。
 
 しかし日本ではこの精油を買うことは難しいようです。

 オーストラリアで活躍する田村 有起さんのお店 WIZARDさんで
 ↓
 WIZARDさんで

 買うことができます。
 
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 編集後記
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 今年は桜の開花も早そうです。

 冷え込んだ後急に暖かくなるときにはきれいな花が咲くのだそうです。

 今年は、暖冬の上、暖かくなったり寒くなったり、花も咲く時期を
 勘違いしそうです。

 この考えでいくと、今年はきれいな花は見込めないということに
 なるのでしょうか。

 お節句ですが、子供の雛飾りも出さないまま何年も過ぎました。
 小児外科で研修をする娘に聞かれました。

 「私の雛飾りって何段あるの?」

 子供の頃に雛飾りの段をのぼりたくてしょうがなかったといいます。
 とうぶん雛飾りを出す気のない私は、写真見てみてといい加減な返事を
 しています。

 こんな娘が、親の面会も滞りがちな入院中の赤ちゃんに菱餅と患者様の
 ご家族が持ってきてくれた折り紙の雛飾りでお祝いをしたそうです。

 3日が過ぎても看護師さんがかたずけるのを忘れてたから、
 お嫁に行きそびれたら大変大変と雛飾りをかたずけたのよと申します。

 ほらね、ママはあなたがいきそびれたら大変だから雛飾りは出さないのよ
 と言い訳しています。

 でも来年くらいは一度出してあげたいかなと思いつつ、そんな時間に余裕
 のある生活をしているかしら......

 今から、来年こそ飾るぞと思っていたら出せるかも。
 何事も思い込むことが大切ですから。

 なにぶん血液型もB型なので、適当です

 ユーカリラジアタは鼻や咽頭など上気道の領域に使用されますが、
 気管支や肺など下気道の領域に使われる
 ユーカリグルブルスについてお知らせします。

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 ユーカリ・グロブルス
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 【一般名】ユーカリ・グロブルス 

 【学名】Eucalyptus globulus

 【科名】フトモモ科

 【抽出部位】葉

 【抽出方法】水蒸気蒸留方

 【主な産地】オーストラリア
       
 【主成分】
  酸化物類の1.8-cineoleが78%
  モノテルペン炭化水素類 α-pinene、β-pinene,myreneなど20%
  セキステルペン炭化水素 
  モノテルペンアルコール類 linalool,terpinen-4-ol,
  globulol>7%,ledol>2%
  ケトン類  pinocarvone carvone
  エステル類 terpenyl acetate
  アルデヒド類 butyraldehyde
  
 The Aromatherapy Practitioner Reference Manualより
 
 ●皮膚
  火傷、
  水泡、切り傷、ヘルペス、虫刺され、しらみ
  皮膚の感染症や皮膚炎(カンジダや細菌)
  傷(皮膚細胞の呼吸代謝を促す、二酸化炭素を取り入れ酸素を放出し、
    皮膚を酸素化する)

 ●呼吸器系
 喘息、気道の粘膜からの粘液分泌を排泄させる
 肺組織を再生させる(?)
 慢性気管支炎、肺結核、肺壊疽、ジフテリア、カタル
 咳、副鼻腔炎、インフルエンザ、のどの感染症
 肺炎、深い肺感染症

 ●筋骨格系
 筋肉痛、関節痛
 捻挫
 リュウマチ

 ●心血管・リンパ系
 循環を減弱させる(血管の拡張により?)
 リンパ節腫脹(感染による)
 出血を緩和させる
 

 ●免疫系
 インフルエンザ、風邪
 感染症:水痘、麻疹、コレラ、マラリア、チフス、猩紅熱、バラ疹
 ウィルス感染の予防にも有効
 免疫を促進する(γ、βグロブリンの作用を亢進させる)
 初感染時のαグロブリンの反応を抑制する

 ●消化器系
 低血糖を緩和させる 
 糖尿病の血糖を上昇させる

 ●泌尿生殖器系
 泌尿生殖器の感染症
 尿道カタル、尿道炎、膣炎、尿量を増やす
 
 ●神経系
 虚弱頭痛、頭痛、神経痛、
 頭痛をすっきりさせ、意識を生命にする
 
 【安全性】
 テストの上、低濃度で外用に使用するには安全
 少量でも致死的なため内服は禁忌
 (5mlで死亡した子供の例がある)
 光感作性が報告されている
 乳児ののどには使用禁止
 (呼吸器を冷やし、声門の痙攣を起こすため)
 高血圧、てんかんの患者には使用しない
 
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 編集後記
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 ユーカリは皮膚を刺激することが多い精油です。

 私は花粉症の症状が出たときには、ユーカリ・ラジアタとペパーミント
 で作ったオイルを鼻の粘膜に塗るか、ティッシュに滴下してマスクに
 はさみます。

 これが私はいちばん早く楽になります。

 環境庁の花粉情報によると

 今日(27日)の開花状況調査において、篠山、三田、神戸北方面で
 スギ科花粉の飛散最盛期となっており、三田、神戸北方面の平地では、
 終盤にさしかかっていることが確認されました。

 兵庫県南部では、今日夕方から降雨の予報がありますが、
 明日(28日)の明け方には雨も上がり昼過ぎから晴れるとのことで、
 スギ雄花が乾けば、再び飛散数の多い状態となる見込みです

 明日も花粉は舞い散るようです。

 今年は、例年より早い時期にスギ科花粉の飛散ピーク期となりました。
 花粉症の方にとってはつらい日が続きそうですね。

 くれぐれもご注意くださいね。

 メガネ、マスク、帽子の着用等、予防対策をとりましょう。

 インフルエンザがはやっています。
 インフルエンザに欠かせないユーカリについてまとめてみました。

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 ユーカリ・ラジアタ
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 【一般名】ユーカリ・ラジアタ 

 【学名】Eucalyptus australliana または
     Eucalyptus radiata

 【科名】フトモモ科

 【抽出部位】葉

 【抽出方法】水蒸気蒸留方

 【主な産地】オーストラリア
       古くからオーストラリアの先住民アボリジニたちが
       使ってきたといわれる精油です。
       ティートリーと並ぶ代表的オーストラリアのオイルです
 【主成分】
  酸化物類の1.8-cineoleが63~72%
  モノテルペン炭化水素類 α-pinene、β-pinene,myreneなど8%
  モノテルペンアルコール類 lonalool,borneol,geraniolなど14%
  
 The Aromatherapy Practitioner Reference Manualより
 
 ●皮膚
  にきび
  皮膚に刺激をあたえることがあるので、必ずテストしてから使用すること
  敏感な肌や、傷ついた皮膚には使用禁止

 ●呼吸器系
 副鼻腔炎、喘息、気管支炎、カタル、咳、咽頭通、口の感染症

 ●筋骨格系
 関節炎、
 筋肉痛や筋肉の怪我や捻挫
 炎症特にリュウマチ

 ●免疫系
 ミクソウィルス、インフルエンザ、風邪
 ウィルス感染や細菌感染による発熱に非常に有効

 ●泌尿生殖器系
 膀胱炎、白色帯下、膣炎
 子宮内膜症の炎症を緩和させる
 
 ●神経系
 頭痛、神経衰弱、神経痛、坐骨神経痛

 抗炎症、抗菌、抗ウィルス作用あり、
 慢性の呼吸器感染症(細菌およびウィルス)の長期使用に最適
 吸入しても大丈夫(咳を鎮める)
 肺に病気があるときはユーカリ・グロブルスのほうがいい
 
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 編集後記
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 アメリカのFADはタミフルと報告された小児死亡との間に
 因果関係があるとは結論づけられないとの見解を示しています。

 これを受けて日本小児科学会も調査の後、
 投与の適応や症状の経過観察等への注意が必要であるが、
 現時点ではタミフル使用に対して改めて注意勧告などを行う状況
 ではないと考えると結論していました。

 しかし薬の重大副作用として付け加えられました。

 精神・神経症状:精神・神経症状(意識障害,異常行動,
 せん妄,幻覚,妄想,痙攣等)があらわれることがあるので,
 異常が認められた場合には投与を中止し,
 観察を十分に行い,症状に応じて適切な処置を行うこと。

 厚生労働省の医薬品・医療用具等安全性情報をみると
 ↓
 http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/06/h0624-2/index.html#gai2 
 
 タミフルの副作用報告を見ることができます。

 これを見ても、副作用の報告は子供で10代です。
 やはり子供に投与するときは注意しないといけないということですね。

 今のように多剤耐性の細菌が出現してきたり、新型インフルエンザ
 が発生したりすれば、いかに自分の免疫力を高めておくかということが
 大切なことになるのでしょう。

 規則正しい生活に、ストレスをためない習慣でしょうか。

 みなさまくれぐれお気を付けてください。

 この連休は、自分のリラクゼーションと、指を骨折した母を見舞いがてら、

 榊原温泉へいってきました。

 じゃり風呂なるものを体験してきました。

 とてもリラックスできたので体験記を書いてみました。
 
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 じゃり風呂体験
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 ネットで調べるとサンドセラピー砂羽という施設が見つかりました。
  ↓
 サンドセラピー砂羽

 「しら波の、下に熱砂の隠さるる

  不思議に逢へり、指宿にて 」

 と与謝野晶子が詠んだという指宿温泉みたいなものかなと思いましたが、

 特殊な砂を使用して、マイナスイオンを働かせている砂風呂でした。
 
 砂風呂は残念ながら予約が取れませんでした。

 予約なしで入れるじゃり風呂の入り、アロマセラピートリートメントを
 受けてきました。

 サイトの説明によると、じゃり風呂は

 『日本初の遠赤外線効果・イオン化作用が得られる新タイプの

  オンドルです。
 
  横になって寛いでいただくだけで身体を温め、代謝を促進します。
 
  砂塩風呂との違いは、効き目が緩やかな事、長時間入っていただける事、

  スタッフを伴う事無くご自身で出入り出来るため気軽にご利用頂けます。』

 ということです。

 先ず作務衣に着替えて、どくだみ茶をいただきました。

 じゃりが敷き詰めてあって、遠赤外線で温かい部屋で30分ほど
 横になります。

 サウナほど暑くもなく、気持ちよかったです。

 出るとハーブティを飲んで、冷パック(ローズマリーの匂いがしました)
 をしてもらいます。

 引き締めの化粧水はヤローブルーでした。

 ローズヒップ入りのクッキー等をいただき、その後お風呂へ。

 お風呂は榊原温泉のお風呂です。

 その後アロマセラピートリートメントをしてもらいました。

 マッサージのし方は、施設によってさまざまですね。

 よく観察しておこうと思いながら、気がついたら眠っていました。

 館内もとても落ち着いた雰囲気で、リラックスクスして帰ってきました。

 時間がゆ~っくり流れて、心がやわらかになった気がします。 

 

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 精油による思春前期少年の女性化乳房
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 東京大学大学院薬学系研究科 医薬品情報学講座・情報学環
  ↓
 薬の時間

 「医師のための薬の時間」というサイトがあります。
 ここから届くメールマガジンに、こんな見出しの記事が
 在りました。

 文献は【N Engl J Med, 356:479-485,2007】

 思春期の男の子が、胸が痛いということがあります。
 生理的な変化による女性化乳房で、60% 程度にみられる
 症状です。

 昔病院の医局で男の先生が言ってました。
 痛いのだそうです。
 「知らんお母ちゃんが、子供を診せにきたりするねん」
 などと笑い話をしていたように思います。

 でも60%って意外と多いですね。

 今回は、女性化乳房がほとんどおきない思春前期の少年に
 女性化乳房が生じた症例が 3 例報告されました。

 ラベンダーオイルやティートリーオイルの外用剤
 (香膏、シャンプーや石鹸、化粧品など)が原因です。

 少年の年齢は 4、7、10 歳。
 血清中の内因性ホルモン濃度には異常は無し。

 ラベンダーオイルやティートリーオイルを含有した化粧品
 などの使用を中止することにより症状が消失。

 この論文の著者らによって調べられています。

 ラベンダーオイルやティートリーオイルの
 ・エストロゲン活性作用や
 ・抗アンドロゲン作用が、
 調べられています。

 これらの精油は弱いながらも用量依存的な
 エストロゲン活性作用や抗アンドロゲン作用
 を持つことが確認されています。

 つまりこれらの精油によってホルモンの代謝に影響が及び
 女性化乳房が引き起こされたものと考えられます。

 このような論文を読むと、精油はやっぱり薬と同じと
 考えなくてはいけませんね。

 アロマセラピーの本に3ヶ月以上おなじ精油を使用しないよう
 注意が書いてあります。

 その根拠って何なんだろう、経験上のことなのかなあと
 思っていました。

 私達が安全と思い込んでいる精油にもこのような作用が
 在るということは肝に銘じておかなくてはなりません。
 
 またどうもないのに精油を常用してはいけないということ
 も覚えておく必要がありますね。

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 編集後記
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 この間から、第3世代の認知行動療法といわれる、

 「マインドフルネス」に心を奪われています。

 「今ここで経験していることに、

  評価や判断を加えることなく、

  注目をむける心のモード」

 をマインドフルネスと言います。

 私たちの思考や感情は、ほぼ自動的に解釈したり評価したりします。

 そして同時に好き嫌いなどの感情も加わった上で認識が成立しています。

 けれどもその解釈、評価、感情のほとんどが

 個人的(集団的、文化的、本能的)なバイアスに

 由来しているため、現実をありのまま知覚することは

 非常に困難になっています。

 そして、そのことが限りない誤解や苦しみを生む原因になるのです。

 今回アロマセラピートリートメント受けて、心がやわらかく
 マインドフルになったように思います。

 ※ゆっくりとしたスピード
 ※今受けているトリートメントを確認しながら、今の瞬間にとどまる
 ※感情の変化を感じ取る(途中で眠ってしまいましたが)
 ことによって雑念もなくなったように思います。

 今日は連休明けのせいか、外来もとても忙しくて、せっかく
 やわらかくなった心も、いっぺんに縮こまった気がします。

 また機会があったら、トリートメントと受けにいこうと思います。

 この間からお伝えしているフランキンセンスは樹脂ですね。

 天然ゴムと同様に樹皮に傷をつけてそこに固まる樹脂を採取します。

 フランキンセンスの樹皮から泌された樹液は空気に触れると乳白色の
 涙滴状の塊となります。
 
 その様子から乳香の名がつけられたそうです。
 
 ウィキペディアに乳香の写真がありました。

 ↓

 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9

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 フランキンセンス
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 【一般名】フランキンセンス frankincense 乳香

 【学名】 Boswellia carteri

 【科名】 カンラン科

 【抽出部位】樹脂

 【抽出法】水蒸気蒸留法

 The Aromatherapy Practitioner Reference Manualより

 今日はフランキンセンスの神経系に対する
 作用について追加します。

 ●不安や緊張
 ●うつ状態やストレス
 ●悪夢
 ●将来の不安
 ●ためらい
 ●呼吸をゆっくりにして落ち着かせる
 ●高揚した精神状態を落ち着かせる
  (強迫観念取り付かれて思考が停止した状態)
 ●信念を強化して平和をもたらす
  儀式に使用するには最適である

  
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 ロバート・ティスランドのアロマテラピーより
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 フランキンセンスは乳香と呼ばれ、昔からある精油ですから
 ロバート・ティスランドのアロマテラピーにはどのように
 書いてあるか、読んでみました。

 学名がBoswellia carteriではなく、Boswellia thuriferaと
 記載されています。

 現在使われるものとケモタイプが違うのかも知れません。

 500年前のエジプトでは、プント島から輸入し、最初は薫香と
 して使用、患者を燻蒸して病気を引き起こした悪霊を払いました。

 後に化粧品に加えられた。エジプト人は遺体の防腐保存の
 目的には使わず、もっぱら若返りの美顔パック剤に加えて用いた。

 ローマの詩人オウィディウスはスキンケアの著書

 「美顔料」

 に乳香は「化粧のためにすぐれた薬剤」として収載しています。

 
 古代世界においては乳香はもっとも高価なもののひとつでした。
 宝石や貴金属類と同じほど高価でした。

 だから黄金と乳香と没薬が幼子のキリストに捧げられたのです。

 乳香がこのように価値のあるものであったため、
 一部の国々の経済に大きな影響を与え、政治的な紛争の種となる
 こともしばしば在りました。
 
 乳香は安息香のように舌を焼く刺激もなく、
 没薬のような苦もありません。
 乳香はこのどちらよりの甘く、軽いもち味があり
 「頭部機能促進効果」がより強い、感情を快く導く力が
 強力です。

 18世紀以降は乳香の医薬品としての効能を書いたものは
 見当たりません。

 乳香のような定評のある芳香物質が、これほど顧みられない
 できたことは奇妙なことです。 

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 編集後記
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 フランキンセンスというと、クリスマスしか思い浮かびませんが
 なかなか有益な精油のようですね。

 もし内服することを考えたとしても、飲みやすい精油のようです。

 ロバート・ティスランドもぼやいていますが、もっともっと
 この精油を有効に使いたいと思いました。

 皮膚に対する働きもなかなか強力なようです。

 ティスランドは、収斂作用があり軽い抗炎症作用もあるので、
 若々しい顔色を保ち、シワをはじめ老年の不快なしるしが出る
 のを防ぐ。

 「根絶するというのに近いとまでいったらいいすぎか」

 といっています。

 スキンケアに是非使ってみてくださいね。

 もう一度フランキンセンスについて書いてみます。
 
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 フランキンセンス
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 前回のフランキンセンスについて、ご質問を頂戴しました。

 フランキンセンスがスキンケアに良いとされていますが、
 色々な本を見ても、何の作用がスキンケアに良いのか載っていません。
 お忙しいところ申し訳ありませんが、
 フランキンセンスの含有成分のどの作用によりスキンケアによいと
 されているのでしょうか?
 教えていただけないでしょうか?

 もっともですね。

 含まれている成分はそれほど特別な成分はありませんね。

 ●αーピネン、βーピネン、リモネン、サイメン、
 ミルセン、テルピネン、フェランドレン、カンフェン等の
 モノテルペン炭化水素
 
 ●αーグルジュネン、αーガイエン等セキステルペン炭化水素

 ●ボルネオール、trans-ピノカルベオールなどのモノテルペンアルコール

 ●オリバノールとうケトンアルコール

 ●酸化物類(incensoloxide)

 フランキンセンスに含まれる成分は非常に変化にとんでいる。
 なぜかといえば、多くの木から抽出され、(樹脂であるため)粘性が
 強くて検査ができないからだと

 The Aromatherapy Practitioner Reference Manual

 に書いてありました。

 NARDの精油事典にも分析不明な分子が多いと書いてあります。

 
 皮膚に対する特異的な作用は、この分析不明な成分による
 ものではないかと、私なりに結論を出しました。

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 フランキンセンスの泌尿生殖器への作用
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 ロバート・ティスランドのアロマテラピーにも、用途に
 白帯下、月経過多、精液漏、淋病等が入っています。

 昔から泌尿生殖器にも使われてきました。

 バンクスの薬草誌には次のように記載されています。
 
 「乳香の丸薬を作りこれを朝嚥下する。
 ついで乳香をワインに入れてわかし、これを夜就寝時に
 飲用するとよい。

 この丸薬はまた、胃腸の消化を助け、おくびを抑える効き目がある。

 下から乳香の煙をたて、これを受ければ子宮の不調をよくし、
 子宮を浄化するとともに、受胎を促す効能がある。

 またこの粉末をワインに入れてわかし、適当な温度になったときに
 その中に布を浸し、これを患者の秘所に温湿布すれば、子宮の不調を
 好転させるのに非常に役立つ」

 
 昔の人は赤ちゃんができないときには、こんなことを
 したのかなと思います。

 The Aromatherapy Practitioner Reference Manualでは
 泌尿生殖器への効果は

 膀胱炎
 腎炎
 生殖器の感染症
 月経困難症
 白帯下
 過多月経
 子宮収縮
 乳腺炎

 【注意】
 不明な成分を含むので妊娠中には使用を控える
 

宝塚ではとうとうA型インフルエンザが報告されました。
 皆さんお変わりはありませんか?

 宮崎の鳥インフルエンザは強毒型H5N1型だと夕刊に載っていました。

 インフルエンザが悪性化するよなことがないように祈りたい
 ものです。

 細菌も多剤耐性で薬が効かないものが増えています。

 これからはいかに自分の免疫力を高めておくかということが、
 健康管理の要になるのかしらと思います。

 免疫力を高めるにはどうしたらいいのでしょう?

 ・暴飲暴食を避けて規則正しい生活をする
  何より毎日食べる食事が大事ですね

 ・睡眠を充分にとる

 ・疲れたらストレスを適当に発散させておく
  (それにはアロマが最適でしょうか)

 というようなことになるでしょうか。

 ときにはサプリメントも必要かもしれません。

 この間も妊婦さんに質問されました。

 人参やエズウコギの入ったサプリメントを飲んでいます。
 体が虚弱だったので飲んでいたのだそうです。

 サプリメントの会社に電話したら

 「食品ですから」という返事しかなく。

 診察をしてもらった先生に尋ねたら、そっけなく

 「心配いらん」

 といわれたと不安げに訴えます。

 アロマセラピーもそうですがサプリメントもしっている先生は
 少ないです。

 なのに使用するときは、医師に相談してくださいと注意書きが
 ついています。

 全く   誰に聞いたらええねん!!  

 ですね。

 ちなみに人参はちゃんとしたデータもなく妊娠中には使用しないように
 Natural Medicines Comprehensive Databaseには記載されています。

 妊娠中にサプリメントを使う方は注意してほしいと思います。

 ここで今日は高品質なサプリメントをご紹介しておきたいと思います。

 「ホメオスタ」さんのサプリメントなら安心ですよ。

 ↓  ↓
 
 http://www.homeosta.jp/

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 フランキンセンス
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 【一般名】フランキンセンス frankincense 乳香

 【学名】 Boswellia carteri

 【科名】 カンラン科

 【抽出部位】樹脂

 【抽出法】水蒸気蒸留法

 The Aromatherapy Practitioner Reference Manualより

 今日は年末にご案内したフランキンセンスの皮膚に対する
 作用について追加しておきます。

 肌にはよい働きがたくさんあるようです。

 ・乾燥肌、
 ・成熟肌、
 ・老化した肌
 ・にきび
 ・瘢痕
 ・潰瘍
 ・傷
 ・シワをのばす
 ・すべての肌質に殺菌作用を示す
 ・脂性の肌をしずめる
 
 "smoothes out wrinkles"

 という文字に目が吸い付けられました。
 
 取りあえず皆様にお知らせしておこうと思いました。
 
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 編集後記
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 この日曜日には、あるセミナーに参加するため東京に
 行って来ました。

 セミナー講師になるためのセミナーです。
 参加者も多彩な顔ぶれで、書籍を出版してる人もおられて
 とっても熱気あふれる、セミナーでした。

 今回聞いてきた話は、セミナーでも参加型セミナーです。

 学校の授業のように講師が全員に伝えるタイプの講義ではなく、
 参加者の問題を解決するためのセミナーです。

 要するに、

 参加者の問題を知り(参加者に発言してもらい)

 →その問題を討議、共有して整理し問題解決を支援します

 →最後に振り返り、相手の行動を促します。

 このことを講師は

  "吐く"

  →"吸う"

  →"吐く"    と表現しました。

 問題を先ず"吐く"→講義で吸収する"吸う"
 
 →吸って吸ってばかりではしんどいので最後に"吐く"て終わり。

 
 なんだか患者さまとのやり取りと同じだなと思いました。
 先ず患者様に症状(何に困っているか)をお尋ねし
 ↓
 診察する
 ↓
 その後治療にかかる。

 吸って吸ってばかりではしんどいので充分に吐く必用があると
 言っておられました。

 患者様に充分話を聞く大切さを再確認しました。

 多人数への講義は、たくさんの情報を多人数に伝えられるが、
 講師が伝えるばかりで「独りよがりになりやすい」欠点があります。

 私たち医師という仕事はひょっとしたら「独りよがり」になりやすい
 仕事かもと思いました。

 気をつけようと思いますと思います。

 気づきの多い一日でした。

 新年は皆様いかがお過ごしになりましたか?

 今年もよい年であることを願っています。

 私は毎年お正月に今後の25年計画を手帳に書きます。
 ずっと前に読んだ本を参考に書いています。
 巷にいう"夢の宝地図"というようなものです。

 記憶は定かではありませんが、著者は日本IBMの初代社長さんか誰か
 だったように思います。

 その本によると、仕事、学習、趣味、資産について具体的に書いてみる
 というように書いてあったような気がします。

 何でも思いつくままに書いてみる。
 なりたい自分を落とし込むようなものだと思いました。

 若かりし頃は、25年もおよそ想像がつかなくてなかなか書けません
 でした。今でもそうですが...

 でも、不思議ですね、去年のものを見ると書いていたことが
 少しずつですが実現しています。

 

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 ベーチェット病はどんな病気
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 このあいだmixiにベーチェット病のスペックがありました。
 それで、ちょっと調べてみました。

 私自身ベーチェット病の患者様を診ることはないので、
 まずどんな病気か正確に把握しなくてはなりません。

 膠原病のように自己免疫性疾患で、血管に炎症が起きる
 病気だくらいの知識しかありません。
 
 ●口腔粘膜のアフタ性潰瘍、
 ●外陰部潰瘍、
 ●皮膚症状、
 ●眼症状

 上記4つの症状を主症状とする慢性再発性の全身性炎症性疾患です。
 トルコのイスタンブール大学皮膚科 Hulsi Behcet教授が初めて
報告したのでこの名があります。

 難病に指定された病気です。
 難病情報センターのHPに病気の説明があります。
 ↓
 http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/108.htm#
 
 無知は恐怖を呼びます。
 まず、病気を理解することが大切です。
 
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 どのように経過するのでしょう
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 患者様が一番知りたいのは、どのような経過をたどるのか
 ということだと思います。

 眼症状がないときは慢性的に症状を繰り返すが予後はよい。
 思ったほど悪い病気ではないようです。

 眼症状(網膜ぶどう膜炎)があるときは、眼症状発現後2年で
 視力0.1以下になる率は40%。

 中枢神経病変、動脈病変、腸潰瘍等の特殊型ベーチェット病の
 予後は普通型より悪い。

 若年男性患者では症状の悪化傾向が強く、失明率や中枢神経系及び
 血管系の侵襲も女性に比べてはるかに高率であるのに対し、
 
 40歳以降に発病する女性患者では皮膚、粘膜症状が主体で、
 その病勢も比較的緩徐である。

 本症による死亡は2~4%で、その大部分は特殊病型による。

 具体的にはどんな感じなのでしょう?

 ベーチェット病友の会のHPの中にありました。

 症状についての詳細が
  ↓
 機関誌わだちニュースNo44 結成30周年医療講演特集号 に詳しく書いてありました。

 要約すると
 
 発病して数年間というのは症状が強いことが多いが、
 その後数年たつと病気が落ち着いてくる。

 10年くらいたつと比較的落ち着いた状態でアフタとかニキビ状の発疹は
 出ても他の症状は落ち着いてくる。
 
 眼症状がある場合には
 急性期には眼の病変を繰り返し、これが落ち着くと5~10年たって
 5~10%の方に神経症状が出てきます。
 このうちの半数くらいに慢性型の神経症状がでます。

 神経症状にも急性のものと慢性に経過するものがあり
 急性型はステロイド剤によく反応して後遺症も残らないことが多い。

 慢性に経過するときは、いつとはなしに物忘れがひどくなってきたり、
 勘違いがひどくなったり、あるいは物事のやる気がなくなるといった
 精神症状がでたり、また幼児性が出てきてしまうこともあります。

 こうした精神症状や痴呆といったものが段々と潜在的に進行していきます。

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 アロマセラピーの役割
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 では病気のことは理解できたところで、代替医療としての
 アロマセラピーの出番は何でしょう?

 原因もわからない難病ですから、アロマセラピーで治療をしようと
 いうようなことは考えられません。
 
 現代西洋医学による治療によっても取り除けない不快な症状を
 緩和させることやストレスを軽減させることが大きな役目に
 なると思います。
 
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 編集後記
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 google scholar で調べてみましたが、ベーチェット病の
 アロマセラピーのデーターは見つけられませんでした。

 手持ちの文献にもベーチェット病についてかかれたものはありません。

 患者様の数も少なく約18000人、1年間の発病者数も1000人あまりと
 珍しい病気なので、代替医療の文献はあまりないのかもしれません。
 
 何かご存知の方がおられたら教えてくださいね。

 今年もどうぞよろしくお願いします。

 
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 フランキンセンス
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 【一般名】フランキンセンス frankincense 乳香

 【学名】 Boswellia carteri

 【科名】 カンラン科

 【抽出部位】樹脂

 【抽出法】水蒸気蒸留法
 
 【成分】
  αーピネン
  ディペンテン 
  カディネン

 【特徴】
 乳香として昔から宗教儀式に使われ、瞑想など精神を
 落ち着ける働きがあります。

 一般的にはあらゆる点で安全な精油だとされています。

 しかし通経作用についての研究が進むまでは、
 妊娠中の試用は低用量にとどめたほうがいいでしょう。
 
 【ノート】ベースノート
 
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 クリニカル・アロマセラピーより
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 モノテルペン炭化水素にアルコール類を含むので
 強力な殺菌効果があります。
 
 また鬱血除去作用と去痰佐用があるので呼吸器の感染症
 に吸入したり、胸と背中のマッサージにブレンドするとよい。

 インフルエンザや風邪のときに頭をすっきりさせるのに役立ちます。

 泌尿生殖器にも親和性があるので、膀胱炎や帯下にも試用できる。

 月経困難症や不正出血にも有効

 通経作用があるとも考えられているので、妊娠中は低用量で使用
 したほうが無難でしょう。

 黄色ブドウ球菌や大腸菌には有効
 緑膿菌やカンジダには効かないことがわかっています。
 
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 編集後記
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 先日東京で受けた講習会では
 アメリカの AHA: American Heart Association の心肺蘇生法を
 学んできました。

 ついでにインストラクターの資格ももらってきました。

 最後にAHAのバッチももらってきました。

 アメリカだと「おー」といってもらえるバッチなんだそうです。

 お人形を使って人工呼吸や心マッサージの練習をするのですが
 この人形がハイテクなんです。

 おなかに記録紙が入っていて、ちゃんとできているかどうか
 この記録紙をみるとチェックできるようになっているんです。

 汗が出るし、息はぜいぜい切れるし、あとで筋肉痛にもなるわ、
 気づくと膝にアオタンができています。
 なかなか大変なトレーニングでした。 

 大変でしたが楽しい経験でした。

 

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 アロマでお掃除
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 アロマの手作りの化粧品の本もいろいろ買ってみましたが、
 書いてある通りに作っても全然それらしくならないものが
 たくさんあります。

 この人本当に作って本をかいたのかしら?
 どの本とは言いませんが、怪しげな本がいっぱいありますね。

 そんな中で、すばらしい本を見つけました。
 本当に作っている人しか書けない本だと思いました。

 矢野あずささんの『 心と肌にやさしい手作りコスメ生活 』
 
 気が付くと、お店のメルマガもありました。

 このメルマガのバックナンバーに「アロマお掃除」があります。

 とても役に立つもので見つけたときにはとてもうれしかったので
 読者の皆様にもお知らせしようと思いました。

 「アロマお掃除」のバックナンバーーは
 ↓
 アロマお掃除

 ナチュラルお掃除も役に立つページでしたよ。
 ↓
 ナチュラルお掃除

 大掃除をアロマで楽しくしたいものです。

 オレンジスィートくらいしか掃除には使わないと思っていたので
 ちょっとびっくりしました。
 
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 ドイツのアロマセラピー事情
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 この間、久しぶりに日本アロマ環境協会のHPをみたら、
 世界各地のさまざまなアロマテラピーに関する情報が
 アロマテラピーワールドマガジンとして、新しく追加されて
 いました。

 このドイツ編を読みました。

 日本では現在、医学的な治療は医師をはじめとする医療従事者に
 限られていますが、ドイツには医師以外の人が必要な医学知識と
 自然療法を勉強し、経験を積んだ上で一定の試験を受けて資格をとり、
 治療できる制度があるのだそうです。

 これをハイルプラクティカー制度というそうです。

 ハイルプラクティカーとは自然療法士という意味です。

 なかなか興味深く読みました。

 国が違えば、ずいぶん事情も異なるものです。
 ドイツには深い歴史があるのでこのような療法士も存在する
 のでしょう。
 
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 編集後記
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 皆さんインフルエンザの予防接種はすみましたか?

 自分がインフルエンザにかかっていてはどうしようもないので
 今年もさっさと予防注射を打ちました。

 妊婦さんに質問されます。

 「インフルエンザの予防接種は受けたたほうがいいですか?」

 私は妊婦さんにほ接種する事をおすすめしています。

 今日の日記にも少し書いてあるので、興味のある方は読んでみてください。
 ↓
 楽天日記

 

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 ラベンダーの免疫系への働き
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 「The Aromatherapy practitioner Reffrence Manual 」より

 ●インフルエンザ
 ●ウィルス感染症?
 ●チフス
 ●結核

 精油の科学と使用法シリーズ「ラベンダー油」には水痘、ヘルペス、
 百日咳、免疫の強化、殺菌消毒剤としての使用方法が記載されています。
 
 ●水痘
 
 (1)部屋に蒸散させる
 (2)2~3時間ごとに沐浴する
    赤ん坊は小さじ1杯のアルコールにティートリー2滴にラベンダー1滴
    子供は小さじ1杯のアルコールにティートリー3滴にラベンダー2滴
    成人は小さじ1杯のアルコールにティートリー5滴にラベンダー5滴
 (3)塗り薬
    10mlのアルコールにティートリー25滴
             ラベンダー 10滴
             カモミール 10滴
    上記にバラ水50ml、ウィッチヘーゼル水50mlにミックスさせる
    この液を脱脂綿かガーゼを使用して発疹したところに付ける
    (この方法は幼児には向かない)

 ●ヘルペス
 (1)疱疹ができているところにラベンダーの原液を塗布する
    症状が消失するまで繰り返す
 (2)陰部ヘルペスの場合
    1リットルのお湯にラベンダーをミックスした液で膣洗浄
    するか頻繁に害陰部を洗浄する
    (1次的に温感を覚えるのはノーマルなことですが、もし不快な
     刺激を感じるときは中止すること)
 (3)沐浴
    ラベンダー8~10滴で沐浴する

 ●百日咳
 ラベンダーには鎮痙作用があるので、百日咳を鎮める効果を発揮します
 感染の初期にカラダがこの病気と闘うのを助けてくれます。

 (1)部屋に蒸散させる
 (2)お湯にsyy的のラベンダーを入れて温湿布を用意して
    これを胸にあてると呼吸が楽になる
    また原液をのどにマッサージしてすり込むのも有効です

 ●免疫の強化
 免疫機構を刺激して感染症に抵抗します

 *微生物に対抗する
 *免疫に関係する器官と細胞を刺激促進する
 *抵抗力を強めて免疫機構を増強する 

 「毎日の沐浴でスキンケアでまたは日常の家事で精油を使用する
 人々はほとんどが平均よりもハイレベルな抵抗力を持ち
 風邪などにかかることも少なく、もしかかってもすぐに回復する」
 という論文が紹介されています。

 (1)沐浴
   ラベンアー8~10滴で沐浴、週に最低2回
 (2)ラベンダーとティートリーを2,5%でブレンドした
    キャリアオイルで週1回マッサージを受ける
    5%で作ったオイルで1日1回両方の手のひら両足のうらに
    すり込む
 (3)ラベンダーおよびその他の精油を毎日室内香として使用する

 ●殺菌消毒剤としての使用のしかた

 (1)衣類オムツの殺菌消毒
  0.5リットルのお湯にラベンダー50滴で洗う
  液体洗剤にラベンダー50滴を加えて洗濯機で洗濯する

 (2)床や家具の洗浄
  ボール1杯のお湯にラベンダー50滴
  この液で床や家具を拭く

 (3)創傷の洗浄
  ボール1杯の沸騰してさました水に2~3滴のラベンダーを入れて
  患部を洗浄する

 (4)病室、浴室の殺菌消毒
  部屋にラベンダーを蒸散させる
 
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 編集後記
 ★===========================
 
 昨日の私は、花粉症のようなくしゃみとおびただしい鼻水に1日
 悩まされました。

 鼻をかみすぎて、鼻の下がぴりぴりします。
 ユーカリで作ったオイルを塗ってやり過ごしました。

 環境庁の花粉情報をみてみました。

 兵庫県の情報をみると

 『 季節は晩秋となり、県下の花粉飛散数は前週よりも少なく
 なってきました。

 イネ科、キク科等の秋の花粉飛散数について、今年は前年に比して
 相対的に少なかったようです。

 今後、しばらくの間、花粉飛散数は少なく推移していくものと
 推察されます。

 しかしながら、東播磨、北播磨及び西播磨地域では、
 飛散数は少ないもののスギ科花粉が観測されており、
 敏感な方は注意が必要です。』

 私は敏感だったということでしょうか。
 でも、今朝は昨日のような鼻水は出ません。
 
 前日の寝不足もたたったのかなと思います。

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 ラベンダーの皮膚・毛髪・爪への働き
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 「The Aromatherapy practitioner Reffrence Manual 」より

 今日は皮膚や毛髪への作用についてまとめてみました。

 乾性~脂性のすべての肌のにきびに有効(皮脂を整える)
 湿疹、
 乾癬、
 痒み、
 あざ、
 重症な火傷(セントジョンズワートの植物油を使用)
 傷跡、細い静脈が引き延ばされた皮膚を修復する
 膿瘍、潰瘍、切り傷の痛みを抑える
 すべての真皮と表皮の状態を整え、改良します
 (水膨れ、火傷、アレルギー)
 皮膚を浄化し解毒する

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 フレグランスジャーナル社の精油の科学と使用法シリーズ
 「ラベンダー油」によると次のように書いてありました。

 ●スキンケアに一番役に立つ精油のひとつであること
 ●殺菌消毒作用を持ちながら肌に穏和であること
 ●全ての肌質にマッチすること
  特に脂性肌と成熟肌(しわができた肌)によくあう

  が特性にあげられます。

 またすぐれた瘢痕形成作用があるので、細胞の若返りを促し
 傷跡ができるのを防ぎます。

 <打撲傷>
 皮膚の表面を打撲したときに、皮下の部分が損傷を受けて
 できます。

 ラベンダーは炎症をひかせ、細胞組織のダメージを癒し
 治癒の過程をスピードアップします。

 <静脈瘤性潰瘍>
 長年にわたって静脈瘤性潰瘍に悩んでいた患者が、
 他の療法は全て失敗したが、ラベンダー油を使用したところ
 17日で治癒を見た症例が紹介されています。

 ガットフォセは「アロマセラピー」の中で、

 戦傷、
 やけど、 
 静脈瘤性潰瘍、
 軟性下疳、
 壊疽、
 無力性創傷

 などを含むいろんな症状についての症例を引用し、
 これらをほとんど純粋なラベンダー油
 (またはそれを何かに溶解させたかたち)だけを
 使用して非常な成果を収めたことを述べました。

 「全ての症例を通じて、次のことが注目される。
  
 すなわち、
 
 細菌数が減少し、治癒力が強力に刺激促進され、

 きわめて短時間内で回復することである。

 これはあたかも生理的物質が、病理的現象の減弱を

 即座に惹起する活力を新たに吹き込まれたかのようである。」
 
 
 今のように抗生物質がたくさんある時代に、私たちは抗生物質の
 効かない細菌の出現に恐怖を抱いています。

 ガットフォセのこの言葉、よくよく覚えておきたいと思います。

 ============================================================== 
 編集後記
 ================================================☆========☆===
 
 このあいだ学校の体育の時間に滑り台でおまたを打ってしまった
 お子さんがきました。

 外陰部に大きな血腫ができていて腫脹しています。
 痛々しくてとてもかわいそうでした。

 切開せずにすみましたが、腫れがひくのに時間がかかります。

 ヘリクリサムとラベンダーが頭をよぎりましたが、
 結局忙しい外来診療の中では、こんな方法もあるのですよと
 アロマセラピーについての説明する暇もなく、結局普通の
 薬を使用してしまいました。

 あれはきっとアロマセラピーを用いたほうが早く良くなった
 様な気がしてなりません。

 メディカル・アロマセラピーを実践するのはなかなか難しいものです。

 ===========================★
 ラベンダーの消化器系への働き
 ★===========================
 
 「The Aromatherapy practitioner Reffrence Manual 」より

 歯が生えるときの痛み(teething painと書いてありました)
 脾臓と肝臓をきれいにする?
 肝臓の血液循環を良くする
 胆汁産生を促進する
 嘔気・嘔吐・疝痛を緩和させる
 血糖を上昇させる?
 消化機能を促進
 太陽神経叢の痙縮ヲ緩和させる

 などと書かれています。

 ラベンダーは毒性が低いために子供の病気の治療に使用されます。
 フレグランスジャーナル社の精油の科学と使用法シリーズ

 「ラベンダー油」を見ると
 
 幼い子供に安全に使用できる和少ない精油だと述べています。
 
 <使用量>
 ●乳児には
   小さじ1杯のキャリアオイルに1滴のラベンダー油
  (マッサージオイルとして利用したり浴槽に入れる)
 ●幼児(1~5歳)には
   小さじ1杯のキャリアオイルに2~3滴のラベンダー油
  (マッサージオイルとして利用したり浴槽に入れる)
 ●子供(5~11歳)には
  マッサージには大さじ1杯のキャリアオイルに5~6滴のラベンダー油
  沐浴には5~6滴のラベンダー油
 ●ティーンエイジャー(12歳以降)は大人とおなじ

 <使用方法>
 ●オムツかぶれに
 定期的に上記のもので沐浴させる
 ベビー用クリームにラベンダー1滴とティートリー1滴加えて
 患部にすり込む

 ●落ち着きのなさ、活動過多、不眠症に
 上記使用量で沐浴やマッサージを行うとよい
 もしくは寝室でディフーザーを使用したり
 枕やパジャマに1~2滴ラベンダー油をつける
 (目に入らないように注意する必要があるとおもいます)

 ●腹痛や疝痛に
 おなかを時計回りに上記オイルでマッサージする

 ●歯生期の痛みに
 赤ん坊や幼児の歯生期の痛みに小さじ1杯のキャリアオイルに
 1滴のラベンダー油を加えて、痛む歯のこと側のほほに塗って
 マッサージする

 ●脂漏性湿疹
 乳痂と書いてありますが、これは頭にできた脂漏性湿疹のことです。
 10mlのオリーブオイルを少し温めてラベンダー油を5滴溶かす。
 これを頭皮に塗って5~10分ほど放置してから、
 ラベンダー油入りシャンプーで洗い流す。

 目に湯が入らないように注意すること!
 はじめのうちは毎日おこなう
 再発を防ぐために毎日ラベンダー油入りシャンプーで洗うことを
 習慣にすること

 (ティートリーも同様に使えます)

 ●1歳以上の子供の傷・吹き出物・むしさされに
 ラベンダー油を1滴つけます

 ●カモミールもラベンダーと同じように使用できる
 赤ちゃんの脂漏性湿疹には困るお母さんが多いので
 よい方法を知りました。

 べビーオイルで同じような方法(昔は椿油を使いました)を
 説明していましたが、こっちの方がよさそうです。

 今度からラベンダーとオリーブオイルでするように説明しましょう。

 そういえば、この間のアロマセラピー学会でも鮫島先生が
 言っておられました。

 脂漏性湿疹の赤ちゃんのかさぶたをラベンダーの芳香蒸留水で
 拭けばいいとおっしゃってました。

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 編集後記
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 本日は思いがけず、子供のアロマセラピーになってしまいました。
 やっぱりラベンダーはとっても有益なオイルですね。

 このあいだから狂犬病の患者様のニュースが気になっていましたが、
 とうとう亡くなられたようです。

 狂犬病は水を怖がるので恐水症とも呼ばれます。
 しかし本でしか読んだことのない病気です。

 実際に狂犬病の患者を見ることはないかもしれませんが、
 みてもわかるのかしらとちょっと気になりました。

 外来種のペットがたくさん日本にもいます。

 狂犬病と言いますが、犬だけではなくコウモリにもあると
 「推理する医学」という本で読んだことがあります。
 この本とても面白いのですが絶版です。
 古本屋さんで見つけた時はとっても嬉しかったです。

 私達が狂犬病の患者をみるような事態に陥らないことを
 期待したいと思います。

 先日のアロマセラピー学会は1日だけの参加でした。
 
 教育講演を2~3聞いて、一般演題を聞いてきました。

 その中から面白いなと思ったものをお知らせします。


 日本人はレモンの香りが好き。


 「香りと学習能力との関係」
 東京電機大学理工学部情報社会学科 中山 洋先生の発表です。


 高等学校の一斉授業に精油(ローズマリー)を用いて、集中力への
 影響を調査しています。


 この中でローズマリーとレモンを5対1の割合で使用して芳香浴
 して実験しています。


 この中で、何故レモンを利用したかというと、嫌いな人がいなかった
 からなんですって。


 日本人はレモンの香りが好きなようです。


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 ラベンダーの呼吸器への働き
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 さて今日もちょっとずつラベンダーの追加です。

 ラベンダーの呼吸器系への働きについて書いてみました。

 「The Aromatherapy practitioner Reffrence Manual 」より

 ●気管支炎
 ●カタル
 ●感冒
 ●喉頭炎
 ●喘息を軽減させる
  (神経質なところを軽減させてリラックスさせ呼吸を楽にする)

 他の本で、ラベンダーの畑で働く人には結核が少ないと
 書いてありました。

 結核の影響も少なくすることができます。

 NARD事典には、その他花粉症や急性中耳炎などの耳鼻科疾患に
 使うと書かれています。

 

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 編集後記
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 「香りと学習能力との関係」の実験結果を書いておかないと
 皆さん気になりますね。

 成績の上位層と下位層ではテストの結果には有意差はありませんでした。

 中位層ではアロマを使用した群の成績が優位に高かったそうです。

 アンケート調査では気分はよくなるが学習効果は実感できない
 という意見も見られたり、アロマの効果に半信半疑な意見も ありました。

 しかしアレルギー性鼻炎がよくなるなど多くの副効用を感じたようです。

 時には学校で芳香浴をしてみるのもいいかもしれません。

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 ラベンダーの泌尿生殖器への働き
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 さて今日もちょっとずつラベンダーの追加です。

 ラベンダーの泌尿生殖器系への働きについて書いてみました。

 「The Aromatherapy practitioner Reffrence Manual 」より

 ●分娩の痛みを和らげる
 ●分娩を早める
 ●痛みを和らげる
 ●膀胱炎
 ●膣カンジダ症

 「妊娠と出産のクリニカル・アロマセラピー」より

 ラベンダーのケモタイプについて説明してあります。
 ※真正ラベンダー      Lavandula officinalis
                 Lavandula angustifolia
                 Lavandula vera
 ※スパイク・ラベンダー  Lavandula spica
 ※ラバンジン       Lavandula flagrans(Lavandula hybrida)

 いろんな種類があるので、学名を確かめて使用するように注意を促しています。

 

 いわゆるイングリシュラベンダーが真正ラベンダーです。
 フランスでは標高の低い場所で栽培されるスパイクラベンダーと
 高地で栽培される真正ラベンダーとの間にできた交配種がラバンジンです。
 ちょうど中間帯で栽培されます。

 

 このラバンジンは花は大きくて丈夫ですが、
 治癒力は真正ラベンダーやラベンダー・スピカより弱いといわれています。

 

 Dale&Cornwell(1994)の報告によると、635人の女性を対象に行った試験では
 ●会陰切開後にラベンダー油を用いても顕著な抗感染作用は認めなかった
 ●損傷治癒促進効果も認めなかった
 ●しかし産婦は不快感の明らかな軽減を報告しています

 
 分娩中に腹部と背中にラベンダー油をマッサージしながらすり込むと
 子宮の働きを強化してうまく調整することができる。

 

 また分娩第3期に胎盤がなかなか剥離しない場合にも、有効である。

 

 またアルコール類とセキステルペン類を含むので、降圧作用もあります。
 妊娠後期や分娩中に血圧が上がるケースには有用でしょう。

 

 ただし無痛分娩で硬膜外麻酔を受けているときには、麻酔薬で血圧が
 下がることがあるので、ラベンダーの使用には注意が必要と警告しています。


 ラベンダーにはケトン類のカンファーを含むために、通経作用があります。
 ですから妊娠初期には慎重に用いるべきと注意を促しています。

 

 <危険性>
 妊娠初期には低用量かつ間をおいて慎重に使用
 真正ラベンダーを用います
 (スパイクラベンダーは皮膚毒性が2倍になります)
 降圧作用があるので、起立性低血圧を起こしやすい
 硬膜外麻酔を受けている場合には使用を控える
  

 先週の土日は大阪で補完代替医療学会がありました。

 今年のシンポジウムは「癌の免疫療法の現況と展望」でした。

 久しぶりに免疫学の勉強をしてきました。
 シンポジストの先生は総論的に話してくださいましたので私でも
 何とかわかる感じでした。

 効くのかどうかわからない、気休めかなと思っていた免疫療法が
 いよいよ治療に使える時代が来たのだと感じました。
 まだまだ縁の下の力持ち的な感じはありますが。

 癌ワクチンのすばらしさ
 *癌細胞を見つけ出す
 *キラーT細胞が腫瘍細胞を殺す
 *記憶がある

 この記憶があるという事実に癌ワクチンの展望を見たように思います。
 考えたらわかることですが、何故かひきつけられました。

 私って単純ですね~


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 ラベンダーの脳神経系への働き
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 さて今日もちょっとずつラベンダーの追加です。

 ラベンダーの脳神経系への働きについて書いてみました。

 「The Aromatherapy practitioner Reffrence Manual 」より

 ●脳や中枢神経系に対して、鎮静作用を示す
 ●頭痛を軽減させる
 ●神経の緊張や消耗を抑制する
 ●躁うつ病
 ●気分の変動と怒り(太陽神経叢をマッサージ)

 すべてのラベンダーは両極端な感情をなだめ、深い催眠状態に導きます。

 今回の学会での発表もありました。

「認知症患者に対するアロマセラピー知的機能改善効果」
 
 鳥取大学の発表です

 老人保健施設に入居中の認知症高齢者35名に実験しています。
 アルツハイマー 20例
 脳血管性認知症 4例
 混合型、その他 11例

 方法は9時~11時にはローズマリーとレモンを、
 19時半~21時半にはラベンダー、オレンジを
 デフューザーで散布しています。

 テストすると認知機能は有意に改善されました。
 アルツハイマーに効果が高かった。

 年はとっても認知症などにはならず、元気でいたいものです。

 

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 ラベンダーの歴史
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 今回はラベンターの歴史です。

 修道院にはハーブガーデンが作られましたが、
 このハーブガーデンは17世紀まで存在し続け、
 エリザベス朝時代に人気のピークを迎えました。


 この時代は全体を通じて家庭用品として、また医薬品として
 使われました。
 
 ビネガーの香り付けとして料理に、
 乾燥させて粉末にしたものを薬味として使用し
 「胃腸を元気づける」のに使われました。


 エリザベス1世はラベンダーの砂糖漬けを好んだそうです。
 
 昔のヨーロッパの薬草学者たちはおしなべて、

 真性ラベンダーが神経の各種の疾患に特効があるということ、

 真性ラベンダーの香りだけが抑鬱と闘うことができ、

 精神をよみがえらせるということで見解が一致していました。

 この後近代的な科学が発達し、伝統的な民間医療への人々の
 関心も薄れていきました。
 
 この後は皆さんも良くご存知の、

「アロマセラピー」という言葉を作ったガットフォセや

 第2次世界大戦中にアロマセラピーを医学に取り入れた
 ジャン・バルネの活動からフランスでは医学に使われるように
 なりました。


 一方イギリスでは、マルグリット・モーリー女子の
 働きでホリスティックなアロマセラピーが発達しました。

 ここのところは良かったら以前のメルマガを参考に
 してください。
 ↓
 こちら

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 編集後記
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 草なぎ君の「僕の歩く道」を見ながら思います。

 
 色んな患者様がいます。
 色んなご苦労をしているお母さんもいます。
  
 
 周りの人が、その子の性格を理解してくれて、優しく見守って
 くれれば、トラブルは起こらなくてすむだろうと思うことがあります。


 性格は人さまざま、病気ではなくても人とのお付き合いが
 下手な人もいます。
 
 きっと原因は些細なことなのかもしれませんが、いじめられて
 心療内科にかかる若い子が多いことは、残念でなりません。


 時間がせからしく進む現在の社会は、優しく見守るという気持ちが
 すべての人にかけているのかもしれません。
 
 ゆったりと時間の流れに身を任せたいと願望しつつ
 自分も、せかせかした生活を送っていますから。


 ときにはゆっくり立ち止まり、「マインドフルネス」に
 つとめたいと思います。

 「マインドフルネス」ってご存知ですか。
 アメリカの新しい行動療法です。

 またご紹介しますね。

 今回はアロマセラピーの歴史について復習してみました。

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 先史時代
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 私たち人間は猿と同じ霊長類です。
 最古の類人猿は約3800万年前に現れたといわれています。
 2000万から700万年前には類人猿によく似た動物がアフリカと
 ユーラシア大陸に広く分布した。
 そして500万年前、人類の祖先は類人猿の祖先と分岐して
 進化をはじめました。

 類人猿から猿人が発生しました。 
 人類の最初の祖先です。はじめて直立2足歩行をしました。
 300万年ほど前から道具を使用するようになりました。
 400万~500万年前アフリカに現れたアウストラロピテクスや、
 アウストラロピテクスの後登場したホモ・ハビリスは猿人の仲間です。

 猿人が進歩して原人になりました。
 北京原人やインドネシアのジャワ島にいたジャワ原人がそうです。
 約75万~30万年前のことです。

 原人から旧人が進歩しました。
 20万年前から4万年前に存在していたホモ・サピエンスです。

 ネアンデルタール人はお墓に花を供える習慣がありました。
 お墓からタチアオイの花粉が発見されています。

 新人 4万年前から1万年前
 現代人とあまり変わらず、クロマニヨン人はヨーロッパの人々の
 祖先に当たると考えられています。

 新人はやがて現生人類へと進化しました。


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 古代エジプト3000年B.C.
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 古代エジプト人は乳香(フランキンセンス)や没薬(ミルラ)
 など防腐作用のある植物をミイラ作りに使用しました。
 クレオパトラは非常に魅力的な女性でしたが、その香りも大きな
 魅力でした。
 クレオパトラの髪の毛は没薬の匂いがしたということです。

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 インド アーユルヴェーダ医学
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 アーユルヴェーダはスリランカやインドで生まれた伝統医学です。
 その歴史は3000年以上と言われています。

 ヴェーダとは「知識」と意味し、1000年B.C.から500年B.C.に
 インドで編纂された宗教書です。
 このリグ・ヴェーダにアーユルヴェーダの原型が見られます。

 アーユルベーダは医学や哲学、心理学なども含んで体系化されて
 いる伝統医学です。
 食事のとり方や睡眠のとり方、日々の生活をする上での気持ちの
 持ち方にまでふれられています。

 西洋医学と大きく異なる点はアーユルベーダは病気の症状のみを
 診るのではなく、ストレスなどの精神面や体質,さらにはその人を
 取り巻く環境等を含め、その人個人を診ようとする点です。

 けがや病気を癒すのにはハーブ(薬草や薬木)を用います。


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 中国の本草学
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 2~3世紀頃、漢の時代に「神農本草経集注」が作られました。
 西洋の「マテリア・メディカ」とならんで有名な東洋の薬草学書です。


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 古代ギリシャ 500年B.C.
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 ヒポクラテス古代ギリシャ時代(400年B.C.)のお医者さまです。


 ヒポクラテスは「医学の父」と呼ばれています。
 医師の心構えを述べた「ヒポクラテスの誓い」は私たち医師は
 入学したときに必ず聞く言葉です。
 「ヒポクラテス全集」にはヒポクラテスがたくさんのハーブを
 使用したことが記載されています。


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 ヘレニズム文化 330年B.C.
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 アリストテレスに師事していたアレキサンダー大王が東方へ
 遠征しました。
 中央アジア、インドに至る広大な世界帝国を築きました。
 この大帝国の建設により東西文化が活発に交流するようになりました。
 これをヘレニズム文化といいます。
 東西貿易でハーブやスパイスが盛んに交流する様になりました。


 アリストテレスの弟子、テオフラストスは「植物誌」を著し
 植物分類や系統だった研究をしました。


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 キリスト誕生
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 紀元前4年頃、イエス・キリストが生まれました。


 クリスマスにはキリスト誕生の聖劇が行なわれるので、
 ご存知の方が多いと思いますが、東方の3賢人が馬屋へ
 キリスト誕生のお祝いに持参したのが黄金と乳香と没薬でした。


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 古代ローマ時代 200年B.C.~200年A.D.
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 ローマにおいてハーブ医学は黄金時代を迎えます。


 暴君として名高いネロ皇帝は、火災を防ぐために都市計画の
 一環として、集合住宅に浴室を設置しない代わりに公衆浴場
 を建設しました。


 カラカラ浴場は有名ですね。
 浴場では香油を全身に塗るなど一般市民に至るまで香りを楽しむ
 習慣がありました。


 ネロはバラの香りを非常に好み、宴会では天井からバラを降り注ぎ、
 バラの香りをつけた酒を毎夜振舞ったといわれています。
 暴君にバラ...なんかアンバランスですが??


 ネロの軍医であるペダニオス・ディオスコルデス(Pedanios Dioscordis)は
 「マテリア・メディカ」を著し薬物の分類や研究をしました。
  マリアアザミを蛇咬症に用いたと記述しています。


 ディオコルデスと同じ頃(70年頃)活躍したプリニウスは 
 「植物誌」という大規模な自然誌を著しました。


 ガレノス〔129~199年〕はギリシャ医療に実験的証明という方法を
 導入しました。医学の基礎として解剖学を重視し、動物を解剖しました。
 
 人体の解剖は許されていなかったのでサルやブタを解剖して動物の
 体の構造および生理機能を研究しました。
 
 ギリシャ医学を集大成したガレノスの学説は16~17世紀まで
 医学の権威と称えられました。
 アラビア医学にも影響を及ぼしました。


 ●肝・心・脳を体の中枢と考えました
 ●麻痺と脊髄切断の関係を研究しました
 ●コールドクリームを作りました


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 カトリック教会によるハーブの使用禁止令~ 400年A.C
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 その後残念なことにカトリック教会が、ハーブの使用を禁止した
 ためにハーブ医学は暗黒時代を迎えます。


 ハーブの薬品が"信仰の欠如"を引き起こす、もしくは"魔術"
 まがいのものとして、信者が使用することを禁止しました。
 カトリック教会はその理由を、ハーバリストが


 "神がもちうるパワーによって癒すという信仰の妨げ"
 をしているとしています。


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 中世アラビアにおいて香料植物療法が発達
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 古代ギリシャで始まった錬金術は、キリスト教では「黒魔術」
 として退けられたが、イスラム世界アラビアで大きな発展を遂げました。
 精油の蒸留法はこの錬金術から生まれました。


 イブン・シーナ 980~1037年
 イブン・シーナ(アラビア人の哲学者で医学者)は精油蒸留法を
 確立しました。
 治療にも使用し「医学典範(カノン)」を著しました。
 精油の医学への応用はアロマセラピーの原型といえます。


 イブン・シーナが著した「医学典範(カノン)」は、
 その後長くヨーロッパの医科大学の教科書として使われました。
 精油とその応用方法について、中世ヨーロッパの修道院などで
 行われていた僧院医学さらには16世紀から盛んになった
 ハーブ医学へと受け継がれました。


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 中世ヨーロッパの僧院医学
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 教会では薬草中心の医学が発達しました。
 中世も半ばになると医師が必要になってきました。


 イタリアのサレルノは「ヒポクラテスの町」とよばれ医学が
 発達しました。
 1140年サレルノ領主であるシチリア王が医師国家免許制度を
 始めてもうけました。


 十字軍遠征〔1095~1291〕により、東西文化が交流し、
 ハーブや精油の蒸留法がヨーロッパに伝わりました。


 僧院医学の有名名エピソードはハンガリアンウォーターですね。
 ハンガリーの王妃エリザベート1世の手足が痛む病気を気の毒に
 思った僧侶が、ローズマリーの浸出液やアルコールなどで作った
 痛み止め液を献上したところ、たちまちなおり、
 隣国の王子に求婚されたため「若返りの水」と呼ばれます。
 レシピは文献がのこっているということです。


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 カール・リンネ(1702~1778年)が植物の科学的分類を行う 
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 分類学の父といわれるカール・リンネがそれまでに知られていた
 動植物についての情報を整理して分類表を作り、体系化しました。


 現在の生物の学名は、リンネの考え方に従う形で、
 国際的な命名規約に基づいて決定されています。


 このことから後18世紀にはハーブが薬として認識されるようになり、
 薬草学が進歩しました。


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 編集後記
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 続きはまた次回。
 お楽しみに。

 もうすぐアロマ環境協会の資格試験があります。
 歴史も出題されるので、復習になれば幸いです。

 お試験を受ける方は頑張ってくださいね。

 もし質問などあればメールしてくれてもかまいませんよ。

 そういえば、試験の予想問題に子宮筋腫など婦人科疾患が
 入っているとかで、子宮筋腫にはどんな精油を使うかなんて
 質問を受けたこともありますよ。

 今回はローズマリーと同じくシソ科のラベンダーを取り上げてみました。


 アロマセラピーでは最も利用される頻度の高い精油です。

 美しくて強健なラベンダーは、古くからいろんな文化のもとで
 その香りのためばかりではなく貴重な医療特性のために、
 大切にされてきた植物です。

 これまで一度も人気を失ったことのない数少ないハーブのうちのひとつです。

 古いハーブですから、ローズマリーのように、歴史上の
 面白い話が見つかると思います。

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 ラベンダー
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【一般名】真正ラベンダー lavender

【学名】 Lavandula angustifolia / Lavandula officinalis
   ラベンダーの語源はラテン語の「lavare(ラワーレ)」です。
   「洗う」という意味の言葉から由来したものと考えられています。
 
【科名】 シソ科

【抽出部位】葉と花

【抽出法】水蒸気蒸留法

【産地】  フランスイギリス、イタリア、ブルガリア、オーストラリア
      日本(北海道富良野で作られています)

【成分】酢酸リナリル
    リナロール
    テルピネン-4-ol

【特徴】
   鎮静作用
   鎮痛作用
   肉芽形成促進作用
   抗菌作用
   抗ウイルス作用
   降圧作用/通経作用

【心に対する働き】
怒りを和らげ疲労を回復します、


 ============================================================= 
 
 ラベンダーを病気に使うことの最初の記録は古代ギリシャ時代までさかのぼります。

 ディオスコルデスは
 1世紀はじめに、初めての医学書「マテリア・メディカ(薬物誌)」を編纂しています。

 この中でディオスコルデスはラベンダーのことを下記のように述べています。

 『これは、タイムに似た繊毛のある細い小枝を持つが、タイムより葉が長いハーブである。
  味はえぐみがあり、多少苦味がある。しかしその煎剤はヒソップの煎剤同様に
  胸部の苦痛を鎮めるのに有効である』

 また偉大な医師ガレノス(129~199)は毒物の解毒剤として、また子宮の
 各種の不調の治療に使いました。

 大プリニウスは通経剤として、へびの咬傷・虫の刺傷の治療にワインにいれて、
 消化促進剤、肝臓・腎臓・胆嚢の不調の治療に使いました。

 こんな昔から使われていたなんて、不思議な気がしますね。

 ギリシャ人は医薬として使用しましたが、ローマ人はラベンダーを
 その香りのために大規模に使いました。

 ローマ人は儀礼的な沐浴に大金を使いました。公共浴場には
 「ウンクタリウム」すなわちオイルルームが備えられており、
 ミックス済みのローションが数え切れないほどおいてありました。

 ローションの多くはラベンダーを含むものです。

 信仰する神を敬うために乾燥させて砕いたラベンダーの葉を薫香として焚きました。

 儀式をとり行う際に、また出産の準備をするときに、熱した炭の上に
 ラベンダーの葉をおいて焚きました。
 
 中世の暗黒時代に、ヨーロッパでハーブの知識を受け継いだのは、僧侶たちでした。

 尼僧のヒルデガルド・フォン・ビンゲル(1078~1180)は著作の中で
 ラベンダーに触れています。

 食用にする価値はないが、あらあらしさのある、乾性の強い香りを放つハーブ
 だとしています。 目を明らかにして、しらみを駆除し、邪悪な霊を退散させる
 ために使用するように指示しています。

 各地の修道院では、高い壁の内側にハーブガーデンを設け、そこでハーブ類の
 栽培を行ないました。台所に近いハーブガーデンは、特別な趣向が凝らされるのが
 普通で、それぞれのハーブの区画には1種類のハーブが植えられ、
 特定の料理用途に、あるいは医療用途におのおの育てられました。

 こうした古典的なアレンジのハーブガーデンのタイプは17世紀まで
 存在し続け、エリザベス朝時代に人気のピークを迎えました。


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 編集後記
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 ラベンダーのことを書いていると、自然にハーブの歴史がわかるような気がします。

 今日の内容はフレグランスジャーナル社の「ラベンダー油」を参考にしました。

 ハーブはエジプト時代(2000年B.C.)から使われており、
 ギリシャ(500年B.C.)を経て、ローマ(200年B.C.~200年A.C.)に伝わりました。

 その後残念なことにカトリック教会が、ハーブの使用を禁止したために
 ハーブ医学は暗黒時代を迎えます。

 ハーブの薬品が"信仰の欠如"を引き起こす、もしくは"魔術"まがいの
 ものとして、信者が使用することを禁止しました。

 カトリック教会はその理由を、
 ハーバリストが"神がもちうるパワーによって癒すという信仰の妨げ"を
 しているとしています。

 ハーバリストは神の癒しに近いパワーを持ち合わせていたということ
 になるでしょうか。

 ハーブにそんな力があるなら、もっと勉強してみたいと思ったりしてしまいますね。

 以前お知らせしたハーブのセミナーに行ってきました。
 とても充実したセミナーでした。

 日々常備するハーブとしては、本当にスーパーマーケットで
 買えるようなものばかりでちょっと驚きです。

 ニンニク、オレガノ、唐辛子(粉末の)、レモングラス、エキナセア、
 セージ、ペパーミント、アロエベラ、ハチミツ、レモンまたはライム
 その他生姜、ローズマリー、カモミールなど

 いろいろそろえないといけないような気がしますが、
 家庭で母親が家族の健康管理に利用するには、こんな程度のハーブで
 充分のようです。

 ローズマリーは、このたびの講習会では抗菌作用を目的として
 使う仲間に入っていました。
 

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 ローズマリー
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 引き続きローズマリーについて、前回書ききれなかったことを追加しておきます。

 古くから使われたエッセンシャルオイルであるために文献が豊富です。

 面白いものが多々あるのでお知らせしておきたいと思いました。

 ティスランドの「アロマテラピー、芳香療法の理論と実際」
 には、古い文献の引用がたくさん書いてありました。

 ●グレートハーバルより
 ローズマリーは頭部の衰弱に有効。
 頭部の衰弱ならびにそれから来る関連症状には、ワインに
 ローズマリーを入れて、患者にその湯気を鼻から吸入させると
 頭を温かくしておくことが出来る。

 ●バンクスのハーバル誌より
 この花を採って粉末にし、それをリンネル布を用いて右腕に
 あてがって縛っておくと、楽しくうきうきした気分になれる。
(読んでいるだけでも、ほんとにうきうきするような気がしますね)

 ヤギの乳にローズマリーの花をいれて煮て、それによく覆いをして
 空気に一晩あてておく。
 そしてこれを結核患者に飲ませれば、病気は治る。

 ローズマリーの葉を白ワインで煮て、それで顔、あご、ひげ、眉毛
 を洗えば、吹き出物が出なくなり、顔がきれいになる。

 おりものがあるなら、この葉を強い酢で煮て、リンネル布にいれ、
 子宮の上に包帯すると程なくおりものは止まる。

 脚が痛風で腫れているなら、葉を水煮してリンネル布にいれ、
 脚に縛ると症状が非常によくなる。

 葉を強い酢で煮て布にいれ、胃の上に包帯すると、さまざまな病気を
 癒すことが出来る。

 ベッドの頭側の下にローズマリーの葉を置いておけば、悪夢を見ないですむ。

 ●アラビア人とそれに続いた他の医師は、
 ローズマリーは脳や記憶力や内的な感覚の働きを助け
 とりわけ花と砂糖で作ったジャムあるいは別の方法で砂糖を
 加えて作ったものを毎日、朝食べると、麻痺して唖になっている
 人間の言葉を回復させることが出来ると、はっきりかいています。

 ●ジョン・ジェラード
 シュガーロゼットと同じく、花を砂糖とともに調理したものを
 食べると、心臓の働きを助け、心を楽しくし、精神を賦活し、
 いっそういきいきとさせてくれる。

 ●ニコラス・カルペッパー
 ローズマリーのワイン煮剤は、冷性の分泌滲出液が目にいく症状を
 はじめ、その他の頭脳の冷性の諸病、たとえば、めまいや頭がぐらぐら
 する症状、けだるさや気力欠如、麻痺で口がきけなかったり言語障害に
 おちいったりしている症状、嗜眠病、てんかんといった病気によい。
 これを飲用するとともに、こめかみにもこれをつけて用いる。
 弱い記憶力を増進させ、感覚を敏活にすることが出来る。

 花と葉から抽出される精油は、前述のさまざまな病気にこの上ない
 効果を発揮する。こめかみと鼻孔に2~3滴たらすだけで、
 先に述べた頭と脳のいろんな病気にききめがある。また体内の病気にも
 それぞれの場合に応じて1ないし2~3滴用いるとよい。

 しかし使い方は控えめにしなければいけない。 
 効果が敏速で浸透力が強いからである。したがって使用する1回量は
 少量でなくてはいけない。

 葉を干して細かく刻み、これをタバコとしてすうと、咳をしている人間や
 肺結核にかかった人間の症状を好転させる。これは、こうした病気を
 引き起こす薄い分泌液が温められて乾くためである。
 
  ☆.。.:*☆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
  .*.  .*.☆ ティスランドの
         「アロマテラピー、芳香療法の理論と実際」
   ☆.* ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥  
 
 私は、まだローズマリーの精油は飲んだことはありませんが、
 ティスランドによると、

 『無色透明で、温かみと鋭さのある味、ショウノウ的な味がしますが
 意外なことに苦味はほとんどありません。ショウノウに似ている
 ことがローズマリー油の特徴です。』
 
 ショウノウも匂いしか知らず、味わったことはありませんが......

 またアラブ人は粉末にしたローズマリーを、新生児の臍の緒に
 ふりかけたと書いています。

 ローズマリー油はきわめてすぐれた神経刺激剤で、神経の機能が
 減退したり停止するさまざまな障害に使うことが出来ます。

 知覚神経が傷害した場合にも運動神経が障害した場合にも
 用いられ、ヒステリーとてんかんを含むその他の大半の神経障害
 にもこれが大きな価値を発揮する。

 てんかんがあるとローズマリーは禁忌なのかと思いきや、
 この本では大きな価値を発揮すると書いてありました。


 ============================================================== 
 編集後記
 ================================================☆========☆===
 
 ローズマリーの消毒作用はフランスの病院でも認められ、伝染病が
 流行ったときには病棟で焚かれたり、フランスでは、伝統的に病人の
 いる部屋で、燻蒸材として焚く習慣が在りました。

 刑務所で流行した悪性チフスが広がるのを防ぐために使われたり
 したこともあります。

 庭にローズマリーがわんさと茂っています。

 これを上手に使って見ようかなと思っています。

 ギリシャ人やローマ人は神様の像をローズマリーでかざりした。
 生きている人には慰めを、死者には平安を与える神聖な植物と
 考えられていたからです。

 クリスマスのリースをローズマリーで作りますか?
 

 ローズマリーはその昔白い花をさかせていたといわれ、
 聖母マリアがまだ子供のイエス・キリストを抱いてエジプトに逃れる途中、
 ローズマリーの茂みにキリストの衣を干したところ青く変わった、
 あるいはマリアの清らかな心を表すようにその茂みが青く変わったという
 伝説があります。

 そのため別名「マリア様のバラ」と呼ばれます。

 またローズマリーの学名はRosemarinus officinalisと言いますが、
 語源は「ros marinus(海のしずく)」から由来しています。

 そういえば、ローズマリーの小さな葉は水しぶきのように見える
 ような気もします。

 ティスランドの「アロマテラピー」によると、水辺が好きだからと
 書いてありました。

 このros marinus が後に「Rose mary(聖母のバラ)」と読み替えられ、
 聖母に捧げる花となったと言う説もあるようです。
 
 またもうひとつ有名な話にハンガリアンウオーターがありますね。
 
 ハンガリーの王妃エリザベートは高齢になってからローズマリーを
 フェイスウオッシュに使いました。

 見る見るうちに若々しい外観を取り戻したそうです。
 ちゃんと文献も残っているんですって。

 抗加齢が話題の昨今、注目のエッセンシャルオイルですね。


 ☆.。.:*☆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 .*.  .*.☆ シェークスピアとハーブ
  ☆.* ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥   
  
 以前神戸のハーブサミットに行ったときに聞いたことがあります。
 シェークスピアにはハーブがよく出てくると、文学好きのご婦人が教えてくれました。

 シェークスピアの『ロミオとジュリエット』の中でも、
 「ローズマリーは思い出のための花」とジュリエットが言っています。

 ローズマリーの香りは、神経を刺激し、集中力や記憶力を高める働きがあります。

 ヨーロッパでは記憶をとどめるハーブと考えられていたのでしょう。
 
 日本では、「迷迭香」と書いて「マンネンロウ」と呼びます。
 何故「マンネンロウ」と読むのかしらと思っていました。

 昔は本を写本したので、迷迭香をマンネンコウと読んだものが、
 マンネンロウに写し間違えたのではないかと考えられています。

 なんだそういうわけだったんですね。

 辞書で調べると、「迭」の字は「入れ替わる」という意味です。
 迷いを払う香りという意味なのでしょう。


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 ローズマリー
 ★===========================
 
【一般名】 ローズマリー Rosemary 
【学名】  Rosemarinus officinalis  
【科名】  シソ科
【抽出部位】葉
【抽出法】 水蒸気蒸留法
【産地】  フランス、チュニジア、スペイン、ポルトガル、モロッコ
【成分】  α-ピネン
      カンフェン
      1,8-シネオール
【特徴】  肝・胆汁排胆促進作用
      神経促進作用
      筋肉賦活作用
      血液循環促進作用

【心に対する働き】 脳細胞を活気つけ頭脳を明晰にして、記憶力を増進させます
【ノート】 ミドルノート
 
  ☆.。.:*☆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
  .*.  .*.☆ 妊娠と出産のクリニカルアロマセラピーより
   ☆.* ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥  

 ローズマリーにはカンファーとケトン類であるツヨンが含まれるため
 堕胎性をもつ恐れがあるため、妊娠中には特に慎重に用いるべきである
 と書いています。

 出産予定日近くになれば使用してもかまわないとしています。

 ティスランドによると、マッサージによる外用は安全だが、
 妊娠中は内服したり粘膜を経由しての投与は禁忌としています。

 去痰、鬱血除去、粘液溶解作用はケトン類と50%を占めるオキサイド類
 である1,8-シネオールの働きによるものです。
 風邪やインフルエンザで重い頭をすっきりさせるのに著効するでしょう。

 産後に疲労していたら、適用してもいいでしょう。
 緊張性頭痛やブルーに有効です。

 ローズマリーの抗感染性と昇圧作用はアルコール
 (ボルネオール、テルピネオール、リナロール)の働きによります。

 微生物について
 結核菌、カンジダ、クリプトコッカスホルマンスには有効
 黄色ブドウ球菌、大腸菌、緑膿菌には無効

 昇圧作用があるため、高血圧の場合には使用禁止です。

 またローズマリーは髪や地肌のトラブルに有効なため、
 ヘアケア商品に利用されます。
 薄毛にも効果が期待できるため、産後の抜け毛に悩む方には朗報です。


 【危険性】
 妊娠中に使用する場合には、必ず間隔をあけて使用すること
 正常血圧を逸脱している場合は使用禁止
 てんかんにも使用禁止
 (ただし極微量であればてんかんに役立つ可能性もあるという
  論文があるようです)


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 編集後記
 ================================================☆========☆===
 
 分娩後の脱毛は、まれな出来事ですが、時に顕著な場合があり、
 大いに悩まされます。

 出産後の脱毛は休止期脱毛症と考えられています。

 通常は休止期段階にある毛髪は全体の5~15%程度ですが、
 この休止期毛髪が全体の25%以上を占めている場合を休止期脱毛症と考えます。


 つまり、正常な人より休止期毛髪の比率が高いので、
 その分たくさん毛髪が抜けるのです。


 妊娠中の母体は黄体ホルモンの分泌が活発になり、
 その働きでヘアサイクルが一時的に変化すると言われています。
 そのため普通ならば、休止期に入った抜けるべき髪の毛が
 そのまま成長を続けてしまいます。


 その分出産後にホルモンが減少して、非妊娠時の状態に戻った時に
 一斉に抜けてしまうのです。
  
 こんなときにローズマリーをヘアケアに使ってみましょう。

 あっという間に夏休みも終わり、9月に入りました。
 朝夕やっとエアコンなしでも我慢できるかなという感じです。
 
 27日には自律訓練学会の講習会があって、受講してきました。
 今回は黙想法と行動療法についてでした。

 心理学が専門ではない私にとってとても役に立つ講習会でした。

 私は日本でこのような学問の最先端の仕事をしている先生方の
 話が聞けて幸せいっぱいでした。

 こんなすばらしい経験はなかなか出来ないので、セミナーをDVDか
 なんかで記録を残して販売してくれたらいいのになんて思うのですが、
 偉い先生方はそんなこと考えないようです。

 もったいないもったいないと思って聞いてきたのは私だけでしょうか?

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 いただいた質問から
 ★===========================
 
 今回頂いた質問も、アロマの仕事をしておられる方
 
 今回の質問は


 『男性・痴呆症と低肺症をもっている方です。
  尿漏れをおこしていることもあり、部屋中がとても臭い状況にある。
  あらゆる芳香剤消臭剤を使用したが、
  効かなくアロマの精油での解決にはならないか 』

 というものでした。

 今回のご相談は男性ですが、私の外来にも、お年寄りを
 連れて来られるケースがよくあります。
 介護の職場においては同じような事情が多々あるのだと思います。

 私が診る方は女性ですので、膣炎で尿失禁を伴っているケースが
 ほとんどです。

 やはり臭気の問題はどこでも大変ご苦労されているようです。


 ☆.。.:*☆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 .*.  .*.☆ 尿失禁について
  ☆.* ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥   
  
 尿失禁は、高齢化と共にいたし方のない部分があるのでしょうが、
 やはり大きな悪臭の原因になります。

 元気な人は清潔を保てるのですが、寝たっきりになってしまうと
 大変なものがあります。

 高齢者尿失禁のガイドラインは
 ↓
 こちらです


 私が知るところでは尿失禁の消臭にはクランベリージュースを
 300ml/日飲むとよいそうです。
 ↓
 クランベリー 

 尿失禁や膀胱炎を繰り返す患者様におすすめしたことがありますが、
 効果のほどは確認したことがないのでわかりません。


  ☆.。.:*☆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
  .*.  .*.☆ 加齢臭
   ☆.* ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥  

 加齢臭などが原因と考えるなら清拭時のお湯にラベンダーなど
 消臭作用のある精油を加えて使用してみてはどうでしょう。

 患者様も気分が安らぐと思います。


 ☆.。.:*☆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
  .*.  .*.☆ 部屋の消臭
   ☆.* ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥  

 私たちも外来で臭気のひどい方の後は消臭スプレーを使用します。
 ラベンダーとティートリーを入れた消臭スプレーを使用しています。
  
 子宮癌だとか臭気のひどい患者様のあとに使用しますが
 効果は高いですよ。

 市販の消臭剤よりずっと即効性があるように思います。

 でないと次の患者様を診察できませんから。


 ☆.。.:*☆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
  .*.  .*.☆ 認知症について
   ☆.* ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥  
 
 認知症へのアプローチはアロマのほうがいいのではないかと考えますと 
 書いておられましたが、私も同感です。
 
 こればかりはどのようなアロマがいいのかわかりませんが、
 レモングラスに脳の血流を増やす働きがあるという論文もあるので、
 芳香浴するか消臭スプレイに混ぜてみてもよいのではないかと思います。


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 編集後記
 ================================================☆========☆===

 お年寄りの診察は大変です。

 車椅子から診察台へ移動させるのが大仕事です。
 介護される方の御苦労がよくわかります。

 ですから診察はなるべく一度で済ませるようにします。

 お年寄りの膣炎も治療すればよくなりますが、寝たっきりの方は
 なかなか治りにくいこともあれば、治ってもまたなります。

 介護の施設でも、臭気については悩みは大きいものと思います。
 アロマセラピーを使ってくれたら、少しましになるかもと思っています。

 ティートリーに関しては、皆様興味が深いらしく感想をお寄せ
 いただきありがとうございました。

 これだけ皆さんが注目しているオイルなんだなということを
 実感いたしました。

 今日はついでに、ティートリーの副作用のケースも報告されて
 いるので、この事をお伝えしたいと思います。


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 ティートリーオイル
 ★===========================
 
 前回に続き、少し追加しておきます。

 ティートリーはオーストラリアの在来植物です。
 もともとは先住民族アボリジニーのキズ薬でした。

 ティートリーにはいろんな種類がありますが、
 アボリジニーはティートリーの仲間の治療上の性質を熟知しており、
 伝統的医薬品として何世紀にもわたって使用してきました。

 「アボリジニーたちは何種類ものティートリーを治療に用いていた。
  咳風邪には葉を砕いて吸入させるか、または水に浸して浸出液として使用した。
  葉の洗液は痛み、ただれ、火傷に適用した」
 【T.LOw,Bush Medicine (Collons,Angus and Robertson,1991),p.95.】

 18世紀から19世紀はじめにかけて白人入植者がオーストラリアに渡りました。
 彼らは先住アボリジニーの治療方法を自然に取り入れました。
 しかし彼らは正確な植物学や医学の知識を欠いていたため、さまざまな植物に
 大して、信頼にたる評価が出来ませんでした。

 当時研究者はアボリジニーは原始的未開な人種で、主な関心は食べ物を
 見つけることにあると認識していました。
 このような理由から、アボリジニーの正確な知識はヨーロッパで注目
 されることはありませんでした。
 
 ティートリーは20世紀になって初めて薬理学的に有用な植物として
 西洋に伝わりました。

 1920年代にヨーロッパへ伝わり、その殺菌作用が利用されるようになりました。
 英国公定処方集にティートリーが登場するのは1949年のことです。
 
 そして、第2次大戦中には創傷の手当てに軍隊で使用されました。
 軍需工場でも大量に利用されました。
 機械の切断用オイルにティートリーを約1%ほど添加することによって
 金属の削りかすによる手の怪我を著しく減少させました。

 ロバート・ティスランドの「アロマテラピー」にはティートリーは
 記載されていません。
 なんでだろうと思いましたが、こんな事情があったのですね。


 ☆.。.:*☆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 .*.  .*.☆「妊娠と出産のためのクリニカルアロマセラピー」より
  ☆.* ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥   
  
 ※妊娠中のにきび
 フェイシャルサウナを行なうか、
 湯冷ましに精油をたらして洗顔するとよい。

 ティートリーは被布の常在菌を残しつつ通過菌叢を排除します。

 ※会陰切開部の感染予防に
  低濃度で浴槽かビデに加える

 ※膀胱炎や尿路感染症に
  恥骨上mたは仙骨部分にシップするとよい

 ※術後の胚感染症の予防に
  吸入させるとい

 ※帝王切開予定の妊婦
  術前にティートリーを加えた湯に入浴すると感染症を予防できる

 ※妊娠中の風邪やインフルエンザに
  薬が使いにくい妊娠中にはより自然な形で治療できる

 ※乳児のおむつかぶれに
 極微量保護クリームに足すとよい

 【危険性】
 ティートリーには毒性や炎症性は少なく、皮膚トラブルにも利用されますが、
 継続的な使用による皮膚炎の報告もあるので、あくまで、症状があるときに
 のみ使用するように注意を喚起しています。
 
 ☆.。.:*☆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 .*.  .*.☆ 頂いた感想より
  ☆.* ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥  


 ※じくじくした難治性の皮膚炎をティートリーオイルで治癒した経験
 お寄せいただきました。


 「かゆいと思ったら早めにつけるようにしています。
  また抵抗性ができるのかどうかはわかりませんが、あまり
  使い続けずにたまにローズマリーをつけたりしています。」


 とも書いておられます。そのとおりだと思います。
 やはり副作用もあるので、常用するのではなく必要なときにのみ
 使用するほうがいいでしょう。

 医学的な根拠はわかりませんが、同じ精油は3ヶ月以上連用しない
 ように注意を促す本もあります。

 経験より3ヶ月以上同じ精油を連用しないほうがいいという
 ことなのであろう、私は理解しています。

 ※その他看護師の方から2~3コメントを頂きました。
  やっぱりMRSAには、皆さん悩まされているのでしょう。
  興味を持って読みましたと感想を頂きました。

 ※介護の現場よりティートリーの利用についてのご相談も頂戴しました。


 これについては次回お知らせしたいと思います。


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 編集後記
 ================================================☆========☆===
 
 最近はマウスウォッシュにティートリーを利用しています。
 同じものを使い続けないほうがいいかもと思い、その日の気分で
 ペパーミントやレモンを使うこともあります。

 クローブのフローラルウォーターを利用することもありますが、
 なんだか歯医者さんへ行ったような気分になります。

 けれどもお口の中はリフレッシュします。

 オーストラリアでは日本のような10mlのビンではなくて100mlの
 大きなビンに入ったティートリーの精油をジャバッジャバ使うと
 聞いたことがあります。

 神経質に心配しなくてもちゃんとしたオーガニックの精油を使用する
 ならそれほど危険なものではないのかもしれません。

 しかし使いすぎていざというときに効かなくなったら困るので、
 一応私は連続して使わないように注意しています

 ティートリーオイルは化粧品、医薬品分野で使用されるように
 なってから60年間、安全性と有効性の歴史があります。

 純粋なティートリーオイル、あるいは濃縮したものを5%ほど含んでいる製品に、
 ●殺菌作用
 ●抗真菌作用
 ●にきび防止作用
 を効能として表示することがオーストラリア治療用品管理局によって認められています。

 実は先日メールを頂戴しました。

  =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 喀痰よりMRSAが検出されている患者に対し、
 ティトリーとユーカリでの吸入療法と、ハーブ水での口腔ケアを行なって、
 MRSA菌減少がみられるかどうかの研究を行う予定で現在計画を立てて
 いる段階なのですが、
 なかなかティトリーが直接MRSA菌への除菌へつながるという文献や
 先行研究を見つけられずにいます。
 アドバイスをいただけないでしょうか?
    
  =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
 
 皆さん結構熱心にアロマセラピーに取り組んでおられるのがわかりうれしかったです。
 
 今日はこのティートリーについていま一度調べなおしてみました。


 ===========================★
 ティートリー
 ★===========================
 
 【一般名】ティートリー  tea tree 

 【学名】 Melaleuca alternifolia

 【科名】 フトモモ科

 【抽出部位】葉

 【抽出法】  水蒸気蒸留法

 【産地】 オーストラリア

 【成分】

 モノテルペンアルコール
 ※テルピネン-4-ol   35~45%

 酸化物
 ※1,8シネオール

 モノテルペン炭化水素類
 ※γーテルピネン   15~20%
 ※αーテルピネン   5~10%    

 【特徴】
 広範囲の感染症に幅広く効果がある。
 モノテルペン炭化水素類
 主要成分のテルピネン-4-olには副交感神経強壮作用があります
 
 【心に対する働き】 
 ショックを受けたときにリフレッシュさせる働きがあります

 【ノート】 
 トップノート

 【安全性】 
 ティートリーの品質はオーストラリア規格AS2782-1985によって管理されています。

 テルピネン-4-olが30%以上
 1,8シネオールが15%未満に管理されています。

 テルピネン-4-olが好ましい成分で、1,8シネオールは不都合な成分
 と考えられています。

 テルピネン-4-ol濃度が増すと殺菌効果が上昇します。
 40%を超すと殺菌効果には変化がなくなります。

 そしてこの殺菌効果はテルピネン-4-olの濃度が一定なら1,8シネオール
 の濃度には関係しません。

 1,8シネオールには皮膚刺激性もなく有効成分を妨害するものではありませんが、
 その他の望ましくない高濃度のシネオール類を排除するために15%以下と定められています。
 
 【アロマトピア別冊No22 特集/ティートリー油の特性と効用より】
 
 ☆.。.:*☆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 .*.  .*.☆ 文献を探してみました
  ☆.* ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥   
  
 いろいろ探してみましたが、日本語での文献は見当たりませんでした。

 帝京大学でティートリーとカンジダについてはさまざまの基礎的な研究がなされています。

 口腔カンジダ症はお年寄りに多く難治性で、患者が非常に多い病気です。
 『マウス口腔カンジダ症モデルの開発とその応用』という論文があります。
  ↓
 こちらです

 残念ながらMRSAについての研究ではありません。

 そこでさらに調べてみるとフリー辞書のWikipediaの英語版にティートリーのページがありました。

 このページにリンク集にオーストラリア西大学の
 tea tree oil research groupのページがあります。
 ↓
 オーストラリア西大学

 慢性の傷(下肢の静脈の潰瘍のような)は老人に多く管理が難しい。
 MRSAのような細菌がしばしばコロニーを作るため治癒が遅れる。
 傷のケアにティートリーを使用すると効果があることがわかっているが臨床的なデーターがない。
 これを確かめるために研究中である。

 このプロジェクトの2つの目的は次のとおりである:
 1) ティートリーオイルが傷からMRSAを除去できるかどうか定めるため。
 2) ティートリーオイルが慢性の傷のための有利な処置であるかどうか定めるため。
 これらは以下の2つの結果により証明される
 1) MRSAのコロニーの減少
 2)傷が治る時間
 このプロジェクトはオーストラリア政府RIRDCによりサポートされています。

 このような内容のことが書いてありました。

 もうひとつメイヨクリニックへのリンクがあるので、ここへ行ってみました。
 ↓
 ティートリーオイル


 科学的なエビデンスに基づいた使用方法として、次のように記載されています。
 ●にきび:5%ジェル
 ●蕁麻疹
 ●水虫:10%ティートリーオイルクリームまたは
     足をよく洗った後25~50%のローションを1日2回4週間
 ●ふけ:5%ティートリーオイルシャンプー
 ●爪白癬:ティートリー原液を1日2回6ヶ月
 ●性器ヘルペス:6%ティートリーオイルジェル
 ●MRSAによる慢性の感染:4%ティートリーオイル点鼻、
             5%ボディウオッシュ
 ●歯肉炎:1日4回、2~4週間うがい
 ●口腔カンジダ症
 ●膣炎(真菌と細菌)

 文献も記載されているので、便利です。

 このメイヨクリニックのサイトは病気や薬、サプリメントについて
 検索できるので便利です。

 ティートリーを調べるついでに便利なサイトを見つけました。
 
 ============================================================== 
 編集後記
 ================================================☆========☆===
 
 メールは便利なようで不便ですね。
 このご質問の実は迷惑メールトレイに入っていたので、気づくのが遅れました。

 メールでお返事差し上げたのですが、返信がないので、ひょっとしたら
 同じような事情で目にしておられないのかもと思い、今日のメルマガにかいてみました。

 アロマセラピーに関しての医学的な文献を探すには、英語で調べなくてはしょうがありません。

 私が調べるときはgoogle scholarで検索します。

 そして目当ての論文が見つかったら、日本医師会に依頼して論文のコピーを手に入れます。

 もっと便利な方法があるのだろうと思いますが、私はこのような段取りで論文を手に入れています。

 きっとネットでもっと簡単に手に入れる方法はあるはずですよね。
 よい方法をご存知の方は、教えてくださいね。

 お盆はみなさんどのようにお過ごしでしょう?
 
 お盆の里帰りで、中国自動車道は渋滞します。
 そのおかげで、近隣の道まで渋滞することもあります。
 そんな事情から、この時期は出かけるにも裏道を選んで
 渋滞をすり抜けねばなりません。

 お正月、お彼岸、お盆は渋滞に悩まされます。

 お車でお出かけの時には、ぜひペパーミントをご持参ください。
 ペパーミントの芳香でスキット気分転換、なかなか効きますよ。

 兄が車の仕事をしています。
 海外へラリーに行くときは、救急用の薬と一緒にペパーミントを差し入れしました。

 なかなかハードな道のりらしく、途中で眠くなったりすることもあるらしいので、
 ペパーミントが一番いいと思いました。

 今日は先週に引き続きパチュリについて、もう少し調べてみました。


 ...☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆...

 The aromatherapy practitioner reference manualより

 ...☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆...
 
 パチュリ

 <一般的な使用>
 抗うつ剤
 抗炎症
 制吐剤
 消炎剤
 抗菌剤
 消毒
 殺菌(連鎖球菌、化膿性ブドウ球菌、黄色ブドウ球菌)
 抗毒作用
 抗ウィルス作用(?)
 催淫剤
 収斂剤
 駆風剤
 瘢痕形成剤(細胞を防御し組織再生する)
 充血除去
 消臭
 利尿(?)
 解熱剤
 抗真菌剤
 神経鎮静
 神経刺激(低濃度で鎮静、高濃度で刺激)

 ●外用(皮膚、毛髪、つめ)
 皮膚炎(アレルギー性、炎症性)
 にきび
 水虫
 ひびわれた乾燥肌
 開いた毛穴
 むくみ
 セルライト?
 瘢痕、しわ、傷などよい収斂剤として作用し組織の再生を促す
 脂性の毛髪
 ふけ(脂漏性)
 水疱性湿疹
 寄生性膿痂疹
 へびによる咬傷、虫さされ

 ●呼吸器
 呼吸をゆっくりさせる
 
 ●心血管系・リンパ系
 外痔核、静脈瘤

 ●消化器系
 感染性の腸炎 

 ●内分泌
 内分泌を刺激する(催淫作用)
 
 ●泌尿・生殖系
 不感症
 インポテンツ
 利尿
 浮腫(単にすいぶんが貯留しただけの浮腫)
 更年期の発汗を抑制する

 ●精神神経系
 神経衰弱
 嗜眠
 ストレス関連性疾患
 低濃度で鎮静、高濃度で興奮
 ネグレクトやスキンシップの不足のバランスを取る
 神経を研ぎ澄まし客観的になり、夢を持つ
 
 ●安全性
 低濃度で使用するには安全
 シナモン、ジュニパーと交差反応するので、これらにアレルギーが
 あるときは注意が必要
 食欲を規則正しくする(食欲を減退させる)
 強いにおいが長時間持続する
 
 ===========================★
 編集後記
 ★===========================
  
 パチュリは今まで自分の中では選択肢に入っていない精油でした。
 
 今回調べてみて、更年期障害にむく精油だと思いました。
 
 更年期の発汗はなかなか激しいもので多くの女性が悩まされます。
 
 精神的にも空きの巣症候群のような症状を訴える方は多いですから、
 この精神的に働きかける作用はよくあいます。

 更年期の患者様の訴えにもうひとつ多いのは、夫婦生活の苦痛です。
 誰にもいえなくて、悩む方が多いように思います。

 痛くてその気にならない、けれどもご主人のことを考えると
 無視するわけにもいかないというのが多くの女性の悩みです。

 パチュリの催淫作用には疑問するむきもあるようですが、
 このような更年期の女性の悩みにあう気がします。
 
 更年期にはぷくぷく太る方がいます。
 基礎代謝の低下と更年期のホルモンのアンバランスが影響する
 のでしょう。ほんまに太ります。

 私自身何とかしなくてはとがけっぷち、ぷくぷく太ってきました。
 こんな事情にもぴったり合う精油だなと思います。
 
 私もパチュリを試してみようと、精油を購入しました。

 今回の精油はインド原産のシソ科の植物パチュリーです。

 インドのカシミール地方では、衣類を収納するときにイガ(衣蛾)の幼虫やナンキンムシの
 虫よけとして布地の間に、パチュリーの葉をはさんでおく習慣がありました。

 1820年頃イギリスに輸入されたインド産のカシミヤショールは、
 肌触りが良いとヨーロッパで大人気となりました。
 輸入されたインド産のショールには、このパチュリーの香りがしみこませてありました。


 今も昔も事情はおなじですね。大流行すると模造品が出回ります。
 このパチュリーの香りが本物のカシミアショールの証明でした。
 このような事情から1860年代にはイギリスでパチュリーの香りが人気を博しました。

 東洋ではリンネルの布によい香りを添えるために使われ、サシュやポプリに使われました。

 「Patchouli」はインドのタミール語で「緑の葉」を意味するそうです。
 和名は「かっ香」と言いいます。
 仏教では仏典にも出てくる重要な香りで、白檀や沈香と並ぶ大切な香料です。 

 では香りはどんなものかというと、
 ムスクのようなエキゾチックな、あまいスパイシーな香りと言われますが、
 ヤギのにおい、
 かびくさい屋根裏部屋のにおい
 古着のにおい
 などにたとえられます。

 もうひとつパチュリーの特徴は、年月とともに香りがよくなっていく
 ほかに類のない特性があります。

 パチュリー精油は若葉から抽出されます。
 パチュリーの独特の香りは葉の中で起こる発酵によって生まれます。
 香りを出すために、産地では収穫した葉を数日間山積みにして発酵
 させてから蒸留にかけます。

 長く保存して熟成させると香りもいっそう良くなります。
 ワインみたいですね。

 もうひとつの特徴はベースノートであるため、サンダルウッドと
 同様ににおいが残留します。この特徴から香水の保留剤として利用されます。
 一度体や服につくと香りが残るので注意してください。

 ===========================★
 パチュリ
 ★===========================
 
 【一般名】 パチュリ  Patchouli
 【学名】  Pogostemon cablin
 【科名】  シソ科
 【抽出部位】 花と葉
 【抽出方法】 水蒸気蒸留法
 【主要成分】
 ※セキステルペン炭化水素類
  βーブルネッセン
  αーブルネッセン
  αーガイエン
  αーパチュレン
    

 ※セキステルペンアルコール類
  パチュロール
  ポゴステロール

【蒸散速度ランク】
 ベースノート

【禁忌】
 用法、用量を守れば禁忌はない。
 
 シナモンとジュニパーにアレルギーがある人は交差反応することがあるので注意。


 ...☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆...

 妊娠と出産のためのクリニカル・アロマセラピーによると

 ...☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆...

 クリニカル・アロマセラピーには学名は Pogostemon patchouli と
 書いてありました。

 カモミールから生成されるアズレンと、パチュリから抽出される
 パチュレンの科学構造が似ていることがわかっています。
 このことからパチュリはアズレンに匹敵する抗炎症作用を備えています。

 低用量なら鎮静作用を示し、高用量では興奮作用を引き起こします。
 本によると催淫作用があると書いてありますが、高用量ではパチュリの
 香りを不快に感じる人もいるので、催淫作用に疑問を呈するむきもある。

 皮膚に用いると有用な精油で、アレルギーの湿疹を緩和し、ひび割れを治癒します。

 食欲を抑制し、利尿効果を発揮して水分の滞留とセルライトを防ぎます。
 肥満の治療に使えると考える専門かもいます。
 本によると肥満後の皮膚のたるみを改善させると書いてありました。

 消化器を強壮して、下痢を止めると同時に、弛緩した大腸を刺激して、
 便秘を改善します。

 妊娠中のパチュリ使用には特に問題にする専門家もおらず、通経性もないとされますが、
 使用は慎重にしたほうが無難です。


 ===========================★
 編集後記
 ★===========================
 
 パチュリの学名はNARDの事典には Pogostemon cablin と記載されています。

 クリニカル・アロマセラピーや84の精油には 
 Pogostemon patchouli と記載されています。

 これは同じ物を指すのかケモタイプなのかよくわかりませんでした。

 どの本を見てみてもパチュリはひとつしか記載されておらず
 学名は Pogostemon cablin か  Pogostemon patchouliです。

 含有成分は同じようなものです。

 私は同じものと考えていいのだろうと判断しましたが、
 根拠があるわけではありません。

 どなたかご存知の人がいらしたら、教えてください。

 梅雨あけとともに、うだるような暑さに少々うんざりしますね。
 

 最近はプール熱に水疱瘡、手足口病、ヘルプアンギーナなど
 いろんな病気の子供がやってきます。

 今日はヘルプアンギーナのお子さんを、3日後から海外旅行に
 行くのですが大丈夫でしょうか?

 水疱瘡の子供と遊んだのですが、海外旅行へ連れて行って
 いいですか?

 やっぱり夏休みですね。
 お休みのない私にはうらやましい話です。

 でも体調の悪いときに小さな子供を海外旅行に連れて行くのはどうなんでしょう?

 こんなグローバルな時代に、だめともいえず、
 「いくんやったら、気をつけてね」
 としか言えません。

 一人悩みつつ、こんな学会を見つけました。
  ↓
 日本旅行医学会  
 このサイトに便利なものがありました。
 
 「自己記入式安全カルテ」

 こんなものでも持参していけばちょっと安心かもと思いました。

 
 いろいろ考えましたが、今日の気分はトロピカルなバジルかな
 と思ったので、バジルにいたしました。


 ===========================★
 バジル
 ★===========================
 
 【一般名】 バジル  Basil
 【学名】  Ocimum basilicum
 【科名】  シソ科
 【抽出部位】花、茎、葉
 【抽出方法】水蒸気蒸留法
 【主要成分】
 ※フェノールメチルエーテル類
  チャビコールメチルエーテル    

 ※モノテルペンアルコール類
  リナロール

 ※モノテルペン炭化水素類
  リモネン
  ピネン

 ※エステル類
  酢酸リナリル

 ※ケトン類
  カンファー
  オクタノン

 【蒸散速度ランク】
 トップノート

 【禁忌】
 妊娠中には禁忌


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 妊娠と出産のためのクリニカル・アロマセラピーによると

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 バジルにはさまざまな種類があります。
 主成分はフェノール類のチャビコールメチルエーテルです。

 このチャビコールメチルエーテルは高濃度で使用すると発ガン性が
 あると思われているため、チャビコールメチルエーテル濃度の低い(5%以下)の
 バジルのみをクリニカルアロマセラピーで用いるべきという意見もあります。

 モノテルペン類とケトン類に加えて多くのフェノール類を含むので鎮痛作用があります。

 低濃度で分娩時と産褥時に用いれば有用。

 エストロゲン様作用があるので分娩第3期の胎盤の剥離を促す。
 後陣痛や分娩後間もない時期の乳房のうっ血を和らげる。
 月経困難症や更年期障害にもききます。

 その他ホルモンが関連する不妊の治療に使えるのではないかと考えられています。
 
 ===========================★
 編集後記
 ★===========================
 
 バジルのチャビコールメチルエーテルには強力な鎮痙作用があるので
 生理痛や頭痛、片頭痛に使うものだと思い込み、分娩のときに使用しては
 いけないと思っていました。

 バジルにはいろんな種類があるようです。
 同じバジル:Ocimum basilicumでも、
 チャビコールメチルエーテルが15%以下のものから90%近く含む
 ものまで色んなタイプがあります。

 今日は全部を調べることは出来ませんでしたが、
 出産に使用するのはチャビコールメチルエーテルの濃度が少ない
 物を使用することがわかりました。

 今週はこんな記事を見つけたのでコショウについて調べてみました。

 高齢者は誤飲することがよくあります。
 これは小さな赤ちゃんでも同じです。
 未熟児を育てているときには、誤飲に注意しなくてはなりません。

 東北大大学院老年病態学チームが高齢者に毎食前にコショウの匂いをかいでもらうだけで、
 嚥下(えんげ=飲み込み)反射が改善される効果を確かめました。

 肺炎を起こすと命取りになりますので、コショウの匂いで
 防げるなら、こんなに簡単で便利なことはありません。

 ===========================★

 このニュースを引用しておきます。
 
 東北大の海老原孝枝医師、荒井啓行教授らは、
 宮城県内の老人保健施設で70~98歳(平均約85歳)の
 男女入所者105人を3グループに分け、 それぞれ1カ月間、
 毎食事前に黒コショウのにおいのする精油、ラベンダー精油、水のにおいをかいでもらった。

 食べ物を口に入れてから、嚥下反射が起きるまでの時間を調べたところ、
 実験前は平均15~17秒だったのが、
 黒コショウ精油のグループだけが大幅に改善され平均約4秒になった。
 嚥下運動の回数も増えた。
 他の2グループでは、大きな変化はなかった。

 
 チームはこれまで、神経で「サブスタンスP」と呼ばれる物質が少なくなると嚥下反射が
 低下すること、神経にあるカプサイシン(唐辛子の辛み成分)の受容体を刺激すると嚥下が
 改善することを確かめており、においの強い黒コショウによる改善効果を調べた。

 海老原さんは「コショウのにおいが脳に作用し、
 サブスタンスPが増えたのではないか」とみている。


 ===========================★
 ブラックペッペー 
 ★===========================
 
【一般名】 ブラックペッパー Black pepper
【学名】  Piper nigrum
【科名】 コショウ科
【抽出部位】 果実
【抽出法】】 水蒸気蒸留法 
【成分】   

 ※モノテルペン炭化水素類
  リモネン
  αーピネン
  サピネン  

 ※セキステルペン炭化水素類
  βーカリオフィレン
  αーヒュムレン 

 ※モノテルペンアルコール類
  テルピネン-4-ol
  
 ※フェノールエーテル類
  カルバクロールメチルエーテル
 
 【心に対する働き】
  
 刺激が強く、精神と心を強化します。
 
 【ノート】 ミドルノート(低)


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 妊娠と出産のためのクリニカル・アロマセラピーによると

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 主成分はモノテルペン炭化水素です。
 セキステルペン炭化水素も含まれています。
 含まれる濃度は本によってさまざまです。
 
 このことから優れた鎮痛作用があります。
 また血管拡張作用があるので筋肉のさまざまなこりや痛みに有効です。

 激しい肉体労働の跡に有効で、分娩時の痛みを緩和します。

 リナロールとノカルベオールの形で含まれるアルコール類には
 加温作用があって血液の循環を促します。それゆえ挫傷に効果があります。

 分娩時に臀部に大きな損傷を受けた場合には、出産後に
 ブラックペッパーで臀部をマッサージするとよいでしょう。

 緩下作用があるので、腸管の蠕動を促し鼓腸を防ぎます。

 蛋白質の消化を促進し、毒素の排泄を助けて体重減少を促すとされるので、
 産褥期が終わる頃の女性に使うと喜ばれるでしょう。

 ブラックぺぱーには強力な利尿作用がありますが、
 利尿を直接の目的として使用してはいけません。
 過剰に用いると腎臓を過度に刺激する恐れがあります。

 腎機能を損なうことがないように、妊娠中に使用するときは
 ごく少量なら有益でしょう。

 また濃度が高いと皮膚を刺激します。

 使用するなら妊娠中は気化のほうが望ましい。


 ===========================★
 編集後記
 ★===========================

 妊娠中には勝手に使ってはいけないと思っていましたが、そうでもないようです。

 ただし、ミリスチシンを含むので、妊娠中は避けたほうがいいという意見もあるようです。

 もし使用するなら、ごく少量と考えておいたほうがいいようです。

 では、高齢者にはどうなのでしょう?
 やはりごく少量ということを考えると、やっぱり東北大学の実験のように
 匂いをかぐだけがいいようですね。
 
 いろんなアイデアがわくものだと一人で感心してました。
 
 お正月になると、介護施設ではブラックペッパーの精油が必需品に
 なるかもしれませんね。
 
 今流行のデトックスにはこのブラックペパーがいいのでしょうね。
 まだ私この精油使用したことがありません。
 一度試してみたいと思いました。

 今日はライムについて調べてみました。
 
 今まで読んだ本の中にもあまり見た覚えがありません。
 しかし、「妊娠と出産のためのクリニカル・アロマセラピー」には
 もっと評価されて良い精油だと書いています。

 ベルガモットに似たさわやかな甘い香りをもち、マタニティケアに
 有用だと書かれています。

 ライムは他の柑橘類のように圧搾法で生産すると光毒性が生じるので、
 アロマセラピー用の精油は果実を丸ごと水蒸気蒸留法で抽出します。
 (香料産業用のものは圧搾法で生産されます)

 これを読んでからライムを使ってみたいなと思いましたが、
 あまり販売されていないようです。

 Nature Vivante→ こちら
 で売っています。
 
 何となく興味がわいてきましたね。 

 ライムはアジア原産の木ですが、スペインとポルトガルの探検家が
 アメリカに導入しました。

 ライムを運ぶ船は「ライムジューサー」とよばれ、乗組員が壊血病の予防に使いました。


 ===========================★
 ライム
 ★===========================
 
【一般名】 ライム Lime 
【学名】 Citrus aurantiforia
【科名】 ミカン科
【抽出部位】 果皮
【抽出法】】 水蒸気蒸留法 
【成分】   
 ※モノテルペン炭化水素
  リモネン   65%
  カンフェン
  サピネン
  テルピネンなど

 ※モノテルペンアルコール類
  リナロール
  αーテルピネオール  

 ※エステル類
  ゲラニル
  ネリルなど
  
 ※脂肪族アルデヒド類
  デカナール
  ノナナール
  シトラール

 ※ラクトン類
  フロクマリン

【心に対する働き】
  
 感情が鈍麻したり、不安におびえたとき、
 抑うつに取り付かれたときにに有効

【ノート】 トップノート

 ライムブロッサムとは全く異なる植物であるため混同してはいけないと
 注意が木がついています。


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 The aromatherapy practitioner reference manualによると

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 <一般的な使用>

 抗リュウマチ
 抗壊血病
 抗凝固作用
 消毒作用
 鎮痙作用
 抗ウィルス作用
 消化促進
 殺菌作用
 解熱剤
 強壮作用  

 ●外用(皮膚、毛髪、つめ)
 消臭剤
 アストリンゼント
 炎症をおさえる
 
 ただし、光毒性があるため敏感な肌やトラブルのある肌には使用禁止

 ●呼吸器
 風邪や咳に

 ●筋肉
 筋肉のこりをやわらげる 
 筋肉の痙攣や炎症に 
  
 ●心血管系・リンパ系
 抗凝固作用を示し、冠動脈疾患に使われる
              
 ●免疫
 風邪、インフルエンザ、咽頭痛
 ウィルス感染

 ●消化器系
 肝臓の痛み
 胃痙攣
 鼓腸
 腸の炎症や痙攣に

 ●泌尿・生殖系
 尿量を増やす?
 
 ●精神神経系
 感情鈍麻
 不安症
 神経質
 抑うつ
 無関心
 消耗
 レフレッシュしてやる気をおこす
 希望を与える
 レフレッシュさせ、楽しくさせ、強壮させる
 アルコール依存症の治療に有効

 ●安全性
 低濃度で使用するには安全である
 敏感な肌には使用禁止


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 妊娠と出産のためのクリニカル・アロマセラピーによると

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 アルコール類のリナロールやテルピネオールは免疫系のバランスを
 整え肝臓に働きかけるので、アルコール依存症の治療に使われる。

 アルコールとアルデヒド類は解熱作用を示す。

 鎮痛作用があるので、分娩時にもむく精油である。

 食欲調整作用があるので、食欲不振や異食症の妊婦や、唾液過多の
 場合にも有用である。
 (ジンジャーと合わせると有効なことが多い)

 妊娠期間を通して安全に使用する事の出来る精油です。


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 編集後記
 ================================================☆========☆===
  
 異食症って、あまりご存知ない方が多いと思います。
 妊娠中にまれに見られる症状です。

 要するに、食べ物ではないものを食べることです。
 たとえば粘土や壁土など。
 
 また、妊娠すると唾液の量が増えるのですが、過多になるために
 まれではありますが、

 「恥ずかしいですが、ハンカチが手放せません」

 とおっしゃる妊婦さんがいます。

 こんなときは、なすすべもなく、

 「妊娠したせいやから、しゃーないね~」

 で終わってましたが、今度からは、ライムを試してみましょう。


 今週はこの季節にふさわしいグレープフルーツについてまとめてみました。

 さわやかな快い香りで、とりわけ妊娠・分娩にむいた精油だと思います。
 つわりがある方もグレーフルーツを選ぶ人は多いですから。

 「妊娠と出産のためのクリニカル・アロマセラピー」にも同じように書いてありました。
 
 グレープフルーツはオレンジやレモンと同じく果皮を圧搾して得られる精油ですが、
 取れる料が少ないので、オレンジやレモンより高価な採油です。

 少し粘度も高く、ボトルを傾けてもでてくるのに少し間がかかります。


 ===========================★
 グレープフルーツ
 ★===========================
 
【一般名】グレープフルーツ grapefruit
【学名】 Citrus paradisi
【科名】 ミカン科
【抽出部位】 果皮
【抽出法】】 圧搾法
【産地】  
【成分】   
 ※モノテルペン炭化水素
  リモネン      90~99%
  βーピネン      ~2%

 ※脂肪族アルデヒド類
  デカナール
  ノナナール  

 ※テルペン系アルデヒド類
  シトラール
  シトロネラール
  
 ※ケトン類
  ヌートカン
 (グレープフルーツ特有の香りとなる重要な分子)
 ※ラクトン類
  フロクマリン

【心に対する働き】
 躁鬱症状をおちつかせる
 幸福感を与え、軽い催眠効果もある

【ノート】 トップノート(中)


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 The aromatherapy practitioner reference manualによると

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 <一般的な使用>

 エッセンシャルオイルの医学的伝統的な使用の記録はありません。
 
 香水としての短い歴史があるだけです。

 あとはジュースとして使用されました。

 消毒(空気感染の)
 抗毒素作用
 殺菌作用
 アストリンゼント効果
 浄化作用
 リンパの排泄を促す
 消化促進
 全身を強壮します  

 ●外用(皮膚、毛髪、つめ)
 アスリートの足に
 にきび
 脂性肌
 鬱血した皮膚に
 皮膚を丈夫にする
 毛髪の成長をタスケル
 セルライト(?)
 

 ●呼吸器
 空気伝染を防ぐ

 ●筋肉
 筋肉の疲労やこりをやわらげる
  
 ●心血管系・リンパ系
 循環をよくして
 リンパの循環を促しdetoxificationを助ける
             
 ●免疫
 風邪、インフルエンザ、悪寒
 環境の浄化

 ●消化器系
 胆嚢を刺激して消化促進させる
 肝臓を強壮させる
 拒食症、過食症に有効
 レギュラーに使えば体重を調節できる
 
 ●泌尿・生殖系
 尿量を増やして浮腫を軽減させる
 肥満(?)
 セルライト(?)
 
 ●精神神経系
 抑うつ
 頭痛
 神経が消耗しているとき
 ストレス、時差ぼけ、PMS、アルコールや薬剤の排泄、
 多幸感
 不安なときに自信を与える

 ●安全性
 低濃度で使用するには安全である
 リモネンを高濃度に含むため古い酸化した精油は刺激性が増す
 (新鮮な精油を使用しなさいということのようです)
 この文献には光毒性はないようだと記載されています
 

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 妊娠と出産のためのクリニカル・アロマセラピーによると

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 フロクマリンが含まれるので、光毒性がありますがベルガモットほどではありません。

 光毒性のない精油とブレンドすると、光毒性は失われるか緩和されるという
 論文もあるが、異論を唱える論文もある。

 グレープフルーツの気分をリフレッシュさせる作用は、フロクマリンに由来するものです。

 2%でブレンドしたものは、妊娠中に腹部をそっとマッサージする際や
 フェイシャル用にとても好ましいマッサージオイルになります。

 グレープフルーツは保存可能時間が3ヶ月と短いので、少量ずつ購入し、
 冷蔵庫で保管し、ブレンドするときも必要な量だけを作ります。

 使用期限後は廃棄する。


 ============================================================== 
 編集後記
 ================================================☆========☆===
  
 人間は不思議なものだと思います。

 拒食症にローズウッドを使うのは聞いたことがありました。
 グレープフルーツも有効だということは知りませんでした。

 つわりの人がグレープフルーツを好むのは当然の選択なのかも知れません。

 最近は、妊娠悪阻の患者様の中に、まるで拒食症なのではないかと
 思う患者様を経験します。

 思わず、

 「今までにもこんな風に食事を摂れなくなったことはないの?」

 ときいてしまいます。

 入院して治療をしているのになかなかよくならず、
 この人トイレで無理に吐いてるのとちゃうやろかと思うことすらありました。

 最初こんな患者様を見たときは驚きましたが、同じような患者様が
 続くと、こういうこともあるのかなと驚かなくなりました。

 今度から、患者様が希望された時には、是非にグレープフルーツの
 威力を試してみたいと思います。

 あまり意識していませんでしたが、グレープフルーツは新鮮な精油を
 使うように心がける精油ですね。

 気をつけないといけません。
 

 ミカン科つながりで、マンダリンしました。


 さわやかな柑橘系の香りで、私は知らなかったのですが、
 もっとも用途が広く穏やかな精油なんだそうです。

 ほとんど相手を選ばずに使用でき、特に妊婦や幼児に向いている精油なんですって。 


 ===========================★
 マンダリン
 ★===========================
 
【一般名】マンダリン  Mandarin
【学名】 Citrus reticulate
【科名】 ミカン科
【抽出部位】 果皮
【抽出法】】 圧搾法
【産地】  イタリア、アルゼンチン
【成分】   
 ※モノテルペン炭化水素
  リモネン      75~90%
  γーテルピネン    ~10%
 ※エステル類
  酢酸ベンジル
  アンスラニル酸ジメチル
 ※モノテルペンアルコール類
  リナロール 
 ※脂肪族アルデヒド類
  デカナール
  マンダリン特有の香りとなる重要な分子です   

【心に対する働き】
  気持ちをやわらげ、鎮静作用にすぐれるエッセンシャルオイルです。
  神経質で落ち着きがなく寝つきの悪い子供によいそうです

 マンダリンは収穫時期によって色が変わり、3種類あります。
 緑(11月に収穫)
 黄(12月に収穫)
 赤(1月にシシリー島で収穫)

 アメリカで主に原産地のものをタンジェリンといい
 イタリアが原産地のものをクレメンタリーがあります。

 【ノート】 トップノート


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 The aromatherapy practitioner reference manualによると

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 エッセンシャルオイルの医学的伝統的な使用の経験はないと書いてありました。
 
 <84の精油>
 「マンダリン」という言葉の由来が書いてありました。

 昔中国の代官たちは主君に尊敬のしるしとしてマンダリンを献上しました。
 だから中国の高級官僚は昔「マンダリン」と呼ばれたそうです。

 昔からある果物ですね。
 エッセンシャルオイルとしてのの歴史が浅いということでしょうか?

 <Wikipedia百科事典によると>
 常緑低木で白い花をつけ、秋から冬に食用となる果実をつける。

 マンダリンオレンジ原産地はインドのアッサム地方で、
 これが交雑などで変化しながら世界各地に伝播したものと考えられている。

  中国経由で日本に伝わったものからウンシュウミカン、
 一方中東を経て地中海沿岸に伝わったものから
 地中海マンダリンやクレメンティン、
 さらにモロッコからフロリダに伝わったものからダンシータンジェリン
 といった栽培種が発生している。

 マンダリンとタンジェリン(Tangerins)は植物学上は同一の分類に属し、
 成熟した果実の果皮の色が
 黄色~橙色のものをマンダリン、
 橙色~赤色のものをタンジェリンと呼ぶ。

 主に生食用に消費されるので、エッセンシャルオイルの医学的な使用の
 歴史は見当たらないということのようです。

 マンダリンオレンジの木や実はこのサイトで見ることができます
 ↓
 http://commons.wikimedia.org/wiki/Citrus_reticulata
 

 <一般的な使用>
 
  消毒、抗菌作用、抗真菌作用(エッセンシャルオイルでは?)
  鎮痙作用(中等度)
  胆汁排出促進
  利尿作用(中等度)
  緩下剤(中等度)
  鎮静作用
  精神安定剤
 (交感神経を安定させます
  感受性を抑制してリラックスさせ鎮静と催眠作用を示す)
  駆風作用

  ★特徴★
  子供、高齢者、神経質な人に有効
  excellentと書いてあるので特に良いということだと思います。


 ●外用(皮膚、毛髪、つめ)
  にきび
  鬱血した脂性肌のモイスチャライザー
  乾燥肌、瘢痕や妊娠線を柔軟にする
 
 ●呼吸器
  呼吸がしにくいとき

 ●筋肉
  筋肉の痙攣に
  
 ●心血管系・リンパ系
  心臓神経症に(?)
  リンパの循環を促しdetoxificationを助ける
             ↑
        今流行のデトックスですね
 
 ●免疫
  免疫を賦活する

 ●消化器系
  消化不良、胃炎、消化不良、空気嚥下症、しゃっくり、
  便秘などの消化器障害

 ●泌尿・生殖系
  尿量を増やして浮腫を軽減させる
  肥満(?)
  セルライト(?)
  PMS
  生理痛
 (menstrual crampと書いてあるので、
  子宮頚管が固いために引き起こされる若年者の引きつるような
  生理痛に有効よ言うことの様です)
 
 ●精神神経系
  感受性を抑える、
  興奮を落ち着かせる
  不眠
  緊張、神経症、落ち着きがないとき
  Christ Child energyをもたらすと書いてあります

 ●安全性
  低濃度で使用するには安全である
  ベルガモットほどではないが光感作性あり注意

 敏感な人は皮膚の炎症を起こすおそれがありますが、それ以外はアロマセラピーで
 用いられるエッセンシャルオイルでもっとも安全なもののひとつであると、
 クリニカルアロマセラピーにも記載されています。
 
 ============================================================== 
 編集後記
 ================================================☆========☆===
  
 マンダリンは実に安全で使いやすいエッセンシャルオイルなんですね。
 
 介護施設などで使用したらよいのかなと考えました。

 妊婦さんにも安全ということですから、これからどんどん使ってみたいと思います。

 今週はミカン科つながりで、ベルガモットにしました。


 皆さんご存知のようにベルガモットはアールグレイティーの香りです。
 名前は、この木が最初に栽培されたイタリアの都市ベルガモの名前に由来します。
 またトルコ語の王を意味するBeg armudiから来ているとも言われています。

 どんな木か気になるので調べてみました。

 この実はもっぱら精油を採取するために使われ、食べられることはありません。
 だから見たことのない果実なんですね。

 コロンブスがこの木をカナリア諸島で発見して、スペインと
 イタリアに導入しました。その後イタリアで民間療法に使われました。


 コロンブスといえば梅毒しか思い付きませんが、ベルガモットもコロンブスの産物だったのですね。

 コロンブスの帰港後、梅毒は感染した遠征の船員から広まりました。
 あっという間にバルセロナで流行しました。

 その後1494年にフランス王、シャルル八世がイタリアに侵入した時に、
 兵士の中に梅毒に感染していたスペインの傭兵が混じっていて、
 ナポリからたちまちヨーロッパ中に広まったと言われています。

 その後16世紀の初めにヨーロッパ人によって海路、広東へ、
 日本への伝来は永正九年(1512)で、翌年には関東まで及びました。
 
 梅毒は20年足らずで日本に伝わり、1年で国内に流行したことになります。
 恐るべしですね。

 ===========================★
 ベルガモット 
 ★===========================
 
【一般名】ベルガモット Bergamot
【学名】 Citrus bergamia
【科名】 ミカン科
【抽出部位】 果皮
【抽出法】】 圧搾法
【産地】   イタリア
【成分】   
 ※モノテルペン炭化水素
  リモネン      25~35%
  γーテルピネン   2~10%
 ※エステル類
  酢酸リナリル    30~40%
 ※モノテルペンアルコール類
  リナロール     10~20%

【心に対する働き】
 心を鎮静させると共に高揚させます。
 交感神経系の活動を静めることによって、怒りの気持ちと
 フラストレーションを和らげます。
 
【ノート】 トップノート


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 The aromatherapy practitioner reference manualによると

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 <一般的な使用>

  鎮痛作用
  虫下し
  抗菌作用(連鎖球菌、化膿性ブドウ球菌、髄膜炎菌性ブドウ球菌)
  駆虫薬
  抗うつ薬
  消毒薬
  鎮痙薬
  抗毒薬
  駆風薬
  瘢痕形成薬
  強心剤
  利尿剤
  消臭作用
  緩下剤
  去痰剤
  解熱剤
  殺虫剤
  引赤剤

 ●外用(皮膚、毛髪、つめ)
 にきび、火傷、風邪による咽頭痛、疥癬、掻痒症、
 傷、静脈瘤、潰瘍、皮膚や頭皮の脂漏、虫さされ

 ●呼吸器
 呼吸器の感染症、口臭、咽頭痛、扁桃腺炎、風邪、インフルエンザ
  
 ●心血管系・リンパ系
 痔
 
 ●免疫
 風邪、インフルエンザ、咽頭痛、
 ヘルペス、帯状疱疹、水痘、マラリア、黄熱病
 
 ●消化器系
 食欲不振、消化不良、腸炎、鼓腸

 ●泌尿・生殖系
 膀胱炎、膿尿、カンジダ症、子宮強壮作用
 
 ●精神神経系
 向上心、バランスを整える、勇気付ける、レフレッシュ
 鎮静作用あり、不安や抑うつを鎮静させる
 ストレス障害を改善して、怒りを沈め、フラストレーションを減少させる
 自律神経を安定させる

 ●安全性
 低濃度で使用するには安全である
 光感作性(原液で)あり注意
 
 1970年台にベルガモットを含む日焼け剤により、
 火傷のため入院治療を要するほど重篤な障害がでたため、
 日焼け剤にはベルガモットを配合しないことになりました。

  陽光に当たる部分の皮膚に塗布するときは、0.4%以下に希釈するよう
 IRFA:International Fragrance Association は勧告しています。


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  その他「妊娠と出産のクリニカルアロマセラピー」より

 ...☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆...
 
 泌尿生殖器に対する親和性あり、膀胱炎と尿路感染症に有効
 妊娠期間全期を通じて安全に使用できると記載されています。

 妊娠中ににきびが出来たらベルガモットでフェイシャルサウナを
 すれば症状を緩和できるであろう。

  クマリン類(ベルカプテン)は抗凝血作用があるので、
 分娩が近づくと低濃度で使用するよう注意を促がしています。

 ============================================================== 
 編集後記
 ================================================☆========☆===
  
 先週の週末にセラピストネットcureの山崎様にお誘いいただいてセミナーをしてきました。

 皆さんメディカルアロマに非常に興味を持っておられて、とても充実したセミナーになりました。

 高い意識で仕事に臨むセラピストさんたちに、とても刺激を受けました。
 参加くださった皆様、ありがとうございました。

 ビターオレンジの葉から抽出されるプチグレンについて。

 いかにもミカンの葉っぱの匂いがします。

 鎮静・鎮痛作用をもつエステル類の含有比率が高く、
 鎮静作用・抗不安作用を持つリナロールの含有比率も高いので
 精神的・肉体的なリラクゼーション高価が得られます。

 昔オレンジの葉は癇癪を治すのに利用されたと
 アロマテラピーのための84の精油に書いてありました。

===========================★
 プチグレン
★===========================
 
 【一般名】プチグレン  Petitgrain
 【学名】 Citrus aurantium
 【科名】 ミカン科
 【抽出部位】 ビターオレンジ 葉
 【抽出法】  水蒸気蒸留法
 【産地】   イタリア
 【成分】
  ※エステル類
  酢酸リナリル
  酢酸ゲラニル

  ※モノテルペンアルコール類
  リナロール
  αーテルピネオール

  ※モノテルペン炭化水素
  βーミルセン
  trans-β-オシメン

 【特徴】
 読んで字のように「小さな粒」という意味です。
 この精油がもともとオレンジの未熟な、粒のような果実から蒸留抽出されたことに由来します。

 【心に対する働き】
 怒りとパニックを沈めて、心をリフレッシュさせます。
 情緒を鎮静させる働きはネロリに匹敵しますが、重症の抑うつ症にはネロリのほうが効果的です。
 (アロマテラピー84の精油より)

 【ノート】 ミドル~トップノート

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 The aromatherapy practitioner reference manualによると

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 <一般的な使用>

 医療に使われてきたが、精油に同じ働きがあるかどうか?としながらも内服で幾分か下記のような
 働きがあるであろうと記載されています。

  消毒作用
  鎮痙攣作用
  抗炎症作用
  抗菌作用(ブドウ球菌、肺炎球菌)
  消臭作用
  消化促進作用(胃)
  精神安定作用(神経系を鎮静・刺激してバランスを整える)

 ●外用(皮膚、毛髪、つめ)
  乾燥したにきび、にきび、火傷
  脂性肌と毛髪、乾燥肌、舌
  細胞や組織において透過性を亢進させるので、瘢痕やにきび、火傷に使われる
 
 ●呼吸器
  呼吸を楽にするので、あらゆる呼吸器感染症に使われる
  心因性の喘息の時には、背中のマッサージに使う

 ●筋・骨格系
 筋肉を鎮痙させるので、筋肉のこりに有用
 関節炎やリュウマチに使われる
 
 ●心血管系・リンパ系
 動悸を鎮める
 血管を鎮痙させて動脈の血液循環を改善させる
 
 ●免疫
 免疫を賦活する

 ●消化器系
 消化不良、鼓腸
 胃や消化管の平滑筋の緊張を緩和させて痛みを和らげる
 慢性肝炎に有効
 
 ●精神神経系
 不眠症(中枢神経系のバランスを整える)
 疲労、ストレス、精神的消耗、パニック、怒り
 (リフレッシュさせ、精神を明快にさせ、神経のバランスを整えて復活させる)
 
 ●安全性
 低濃度で使用するには安全である
 光感作性はない
 バルサムにアレルギーがある人は交差反応してアレルギーを示す事あり注意

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 その他「妊娠と出産のクリニカルアロマセラピー」より

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 香料や食品業界では広く利用されているが、アロマセラピーではさほど使用しないが、
 妊婦に用いても安全です。

 エステル類をたくさん含有するため、酸化しやすい。
 適切の保存しなければならない。

 エステル類はホルモンバランスを整え、リラックスすると共に気分を高揚させるので、
 感情の起伏が激しく、ストレスや不安をかかえる妊婦に有効です。

 不眠症や焦燥感にも有効です。
 これは呼吸を楽にして筋肉を弛緩させるためと思われる。

 パニックに役立つので、分娩の進行期に役に立つでしょう。

 出産前の不安を抱く妊婦や産後のブルーや抑うつを治療したことがある。
 ジャスミンかネロリ、またはその両方を組み合わせると、強力な相乗効果を発揮する。

 妊娠中に肌が脂性になったときにはフェイシャルサウナで用いると良い。
 脂っぽい髪が気になる時は、プチグレンを加えたお湯ですすぐとよい。
 発汗が過剰になったときにも有効。

 便秘や鼓腸、消化不良に有効です。
 オレンジまたはマンダリンかネロリとブレンドすると相乗効果がある。

 ビターオレンジの花から抽出されるネロリについて。

 私は、ちょっと高価ですがネロリの香りは大好きです。
 幸福感をもたらすローズとは違って、なんだかホットするというか気分が落ち着く気がします。

 好みにもよると思いますが、リラックスできる香りです。

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 ネロリ
★===========================
 
 【一般名】 ネロリ

 【学名】 Citrus aurantium

 【科名】 ミカン科

 【抽出部位】  ビターオレンジの花

 【抽出法】  水蒸気蒸留法

 【産地】  イタリア、フランス、ポルトガル、スペインなど

 【成分】 

 モノテルペンアルコール
 ※リナロール    35~70%
 ※ゲラニオール    2~5%

 エステル類
 ※酢酸リナリル   5~10%

 モノテルペン炭化水素類
 ※リモネン      5~10%
 ※αーテルピネン   ~5%     

 セキステルペンアルコール類
 ※ネロリドール  
 (男性ホルモン様作用、副腎皮質ホルモン様作用があるので、妊産婦に使用するときは慎重に)
  
 【特徴】
 類まれな、とても上品なオレンジの花の香りがします。
 この名前はネロリのエッセンシャルオイルを香水として使用していた「ネロリ公爵夫人」に由来します。
 (イタリアのネロラ公国の妃アンナ・マリア)

 高価で希少価値の高い精油です。
 (1kgの精油を取るのに1tもの花が必要だと「妊娠と出産のためのクリニカルアロマセラピー」
  に書いてありました)
 花の品質が悪かったり、蒸留が正しく行なわれないことが多いので、品質の良い精油を手に
 入れることは難しい。

 アロマテラピー32の基本ガイド(草隆社)に品質のテスト法が載っています。

 手の甲に1滴エッセンシャルオイルをたらして指で伸ばします。
 皮膚にしみこんだらその香りをかぎます。
 ほのかに香りが漂うようなら、品質の良いエッセンシャルオイルといえるでしょう。


 【心に対する働き】 非常にすぐれた抗ストレス作用があります。

 【ノート】 ノートはなになのでしょう?
 NARDの精油事典によるとトップノート
 84の精油によるとミドルノート
 妊娠と出産のクリニカルアロマセラピーによるとベースノート


 【安全性】 
 「妊娠と出産のクリニカルアロマセラピー」より
 
 ●少量だがケトン類のジャスモンを含むので、妊娠中は低濃度で使用することが望ましい。
 
 ●ネロリでリラックスすると眠気を催したり集中力を欠くので、直後に車を運転してはいけない。


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 その他「妊娠と出産のクリニカルアロマセラピー」より

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【Setevenson】
 集中治療を受けている患者に、ネロリを用いて10分間足のマッサージをすると、
 リラクゼーション及び不安緩和効果が得られる

【Ryman】
 月経前緊張症に使用する

【Jager】
 動物実験でマウスに鎮静効果、運動の減少があることを確かめています。

【Lawless,1992】
 催淫作用があることを認めています。
 産褥期後の性欲が通常レベルに戻らない人にも適しているでしょう。


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 編集後記
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 4月に入ってから、なんだかとても外来が忙しいです。
 
 私は要領よく患者様をなるべくお待たせしないように診療しているつもりですが、昨日は
 受付終了時間間際に大勢の患者様がお見えになりました。

 いくら頑張ったところで、所詮一人でするには、限界があります。
 患者様もせっかくきたのに、ろくろく話もしないでは何しにきたのかわからなくなります。

 お待たせすることは仕方ないこととして、いつもどうりに診察をすると外来終了が午後3時を
 過ぎました。

 「お待たせしましたね」を連発しつつ、久しぶりによく働きました。

 私もアロマのマッサージしてもらいたいわと思いつつ、凝った肩にネロリのオイルをすりこみました。

 私たち女性は柑橘系の匂いが好きですね。

 診療所で芳香浴に使うには、オレンジスィートは使いやすいです。

 ビターオレンジの精油はあまり見かけないので、スィートオレンジを使うものだと勝手に思い込んで
 いましたが、精神を安定させるにはビターオレンジを使用したほうがよさそうですね。

 マタニティブルーの患者様に精油を選んでもらうと、オレンジを選ぶ人は多いです。

 スィートオレンジでも充分効きますが、今度からビターオレンジの精油を使うように段取りした方が
 よさそうですね。

===========================★
 オレンジ・ビター
★===========================

 【一般名】オレンジ・ビター

 【学名】 Citrus aurantium

 【科名】 ミカン科
 
 【抽出部位】果皮

 【抽出法】 圧搾法

 【産地】  イタリア

 【成分】
 ●モノテルペン炭化水素 
  リモネン    95~98%
  αーピネン    ~2%
  βーピネン    ~2%
  βーミルセン   ~5%

 ●モノテルペンアルコール
  リナロール
  ゲラニオール
  シトロネロール
  ネロール

 ●エステル類
  酢酸ゲラニル
  酢酸ネリル
  酢酸リナリル

 ●脂肪族アルデヒド(オレンジ・ビター特有の香りの元になる成分)
  ノナナール
  ウンデカナール

 ●テルペン系アルデヒド
  シトラール
  シトロネラール

 ●ラクトン類
  フロクマリン

 【特徴】

 微量だがフロクマリンを含むので、光感作作用に注意!
 
 エステル類やテルペン系アルデヒドなど含むので、精神安定効果が高い。
 
 【心に対する働き】
 躁うつ病
 ストレス
 不眠症などに
 
 【ノート】トップノート


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 The aromatherapy practitioner reference manualによると

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 <一般的な使用>

 医療に使われてきたが、精油に同じ働きがあるかどうか?
 としながらも内服で幾分か下記のような働きがあるであろうと記載されています。
  抗凝固作用
  抗うつ作用
  抗炎症作用
  鎮痙攣作用
  殺菌作用
  消化作用
  解熱作用
  抗真菌作用
  降圧作用?
  マイルドな精神安定作用

 ●外用(皮膚、毛髪、つめ)
  乾燥肌、脂性肌、疲れた肌、充血した肌、にきび、シワ、口内炎
  表皮を強く柔軟にして神経終末を刺激する
  メラノサイトを発達させ、循環を助ける
  腺細胞の機能を落ち着かせ、保湿する(乾燥を防ぐ)
  セルライトや妊娠腺を防ぐ

 ●呼吸器
  気管支炎

 ●筋・骨格系
 筋肉痛や骨の痛みに
 (コラーゲンの修復を促す)
 
 ●心血管系・リンパ系
 循環をよくして血圧を落ち着ける
 皮膚を暖め、動悸を抑える
 血液を薄めて抗凝固作用を示す
 
 ●免疫
 免疫を賦活する
 風邪、インフルエンザ、悪寒、発熱

 ●消化器系
 腎臓、胆嚢の働きを促進
 便秘、消化不良、胃痙攣、肥満、浮腫(単に水分が貯留しただけの)
 抗コレステロール血症、
 腸管の吸収を促し消化管の平滑筋を弛緩させる
 
 ●内分泌
 脳下垂体前葉のすべてのホルモンを刺激するように働く
 性腺刺激ホルモン(性ホルモン、成長ホルモン)の分泌を促進する

 副腎髄質を刺激する
 
 ●泌尿生殖器
 子宮筋をリラックスさせる
 (産後うつ病に使う)
 
 ●精神神経系
 中枢神経系を賦活する
 副腎髄質を賦活する
 不安を沈め、不安による不眠を改善、胃をしずめます。

 緊張やストレスを軽減させ、気持ちを元気付けエネルギーをよみがえらせ、
 体と心の調和を取り戻す
 
 ●安全性
 光感作性に注意
 古い酸化したオイルは刺激性が高まる(新鮮なオイルをつかいましょう)
 敏感な人は長期使用、高濃度の使用は控えること


 

 今回はオレンジについて調べてみました。

 オレンジには、スィートオレンジとビターオレンジがあります。
 どっちも同じオレンジだろうと思いますが、少々異なるようです。

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 オレンジ
★===========================
 
 まず「アロマテラピーのための84の精油」によると

 【学名】 Citrus vulgaris(Citrus aurantium、Citrus sinensis)


 オレンジからは3種類の精油が取れます。

 果皮からはオレンジ
 花からネロリ
 葉からプチグレン

 もともとオレンジの木は中国とインドが原産です。
 17世紀ごろヨーロッパに伝わりました。
 宣教師の船と共にカリフォルニアに渡りました。

 オレンジの精油はスィートオレンジとビターオレンジから抽出されます。

 スィートオレンジの学名はCitrus sinensis
 ビターオレンジの学名がCitrus aurantium

 どちらも主成分はリモネンですが、多少異なるようです。

 NARDケモタイプ精油事典によると、
 スィートオレンジは主に空気清浄を目的とした室内散布が多く、
 医療用にブレンドされることは少ない。
 
 The aromatherapy practitioner reference manualには
 スィートオレンジはリストに上がっていませんでした。
 
 医療用にはビターオレンジを使うのが普通ということのようです。

===========================★
 オレンジ・スィート(NARDケモタイプ精油事典による)
★===========================

 【一般名】オレンジ・スィート

 【学名】 Citrus sinensis 

 【科名】 ミカン科

 【抽出部位】 果皮

 【抽出法】 圧搾法

 【産地】 イタリア

 【主要成分】 
  リモネン      95~98%
  αーピネン      ~5%
  βーピネン      ~5%
  リナロール     
  ゲラニオール

 【特徴】
  消化促進作用
  駆風作用
  空気中殺菌作用
  強壮作用
  肝細胞再生作用

  フロクマリンを含んでいるが、光感作を起こしたという確証はない。
  (日本アロマ環境協会でも光感作はなしとしています)

  リモネンは神経伝達物質であるアセチルコリンを分解する酵素
  (アセチルコリンエステラーゼ)の作用を抑制します。
  その結果
  ※血圧降下
  ※蠕動促進
  ※抗変異原性作用
  ※抗癌作用   を示します。

  またリモネンは中枢神経を抑制するので

  ※鎮静効果
  ※去痰作用
  ※抗結石作用
  ※抗菌作用
  ※抗ウィルス作用
  ※抹消血管収縮作用     などが認められます。
  

 【心に対する働き】
  考え方が暗くなったり、抑うつ的な気分になったとき、心が明るくなるように働きます

 【ノート】
  トップノート

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 編集後記
================================================☆========☆===
 
 今まで気になりながら、スィートオレンジとビターオレンジの違いをしりませんでした。

 今回調べてみて、何となくわかってきました。

 オレンジの学名は総称でCitrus vulgarisといい

 スィート・オレンジは Citrus sinensis
 
 ビター・オレンジはCitrus aurantium

 というということです。

 そして医療用に使用するのは、主にビターオレンジということになるようです。

 

 さて、今回はペパーミントについて。
 
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 お知らせ
★===========================
 
 ご指摘を受けました。

 妊娠中に使ってよい精油にペパーミントが入っているのはおかしいというご指摘です。

 「女性によく効くアロマセラピー」から引用しました。

 引用した部分は

 ここから↓
 ============================================================
 【 妊娠初期から使用できる精油 】
  イランイラン      
  スィートオレンジ    
  グレープフルーツ    
  ティートリー      
  ネロリ         
  フランキンセンス    
  ペパーミント      
  マンダリン       
  真正ラベンダー     
  レモン         
  ローズウッド      
  芳香浴に限りカモミールローマン使用可

 ============================================================

 もう一度本をよく読みなおしてみたところ、 
 『胎盤形成、胎児の器官形成期にあたる妊娠初期においては、フェノール類、ケトン類を含み
  軽い通経作用をもつ精油は芳香浴以外の方法では避けること』
 という注意書きがついていました。
 
 この大切な注意書きを記載漏れしてすいませんでした。
 ペパーミントはケトン類を含むので芳香浴のみとなりますね。

 それとネロリに含まれるセスキテルペンアルコール類のネロリドールが、
 副腎皮質ホルモン的作用があるので、妊産婦には、要注意というご指摘も受けました。
 
===========================★
 ペパーミント
★===========================
 
 こんなことから、今週はペパーミントについて調べてみました。
 
【一般名】ペパーミント

【学名】Mentha piperita

【科名】シソ科

【抽出部位】葉

【抽出法】水蒸気蒸留法

【産地】 フランス、イギリス、アメリカ

【成分】
 メンソール(モノテルペンアルコール)     48%
 メントン(ケトン)                 30%
 リモネン、βーピネン(モノテルペン炭化水素) 16%
 1,8シネオール(酸化物)            5%

【特徴】
 強壮刺激作用
 鎮痛作用
 抗力タル作用
 抗鬱作用
 消化促進作用

...☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆...

 The aromatherapy practitioner reference manualによると

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 ●外用(皮膚、毛髪、つめ)
 にきび、皮膚炎、白癬、疥癬、歯痛、毛細血管の収縮、掻痒感を抑える、
 皮膚を柔軟にし脂肪分を除去する、
 組織に水分を貯留させ皮膚を冷却する、
 真皮に働きかけて保湿作用を示す

(皮膚への作用はまだよく調査されていません)
 
 怪我をしているときや、敏感な肌へは使用禁止!!

 
 ●呼吸器
 喘息、気管支炎、口臭、鼻炎、耳炎、咽頭炎、副鼻腔炎、
 痙攣性の乾性咳、結核、肺炎、

 うっ血を除去し、粘膜を清潔にし、排泄を促します
 
 ●筋・骨格系
 神経痛、坐骨神経痛、関節炎、リュウマチ、筋肉痛、

 ●心血管系・リンパ系
 動悸
 血管を収縮させて心臓を収縮させる
 循環不全によるめまいや視野の異常
 白血球数を増加させる
 薬剤や抗生物質の解毒を助ける
 貧血に役立つ
 リンパの流れを促進させる
 
 ●免疫
 コレラ、黄熱病、感冒、インフルエンザ、
 発熱(悪寒がするときには暖め、暑いときには冷やす)
 感染症
 他のエッセンシャルオイルの作用を強める
 白血球を賦活する
 
 ●消化器系
 歯肉炎、歯痛、疝痛、消化不良、鼓腸、嘔気、
 下痢、潰瘍、
 肝膵機能を亢進させウィルス肝炎に 
 肝炎後のケアに
 肝硬変
 胆汁分泌を促進して、疝痛や嘔気嘔吐を抑え、
 過敏性腸症候群に使われる

 ●内分泌
 卵巣機能を整える

 ●泌尿生殖器
 生理痛を軽減
 つわり
 分娩
 授乳分泌を抑制するので乳腺炎に
 膀胱炎、腎炎
  
 ●精神神経系
 疲労、
 頭痛には側頭部に1滴
 精神的に消耗しているとき
 精神的なストレス
 ウィルス感染による神経炎(単純ヘルペス)
 めまい、神経痛や坐骨神経痛
 突然のショック
 精神安定させ抑鬱状態を改善させる
 プライドをなくした自我に働きかける
 
 ●安全性
 低濃度で使用するには安全

 幼児の鼻孔には近づけてはいけません!
 (声門の痙攣を起こすことがあります)

 妊娠中、授乳中は使用禁止!

 ホメオパシーのメレデーの作用を減弱させるという話もある
 
=============================================================== 
 編集後記
================================================☆========☆===
 
 自分では注意しているつもりでも、聞き流してしまったり、慣れっこになってしまうと、
 気づくべきことにも気づかないこともあります。

 アロマセラピーにはまだまだ研究されていないことも多々あり説もいろいろあるようです。

 出来るだけ正確な情報をお伝えしたいと思いますが、誤りに気づいたときは、また
 ご指導のほどよろしくお願いしたいと思います。

 

 今回から精油についてお知らせしていきましょう。
 まずは、イランイランから。

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 イランイラン
★========================

 【一般名】イランイラン Ylang Ylang

 「花の中の花」という意味のマレー語に由来します
 インドネシアでは新婚のカップルが過ごすベッドにイランイランの花びらをまき散らす風習があります。 
 エキゾチックな強く甘い香りがしますよ。

 【学名】  Cananga odorata

 【科名】  パンレイシ科

 【抽出部位】花

 【抽出法】 水蒸気蒸留法

 【産地】  フィリピン、マダガスカル、コロモ、セイシェル、インドネシア

 【成分】
   リナロール(モノテルペンアルコール)       10~30%
   酢酸ケラニル (エステル)              2~10%
   酢酸ベンジル (エステル)              5~10%
   パラクレゾールメチールエーテル
   (フェノールメチルエーテル)             10~20%
   安息香酸ベンジル(エステル)           
   α-ファネッセン(セキステルペン炭化水素)
  
 【特徴】
   鎮静作用
   抗鬱作用
   降圧作用
   催淫作用
   ホルモン調節作用
   抗アレルギー作用
   抗炎症作用
   抗痙攣作用
 
 
...☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆...

 The aromatherapy practitioner reference manualによると

...☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆...

 ●外用(皮膚、毛髪、つめ)
 皮脂を整えるので、乾燥肌・普通肌・脂性肌のにきび
 頭皮の乾燥にトニックとして使用され、毛髪の成長を促がす
 虫刺され
 敏感肌な人や怪我をした肌には使用しないこと
 使用するなら、薄い濃度で使用すること

 ●呼吸器
 速い呼吸を鎮める(過呼吸)

 ●心血管系
 動悸
 高い血圧を下げる?

 ●免疫
 マラリア、腸チフスの発熱

 ●消化器系
 糖尿病を整える
 腸の炎症性疾患、下痢

 ●内分泌
 ホルモンバランスを整える
 胸腺に働きかけ副腎の血流を調節する

 ●泌尿生殖器
 ED(インポテンツ)
 冷感症
 性欲促進作用
 子宮収縮
 乳房を引き締める
 PMS

 ●精神神経系
 うつ病
 不眠症
 神経症
 ストレス
 痛みに伴う恐怖、怒り、冷感、ショック、パニック、自尊心の低下
 中枢神経系をリラックスさせます

 ●安全性
 低い濃度で使用するには安全である
 敏感な方には皮膚炎の報告があるので、炎症を起こしていたり皮膚炎を起こしている
 ときには使用禁止

 過度に吸収されると吐き気や頭痛がする。


...☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆...

 「妊娠と出産のためのクリニカル・アロマセラピー」より補足すると

...☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆......☆☆...
 
 ★イランイランはストレスやパニック、不安感、性的問題、高血圧など感情にからむ不調に
  効果があります。

 ★妊娠中も少量なら安全、分娩が近づいて、妊婦が極度の緊張や不安を感じているときに
  役立つでしょう。

 ★イランイランは高価なため添加物で水増しされている商品があります。
  冷蔵庫に入れてみて、濁りがでたら不純物が混入している証拠です。

 ★香りが強すぎると思うクライアントには、少量ずつ間を置いて使用する。
  長時間使用するとリラクセーションではなく興奮作用が現れる場合も在ります。

 ★ブレンドするときは、強い香りを和らげる軽い精油があいます。
  ベルガモット、ブラックペッパー、カモミール、グレープフルーツ
  ジャスミン、ラベンダー、レモン、ライム、マージョラム、
  メリッサ、ネロリ、オレンジ、バチュリ、プチグレン、ローズ、
  ローズウッド、サンダルウッドなどが良い

=============================================================== 
 編集後記
================================================☆========☆===

 やはり「The aromatherapy practitioner reference manual」はすぐれたマニュアルだと思います。

 かなり詳しく書いてあります。

 参考になりますね~。

 庭の桜も、桜吹雪となって散りつつあります。

 子どもたちもそれぞれの新生活に入りました。

 子どもが小さいときには考えられませんでしたが、3人の子どもたちがそれぞれの生活をするように
 なると、自分の時間が持てるようになります。
 少々さびしい気もしますが、超快適、だって自分の時間があるんですもの。

 もうお弁当作りもありませんし、今までは子どもの都合に合わせるために、自分の時間を細切れに
 分けて使いましたが、もうその必要もなくなりました。

 お子さんが小さい方は大変でしょうが、いつかこんな時がきますよ。
 今はたいへんでも、育児期間というのは意外と短いものです。


 *:.。. .。.:*・゜゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。. .。.:*・


 さて、今週は妊娠中に使用して差し支えない精油についてお知らせします。

 日々患者様を見ていておもうのですが、アロマセラピーといえども精油の安全性ということには
 薬に等しい注意が必要だと思います。

 特に妊娠中には注意が必要と思います。

 さまざまな薬がハーブから作られていることを考えると当然のことです。

 たとえばヒポクラテスの時代から柳の木が解熱、鎮痛作用を持つ事が知られていました。
 19世紀には柳の木からサリチル酸が分離されました。
 その後、アスピリンの出現まではサリチル酸が解熱鎮痛薬として用いられていました。

 妊娠中のおかあさんに精油を使用したときの胎児への影響はほとんど研究されていません。

 ですから精油の使用は慎重な上にも慎重に使用しなくてはいけないとおもいます。


 *:.。. .。.:*・゜゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。. .。.:*・


 【 妊娠初期から使用できる精油 】
  イランイラン      
  スィートオレンジ    
  グレープフルーツ    
  ティートリー      
  ネロリ         
  フランキンセンス    
  ペパーミント      
  マンダリン       
  真正ラベンダー     
  レモン         
  ローズウッド      
  芳香浴に限りカモミールローマン使用可

 【 妊娠6ヶ月から使用可能な精油 】
  カモミール       
  サイプレス       
  サンダルウッド     
  ジュニパー       
  ゼラニウム       
  ニアウリ        
  マージョラム      
  ユーカリラジアタ    
  ラバンサラアロマティカ 
  ローズ         
  ローズマリーカンファー 

 以上は鮫島先生の「女性によく効くアロマセラピー」より


 次に、「妊娠と出産のためのクリニカル・アロマセラピー」によると
 次の30種類の精油が選ばれています。
 イランイラン               オレンジスィート
 カモミール                クラリセージ
 グレープフルーツ            サンダルウッド 
 ジャスミン                ジュニパーベリー 
 ジンジャー                ゼラニウム
 ティートリー               ナツメグ
 ネロリ                  バジル
 バチュリー                プチグレン
 ブラックパッパー            ベルガモット
 ベンゾイン                マージョラム
 マンダリン                ユーカリ 
 ライム                  ラベンダー
 レモン                  レモングラス 
 ローズ                  ローズウッド
 ローズマリー


=============================================================== 
 編集後記
=================================================☆========☆===

 いろんな書籍に、いろんなことが書いてあります。
 いいと書いてあったり、いけないと書いてあったりします。
 私たちでさえ戸惑うことがあります。

 いろいろ調べて、次回より順番にそれぞれの精油について書いてみようとおもいます。

 これを機会に、順番にためていけば精油事典が出来るかなとおもいます。
 ちょっと時間のかかる気の長い話ですが...

 

 我が家の庭には、4本の桜の木があります。

 1本は、私たちが結婚したときに植えたそうです。
 何度か場所を移し変えた時に、今にも枯れそうになりながらかろうじて枯れないでいます。

 最初はきれいなしだれ桜だったのが、今はただ普通の桜の木です。
 義母はこの木が枯れないことを喜びにしています。

 他の3本は庭をいじったときに、子供の年と同じ苗木を植えました。
 やはり長女の桜が一番立派です。
 末の子の木は、今でもまだ貧相です。

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 流産と死産のアロマセラピー
================================================☆========☆===
 
 ホームページを見た方から、ご相談を受けました。

 不幸なことに奥様が死産されました。
 奥様はアロマセラピーがお好きな方だそうです。

 入院中にはそのようなことを考える余裕がないと思うので、なんとか自分が力になってあげたい
 というご主人からのご相談でした。

 なんと優しいご主人でしょう。
 感激してしまいました。

 そういえば、今まで流産のアロマセラピーなんて書いたことがないことに気が付きました。

 妊娠22週以降に赤ちゃんが亡くなってしまったときを死産といいます。
 妊娠初期に起こる流産は手術で済みますが、死産は出産しなくてはなりません。

 そこで陣痛を強めるオイルをお伝えしました。

 そして、後は悲しみを払拭することを考えなくてはなりません。
 
 「プロフェッショナルのためのアロマセラピー」 によると、

 死産への悲しみには
 ・フランキンセンス、メリッサ、ローズオットー
  を勧めています。

 失望感や落胆に対して
 ・ベルガモット、クラリセージ、ネロリ、イランイラン
 ・クラリセージ、ゼラニウム、ジュニパー

 感情の不均衡
 ・ゼラニウム、ローマンカモミール、ローズオットー

 疲労
 ・ベルガモット、ゼラニウム、ラベンダー、マンダリン、
  プチグレン、ローズマリー、ローズオットー


 「母と子のためのアロマテラピー」によると
 
 ※フランキンセンス  9滴
 ※ゼラニウム     9滴
 ※ベルガモット   7滴
 ※ネロリ       4滴
 キャリアオイル   50ml

 でボディマッサージするという処方が載っています。

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 編集後記
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 流産は非常に悲しい出来事ですが、意外と頻度の高い病気です。

 だから患者様は、自慢することではありませんから、皆さんおっしゃいいませんが、
 聞けば流産の既往のある女性は大勢いますよと説明します。

 防ぎようのないものですから、自分を責めないようにしてほしいと思います。

 今週は、精油の無料レポートを作ってみました。

 入院中の患者様にリラックスしていただけるように、スタッフがアロマケアリスト講座を
 受講しています。

 彼女たちが、とりあえず検定試験を受けようということになりました。
 スタッフが精油の学名がわからないから教えてくださいなどと申します。

 検定試験に興味がおありになる方もおられるかと思い、無料レポートを作成することを
 思いつきました。

 ちょうどアロマセラピー診療日誌も100号を超えました。
 100号の記念に何かできないかしらという思いもありました。

 日本アロマ環境協会 の1級・2級検定試験は誰でも受験できます。

 ご興味がおありなら、受験してみてはいかがでしょう。

 それほど難しいものではないかも知れません。
 よろしければぜひお読みくださいませ。

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 アロマテラピー検定試験2級
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 2級の検定試験は、アロマテラピーを自分で楽しみ、健康維持のために用いる知識が問われます。

 ●アロマテラピー利用法
 ●安全のための注意
 ●精油のプロフィール
 ●精油の基礎知識
 ●アロマテラピーの歴史
 ●アロマセラピーの環境 など

 そして、10種類の精油をかぎ分けなくてはなりません。

 ◆この10種類の精油は◆
 イランイラン
 オレンジ・スィート
 ジュニパー
 ゼラニウム
 ティートリー
 ペパーミント
 ユーカリ
 ラベンダー
 レモン
 ローズマリー

 香りはとりあえず、自分で覚えないとし方がないので、試験用のキットでも買って、覚えてください。

 このたび、この10種類の精油事典を作ってみました。

 アロマテラピー検定試験2級
 ~1回で合格するための精油事典~

 と銘打ってレポートをつくってみました。
  
 無料レポートのダウンロードは こちら です。

 ご興味ある方は、ぜひお読みになってくださいね。

 あわてて作ったので、内容も不充分かも知れませ。
 誤りなどお気づきのことがございましたら、ご指摘いただきたいと思います。

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 編集後記
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 とりあえず、無料レポート作ってみました。

 何でもやってみるもんですね。
 よくわからんなりにも、何とかなりましたから。

 今回のレポートは、とりあえず検定試験の模擬試験の問題集に答えられるように作成してあります。

 よくご存知の方には、少し物足りない内容かも知れませんが。

 引き続き、検定試験に向けて無料レポートを作成してみます。

 お楽しみに......
 

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 アロマテラピーの歴史
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 スタッフがアロマテラピーの検定試験を受けるので、その準備をしています。
 まず2級の試験には、歴史が問われるので、今日は少し歴史について書いてみました。

 ネアンデルタール人の時代から、人は死者を埋葬するのに花を使いました。

 エジプトでは、ミイラ作りに乳香(フランキンセンス)と没薬(ミルラ)を防腐剤として利用しました。

 クレオパトラの髪は没薬の匂いがしたとマルグリット・モーリーは書いています。

 教会で行なわれるクリスマスの聖劇は皆さんよくご存知だと思います。
 子供の通った幼稚園はクリスチャンの幼稚園だったので、クリスマスは必ずキリスト様誕生の聖劇でした。
 
 3人の博士がキリスト誕生のお祝いに捧げたのも、黄金とこの乳香と没薬です。

 インドのアーユルベーダ医学は3000年以上の歴史があります。
 マルグリット・モーリーもインド医学を参考にしたと著書にかいています。
 
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 次にアロマテラピーを知る上で有名な人物をご紹介しましょう。

 まずは「アロマテラピー」という言葉を作った人から
 
 <ルネーモーリス・ガットフォセ>
 化粧品を研究していた科学者です。
 研究に関する著書に「アロマテラピー」とつけ、アロマテラピーという言葉を作りました。
 精油に殺菌作用や消毒作用があることを知っていた彼は、実験中に火傷を負ったときに、
 ラベンダーで治療しました。
 その効果は完璧で、傷跡すら残らなかったといわれています。

 第1次大戦中に陸軍病院で手や足を失う重症の兵士に精油を使用して、兵士は壊疽にならずに済み、
 見る間に火傷が治り傷跡もきれいになりました。
 また男性器の疾患や損傷にもアロマテラピーを用いました。

 <ジャン・バルネ>
 フランスの医師、アロマテラピーを医学に取り入れました。
 第2次大戦中に負傷兵を精油で治療しました。
 また精神病を患っている患者に精油を使用し、効果があったことを記録しています。

 「役に立つこと」及び「科学的領域にとどまること」を基準に精油の研究を深め、
 医師や薬剤師への啓蒙活動に努めました。
  
 「芳香療法」という本を残しています。
 医学に深く関わるフランスのアロマテラピーの基礎を築きました。

 <マルグリット・モーリー>
 マルグリットモーリーはオーストリア生まれの生化学者です。
 外科医モーリーと結婚後、東西の代替医療(インド医学、中国の医術、チベットの医術)
 を学び、フランス、スイス、イギリスに診療所を開きました。

 1961年に 「生命と若さの秘密」 を著し、
 美容業界のの国際的組織であるシデスコ賞を受賞し、シデスコの委員長を歴任しました。

 後にこの本が英訳され、イギリスのアロマテラピーに大きな影響を与え
 ホリスティックアロマテラピーの基礎となりました。

 ぜひこの本をお読みになることをおすすめします。
 
 いかに彼女が熱心にアロマテラピーを研究したかわかります。

 また精油の使い方もひとりひとりにあった処方を考え、マッサージに使用しました。

 外科医が盛んにアロマテラピーを使用したらしい。

 手術する前に患者の皮膚に塗っておいたところ、手術中に皮膚の張りが増し、
 組織の状態が良好であったため、担当医は大いに満足した。

 手術のあとがほとんど残らずに治癒するなどと書かれており、非常に興味をそそられる内容でした。

 <ロバート・ティスランド>
 日本では1980年代にロバート・ティスランドの著した
 『アロマテラピー(芳香療法)の倫理と実際』が翻訳され、紹介されたのが始まりです。

 この本はイギリスで出版され、大きな注目を集めました。
 芳香療法の権威ある文献として有名です。

 私も読まなくちゃと思ってて購入しましたが、まだ読んでいません。
 
 
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 編集後記
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 今まで何となく知ってはいましたが、書いてみて初めてアロマセラピーの歴史を
 再認識いたしました。

 何事も歴史を知るということは大切なことですね。

 フランスでは、ジャン・バルネが精油を薬として使用し、医療従事者に啓蒙したために、
 いわゆるメディカルアロマセラピーが発達しました。
 
 一方、イギリスではマルグリッド・モーリーが精油をマッサージに使用して、どちらかというと
 精神的に問題をかかえた人たちが健康になるために使用し、ホリステッィク・アロマセラピー
 として発達しました。

 マルグリット・モーリーの「生命と若さの秘密」は実にすばらしい本でした。

 ぜひぜひお読みになってくださいね。 

 

 このたび、自律神経の安定度を計れるという機械を購入しました。
 母親学級で指導している自律訓練法の効果が計れないかと思い購入しました。

 血管年令も同時に検査れるのですが、検査してみると、10歳も老化しているという結果に
 正直ちょっとあわてています。

 やっぱりスポーツで体を鍛えるべきなのでしょう。
 姑息にも、ピルを飲んだら、ちょっと若返るかななどと考えてみたり、やっぱり人間は
 ずぼらですよね。
  
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 出産に役立つアロマセラピー
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 今週はNARDの精油事典で調べてみました。

 陣痛が弱いときに使う処方が書いてあります。
 塗布するものや経口摂取する方法が記載されています。

 ベルギーではこのように使われるのでしょうが、濃度もかなり高いので、とりあえず
 使われる精油のみお知らせします。

 微弱陣痛の時には、やはり、タイム、パルマローザ、クローブが使われます。

 たとえば処方例をひとつだけご紹介すると
 
 <難産の時には>

 クローブ       1ml
 パルマローザ    9ml 
 へーゼルナッツ油  10ml

 分娩中なら、10~15分ごとに腰に10滴塗布、
 陣痛促進するには1日3回、腰に10滴塗布

 と書いてあります。

 陣痛が弱いときには1日3回塗布して、
 いよいよ分娩というときには10~15分で塗布するという意味なのでしょうか、
 ちょっとわかりかねますが、このように書いてありました。

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 パルマローザ
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 パルマローザの精油について、調べておきました。

 【学名】 Cymbopogon martinii 
 【科名】 イネ科
 【蒸留部位】 全草
 【主要成分】
 ゲラニオール  70~80%
 リナロール   2~5%
 酢酸ゲラニル  5~10%

 ゲラニオール(モノテルペンアルコール類)の作用は
 ・抗菌作用が強く
 ・抗メランコリック作用
 ・抗腫瘍作用
 ・抗真菌作用
 ・興奮作用
 ・収斂作用
 ・皮膚弾力回復作用

 ゲラニオール、リナロール、酢酸ゲラニルをたくさん含むので、バラに似た芳香を持ちます。
 抗不安と鎮静作用が期待できます。
 子宮収縮作用があるので、出産時以外の妊婦には使用しません。
 出産時の芳香浴にはパルマローザもいいかもしれませんね。
 
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 編集後記
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 血管年令を測る機械はこちら
  フクダ電子のHPに解説してあります。

 脈波ってわかりますか?

 まず親指の爪の先端を軽く押さえてください。

 すると爪の下の皮膚が白くなりますね。
 爪の半分くらいが白くなるように押さえてみましょう。

 すると、その白い部分と、赤い部分の境目が、自分の脈拍に同期し、
 爪の根本から、先端へ赤い部分が、脈打つように変化しているのがみえますね。
 
 これが指尖脈波なんです。

 これを、もっと詳しく、正確に検出する機械が指尖脈波計です。
 脈波の動きを、目ではっきりと見え、そして記録も出来るようになっている。
 この脈波が、その人の健康状態によって微妙に変化するのです。

 皮膚血管(末梢血管)の膨張・収縮を皮膚表面から波形として電気的・機械的に
 とらえたものを容積脈波と呼びます。

 一般に皮膚血管は交感神経性血管収縮繊維の神経支配を受けており、交感神経の
 緊張興奮は毛細管径を細め、結果的には毛細管の血流が減少することになります。

 この原理に基づき、指先の血管の血流量を評価することで交感神経の興奮状態の
 指標を得ることができます。

 具体的には交感神経の過剰興奮により左下の容積脈波の振幅が減少し基線部が
 動揺する等の変化が見られます。
 (現実には加齢に伴う動脈硬化などにより血管内径は狭まりますので、年齢も
  考慮のうえでの判断になります。)

 さらにこの容積脈波を2回微分することで、加速度脈波(右下)が得られます。
 これは末梢血管への血流の変化を捉えたもので血管抵抗や血流に対しての血管の
 反応性をみることができるようになります。

 この加速度脈波からいわゆる血管年齢が推測されるのです。
 これまで不定愁訴としてとらえられてきた、指先の痺れや冷感などに対してもある程度
 客観的な評価がおこなえるようになりました。

 推定血管年齢が出るということで過度に心配される方もいらっしゃいますが、
 大切なのは経時的変化を診ていくことです。

 治療の評価や日々の生活改善の目標として利用されることが望ましいでしょう。

 

 №98に続き出産のアロマセラピーについて。

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 出産に役立つアロマセラピー
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 以前読んだときにいいなと記憶している記事を御知らせします。 

 今日は「プロフェッショナルのためのアロマセラピー」より

 John Radcliffe Maternity病院の助産師たちによる
 分娩・出産の鎮痛と鎮静を目的とした予備試験より

 ※目的に応じた精油を使用しています。

 ●出産不安の緩和  ラベンダー
 ●嘔気の除去     ぺパーミント
 ●収縮の促進     クラリセージ
 ●疼痛の除去     ラベンダー、カモミール、フランキンセンス、マンダリン、
               レモン、ジャスミンアブソリュート、ローズアブソリュート
 などが使用されています。

 ※使用方法
 ●100mlの水に精油2滴添加し、枕などにスプレーする
 ●風呂に4~5滴添加する
 ●足浴には2~3滴添加
 ●吸入のために、ガーゼに1滴添加
 ●マッサージには50mlのスートアーモンドオイルに2滴の精油
 ●ペパーミント1滴を、直接額に塗布
 ●フランキンセンスを1滴、手のひらに塗布

 ※効果
 80%の妊婦が、他の鎮痛剤を使用することなく精油を使用した
 そのうち13%は他の鎮痛剤を必要とせず
 残り67%は他の鎮痛剤を使用する前に精油を使用した

 ※母親自身の評価は
 効果を認めたもの  62%
 効果なし        12%
 不明          17%
 評価を保留       9%
 (保留した者のうち27%は肯定的なコメントをした)

 ※副作用
 3%に副作用あり
 ペパーミントを額に使用したときに熱感を感じた
 ラベンダーで妊婦に嘔気、夫が気分を悪くしたケースもあった
 クラリセージの香りが嫌う人、嘔気を感じる人、効果がないト感じる人がいた

 ※結論
 妊婦にも助産師にも高度に満足できる結果であると結論しています。
 
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 その他、プロフェッショナルのためのアロマセラピーには、分娩、産後、授乳期、乳児に
 ついて有益な記載があるので、ついでにご紹介しておきます。
 
 【分娩】
 ※子宮収縮
 ・ラベンダー
 ・クラリセージ、ゼラニウム
 ・クラリセージ...吸入

 ※不快感・痛み
 ・ラベンダー5滴 入浴
 ・ベルガモット、ゼラニウム、ラベンダー、パルマローザ、ローズオットー、ベチバー
 ・ブラックペッパー、スィートマージョラム...吸入、マッサージ

 ※子宮過緊張
 ・ゼラニウム、ラベンダー

 ※産褥期抑鬱症
 ・ベルガモット、クラリセージ、グレープフルーツ、マンダリン、ネロリ、ローズオットー、ベチバー
 ・クラリセージ、フランキンセンス、ネロリ...吸入、マッサージ

 ※局部の裂傷
 ・ラベンダー3滴入浴

 ※ストレスと不安
 ・クラリセージ、ラベンダー、ローズオットー、イランイラン
 ・ラベンダー
 ・クラリセージ、ローズオットー、イランイラン...吸入、マッサージ
 ・ラベンダー、プチグレン、イランイラン
 ・ベンゾイン、フランキンセンス、ローズ
 ・クラリセージ、カモミール(タイプの特定なし)、ラベンダー

 ※陣痛微弱
 ・クラリセージ、ラベンダー

 【産後】
 ※不安、心配
 ・ラベンダー...入浴、ティッシュペーパーでの吸入

 ※失血防止
 ・サイプレス、ラベンダー...入浴

 ※乳充血
 ・ゼラニウム6滴...入浴または温湿布
 
 ※帝王切開の傷
 ・ラベンダー、ティトリー...入浴、湿布
 ・フランキンセンス、ネロリ、ローズオットー...入浴

 ※乳首の割れ
 ・ラベンダー、カモミールローマン、ローズオットー
 ・フランキンセンス、ミルラ、バチュリー...ローション

 ※失望感、落胆
 ・ベルガモット、クラリセージ、ネロリ、イランイラン
 ・クラリセージ、ゼラニウム、ジュニパー

 ※感情の不均衡
 ・ゼラニウム、カモミールローマン、ローズオットー...吸入、入浴

 ※疲労
 ・ベルガモット、ゼラニウム、ラベンダー、マンダリン、プチグレン、
  ローズマリー、ローズオットー

 ※死産への悲しみ
 ・フランキンセンス、メリッサ、ローズオットー...吸入、マッサージ、入浴

 ※出血
 ・サイプレス、スィートマージョラム...湿布
 ・サイプレス、ラベンダー

 【授乳期】
 ※乳汁分泌の促進
 ・フェンネルティー...ティースプーン1杯の砕いた種をカップ1杯の熱湯に入れる
  フェンネル7滴、ゼラニウム2滴を30mlのキャリアオイルに入れる...マッサージ
 ・フェンネル7滴を50mlのキャリアに入れる...マッサージ
 ・アニスとレモングラス...マッサージ

 ※乳汁分泌を抑制
 ・ゼラニウム...入浴またはマッサージ
 ・ペパーミント...入浴またはマッサージ
 ・ゼラニウム、ラベンダー...湿布
 ・ゼラニウム、ラベンダー、ペパーミント...湿布
 ・ペパーミントとセージ...入浴、湿布

 ※乳腺炎
 ・ラベンダー、ゼラニウム(充血除去)、ペパーミント...湿布

 ※会陰の内出血
 ・サイプレス2滴、ラベンダー2滴、スィートマージョラム3滴を50mlの小麦胚芽油に入れる

 ※会陰の感染
 ・ラベンダー、ティトリー各4滴...入浴または湿布
 ・カユプテ、パイン、サンダルウッド各2滴...入浴、湿布

 ※会陰の痛み
 ・ラベンダー6~8滴...入浴
 ・ジュニパー、ラベンダー、マージョラム
 ・ネロリ、ティトリー4~6滴...入浴
 ・サイプレス、フランキンセンス、ラベンダー、ミルラ

 ※会陰の外傷
 ラベンダー8滴を冷水50mlに入れる...湿布

 ※出産に伴う踝の脹れ
 ・ゼラニウム...マッサージ
 ・ゼラニウム、バチュリー、プチグレン...マッサージ
 
 【乳児】
 ※腹痛
 ・フェンネル...母乳保育であれば母親にお茶を
  ローマンカモミール、ジンジャー各1滴を25mlのキャリアに入れる...乳児をマッサージ
 ・デル、マンダリン、ローマンカモミール

 ※乳痂
 ・シダーウッド1滴を10mlのキャリアに入れる
 ・ユーカリ、ゼラニウム、ラベンダー

 ※夜泣き、かんの虫
 ・サンダルウッド、イランイラン...ティッシュペーパーにしみこませる
 ・カモミール(タイプの指定無し)、ラベンダー

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 編集後記
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 この間、
 「赤ちゃんの夜泣きがひどくてこまっています。何かいい方法はありませんか?」

 と質問されました。

 とりあえず、赤ちゃんだしね、ラベンダーかカモミールを使ってみたらとお返事しましたが、
 サンダルウッド、イランイランという選択もあるのですね。
 次の機会に覚えておきましょう。

 陣痛を強める精油にも記載がありましたが、主治医の指導の下に使うように書かれて
 いるので、省きました。

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 出産に役立つアロマセラピー
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 妊娠35週の方から、妊娠出産に役立つアロマセラピーを教えてくださいという
 ご依頼があったので、今回はこのテーマについて書いてみました。

 まず今までに書いたものは

 №21 マタニティブルー
 №43 会陰の柔軟化

 現在は35週ということですから、出産に役立つアロマセラピーがいいでしょうか。

 今日はまず、現在診療所で使用しているメニュをお話しましょう。

 <足浴>
 分娩が長引くときは、足が冷えることがあります。
 そんなときにクラリセージとラベンダーで足浴します。

 <芳香浴>
 何よりリラックスするのが大切です。
 好きな匂いの芳香浴も陣痛の緩和に役立ちます。
 やはりラベンダーが好きな人が多いですが、オレンジスィートやレモン、グレープフルーツ
 などの柑橘系の香りが好きな方も多いです。
 
 花粉症の季節にはティトリーを好む方もおられます。

 ユーカリグロブルスが好きなのでとmy精油をお持ちになった方もおられました。

 <マッサージ>
 陣痛の緩和に、背中や腰をマッサージします。
 和痛分娩に適した精油
 (2003年アロマセラピー学会のワークショップで聞きました)
 
 ●ラベンダー、クラリセージ、オレンジ
 ●フランキンセンス、グレープフルーツ、ナツメグ
 ●サンダルウッド、ラベンダー
 ●ネロリ、オレンジ、ローズ
 ●ラベンダー、ジャスミン

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 クラリセージ:Clary Sage:
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 分娩といえば、クラリセージを使うことが多いので、クラリセージの精油について調べてみました。

 【 学名 】 Salvia sclarea
 【 原産地 】フランス
 【 科名 】 シソ科
 【 抽出方法 】水蒸気蒸留法
 【 抽出部位 】花・葉
 【 効能 】
   鎮静作用
   抗痙璽作用
   抗欝作用
   抗アレルギー作用
   抗掻痒痒作用
   降圧作用
 【 主要成分 】 
   酢酸リナリル   60~80%
   リナロール    10~15%
   ゲルマクレンD   ~10%
   スクラレオール   ~5%
  【 注意 】
  通経作用、子宮強壮(陣痛促進)作用があるので、妊娠初期には使用を控える  
  アルコール飲用時には使用を控える

 【 文献 】
 ●アロマセラピーにて陣痛が発来し分娩に至った症例 
 (アロマセラピー学会2000年 総会で発表されたもの)
  間宮美穂(マミヤミホ) 猿渡善治(サワタリヨシハル)
    (猿渡レディスクリニック)


 <目的>
 近年、アロマセラピーは医療の補助療法として、診療現場でも施行される様になってきた。

 産院では、妊娠・分娩・産褥期にアロマセラピーを取り入れることにより、
 心身のリラックス効果を挙げている。

 その中でも、アロママッサージはエッセンシャルオイルの効果がプラスされ、
 特に分娩時のアロママッサージは陣痛促進・鎮痛・鎮痙効果があるとされている。

 そこで、今回当院では薬剤を使用し、人工的に分娩誘発法を好まない傾向に
 ある妊婦に、アロマセラピーを用いて陣痛の発来を期待した。

 <方法>
 陣痛発来のない妊娠40週0日以降の妊婦5名に、外来受診時に
 足浴5分間(真性ラベンダー・クラリセージ)、
 アロママッサージ15分間 (スィートアーモンドオイルにラベンダー・クラリセージを混合)
 を施行した。

 また、自宅でも施行できる様に、アロママッサージを指導し、入浴後に施行させた。

 <結果及び考案>
 5例中4例が平均20時間15分で陣痛発来となった。
 1例は児頭骨盤不均衡にて(CPD)帝王切開になった。

 陣痛促進効果のある、エッセンシャルオイルの真性ラベンダー・クラリセージの
 アロママッサージは、陣痛を発来させ、分娩に導く可能性があると思われた。

 ●1999年英国における分娩時のアロマセラピー
  (1999年アロマセラピー学会総会)
  斎藤いずみ
 (北海道医療大学看護福祉学部看護学科母子看護学講座)


【目的】
 筆者が研修した、1999年英国オックスフオードのジョン・ラドクリフ・ホスピタル(大学の実習病院)に
 おける分娩時のアロマセラピーの紹介を通し、我が国の分娩時のアロマセラピー実施について考える。

 <実施状況>
 ラドクリフ病院では、年間分娩数が約6,000例あり、正常な事例は助産婦のみで
 分娩介助を実施している。

 1990年代はじめから分娩時にアロマセラピーを取り入れている。 
 アロマセラピーの実施の決定、およびアロマセラピーの方針や精油の種類や使用方法を
 決定するのは、アロマセラピストの資格を有する助産婦に限定されていた。

 <使用目的>
 分娩中の不安軽減、吐き気をなくす、陣痛を増強させる、痛みの軽減などのためであった。

 使用方法として一般的な用いられ方は、ベースオイルと精油を混入し、マッサージに
 用いられていた。

 他に精油によっては原液を額や手のひらに1-2滴垂らして、また浴槽に精油を垂らす、
 タオルにスプレーするなどの方法で用いられていた。

 初期は、マッサージよりもスプレーなどでにおいを嗅ぐのが一般的であった。 
 使用された精油は、ラベンダー、クラリセージ、ユーカリプス、カモミール、
 フランキンセンス、ジャスミン、マンダリン、レモン、ペパーミント、
 レモンなどであった。

 効果測定は質問紙を用いて産婦と分娩担当助産婦の両方に実施されてた。
 英国における代替療法はこれから助産婦の卒業後の研修会のテーマに
 代替療法を取り上げており、アロマセラピー、指圧が紹介されていた。

 ラドクリフ病院では現在、分娩時のアロマセラピー実施例数がのべ数千例に達しており、
 より科学的分析がされる予定である。

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 編集後記
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 今日は試験分煙の患者様がいました。
  
 試験分娩とは、児頭の大きさに比べて骨盤に余裕がない場合、計測上は分娩困難であるが
 児頭は変形して(応形機能)分娩されるので実際には経膣分娩可能なことが多いです。
 そこで、このように経膣分娩できるかどうかためすという意味で試験分娩と言います。

 いつも感動しますが、赤ちゃんは実にたくみに回旋し、頭を変形させてでてきます。

 ゆっくりした進行でしたが、無事吸引分娩で生まれました。

 途中で帝王切開かもという心配がよぎり、手術の用意をしましたが、使わずにすみました。

 女性には、甲状腺機能に異常が在る人が多く、その頻度は約3%と言われています。

 この間、面白い本を見つけました。
 
 「Why George should eat broccoli」という本です。

 アメリカの前ブッシュ大統領はブロッコリーが大嫌いだったようです。
 ブッシュ前大統領がバセドウ病だと診断されて時に、数人の薬草医がブロッコリーを
 食べることを勧奨しました。
 そしてこの本が出版されたそうです。

 ブロッコリーは甲状腺ホルモンの産生を抑制するイソチオシアン酸塩と呼ばれる物質を
 含んでいます。
 
 古い本ですがアマゾンで探したら、マーケットプレイスで売っていました。
 
 1990年に出版された本なので中身は古いです。
 
 ジョージが子供のころ、お母さんは知りませんでした。
 ブロッコリーが癌を防ぐ物質をたくさん含んでいることを。
 ジョージが子供のころ癌で亡くなる人は、10人に1人でした。
 今や癌に関連した病気でなくなる人は50万人を超します。
 1日につき1375人、1秒毎に63人なくなる勘定になります。
 
 という見出しの本です。
 
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 ブロッコリー
================================================☆========☆===
 
 ついでに、ブロッコリーについて調べてみました。
 
 (財)食生活情報サービスセンターの野菜等健康食生活協議会のHP
  ↓
 野菜等健康食生活協議会 

 主な野菜の生理機能に関する研究では、ブロッコリーは下記のように記載されています。

 『 葉茎菜類ではアブラナ科植物の研究が多くなされており、
   中でもカリフラワー、キャベツ、ブロッコリーなどはガン予防作用、
   性ホルモン代謝への作用、薬物代謝系酵素を誘導する解毒作用があります。

   これらの野菜の抗ガン作用の一部は、野菜に含まれている
   グルコシノレートが関与しています(Van Poppelら1999)1)。

   2004年にはブロッコリーの乳ガン予防、
   キャベツの膀胱ガン予防の報告があります。

   一方ホルモン代謝への作用は野菜中の弱いエストロゲン作用を持っている
   フィトエストロゲンが、乳ガン、前立腺ガンなどのホルモンに関わる疾病を
   予防すると考えられています。 』

  
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 編集後記
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 ブロッコリーと同じく、アブラナ科の野菜は、甲状腺ホルモンの産生を穏やかに、
 自然に抑制するそうです。

 なかでもラディッシュが最良だということですよ。

 甲状腺のためのハーブとしてレモンバームがあります。
 来週はこのレモンバームについてお知らせします。

 ハーブは便利な働きがあって、甲状腺のホルモンが過多になっても過少になっても、
 正常化するように働きます。

 甲状腺の病気には、医学的な治療が必要ですから、このような食品やハーブなどで
 治療できるわけではありませんが、補助的な手段として併用することは大いに役に
 立つと思います。

 

 エッセンシャルオイルについて、まとめておこうと思いつつ、なかなか出来なかったので
 今日はレモンのエッセンシャルオイルについて、まとめてみました。

 この間、スタッフが申しますのに、子供の疣に何か良い方法はないかと申します。

 以前知人から、子供さんの水疣がレモンで治った、お母さんの魚の目もレモンで治った
 と聞いたことがあります。

 そこで、1%濃度でオイルを作成して塗布してみるように申しました。

 今日、「先生、いつの間にか疣が取れました」と申します。

 そんなことから、今日は身近なレモンについて書いています。

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 レモン Citrus Limon
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 【科名】   ミカン科
 【原産国】  イタリア
 【抽出部位】 果皮
 【成分分析表】
 リモネン    66.01%
 βピネン     11.24%
 γテルピネン   9.3%
 αピネン     1.86%
 サビネン     1.64%
 ゲラニアール  1.34%
 ミルセン    1.33%
 αツヨン     0.44%
 パラシメン   0.11%
 ネラール    0.81%
 (本日開封したサノフロール社の精油の分析表より)

 【特性】
 抗炎症作用:抗菌(連鎖球菌)、殺菌消毒、抗ウィルス
 ビタミンP様作用:微少循環、毛細血管の透過性↓ 
 毛細血管の抵抗性増大を抑制する
         高血圧、糖尿病性疾患の予防、血流をスムーズにする
 結石融解作用
 神経鎮静作用
 健胃、駆風作用

 【効能】
 呼吸器疾患
 肝機能不全、消化機能不全
 腎疝痛
 不眠症、悪夢
 静脈炎、血栓症
 空気の殺菌消毒(診察室、病室、保育園)
 伝染病の流行時


<上記記述はフランス・アロマテラピー大全より>


 リモネンは化学的にはモノテルペン炭化水素類に含まれ、柑橘類の果皮から
 抽出されるエッセンシャルオイルにたくさん含まれます。

 オレンジスィート、グレープフルーツ、マンダリンなどにたくさん含まれています。

 モノテルペン炭化水素の主な作用は以前にも書きましたが
 ※鬱滞除去作用
 ※抗炎症作用
 ※コーチゾン様作用様
 ※抗ウィルス作用
 ※抗菌作用

 抗ウィルス作用があるので、疣に効くのも当然のことなのでしょう。
 
 レモンの場合にはビタミンP様作用が特徴的です。

 この間取り寄せた本
 ↓
 THE AROMATHERAPY PRACTITIONER REFERENCE MANUAL I/II をみると

 詳しく書いてありました。

 この本によると、消毒作用や癌を防ぐ作用は、エッセンシャルオイルよりフレッシュな
 ジュースの方がずっと強いと書いてあります。

 重い貧血に対しては、エッセンシャルオイルはたぶん役に立たないだろうと書いてありました。

 鉄分の吸収にはビタミンCが必用です。
 こんな時には、新鮮なレモンジュースを飲めばいいということですね。

 そして消化器系に対する働きとして
 ※消化不良
 ※便秘
 ※肝機能促進
 ※膵機能促進(インシュリンを促進して血糖を下げる)
 ※胃酸のバランスを整える
 ※消化管(胃、膵臓、胆嚢)の腺分泌と、平滑筋を刺激する

 便秘にハチミツレモンがいいと書いてある本を見たことがあるのですがやっぱりそうなんですね。

 妊娠中の便秘には、ハチミツレモンを勧めてみましょう。
 
 子供の便秘に悩むお母さんは意外と多いのですが、ハチミツレモンは
 お子さんにはちょっとすっぱいかしらね。
   
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 編集後記
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 最近の我が家は合格発表に一喜一憂する毎日です。

 個人情報保護法のため、大学の合格発表はネットで発表され
 テレメールで届きます。

 昔のように、掲示板に貼り出されることはないようです。
 昔懐かしい、「桜咲く」などという電報は姿を消しました。
 
 昔有名だったのは合格は
 お茶の水女子大学の「オチャカオル」
 高知大学の「クジラガツレタ」
 
 不合格の場合
 奈良大学は「ダイブツノメニナミダ」でした。
 鹿児島大学出身の先輩には「サクラジマバクハツセズ」
 と言うと教えてもらったことがあります。

 私が受験した時は当然のことながら電報でした。
 ちなみに私が受けた地方の国立大学の電報は
 「花散る○大」でした。
 
 また、合格発表の受験番号を兄が撮影してくれた写真もありました。
 今はこんなことも無くなりましたね。

 前期試験まで親も子もあと少しの辛抱です。

 今日はバレンタインデイでした。

 ひところのことを思うと、義理チョコは少なくなったように思います。

 最近は「友チョコ」というのだそうですね。
 今朝の朝刊で知りました。

 「義理チョコ」よりも「友チョコ」の方がず~っと、受け入れやすい気がします。


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 繰り返す膣炎
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 この間、カンジダ膣炎の方が来られて、他で買えないからティートリーを
 わけてくださいとおっしゃいます。

 カンジダの膣炎を起こす方は度々再発します。
 以前再発しないいい方法はないですかと聞かれたときに、ティートリーをおすすめしました。
 ティートリーを使っている間は、再発しなかったという話でした。

 膣炎はありふれた病気です。思いのほか患者様には不快感を感じさせる病気です。
 何か予防するいい方法はないかと聞かれることの多い病気です。
 膣炎を度々起こす方は、ぜひこのような方法があって、セルフケアが出来ることを知って
 いただきたいと思います。

 膣炎にも原因はさまざまです。
 膣炎の説明のページを作っておきました
 ↓
 膣炎
 ごらんのように細菌が原因だったり、真菌が原因だったりします。
 ティートリーは抗菌作用も抗真菌作用もあるので、便利です。
 
 <使用方法>
 入浴   バスタブに5~6滴
 座浴   洗面器に3~4滴
 外陰洗浄 1%濃度で作成して洗浄する
 クリーム ワゼリンやジェルに1%濃度のティートリーを加えて作成
 
 簡単に出来ますよ。
 
 そのほかにも、外陰部がかゆくてかゆくてしょうがない方に
 ラベンダーのフローラルウォーターで外陰洗浄するようにおすすめしたことがあります。
 かゆみは、かなりおさまるようです。

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 編集後記
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 膣炎の患者さまに日々このようなお話が出来るといいのですが、忙しい外来診療の
 合間に時間をとってこのようなお話をすることは非常に困難を伴います。

 もっともっと一般にアロマセラピーという治療法があることを知ってくださる方が
 増えることを願っています。
 

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 香水
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 香水にもいろんな種類がありますが、これは香料の濃度によって分類されています。

 ●香りが深く持続時間も長い香水は  15~25%
  (持続時間の目安は5~7時間)
 ●オー・ド・パルファン      10~25%
  (5時間)
 ●オー・ド・トワレ         5~10% 
  (3~4時間)
 ●オー・デ・コロン         3~5% 
  (1~2時間)

 香水を作るにはいろんな精油を混ぜ合わせるのですが、
 このときに通常は揮発性の異なるものを使用します。

 精油は揮発性の速さによって分類されます。
 19世期のフランスの調香師ぴピエスはいろんな匂いを楽譜の音符(ノート)
 に対応させて分類しました。

 揮発性が高いものをトップノート、
 芳香がもう少し続くものをミドルノート(ハートノートとも言います)、
 芳香が長く続くものをベースノートと言います。

 それぞれの目安の時間は
 ●トップノート 10分くらい
 ●ミドルノート 10分~1時間
 ●ベースノート 1時間以上

 それぞれの精油の香りのノート

 ●トップノート
 アンジェリカ      オレンジ       カルダモン
 グレープフルーツ   コリアンダー     バジル
 フェンネル       プチグレン      ペパーミント
 ベルガモット      マンダリン      ユーカリ
 ライム          ラベンダー      レモングラス

 ●トップノートからミドルノートへ共鳴するもの
 アンジェリカ      カルダモン      ゼラニウム
 タジェティーズ     ネロリ         バジル
 フェンネル          プチグレン       ベルガモット
 ラベンダー       レモングラス

 ●ミドルノートからトップノートへ共鳴するもの
 カモミール      ガルバナム      クラリセージ
 クローブ        ジュニパー       ゼラニウム
 ネロリ         パインニードル     ローズアブソリュート
 パルマローザ    ブラックペッパー    ラベンダー
 ローズオットー

 ●ミドルノート
 イランイラン     ガルバナム       クラリセージ
 クローブ       シナモン         ジュニパー
 ジンジャー      ゼラニウム        ネロリ
 パルマローザ    ブラックッペッパー    マージョラム
 ラベンダー      ローズオットー      ローズマリー

 ●ミドルノートからベースノートへ共鳴するもの
 イランイラン     サイプレス        ジャスミンアブソリュート
 没薬         ローズオットー
 
 ●ベースノートからミドルノートへ共鳴するもの
 サンダルウッド   シダーウッド       ジャスミンアブソリュート
 乳香         没薬
 
 ●ベースノート
 サンダルウッド   シダーウッド       乳香
 バチュリー      ベチバー

 上記ノートは自然香水より転記しました。
 
 香水を作るには、どんな組み合わせでもいいようですが、何か足りないなと思うときは、
 それぞれのノートを考えて組み合わせると調和の取れた匂いが出来ます。

 また香水つくりには香りのグループで分類されます。

 嗅覚にとって芳香は音楽のようなものだといわれます。
 とても抽象的なもので、言葉で言い表すのは難しいものです。
 芳香の特長によってグループに分類します。
 
 ●オリエンタル調  エキゾチックな匂い
 ●グリーン調     フレッシュでクリアな香り
 ●シプレ調      雨後の森林を思わせる匂い
 ●フローラル調   花のブーケを思わせる匂い

 【香水作りの基本】(油をベースにして作る場合)

 1.まずホホバ油をビンの口近くまでいっぱいに注ぐ
 2.精油をゆっくりと1滴ずつ加える。精油を注ぐたびによくシェイクする。
   ベースノート、ミドルノート、トップノートの順に加えること
 3.ミックスし終えたら、1~2週間熟成する。
   冷暗所に保存して、1日に1度はビンをシェイクして、熟成を促します。


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 おすすめ無料レポート
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 膣の乾燥に悩む人は意外と多いです。

 更年期の女性だけではなく、出産後の方や、若い女性にもあるようです。

 以前「暮しと健康」で
 <膣の乾燥はケアできる>記事は→こちら

 という記事をみたという方から相談を寄せられることがあります。

 皆さんの悩みは切実です。

 若い女性が悩んでいることが多いことに驚きました。

 そこで、今日はそんな方におすすめの無料レポートを見つけたのでご紹介します。

 楽天日記で知り合いになった産婦人科の先生です。

 とても活動的な先生のレポートです。

 「Dr.なおみのラブ&バディカフェ 
       素敵な恋愛が叶うココロとカラダの魔法の知識」
 
 レポートのお申し込みは こちら

 ぜひごらんになってみてください。
 
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 編集後記
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 先程駅前のデパートに行くと、入り口はチョレート売り場に占拠されていました。

 どこもかしこもバレンタイン一色です。

 急に思い立って、男性のプレゼントに何か作れないか、「自然香水」を調べてみました。

 するとありました。アフターシェイブローションです。

 <作り方>

 1.ガラス瓶に芳香蒸留水(ローズかネロリ)を300ml入れる。
 2.りんご酢を小さじ1~2杯くわえて、よく振ります。
 3.適当な精油を3~5滴加える。
 
 <アフターシェイブローションにむく精油>
 イランイラン、カモミール、サイプレス、サンダルウッド
 ジュニパー、ゼレニウム、フランキンセンス、ネロリ
 ローズオットー、パルマローザ、マージョラム、ラベンダー
 ローズマリーなど

 ジュニパーやサイプレスは森林浴したような香りです。
 男性用の化粧品に使われることの多い香料です。
 このようなものを使えば当たり障りのないものが出来るでしょう。

 ただし人に贈るときには、香りの好みを知る必要があります。
 相手の好みなどよく知らない場合には、違うものにしたほうが良いかもしれません。

 あなたのチョコレートに手作りのアフターシェイブローションで付加価値をつけてみては
 いかがでしょう。

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 不安障害
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 今週は先々週に少し書いた不安障害について調べてみました。

 以前は神経症と言われていた病気です。

 「不安神経症」とひとくくりにされていたものを2つに分けて、
 慢性的な不安に悩まされているものを 「全般性不安障害」
 急な不安発作を繰り返すなら「パニック障害」と診断します。

 アメリカで行われた調査によれば、一生の間に全般性不安障害にかかる人の割合は3~5%、
 
不安を専門に診ているクリニックでは、全患者さんの30%程度が全般性不安障害と診断されて
 いるそうです。

 患者さんがかなり多い病気であることがわかります。

 私たちの診療の中でも、なんとはなく不安を持つ患者様は多くなったように思います。

 このような病気は20歳前後で発症することが多く、最近は妊婦さんにも、このような漠然とした
 不安を持つ人がふえた様に思います。

 【不安障害とは】
 ※全般性不安障害
 ※パニック障害
 ※特定の恐怖症(閉所恐怖症、対人恐怖症、広場恐怖症など)
 ※強迫性障害
 ※外傷後ストレス症候群
 このような状態を不安障害と呼びます。

 【全般的不安障害の診断基準】
 
(1) 仕事や学業などの多数の出来事または活動について、過剰な不安と心配がある。
    しかし、その原因は特定されたものではない。

(2) 不安や心配を感じている状態が6ヶ月以上続いており、不安や心配がない日より
   ある日のほうが多い。

(3) 不安や心配をコントロールすることが難しいと感じている。

(4) 不安や心配は、次の症状のうち3つ以上の症状を伴っている。

・そわそわと落ち着かない、緊張してしまう、過敏になってしまう
・疲れやすい
・集中できない、心が空白になってしまう
・刺激に対して過敏に反応してしまう
・頭痛や肩こりなど筋肉が緊張している
・眠れない又は熟睡した感じがない

 不安と心配を過剰に持つことがいかに「こころやからだ」に悪い影響を与えるかがわかります。

 【パニック障害の診断基準】

 次の13項目のうち、4つ以上が同時に起こればパニック発作と呼びます。
 
 (1)動悸、心気こう進。
 (2)発汗。特に手に汗をかくことが多い。
 (3)身体の震え。手の震えが一番多い。
 (4)息切れ、息苦しさ。
 (5)窒息しそうな感覚。
 (6)胸の痛み、または胸部の不快感。
 (7)吐き気、または腹部の不快感。
 (8)めまい、または気が遠くなる感じ。
 (9)現実感がなくなる、または離人症状。
 (10)「このまま気が狂うのではないか」という恐怖感。
 (11)「このまま死んでしまうのではないか」という恐怖感。
 (12)皮膚の異常感覚がある。
    たとえば感覚麻痺、ズキズキする、違和感があるなど。
 (13)身体全体の皮膚が冷たいか、熱い感じがする。
    「冷たい感じ」という場合がやや多い。

 【社会不安障害】

 ・人前で赤面したり、震えたりするのではないかと不安になります。
 ・あなたがミスをするのを待ちかまえてあなとのことをじっと見ている人がいると思い込みます。
 ・電話で話すことやデパートで領収書にサインすること
 ・公共のトイレを利用することさえ怖くなる

 お弁当を他の人と一緒に食べることが出来ないという人もいました。
 こんな不安をもつケースを社会不安障害といいます。

 恐怖症という言葉はご存知の方は多いと思いますが、
 余談ですが、これは日本人に特有の病気なんですって。
 調べていて初めて知りました。 

 社会不安障害は脳(セロトニン神経系とドーパミン神経系)の機能障害により発症するのでは
 ないかと推測されています。
 
 このようにいろんな病気がありますが、不安障害の患者様は、他の精神的疾患を併発する
 確立が高いといわれています。

 当てはまるのかなと思うときには、「性格のせい」ではなく「病気である」と認識して、
 早めに専門医(精神科や心療内科)の診断を受けましょう。
 
 その上で、アロマセラピーを併用すると効果があがります。

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 精神的状態と精油
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 ちょうど今月とどいた、Natural Medicineは「不安に効くアロマ」がテーマでした。

 そこでちょっとこの雑誌に載っている内容をご紹介しましょう。
 
 ※精油は向精神薬や精神療法と併用しても問題はない
 ※治療期間を短縮し、患者様の意欲を高め、薬剤の処方量を
  大幅に減らすことが出来るのが、大きなメリットである
 
 と紹介されています。


 ◆サイプレス
 気分を安定させ、辛い出来事から一歩引くことの大切さを気づかせてくれる

 ◆ビターオレンジ(プチグレン)
 家族や仕事の状況により苦い思いや、絶望感が生じたとき、自分がおとしめられ、傷つき、
 裏切られたと感じるようなときにそうした感情を抑えられるように働きます。
 社会や職場で周りから見捨てられたと感じている40代の女性にとってもあう精油です。
 こういう女性は裏切られたという思いで生きていて、気分が変わりやすく、行動に矛盾があり、
 さまざまな治療を受けても疲労感が取れません。

 ◆セージ
 少ない割合でブレンドに加えると、上記女性の意欲や意志を高めるように働きかけます。
 毅然とした態度を取れるようになれば、頭を冷静に保って、ストレスに終止符を打つことが
 できるようになります。

 ◆ラベンサラ
 セージと組み合わせると、何かと自信をなくしてしまう傾向がある人に、自分に対する
 信頼感を高めるように働きかけます。

 ◆ペパーミント
 その人が元気になるのに不可欠な微笑みやユーモのセンスを見出すようになります。
 
 ◆ローマンカモミール
 外界から攻撃を受けている感じていて、周りの価値観を受け入れられないようなタイプの
 人に親和性があります。

 ◆マジョラム
 何も信じられなくなり、なにをしてもだめなんだと幻滅し落胆している悲しい人に使います。
 ほどよい情熱をもたらし、人生に対する信頼を取り戻す働きがあります。

 ◆ローリエ
 戦う意義と、苦しい状況に立ち向かう勇気を取り戻させる精油です。

 ◆フランキンセンス
 軌道を修正し、本質的なものを究めるように促します。

 ◆イランイラン
 感情の平和を取り戻す精油です。
 頻脈や発作性の高血圧など緊張反応が出ているような人によく効きます。

 ◆レモンバーベナ
 絶望的な考えを払拭し、注意していないと飲み込まれてしまいそうな陰鬱な雰囲気を
 追い払い、心の平静を取り戻します。

 ◆マンダリン
 傷つき、見捨てられ、裏切られて、優しさといたわりを渇望している人が眠れるように働きます。


 84の精油にも精油の精神的な働きが書いてあります。

 ●レモンバーム(メリッサ)
 鎮静作用がある一方で、情緒を明るく高める効果があり、感覚過敏状態を正常に戻します。
 心を閉ざす障害物を取り除き、ショック、パニック、ヒステリーの場合に強力な鎮静力を発揮します。

 ●レモンバーベナ
 副交感神経に対して強壮・緩和の両方の効果を発揮して、抑うつ的な気分をいっそうすること
 が出来ます。
 情緒にリラックス作用、リフレッシュ作用を示すと共に高揚作用を示し、ストレスの悪影響を
 いやすことができます。
 
 ●サイプレス
 鎮静作用があり、おしゃべりでこまる人、いらいらしがちな人に役立ちます。

 怒りを和らげる効果があり、精神を浄化して、障害物を取り除くのに役立つ精油です。
  
 ●ローズ
 情緒を緩和します。抑鬱、悲嘆、嫉妬、恨みといった感情をほぐします。

 心を高く明るく高揚させ、神経の緊張とストレスを和らげます。

 とりわけ女性的な精油で、自分自身に対する肯定的な感情を抱かせます。


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 編集後記
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 今週の勉強から、受験勉強中の息子に適した精油を考えてみました。
 
 ※レモンバーベナ
 ※サイプレス
 ※ローズオットー

 
 情緒にリラックス作用、リフレッシュ作用を示すと共に
 高揚作用を示し、ストレスの悪影響をいやすレモンバーベナ、

 自分自身に対して怒りの感情を持っているようなので
 サイプレス

 男の子ですが、幸福感が得られて、自己を肯定的にとらえられるように、
 ローズオットー 
 
 このブレンドでやってみます。

 日々の生活の中で、このようにアロマセラピーを身近に利用してみるのも
 いいのではないでしょうか。

 

 今回は歯周病について。


 この間から、どうしたわけか、以前に処置した歯の詰め物が、やたらとがって、舌が傷つきます。
 大きな口内炎ができて、痛いこと痛いこと(涙)大変でした。
 
 それでティートリーでうがいしました。
 うがいすると、痛みも引きますが、なぜかやたらと口の中がすっきりしたのです。

 このような痛い思いは2度としたくないと思い歯医者様へいきました。
 
 普通は歯が欠けて、こんなことになるようですが、 
 「歯は欠けてないね。何でやろ、削っとくはね」と先生は、処置してくれました。
 そのときに歯石を指摘され、ついでにレントゲンを撮りました。
 なんとレントゲンの結果、歯周病になりかけている事を指摘されました。

 最近やたらと口の中が不快な感じがして、何度も歯を研いていました。
 同じくらいの年齢の方が、やたらと歯を研きたくなるというのを聞いていたので、
 単なるる老化現象くらいにしか考えていませんでした。

 これは実は歯周病の症状だったのだと気づきました。
 
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 歯周病
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 そんなわけで、歯周病について調べてみました。
 
 歯周病については明海大学歯学部歯周病学講座のHPに
 歯周病の臨床というページがありました。

 これを見るといたって初期のようですが、歯周病だったなんてちょっとショックです。

 今回は、うがいするだけで、口の中がさっぱりしたことに実に驚きました。
 実は母もよく口の中がもしゃもしゃすると言っては、歯をみがいています。
 高齢者は、うがいするだけでかなり効果があるのじゃないかなんて思ってしまいました。

 ◆サプリメントについて、調べてみました。

 まずNatural Medicines Comprehensive Databaseで調べると
 
 虫歯にはフッ素が有効、キシリトールもかなり有効
 高齢者の歯を保つにはカルシウムとビタミンDが有効
 
 などの記載はありますが歯周病については記載がありませんでした。

 ◆アロマセラピーについて
 
 NARDの精油事典で調べてみました。
 歯槽炎、歯肉炎というような病気に処方に使われる製油は
 ※クローブ
 ※ローレル
 ※セージ
 ※ペパーミント
 ※ティトリー
 ※ニアウリ
 ※オレガノ
 などをいろいろまぜあわせて使うことが多いようです。

 ●キャリアオイル(セントジョンズワート油をつかうようです)に精油を希釈して、
  歯肉に塗布する方法
 ●芳香蒸留水15mlでうがいする方法
 
 が紹介されていました。

 ※クローブについて

 クローブは肉料理に使う、おなじみの香辛料です。

 クローブの強い香気は昔から珍重され、正倉院の宝物の中にも
 当時輸入された丁子があるのは有名な話です。

 この強いにおいはオイゲノールというフェノール類の成分によるものです。
 
 オイゲノールには神経を麻痺させる働きがあります。
 だから歯が痛いときに使います。

 フェノール類は肌を荒らすので、使用には注意が必要ですが、
 オイゲノールはフェノール類の中でも皮膚を荒らす危険性が
 一番低いので、歯科では原液を塗布することもあるそうです。

 ※私はうがいするのが簡単でいいなと思いました。
 
 この本に載っていた処方は
 (1)ローレルウォーター      150ml
    ペパーミントウォーター    100ml
    ラベンダーウォーター      50ml
    大さじ1杯(15ml)で1日3回うがいする
 
 (2)ラベンダーウォーター     100ml
    カモミールウォーター      50ml
    タイム・ツヤノールウォーター 50ml
    大さじ1杯(15ml)で1日3回うがいする
 
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 おすすめメルマガ
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 今週も役に立つメルマガをお知らせします。

 メルマガでお知り合いになった、歯医者様です。
 現役の歯科医師ママが、健康で虫歯のないこの育て方をメルマガで教えてくれます。

 私も小児歯科にはよく通いました。
 泣き叫ぶ子供にシーラントをしてもらったことを思い出します。
 
 小さなお子様を育てながらメルマガを書いておられます。
 この役に立つメルマガは
  ↓
 こちら
 この素敵な歯科医師ママは実にバイタリティーあふれる方です。

 無料の役に立つレポートを2つも作成しておられます。
 私も読みましたが、すばらしいレポートです。
 
 歯周病の予防には口腔内のセルフッケアが一番大切です。
 子供の歯ブラシも大人の歯ブラシも選び方は同じです。
 このレポートを読むと歯ブラシの選び方と歯磨きのコツが分かります。
 とても参考になりました。
  ↓

 「歯科医師ママがこっそり教える 正しい歯ブラシ選び♪」

 もうひとつのレポートはこちら
  ↓
 「親だからできる! 子供のむし歯予防」

 小さなお子様がいらっしゃる方や妊娠中の方はぜひ読んでみてください。

 有益な情報がいっぱい書いてありますよ。
 

 今年の年賀状は犬の写真が多かったですね。
 ペットを飼っている人が大勢おられうことが分かりました。

 我が家は子供が動物にアレルギーがあるので飼えません。
 仕方がないので、子供は金魚で我慢しています。
 
 妊婦さんもペットを飼っている人が多く、時々相談を受けることがあります。

 ペットのことが調べたかったら日本医師会のHPに動物由来感染症のページがあります。
 日本医師会
  
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 フランスのアロマセラピー事情最前線:医療現場でのアロマセラピー
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 【不安障害】

 最近不安障害の患者様は増えています。

 もともと神経症といわれていた病気の総称です。
 神経症といわなくなった理由は、病気に対する基本的な考え方が変化したからです。

 昔は"こころの葛藤が神経症の原因である"と考えられていましたが、
 今では、"不安障害に罹り葛藤が生じやすくなっだ" ためと考えられています。

 不安障害の患者様は米国の疫学調査では約15%といいますから
 どれほど多い病気か分かっていただけると思います。

 フランスも事情は同じなのでしょう。
 不安障害がとりあげられていました。
 
 主に使用する精油は
 
 ※レモンバーム
 ※マジョラム
 ※カモミール
 ※レモンバーベナ(バーベナ)
 
 ベンゾジアゼピン系の薬剤の代替に上記精油を使用するという話でした。
 
 <参考までに>
 ベンゾジアゼピン系の薬剤 
 半減期の長いもの:ジアゼパム、ベンザリン
 半減期の短いもの:レスミット、ハルシオン

 <シトラールについて>

 レモンバームもレモンバーベナもテルペン系アルデヒド類のシトラールが主要成分です。

 シトラールは鎮静・鎮痛作用を持ちストレス解消に役立ちます。

 注意しないといけないことに前立腺過形成の人が内服するには充分な注意が必要。

 また眼圧の上昇が起こるので緑内障の人は内服してはいけません。

 <ついでにレモンつながりでレモングラスについて>

 レモングラスも主要成分はシトラールです。
 レモンバーム、レモンバーベナと同様な働きがあります。

 レモングラスの精油は、インドのバーベナ(フランスでは)と呼ばれます。

 レモンバーベナの精油は繊細な香りです。
 収率が悪いために希少価値が高く、高価な精油です。
 
 本によるとレモングラスにはリモネンが共存するので
 シトラールの感作反応が弱められると書いてありました。

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 「 Aromatherapy for the healthy child 」から
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 【子供のためのベースケアキット】

 筆者は、12の精油を選んでいます。
 
 さてさてどのような精油がえらばれているでしょう。

 ※ラベンダー
 ※カモミールローマン
 ※カモミールジャーマン
 ※カモミール
 ※タイムリナロール
 ※ラバンサラ
 ※ニアウリ
 ※カルダモン
 ※マンダリン
 ※ユーカリラジアータ
 ※ヘリクリサム
 ※プチグレン

 上記12種類が選ばれています。
 その他のオイルとして、ゼレニウム、パルマローザ、マヌカ、ネロリ
 ロズマリー、レモン、ベルガモット、ローズオットー

 これらの精油で救急箱を用意します。

 ●消毒スプレー

 精製水                60ml
 ウオッカまたは95%エタノール  15ml
 ラベンダー              3滴
 ティートリー             10滴
 タイムリナロール          10滴
 カモミールジャーマン        5滴

 煮沸するかアルコールで消毒した清潔なビンを用意する
 アルコールに精油を加えてよく振ります。そこへ精製水30mlをくわえてよく振る。
 思い出した時によく振り48時間置いておく。
 そこへ残りの精製水15mlを加えて24時間おきます。 (同じく時々よく振っておく)
 その後コーヒーフィルターで漉してスプレイ容器に保存する

 ●消毒用の精油

 ラベンダー        30滴
 テートリー        30滴
 ラバンサラ        5滴
 ユーカリラジアタ     5滴
 ベルガモット       20滴

 これら精油を小さなドロパービンにミックスしておく
 切り傷など怪我をしたときにコップ1杯の水に2~6滴加えて洗浄します。

 ●抗菌・抗真菌パウダー
 グリーンクレイ                   1/2カップ
 タイムのドライハーブをミルで引いたもの    小さじ1杯
 マジョラムのドライハーブをミルで引いたもの  小さじ1杯

 上記パウダーをよくまぜてから下記精油を加える
 
 ティトリー         15滴
 マヌカ           15滴
 パルマローザ       15滴

 かたまっていたら、よく乾燥させてから砕く

 ●感染予防のルームスプレイ

 精製水            120ml
 ウオッカまたはエタノール  30ml
 タイムリナロール       20滴
 シナモン            5滴
 クローブ            5滴
 ティトリー           10滴
 レモン             10滴

 アルコールに精油を加えてから精製水を加えよく攪拌する
 24時間おいておいてから使用する

 このようなものをいわゆる救急箱に用意します。
   
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 お役立ちメルマガを紹介します
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 僭越ながら耳鼻科の先生がこのメルマガを読んでくださっています。
 
 読者の皆様は、健康や代替え医療に関心のある方が多いと思います。
 東洋医学の専門家である陣内先生のメルマガはとっても役に立つと
 思いますのでご紹介させていただきます。
 
 私もこのメルマガで脈診のことを詳しく知りました。

 梅田阪急にロハスのお店ができています。
 若い女の子が狭いお店に群がっていました。
 ロハスという言葉もすっかり市民権を得た感じがしますね。

 ためになる知識が満載です。
 ロハス生活を楽しみましょう。
 陣内先生のメルマガはこちら
 ↓
 「実践ロハス生活!~これであなたも医者いらず~ 」
 
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 編集後記
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 今週はお知らせばかりですいません。
 もうひとつお知らせさせてください。
 
 実は授乳室に患者様のために作成したベビーマッサージの小冊子をおいています。

 この小冊子が、ひょんなことから電子出版されることになりました。

 そんなつもりではなかったのですが、話がトントン拍子に進み
 いつの間にか出版されることになりました。
 ついでにベビーマッサージのことも書いておこうと欲張って
 Baby Massageのブログも作ってみました。

 →Baby Massage

 ご興味のある方はごらんになってください。

 ベビーマッサージをしている方は感想やご意見をいただければ
 うれしいです。
 
 今週は長々と最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

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 フランスのアロマセラピー事情最前線:医療現場でのアロマセラピー
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 今日は放射線治療について。

 放射線治療を受けると、皮膚炎を起こします。
 放射線治療を受ける前に塗布しておくと、皮膚炎や表皮炎が抑制できるので、
 かゆみや痛みも減少します。

 その上、嘔気も防ぐことができて、鎮痛効果も得られるために治療効果があがる
 という説明でした。

 使う精油はニアウリとラベンダーでした。

 放射線性皮膚炎を防ぐことしか、考えていませんでしたが、治療効果があがる
 という付加価値があるのですね。

 「やっぱりアロマセラピーはいいな」と思いながら話を聞いて来ました。
 
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 「Aromatherapy for the healthy child」から
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 子供のマッサージオイルの作成について。

 30mlのキャリアオイル(スイートアーモンド)に精油を加えます。
 くわえる精油は

 新生児      0~1滴
 2~6ヶ月     0~1滴
 6ヶ月~12ヶ月  1~2滴
 1~4歳      1~5滴
 5~7歳      3~6滴
 8~12歳     3~10滴

 子供にマッサージすることは大きな付加価値があります。
 これを筆者は"aromatic bonding"と呼んでいます。
 
 マッサージは軽く触れたり、手を握られるより、もっと特別なものです。

 両親から愛され、世話してもらっていることを実感します。
 そして匂いと共にリラックスした記憶が残ります。
 これが"aromatic bonding"です。
 
 この"aromatic bonding"は、初めて幼稚園へ行くようなお母さんとはじめて
 分かれるときに、大いに子供を慰めるのに役立ちます。

 マッサージのときに使用していた精油の匂いが、子供を落着けるのです。

 ティッシュやハンカチにたらして使います。
 子供が非常に小さいときは、世話する人が身に着けると良いと書いてありました。

 幼稚園で慣れるまで大泣きするお子さんがいますね。
 こんな風にアロマセラピーが役立つのですね。

 育児休暇後お母さんが仕事にでる人は、ベビーマッサージをしておくといいですね。
 キャリアオイルだけではなく精油を加えてマッサージするとその匂いで、
 赤ちゃんがおちつくのですから。

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 編集後記
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 何気なく、子供の帰りを待ちながら読んでいましたが、

 "aromatic bonding"はすばらしいですね。

 アロマセラピーの良さを再認識しました。

 ところで、最近読んでいるメルマガがあります。

 検査技師の方が書いている血液の話です。
 専門的なことがかいてあって、なかなかおもしろいです。

 この筆者の無料レポートがあったので、ご紹介しましょう。

 そのレポートは
  ↓  ↓  ↓
 
 メルマガ→1日1分!知っててよかった「血液」の話です。

 

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 フランスのアロマセラピー事情最前線:医療現場でのアロマセラピー
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 今日は手術後のトリートメントについて


 主に嘔気嘔吐に対して行われているようです。
 使う精油は、ジンジャー、カルダモン、タラゴン
 術後1~3時間に首にたらして使用するといっていました。

 私はペパーミントかなと思っていたので、意外でした。
 
 日本では、あまりジンジャーの精油にはお目にかかりませんし、
 カルダモンもあまり目にすることのない精油です。

 タラゴンは鎮痙作用が強いので、便秘や生理痛に使うものかと
 思っていましたが、吐き気をとめるのにも使えるのですね。
 
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 「Aromatherapy for the healthy child」から
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 今回は精油の使用量について。
 こと細かく記載されています。
 
 <入浴>10mlのキャリアオイルに混ぜて使用する
 新生児~6ヶ月 1滴    その1/4を使用する
 7ヶ月~1歳   1滴    その1/2を使用
 2~5歳    1~2滴  その1/2を使用
 6~10歳   1~3滴
 11歳~    1~4滴
 
<ボディオイルや、マッサージに>
 30mlのキャリアオイルに
 新生児     0~1滴
 2~6ヶ月   1~2滴      
 6~12ヶ月  1~3滴
 1~4歳    1~5滴
 5~7歳    3~6滴
 8~12歳   5~9滴
 12~      5~10滴

 <ディフューザーで使用>
 0~2歳     1~2滴
 2~5歳     1~3的
 6~10歳    1~4滴
 11~       1~5滴

<傷の手当に>
 感染の拡大を防いだり、傷の治癒を促すために使うバンドエイドやガーゼに
 精油を1~2滴たらして、乾燥させた後、傷に使用する。

 (ただし、6ヶ月以上の子どもに限る)

 <顔につけるオイル>
 必要な症状があるときにのみ使用すること
 目、口、鼻はさけて塗布すること
 
 15mlのスイートアーモンドオイルに希釈します
 6ヶ月~2歳      1滴
 3~5歳       1~3滴
 6~10歳      1~4滴
 11歳以上      1~6滴

 <フットバス>
 5mlのキャリアオイルに希釈して用いる
 2~5歳        1滴
 6~10歳       1~2滴
 11歳以上       1~3滴

 <加湿器>
 どの年齢も      1~4滴

 <芳香浴>
 ハンカチに     1~2滴
 (2歳以上の子どもにのみ)

 ピローに      1~2滴
 (6ヶ月以上の子どもに)

 パジャマに     1滴
 (6ヶ月以上の子どもに)
 パジャマの襟の後ろや胸の内側につけて、乾かしてから着用させること

 <ローション、クリーム、ジェルの作成>
 30mlのローションに
 新生児
 2~6ヶ月     0~1滴
 6~12ヶ月    1~2滴
 1~4歳      1~5滴
 5~7歳      3~6滴
 8~12歳     5~9滴
 12歳以上     5~10滴

 結構事細かに書いてあります。

 そのほかにシャワーのときに、乾いたタオルに1~2滴の精油をつけて、タオルをよく湿らせ、
 シャワーをかけながら、このタオルで体を洗うこともするようです。

 ただし3歳以上の子どもにのみ行い
 使う精油は、ラベンダー、カモミール、ゼラニウムに限ると書いてありました。

 最近ひょんなことからベビーマッサージの本を電子出版する事になりました。
 出版にむけてベビーマッサージのブログも作りかけています。
 ↓
 Baby Massage

 ベビーマッサージも検索してみるとたくさん情報はありますが、ポータルサイトの
 ようなものはないようです。

 アロマセラピストさんにベビーマッサージはどこで習えますかと
 質問されたことがあります。

 お子さんをお持ちの方もどこで習えるのかと思っている人もいます。

 本を見て自分でしようと思う人もいるようです。
 そんな方の参考になるようなものを作りたいと思っています。

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 フランスのアロマセラピー事情最前線:医療現場でのアロマセラピー
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 今日は院内感染について

 フランスでも日本と同様に院内感染に苦慮しているのでしょう。
 こちらも研究されているのでしょうね、この細菌にはこの精油と発表していましたから。

 緑膿菌には
 シナモン、ユーカリレモン、クローブ、ラベンダー、ゼラニウム

 大腸菌には
 シナモン、オレガノ、ラベンダー、ティートリー

 ブドウ球菌には
 ラバンサラ、サンダルウッド

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 「Aromatherapy for the healthy child」から
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 先週は精油についてお知らせしましたが、今週はキャリアオイルについて。

 新生児~6ヶ月 
 主なキャリアオイル:スィートアーモンドオイル
 少量加えてよいオイル:ホホバと小麦胚芽油

 7ヶ月~1歳  
 主なキャリアオイル:スィートアーモンドオイル、
 小量くわえてよいもの:ホホバと小麦胚芽油、カレンデュラオイル

 2~5歳    
 主なキャリアオイル:スィートアーモンドオイル、
 小量くわえてよいもの:ホホバと小麦胚芽油、カレンデュラオイル、レッドキャロット
         
 6~8歳    
 主なキャリアオイル:スィートアーモンドオイル、アプリコット、ピーチカーネル、
             カメリア、グレープシード、サンフラワー油
 少量くわえてよいもの:ホホバ、小麦胚芽油、カレンデュラオイル、レッドキャロット

 9~11歳
 主なキャリアオイル:スィートアーモンドオイル、アプリコット、ピーチカーネル、
             カメリア、グレープシード、サンフラワー油
 少量くわえてよいもの:ホホバ、小麦胚芽油、カレンデュラオイル、レッドキャロット

 子どもにはスィートアーモンドオイルが一番無難ということのようですね。

 キャリアオイルについて調べるときはこの本が便利ですよ。
 ↓
 キャリアオイル事典 

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  編集後記
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 この間お友達にクリスマスプレゼントを作りました。
 手作り石鹸と、クリーム、香水を作ってみました。

 意外と喜ばれて好評でした。 

 香水にはローズオットーを使いました。
 幸せな気分になるので不思議ですね。 

 皆さんはクリスマスにはアロマでどんな工夫をされるのでしょうね。
 良い案があったら教えてくださいね。 

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 フランスのアロマセラピー事情最前線:医療現場でのアロマセラピー
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 今日は小児科について

 小児科では特に感染症に使用されるということでした。
 子どもの場合、使用方法は塗布か吸入のみで、大人のように内服することはないようです。

 使用濃度は5%以下、乳児は1%といっていました。

 主に使われる精油

 ※ティトリー
 ※ローズウッド
 ※ユーカリ・ラジアタ
 ※ラバンサラ
 ※タイム
 ※イヌラ
 ※サイプレス

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 この間から、お子様得の精油の使い方について多々質問を受けました。

 それで、今こんな本を読んでいます。

 「Aromatherapy for the healthy child」

 この本は、あくまで病気に使うのではなく、子どもの健康維持のためにアロマセラピーを
 使用する方法を提示しています。

 著者はValerie Ann Worwoodでいろんなアロマセラピーの著書があり、
 有名なアロマセラピストです。

 順次お知らせしていきますが、年齢と共に使用してよい精油が列記されています。

 
  新生児   カモミール・ローマン
        カモミール・ジャーマン
        ラベンダー 
        マンダリン、ディル
 
 2~6ヶ月  上記の精油
         ユーカリ・ラジアタ
         ネロリ
         ティートリー
         ゼラニウム
         ローズ・オットー
 
 7ヶ月~1歳 上記精油
         パルマローザ
         プチグレン
         ニアウリ
         タンジェリン
         カルダモン
 
 2~5歳   上記精油
         タイム・リナロール
         ジンジャー
         レモン
         グレープフルーツ
         ラバンサラ
         コリアンダー
         ヘリクリサム
         ヤロー

 6~8歳   上記精油
         ベルガモット
         マジョラム
         ユーカリ・レモン
         オレンジ
         マートル
         パイン
         その他
  
 9~11歳  上記精油
         フランキンセンス
         サイプレス
         メリッサ
         イランイラン
        
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  編集後記
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 お子様に使用する濃度などはまた次回お知らせします。
 やはりお子様にはかなり使用する精油に制限があるようです。
 
 根拠とかは書いていないので分かりませんが、私が知る限りではたとえばペパーミントは
 安全性のところで
  ↓
 ペパーミントのページ
 8歳以下の子どもには使用してはいけないと書いてありました。

 またユーカリ・グロブルスも子どもに使用しない方がいいと書いてある本を読んだことがあります。
 
 まだまだ、良く分からないことがありますが、レモンは2歳からオレンジが6歳からというのは、
 意外でした。
      
 引き続き調べて書いていきますので、お楽しみに。
 また、何かご存知の方は教えてくださいね。
 どうぞよろしくお願いします。     

 先日開催したアロマセラピーの講習会は無事終わりました。

 テーマは「冬のアロマセラピー」でした。

 初めての方がおられたので、アロマセラピーの総論からお話を聞かせいていただきました。

 【アロマセラピーとは】
 
 辞書を調べると、

 「アロマセラピーとは、芳香性の物質を外用する治療・健康法。
 心理的作用が大きく,ストレスの緩和などに効果があるとされる。」

 講師のお話では、植物の花・葉、果皮、樹皮などから抽出された精油(有機化合物)を
 使用して、健康の維持促進に役立てるものというお話でした。


 【精油とは】

 辞書によると
 植物の花・葉・果実などから得られる芳香のある揮発性の油。
 テルペン系化合物・芳香族化合物などから成り、水蒸気蒸留や圧搾・抽出によって分離される。
 
 ただし精油は
 炭素、酸素、水素から成る有機化合物で精油とは呼びますが油ではありません。

 ●精油の特徴は
 精油は水に溶けず             <疎水性>
 油に溶けやすく              <親油性>
 匂いがします               <芳香性>
 いつまでも匂うわけではなく消えてしまいます<揮発性>
 熱いいところに置いていると燃えることがある<引火性>

 【精油の体への取り込み】

 ●鼻腔から嗅細胞を経て直接大脳辺縁系にいたります。
 その後、記憶をつかさどる海馬、自律神経やホルモンをつかさどる視床下部へと伝達されます。
 
 ●芳香成分を吸入することによって肺胞から血液中へ取り込まれます。

 ●トリートメントすることによって皮膚から血液中へ取り込まれます。

 このように直接体に取り込まれるものですから、
 使用する精油は安全なものを選ばなくてはなりません。

 【実際の使用方法】

 ●芳香浴
 ●塗布
 ●入浴、足浴、手浴
 ●蒸気浴
 ●内服することもあります

 
 今回の講座で講師がご紹介して下さった精油は

 ●ユーカリ
 風邪の季節にはやはりユーカリ

 ●ティトリー
 苦手な人もいますが、森林浴のような匂いで、10人のうち2~3人の人が好む匂い

 ●オレンジ
 オレンジは暖かい感じのする精油

 ●レモン
 心身の活力をよみがえらせる精油

 というように教えていただきました。

 クリスマスの精油は、オレンジ、フランキンセンス、タイム
 の組み合わせがクリスマスらしいでしょうと教えて頂きました。


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 フランスのアロマセラピー事情最前線
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 今週もアロマセラピー学会で聞いてきたことをお伝えします。

 このたびは

 【スポーツ障害】について

 日本スポーツアロマトレーナー協会 がありますが、
 スポーツにも盛んにアロマセラピーが導入されています。

 スポーツ障害に使用される精油として
 ◆バーチ
 ◆カユプテ
 ◆クローブ
 ◆ユーカり・グロブルス
 ◆ウィンターグリーン
 が紹介されました。

 バーチはあまり一般的ではありませんが、においを嗅いだらサロンパスのような匂いがします。
 それもそのはず主要成分がサリチル酸メチルだからです。
 とても強力な精油で、刺激が強く、使用方法が難しいといわれますが私は大好きな精油です。

 この間から膝が痛むので整形外科に行きました。
 それは、筋力が衰えているためちょっとしたスポーツによって靭帯に痛みがあるのだと
 言われてしまいました。
 ホットパックとレーザー治療に通うように言われたのですが、なかなかいけません。

 そこで、このセミナーを思い出して、バーチをつかってみました。

 たまたま治る時期が来ていたのかも分かりませんが、痛みが急に楽になりました。

 よく効くと実感しました。
   
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  編集後記
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 ここのところお子さんに精油を使っていいのかどうかというご質問を沢山頂戴しました。

 乳児には精油は使わないと、かいてあるものもあれば、
 今回の講座では、濃度は1%となっていましたが、子どもにも使うようです。

 本によっては使ってよい精油はラベンダーにカモミール、ティトリー
 などは使ってよいとい記載されています。

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 フランスのアロマセラピー事情最前線
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 今週もアロマセラピー学会で聞いてきたことをお伝えします。

 このたびは

 【呼吸器系の病気】について

 英語でしゃべるのを聞きながら、スライドをうつしたので心もとないのですが、
 大丈夫間違いないと思います。

 ※気管支炎については、ニアウリとパインを使用する。

 ※多剤耐性の気管支炎には、
 ・ヒソップ
 ・タイム
 ・ユーカリ
 ・サイプレス
  を使用します。

 どこでも、抗生剤の効かない耐性菌に苦しんでいるのだなと思いながらききました。

 ※副鼻腔炎にはニアウリを使うという話でした。

 妊婦さんが頑固な頭痛を訴えるので、気になって脳外科を受診してもらったことがあります。

 MRI検査の結果、副鼻腔炎という診断でした。
 副鼻腔炎の場合には2週間くらい長期にわたって抗生剤を内服します。

 女性は人によりますが、抗生剤を飲むと、カンジダ膣炎をおこす人がいます。

 そんな方には朗報だなとおもいました。

 まだまだ日本では医療目的にアロマセラピーを用いることは難しいので、
 あくまで補助的にしか使えないですが......
 
  
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  編集後記
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 この間から、インフルエンザ治療薬タミフルのことが騒がれています。

 インドネシア政府はタミフルを独自製造することになり
 製造元のスイス・ロシュ社がインドネシアに技術支援することで同社と合意しています。

 台湾は世界貿易機関(WTO)の協定で公衆衛生のための独自生産を認めた
 「強制実施権」を発動し、台湾の製薬会社で生産を始めることを決めた。

 など、いろんな話が聞こえてきます。

 タミフルは今のところ規制がかかっていて手に入りません。
 薬屋さんは、必ず持ってきますといってくれたけど。

 エキナセアのメディカルハーブとユーカリラジアーターの精油は確保しておきました。

 とりあえずは、疲れないように気をつけて、自分の免疫力を高める努力をするしかなさそうです。

 新型インフルエンザが発生すると4人に1人が感染すると予想されています。

 

 今回は森林浴について。

 先月の新聞に、森林浴に抗癌効果があると森林総研が発表しました。

 前回林野庁が熊野古道を歩くとリックスするので、免疫グロブリンAが活性化すると
 いうお知らせがありました。

 今回は、がん細胞を殺すナチャラルキラー細胞の活性(NK活性)が、
 2日目で平均26.5%、3日目で同52.6%上がったといニュースです。

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 ◆森の香り、森林浴が人の心身に及ぼす効果ーその医学的実証ー◆
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 <アロマセラピー学会の教育講演から>
  
 東京警察病院内科女性専用外来   本間 請子先生

 リンパ球の膜にはアセチルコリンのリセプターが顆粒球の膜には
 アドレナリンのリセプターが存在します。

 自律神経の機能の変動にともなって、
 血液中のリンパ球と顆粒球の比率が変化します。

 アセチルコリン(Acetylcholine,ACh)は神経伝達物質です。
 副交感神経や運動神経の末端から放出され、
 神経刺激をある種のシナプスを通して伝える役目を果たします。

 アドレナリン (adrenaline)
 (英名:アドレナリン、米名:エピネフリン)は、
 副腎髄質より分泌されるホルモンです。

 神経節や脳神経系における神経伝達物質です。
 ストレス反応の中心的役割を果たし、血中に放出されると心拍数や血圧を上げ、
 瞳孔を開きブドウ糖の血中濃度(血糖値)を上げる作用などがあります。

 簡単に考えるなら、
 ストレスがかかるとアドレナリンが出て、顆粒球↑(増える)
 リラックスすると副交感神経が働くので、リンパ球↑(増える)
 ということになるでしょうか。

 今回の実験では、森林浴前にリンパ球が少ないグループをA群
 リンパ球が有意に高いグループをB群としています。

 森林浴前のリンパ球→森林浴後のリンパ球
 A群 30.6±6.1%→34.5±5.5% ↑
 B群 37.6±4.6%→33.6±4.8% ↓

 森林浴前の顆粒球→森林浴後の顆粒球
 A群64.1±6.7%→60.9±5.9%  ↓
 B群57.0%±5.3%→61.7±5.2% ↑

 A群B群ともに森林浴後は顆粒球/リンパ球の比はほぼ同じ値となり
 標準のよいバランスに落着いた。
   

 このようなことから、森林環境には
 ・森の香り
 ・緑の色
 ・木漏れ日
 ・鳥の鳴き声
 ・水のせせらぎの音
 ・清浄な空気
 ・静けさ
 ・気が含まれるが
  
 これらが、嗅覚・視覚・聴覚・呼吸を通して自律神経に変化を与え、自律神経機能を
 よいバランスに戻すために、体調が良くなり気分が快適になる。

 森林浴は自律神経のバランスを、標準の良いバランスへと変動させることによって、
 身心に良い結果をもたらすことが実証された。
 
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  編集後記
===============================================☆========☆===
 
 森林セラピーポータルのサイトには、関連文献など掲載されています。

 こころ」と「身体」のチェックリストもあります。

 知らない間にストレスがたまると、いろんな体の不調がでてきます。

 そんな時には、森林浴に行くのもいいかもしれませんね。

 森林セラピー基地MAPを見ると、近くの森林セラピー基地が分かりますよ。

 ちなみに宝塚近辺なら、「木の津 鹿背山の里」にセラピーロードがあるようです。
 

 
 この土日は、アロマセラピー学会に行ってきました。

 今回の懇親会特別講演はかづきれいこさんでした。

 演題は「顔と心と体について~リハビリメイクとは」

 非常に情熱的なお話に、感激したので、今回はリハビリメイクについて書いてみました。

=============================================================== 
 リハビリメイクとは
================================================☆========☆===
 
 以前から大いにボランティアをして、いろんな病院を回っておられます。
 最初は、変な宗教の団体と間違われたリしたそうです。

 ある日火傷した患者様を看護婦さんが連れてきたそうです。

 「傷は癒えて、リハビリもすみました。 
  けれどこの顔では大変ですよね。
  顔にもリハビリが必要なのではないでしょうか」

 ということから、リハビリメイクという言葉を創作されたということでした。

 まねされて、高い化粧品を売りつけたりする人がいるので登録商標に登録したそうです。
 

 リハビリメイクとは、あざや傷を隠すカムフラージュではなく、

 「患者様が傷を受け入れ、生き生きと元気に社会復帰するのを支援するためのメイクアップ」

 とかづきれいこさんは定義しています。

 講演会では、症例を何例かお見せいただきました。
 それぞれに大変重篤なケースですが、メイクアップもさることながら精神的なフォローが
 すばらしと思いました。

 障害を乗り越えてボランティアに励む方、 
 大きなあざのために就職のできない女性への就業のフォローなど
 仕事の3分の1はボランティアなのだとおっしゃっていました。

 そしてリハビリメイクの普及のために
  NPO法人フェイシャルセラピスト協会を立ち上げておられます。

 若い女性には外観に悩みをかかえている人は思いのほか多く、

 (私の目には、何の問題もないように思えるのですが)

 ますますこのような支援が必要な時代が来るのかなと、思いました。

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  編集後記
===============================================☆========☆===
 
 かづきれいこさんのご主人は、実は内科のお医者さんです。

 このたびの学会には娘と娘の先輩と一緒にいきました。

 ご主人にお願いして、実はかづきれいこさんに娘たちが会いたいとお願いしました。

 講演前に1時間ほど面会させていただき、有意義なお話をきかせていただきました。

 1ヶ月ほど休みもとらずに、はしりまわっておられます。

 オーラがほとばしり、周りの人が

 「私も頑張らなくっちゃ」
  
 と思う不思議な魅力あふれる女性でした。
 

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 インフルエンザに使われる精油
================================================☆========☆===
 
 まず抗ウィルス作用のある精油として数多くのものが列記されていますが、
 よく使われる精油は

 ♪ユーカリラジアタ
 ♪ティトリー
 ♪ニアウリ
 ♪ローズウッド
 ♪ラバンサラ

 ◆ユーカリラジアタ
 ユーカリには、いろんなケモタイプがありますが、ユーカリの中でもユーカリラジアタが
 最も刺激が少なく乳幼児や高齢者にも使える精油です。

 ユーカリはティトリーと同じフトモモ科の木です。
 葉を使用します。

 <主要成分>
 1,8-シネオール     70%
 αーピネン        10%
 リモネン        10%
 αテルピネオール    10%
 テルピネンー4-ol    5%

 酸化物類の1,8-シネオールは免疫を調整したり、抗炎症作用があります。
 気管支粘膜のムチン産生細胞に働き傷ついた気管支粘膜を修復します。

 殺菌作用の強い、αーピネンやリモネン(モノテルペン炭化水素類)と
 αテルピネオールとテルピネンー4-ol (モノテルペンアルコール類)を含むので、
 風邪に利用されます。

 ◆ユーカリグロブルス
 同じくフトモモ科の木です。

 <主要成分>
 1,8-シネオール     75%
 αピネン        10%
 グロブロール       5%
 リモネン         3%

 ユーカリグロブルスは1,8-シネオールが多いので吸入時に刺激になりむせることがあります。

 子供は息をとめたりすることがあるので注意と川端一永先生の本に書いてありました。

 風邪をこじらせたような場合には殺菌力の強いティトリーと併用した方がよい。

 子供の風邪にはユーカリグロブルスよりニアウリ・リナロールのほうがいいと
 医療従事者のためのアロマセラピーハンドブックに記載されています。

 ◆ニアウリ・リナロール
 ニアウリもフトモモ科の木です。
 葉を使用します。

 <主要成分>
 1,8-シネオール     30%
 ビリディフロロール   10%
 トランスネロリドール  10%
 リナロール       10%

 子供の風邪には1,8-シネオールが少なくリナロールを含むので、
 刺激が少なく使いやすい、ということです。

 ◆ニアウリ・シネオール
 ついでにニアウリ・シネオールについて調べておきました。
 
 <主要成分>
 1,8-シネオール     50%
 ビリディフロロール    5%
 トランスネロリドール  15%

 ビリディフロロールにはエストロゲン様作用があるので、
 月経不順うあ更年期障害に使用されます。

 ◆ローズウッド
 クスノキ科、木の部分から抽出されます。

 <主要成分>
 αリナロール     60%
 ゲラニオール     10%
 1,8ーシネオール     5%
 αテルピネオール    2%

 モノテルペンアルコール類が主成分なので、感染症に使用されます。
 乳幼児の中耳炎や副鼻腔炎にも使われるので、安全な精油と思われます。

 ◆ラバンサラ
 クスノキ科で、葉から抽出されます。

 <主要成分>
 1,8ーシネオール     50%
 αピネン        10%
 βピネン                10%
 αテルピネオール     5%
 サピネン         5%

 同じく1,8-シネオールをたくさん含み、モノテルペン炭化水素のαピネン、βピネン、
 モノテルペンアルコールのαテルピネオールを含むので抗ウイルスがあります。

 強い催眠作用があることが臨床的に検証されています。
 1,8-シネオールとαテルピネオールが関与していることは分かっていますが、
 どの芳香分子が関与しているのかは、まだ不明です。


 ラバンサラは実は今まで使ったことがないので、これを機会に一度使ってみようと思います。
 
 川端先生のクリニックでは、インフルエンザ流行期に、待合室に
 ラバンサラとティトリーをディフューザーで噴霧するということです。
 
 
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  編集後記
================================================☆========☆===
  
 インフルエンザのワクチンはもううちましたか?
 
 子供が受験なので今年は早く家族みんな注射しました。

 いつうつのが一番いいのかと患者様に聞かれます。

 去年のように、流行る時期が遅かったら、注射を12月ごろに遅らせた方がいいのかしら
 などと考えもするのですが、いつ流行るか分かりませんよね。
 そう考えると、早くうっておくにこしたことはないと思います。

 ワクチンをうてない赤ちゃんがいる家庭では、家族が受けて家庭にインフルエンザを
 持ち込まない様に注意しましょう。

 重症化しやすいお年寄りや妊婦さん(安定期に入った)も、うっておいたほうが
 いいでしょう。

 このようなことは、いらぬ心配でインフルエンザが流行らないことを祈ります。
   

 青汁は多くの方が飲んでおられるようです。

 検索すると青汁のポータルサイトがありました。
  ↓
 青汁.com

 青汁とは「緑黄野菜をすりつぶしたもの(野菜の絞り汁)」の総称ですと記載されています。
 これを見ると、青じそや桑の葉の青汁もありますね。

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 青汁の特徴
=================================================☆========☆===
 
 ◆明日葉◆
 「今日その葉を摘んでも明日には新しい葉が出てくる」というので明日葉といいます。
 生命力が盛んな植物で、漢方でも循環器や呼吸器に陥られました。
 お乳の出をよくするので、乳牛の牧草として栽培されています。

 <効果>
 高血圧の予防、緩下剤、催乳作用、利尿作用、抗癌作用、疲労回復
 
 (人での有用性に関する化学的な実証は十分ではありません)

 ◆ケール◆
 ケールは知りませんでしたが、キャベツの変種で、実がならないのが特徴です。

 主な成分は
 ビタミンA、B1、B2、C
 ミネラル:カルシウム、リン
 酵素類
 葉緑素
 各種フラボノイド

 <効果>
 高血圧、動脈硬化、貧血
 胃潰瘍
 糖尿病、痛風
 胃炎
 肝炎
 白内障
 喘息
 (ただし、人での有用性に関する化学的な実証は十分ではありません)

 ◆大麦若葉◆
 大麦は古くから食用、薬用につかわれています。
 漢方でも消化を助けるものとして使われています。

 大麦若葉には他の緑黄色野菜に比べてミネラル、ビタミン、酵素がたくさん含まれます。

 主な成分は
 カリウム、カルシウム、マグネシウム
 葉緑素
 ビタミンB1,C,カロチン

 <効果>
 膵炎、外傷、炎症など
 (人での有用性に関する化学的な実証は十分ではありません)

 ◆よもぎ◆
 私たちも草もちなどで食べますが、種類も多くて世界各地で薬用に利用されてきました。

 しかし残念なことに、有効性に関するデータはほとんどなく、ドイツコミッションEにも
 承認されていません。

 主な成分は
 1,8-シネオール
 αツヨン
 βツヨン
 カフェータンニン
 ビタミン A,B1,B2,C,D

 <効果>
 止血
 高血圧
 消化不良、腹痛、便秘、大腸炎、下痢
 痛風
 利尿
 鎮静
 流産、子宮出血、月経不順、無月経、月経痛
 鎮静、鎮痛

 ツヨンを含むので、妊娠中や授乳中の方は飲んではいけませんね。

 ◆緑茶◆
 緑茶をたくさん飲む人には、胃腸病、心臓病、癌になりにくいという疫学調査がきっかけに
 なり研究されるようになりました。

 茶ポリフェノールや茶カテキンを関与成分として 「体脂肪が気になる方に適しています」
 という効能を許可された、特定保健用食品です。

 カテキンには脂質代謝改善作用があるという記載もあり、コレステロールとトリグリセライドを
 低下させます。

 神経刺激作用があるのでパーキンソンや認知症につかわれます。

 <効果>
 強心、動脈硬化、心臓、胃腸疾患、下痢、

 緑茶は広く研究されていて、効果も広く、
 人での科学的実証も確認されているので詳しくは、またの機会に書くことにします。

 
 その他ゴーヤやイグサは私が持っている本に載っていませんでした。
  
 青汁は、ビタミン、ミネラル、食物繊維の補給に適しています。

 その他体調も良くなるということから、緑黄色野菜の不足しがちな方には便利な食品といえそうです。

 どれを選ぶかは、お好みでよいのではないでしょうか。

 私は、青汁を飲んだことがないので、いろんなブログのサイトをのぞいてみました。

 *ケールは飲みにくいけど明日葉はおいしい
 *おいしくないのではと思ったけど意外とおいしい飲める
 *フリーズドライのものは飲みやすい

 などなど、いろんな意見がありましたよ。
 
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  編集後記
============☆
 
 前回のグレープフルーツジュースについて、薬剤師のH.S.さんからメールを頂戴しました。
 

 「グレープフルーツジュースは、苦味成分が肝臓での薬物代謝酵素を阻害します。」
 
 との記載がございましたが、

 薬物代謝酵素を阻害するのは肝臓ではなく、小腸に存在するCYP3A4ではないでしょうか。

 なので、影響を受けやすい薬物というのは薬物自身がCYP3A4で代謝され、
 かつ小腸で代謝されるため生物学的利用率が良くない薬物であると考えられます。

 ジゴキシンだと生物学的利用率は70%くらいですので、本来吸収されない残りの
 30%のうち小腸で代謝されている何%かが、グレープフルーツ中のフラボノイドで
 阻害され体へ吸収されるため血中濃度の増加が起こるのだと考えられると思います。


 H.S.さんありがとうございました。
 

   グレープフルーツの香りをかぐと脂肪が燃焼されることが研究で裏付けられました。

 大阪大学蛋白研究所の永井克也(ながい・かつや)教授(神経科学・生化学)が
 この間開催された日本肥満学会で発表しました。

 今週は、グレープフルーツについてお知らせします。
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 グレープフルーツの薬理作用
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 以前のメルマガでも書いたことがありますが、資生堂が発表しています。

 細胞培養実験系を用いて皮下脂肪細胞への精油の影響を調べたところ、
 グレープフルーツを添加して培養した細胞群では、細胞中に蓄積される中性脂肪が
 減少することを発見しています。
 
 ◆そのメカニズムは◆
 脂肪細胞内で中性脂肪を合成するときに関与する酵素
 「グリセロール-3-リン酸脱水素酵素(GPDH)」の活性を抑制して中性脂肪の蓄積を抑えます。
 

 ◆今回は動物で実験しています◆
 実験用ラットにグレープフルーツの精油を10分間かがせています。
 その結果、脂肪が分解され血中のグリセロール濃度が2倍以上になりました。

 また、体温が上昇し脂肪が燃焼されていることが分かりました。
 同時に、副交感神経の活動が弱まり食欲を低下させ、においをかいだラットは
 かいでないラットと比べ、体重が約5%減りました。

 一方、ラベンダーの香りは正反対の作用を及ぼし、脂肪を蓄積させることも、同じ研究で
 明らかになっています。

    日本肥満学会のHPはこちら

    「肥満と節約遺伝子」などPDFファイルがたくさん見られます。


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  グレープフルーツの精油
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 グレープフルーツはオレンジの雑種からしょうじたものといわれ、ミカン科の木です。

 精油は果皮から圧搾法で抽出されます。

 グレープフルーツの分泌線は果皮の中に深く埋まっているので、オレンジやレモンに比べると
 精油の収穫量は少ないのだそうです。

 精油をたらせると、レモンはさらさらしていますが、グレープフルーツはちょっとねっとりしています。

 ●グレープフルーツの成分は
 (手元にあるサノフロール社の精油の成分分析によると)
 リモネン        93.69%
 ミルセン         1.86%
 αピネン         0.53%
 サピネン         0.43%
 ヌートカトン       0.70%
 βカリオフィレン     0.33%
 オクタナル        0.11%
 リナロール            0.07%
 デカナル              0.28%
 ネラル                0.03%
 トランス・β・オシメン  0.12%
 その他微量のフロクマリンを含みます。
 
 フロクマリンには光感作作用があるので、塗布した肌を直射日光にさらしてはいけません。
 柑橘系の精油には同じくフロクマリンを含むので、レモンやスィートオレンジの精油使用時に
 も同様の注意が必要です。
 
 ほとんどがモノテルペン炭化水素類のリモネンです。

 このリモネンの固有作用は
 ※肝臓強作用
 ※腎臓機能促進作用
 ※蠕動運動促進作用  

 モノテルペン炭化水素の作用は
 ※鬱滞除去作用
 ※抗炎症作用
 ※コーチゾン様作用様
 ※抗ウィルス作用
 ※抗菌作用

 ケトン類のヌートカトンはグレープフルーツの特有の香りとなる分子です。

 ◆一般的な使用法
 (Natural Medicines Comprehensive Databaseによると)
 筋肉の疲労
 毛髪の成長
 日焼け
 にきびや脂性の肌
 風邪やインフルエンザ
 と書いてありました。

 ◆NARDの精油事典によると
 口臭
 体臭(高齢者)
 食欲不振
 に使うと書いてあります

 ◆84の精油によると
 妊娠中の不調をなおすと

 確かに、つわりの患者様はペパーミントよりグレープフルーツのにおいを好む人が多い
 ように思います。

 
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 グレープフルーツジュースと薬
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 テレビなどで報道されるので、ご存知の方も多いかと思いますが、
 グレープフルーツジュースは、苦味成分が肝臓での薬物代謝酵素を阻害します。

 その結果、薬物の血中濃度を増加させ、その薬の作用を増強し、副作用を増強します。

 <影響を受ける薬>
  サキナビル(抗HIV薬)
 アミノフィリン(喘息の薬)
 アミオダロン(不整脈の薬)
 アミトリプチリン(抗うつ薬)
 ジゴキシン(強心剤)
 シンバスタチン(高脂血症の薬)
 ニカルジピン(降圧剤)
 ワーファリン(抗凝固剤)

 カラダに良いと思って毎日グレープフルーツジュースを大量に飲んでいると、
 大変なことになることがあります。
 薬を飲んでいる場合には、気をつけましょう。
 
===========
  編集後記
===========☆
 
 においをかぐだけで、脂肪が燃焼するなら、大いに試してみる価値はあるかもしれません。

 食欲も減退するということから考えると、食事の前からにおいをかぐようにしないといけませんね。

 お年よりは、気分も沈む方が多いです。
 グレープフルーツは気分を高揚させる働きがあるように思います。
 加齢臭を防ぎつつ、気分も明るくなるので、高齢者におすすめの精油と考えてもいいようですね。
 

 アルツハイマーのことを調べていたら、セージが効くと書いてありました。

 おなじみのハーブなのに調べたことがなかったと思い、一度調べてみることにしました。
 セージはもちろんドイツコミッションEに承認されたハーブです。
 セージという名前は、ラテン語のsalvare(救う、癒すという意味)に由来しているそうです。

 英知と長寿を授けるハーブとして昔から親しまれてきたハーブです。
 
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 セージ   sage
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 セージは一般的には料理にスパイスとして使われます。

 吐き気、食欲不振、消化不良、お腹にガスが溜まる時などの消化器障害をやわらげるので、
 脂っぽい食事の後に飲むと胃腸がスッキリします。

 昔の人は「セージを植えた家には病人が出ない」と言って自分の庭にセージを植えたそうです。
 盗賊のハーブにもこのセージが入っていましたね。
 中国では不妊症に使われれます。
 イギリスでは、インドや中国からお茶が輸入されるまでは、セージのハーブティーが飲用されていました。
 歯茎をきれいにして、歯を白くするためにも使われました。

 エストロゲン様の働きがあるので、月経周期を整え、更年期の発汗過多に有効です。

 セージについてNatural Medicines Comprehensive Databaseで調べてみました。
 ↓
 セージ

 ただしセージは強力な精油なので使用には注意が必要です。

 高濃度で使用すると、ひきつけたり興奮することがあります。
 また妊娠と授乳中には使用してはいけません。
 強い子宮収縮を起こすので、後産を円滑に進めるために使用するようです。

 乳汁分泌を抑えるので、断乳のときにも使われるハーブです。

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  セージの効果
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 【効果】
 ♪アルツハイマー病には効果が認められる
  セージを4ヶ月間経口で摂取すると、
  軽度~中等度のアルツハイマー病患者の認知能力が改善する。

 ♪外陰ヘルペスにも効果あり
  セージを含むクリームはゾビラックス軟膏とほぼ同様の効果がある
  (ゾビラックスは治癒するのに要する日数は6.3日、セージは7.2日)

 ♪若年成人の記憶力を向上させるという論文もあるが、
  十分なエビデンスがないので、更なる調査が必要ということですが、セージオイルの内服で、
  健康な若い成人を実験したところ、短期記憶が有意によくなるという論文が
  『Pharmacology, Biochemistry and Behaviour』誌の最新号にのっています。

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  セージの作用
================================================☆========☆===

 セージの使用部位は葉と精油です。

 セージにはツヨンやカンファーのケトン類がたくさん含まれます。
 ツヨンを含むために、高濃度では肝毒性、神経毒性を示します。
 そんな事情から、痙攣を起こすこともあります。

 ◆セージの精油の有効成分(NARDケモタイプ精油事典より)
 αーツヨン(ケトン類)        30~50% 
 βーツヨン(ケトン類)         5~10%
  カンファー(ケトン類)         5~25%
 αーピネン(モノテルペン炭化水素)   ~5%
 βーピネン(モノテルペン炭化水素)   ~5%
 1,8シネオール(酸化物類)       5~15%
 その他
 リナロール(モノテルペンアルコール類)
 ビリディフロロール(セキステルペンアルコール類)

 ◆このような有効物質が共に働いてアルツハイマー病に効果を示すものと考えられています。

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  編集後記
===========☆
 
 まとめてみると、
 ●食品として使用するのは安全
 ●ケトン類を豊富に含むため、妊娠中、授乳中、子供には使用しない
 ●使うなら通常の量を守り、4ヶ月まで
 ●痙攣性の疾患のある人は使わない
 ●血糖降下剤、鎮静剤を内服中の人は注意して使わなくてはいけない
 ●高血圧の人は血圧が上がることがあるので注意が必要
 
 ドイツコミッションEの推奨量は
 ハーブ  4~6g/日
 精油   0.1~0.3g/日
 チンキ剤 2.5~7.5g/日
 抽出物  1.5~3g/日    となっています。

 このような論文を見ていると、経口で使うようですが、日本ではアロマセラピー学会でも、
 経口摂取はごく一部の精油しかみとめられていません。

 アルツハイマー病には抽出物を毎日1g内服するようですが、日本では何をどのように
 使用するのか分かりかねます。 

 一般に使用されるのはまだまだ先のことのようです。
 

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 過敏性腸炎
==================================================☆========☆===
 
 過敏性腸炎とか過敏性大腸症候群と呼ばれる病気です。
 英語ではIrritable bowel syndrome といいIBSと省略されます。

 「緊張」や、「不安」などの精神的ストレスによって、ひきおこされる「腹痛」と「便通異常」を
 おこす症候群です。

 なんと、胃腸の不調を訴える人の50%(40~70%)は、この過敏性大腸症候群だと言われています。

 もちろんこの病気を診断するには、診察を受けて「クローン病」、「潰瘍性大腸炎」、「大腸癌」など
 重大な病気がないことを確認しなくてはなりません。

 【症状】
 下痢型:腹痛を伴う下痢
 便秘型:腹痛を伴う便秘
 便秘と下痢交互型:腹痛を伴い便秘と下痢を繰り返す

 【特長】
 ※若い女性に多い
  最近は40~50代の男性にも増えている
 ※腹痛の部位が漠然として一定ではない
  痛みは持続性のこともあれば、発作的な痛みのこともあります
 ※眠っている間には症状はありません
 ※その他腹部膨満感、腹鳴、食欲不振など
 ※上記症状にくわえて、動悸、めまい、頭重感、疲労感など
  ストレスの症状を伴います。
 
 【治療】
 薬物療法: 胃腸の機能を調整する薬、
        下痢のひどいときは下痢止め、抗コリン剤、
        ストレスに対する向精神薬などが処方されます。

 【食生活の注意】
  アルコール、カフェイン、香辛料、冷たいものをひかえる。
  暴飲暴食を避け、規則正しい食事をこころがけましょう。

 【日常生活の注意】
  ライフスタイルの改善とストレスコントロール

 【日記を書いてみよう】
  ・下痢や便秘の回数
  ・腹痛の程度
  ・その日の気分
  ・食生活の変化
  ・行動
 
 自分の気分や生活が症状にどのように関係があるのか自己分析してみましょう。
 症状が悪化する原因が見つかったら、ライフスタイルを見直しましょう。

 過敏性腸炎のような病気には、これといった治療法はありません。
 このような病気には多くの代替医療がつかわれます。

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 過敏性腸炎の代替医療
==================================================☆========☆===
  
 検索すると、1966年から2001年までのMEDLINE databaseで調査したReview がありました。

 この論文によると、

 IBSの頻度は、女性の14~24%
           男性の5~12%

 一般の診療所を訪れる患者の12%、胃腸科を訪れる患者の28%が過敏性腸炎である。

 過敏性腸炎はQOLを低下させ、長期欠席の原因になりやすく、医療費がかさむと記載されています。

 そして、代替医療につき効果の有無を示しています。

 【漢方薬】
 薬の名前の記載はないのですが、16週間使用するとプラセボより効果が高い。

 【アーユルベーダ】
 プラセボと比較しても、差はない。

 【しょうが:ジンジャー】
 船酔いと妊娠悪阻には効果は認められるが、過敏性腸炎には効果は認めず。

 【アロエ】
 便秘型の過敏性腸炎につかわれる。
 アロエは一般に使われる安全なハーブですが、アロエを単独で過敏性腸炎に
 使用した論文はありません。
 アロエとサイリウムなどを併用して便秘は改善したが、腹痛には効果はなかった。

 【ペパーミントオイル】
 過敏性腸炎にはよく使われる方法です。
 効果があったという論文もありますが、効果を認めないというものもあり、
 効果は不明と結論しています。

 【ラクトバチルス】
 過敏性腸炎では小腸内のバクテリアが増加しているという考えから、
 ラクトバチルスが使われます。
 6~52週間の使用で腹鳴、腹痛、排便の満足感をえられた。
 オリゴフラクトースやイヌリンには同様の効果はなかった。

 【食事制限】
 下痢型の過敏性腸炎では、ミルク、小麦、卵などの除去食で症状が軽減する。

 【心理的療法】
 Hypnotherapy:催眠療法
  Psychotherapy:精神療法
 Behavior therapy:行動療法
 通常の治療に上記心理学的アプローチをすると、不安やストレスが軽減され、
 過敏性腸炎の症状も軽減する。

 私自身は自律訓練法が役に立つと思うのですが、この論文には自律訓練法の記載は
 ありませんでした。

 皆さん自律訓練法って聞いたことはありますか?

 これはまたの機会にお伝えしたいと思います。

 

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 ピクノジェール
=================================================☆========☆===

 松の樹皮の抽出物のことです。

 もともとピクノジェールはプロシアニジン類の一般名称でしたが、米国ではピクノジェールが
 松樹皮抽出物の登録商標で、日本での登録商標がフラバンジェノールというのだそうです。

 松の樹皮はアメリカ先住民が医薬品として使用していました。
 樹皮には多くの成分がありますが、ピクノジェール以外の有効性は明らかではないようです。

 ピクノジェールは

 ※慢性静脈不全症によい、
 ※血管保護作用がある、
 ※LDLコレステロールを減少させる
 ※糖尿病による網膜症にきく

 といわれています。

 健康食品の安全性・有効性情報 にも情報は公開されています。

 Natural Medicines Comprehensive Databaseで調べると

 <一般的な使用方法>
 
 慢性静脈機能不全
 アレルギー
 喘息
 高血圧
 筋肉痛、痛み、骨関節症
 糖尿病
 注意力欠陥-活動過多障害(ADHD)
 子宮内膜症、月経困難症
 網膜症を治療するために使われます
 脳卒中を防いで
 心臓病と拡張蛇行静脈のような脈管状況を防いで
 老化現象を減速して
 皮膚健康を維持して
 競技の持久力を向上させて
 男性不妊患者の精子の形態異常を改善させる

 <安全性>
 
 成人:1日に120~450mg、3ヶ月間の使用は安全である
 子供:(6~18歳)も体重1ポンド(454g)あたり1mg、3ヶ月間は安全
 (上記事項は臨床研究で安全なことが確かめられています)

 妊娠・授乳中:信頼できる情報がないので使用しないこと

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 ピクノジェールの効果
=================================================☆========☆===
 
 <有効>
 ※喘息
  喘息
  (軽度~中等度、6~18歳)の患者に喘息の治療薬に加えてピクノジェール1mg(体重1ポンド
   あたり)を付加すると、排気量が増加し、喘息の症状を抑え、救急治療薬の必要性が減少する

 ※運動能力の強化
  20~35歳のスポーツマン(recreationalと書いてあるのでプロではなく趣味でスポーツをする人
  という意味だと思います)では200mgのピクノジェールを30日間経口摂取するとトレッドミルの
  運動能力が向上します。


 ※慢性静脈機能不全
  3-12週間の使用で、慢性静脈機能不全(CVI)患者の
  下肢の痛みと重だるさ、浮腫をかなり改善する。
  毎日100-120mg 3回の使用することが多い
  45mg~90mg、1日1回の使用量でも、効果はあるようです。

 ※高血圧
  中等度の高血圧(140~159mmHg/90~99mmHg)の場合
  拡張期圧は下がらないが、収縮期圧は133mmHgまで下がるでしょう

 ※網膜症
  50mgのピクノジェールを1日3回、2ヶ月間使用すると、
  糖尿病、動脈硬化、中心静脈血栓症のにる網膜症の悪化を防ぐ。
  視力が若干改善し、網膜血管新生も若干改善する。

 <有効でないもの>
  ※注意欠陥多動性障害(ADHD)
  成人のADHDには効果なし
  子供のADHDに効果があるというレポートがあるが、それを支持する研究はされていません。

 <信頼に値する十分な証拠がないもの>
  ※冠動脈疾患
  ※深部静脈血栓症
  150mgのピクノジェールと納豆キナーゼをブレンドした商品を、2回(飛行機搭乗2時間前と、
  その後6時間後)飲むと、深部静脈血栓いわゆるエコノミー症候群を防ぐという論文があります。

 ※ED(勃起障害)
  ピクノジェール(120mg)単独かL-アルギニンと併用でEDを改善させる
  (3ヶ月使用するとかなり改善する)という論文があります。

 ※高コレステロール血症
  120mgのピクノジェールを1日3回摂るとLDLコレステロールが減少するという論文がある。

 ※骨盤痛
  子宮内膜症や月経困難症の骨盤の痛みを和らげるという論文もある。
  (ピクノジェール1日30~60mg使用)

 ただしこれらの病状に使用するには、更なる評価が必要である。
 
-------------------------------------------------------------
 その他の注意
------------------------------------------------------------

 <ハーブやサプリメントとの競合>
  無し

 <食品との競合>
  無し

 <臨床検査への影響>
  無し

 <病気との競合>
  ピクノジェールは免疫を賦活する働きがあるので、自己免疫疾患の患者には悪影響を
  与える可能性がある。
  多発性硬化症、全身エリテマトーデス(SLE)、慢性関節リューマチまたは他の
  自己免疫疾患があるときには使用しない。
 
 <薬との競合>
  ピクノジェールの免疫賦活作用のために、免疫抑制剤の治療に影響をあたえるかもしれません。

  プレドニンなど副腎皮質ホルモン剤、シコロスポリンやアザチオプリンなどの免疫抑制剤を
   使用している人は、ピクノジェールは使用しない。

=============================================================
  編集後記
===============================================☆========☆===
 
 喘息は大変な病気です。

 こういうものを補助的に使うのも悪くはないような気がします。
 しかし時には命を脅かすような状態になる病気ですから、治療をしつつ、あくまで補助的に
 使うものだと考えてください。

 ただし、医師はこういうサプリメントを使う機会がないので、なかなか使っていいよとは
 いえないだろうなと思います。

 なかなか難しい問題です。

 全く代替医療は難しいですね。

 女性の場合、更なるエビデンスが必要と書いてはありますが、子宮内膜症や、月経困難症に
 使うとよいかもしれません。

 また受精率が低いときに使うという論文もあるようですから、赤ちゃんができにくい方も
 使うとよいかもしれません。

 

=============================================================== 
 チェストベリー
================================================☆========☆===
  
 チェストベリーは一般的にはこのような状態に使われます。

 ・生理不順に使われる
  月経困難症、続発性無月経、子宮出血、過少月経、過多月経など
 ・乳房痛
 ・黄体機能不全
 ・月経前症候群
 ・女性の不妊症
 ・分娩後の出血をコントロールして、胎盤の排泄を促す
 ・乳汁分泌を増やす
 ・排尿を促して前立腺肥大症を軽減させる
 ・性欲を抑制する
 (修道士は独身生活を容易にするためにチェストベリーの木を噛んだそうです)
 ・その他にきび、神経過敏、痴呆、リウマチ性の状況、風邪、消化不良、
  脾臓疾患、頭痛、偏頭痛、目の痛み、虫刺されに使われる。

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 チェストベリーの効用
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 ドイツコミッションEでは、チェストベリーのハーブまたはチンキ剤は
 月経前緊張症、月経の愁訴、乳房の圧痛に対する治療薬として承認されています。

 チェストベリーは女性ホルモンを正常化します。
 その生化学は複雑ですが、卵胞刺激ホルモン(FSH)を低下させ、黄体化ホルモン(LH)の
 産生を増大させ、黄体ホルモンの分泌を促します。

 女性ホルモンと月経についてはエーザイのユベラネット

 このハーブには便利な働きがあって、黄体ホルモンが出すぎる人には抑えるように、
 少ない人には補うように働きます。

 これをアダプトゲン作用と呼びます。

 生理が不順な人は、前半を先週お伝えしたブラックコホシュを使い、後半にチェストベリーを
 使います。

 黄体ホルモンが出すぎて生理前ににきびが出る人は、チェストベリーでにきびが軽快すると
 聞いたことがあります。

 ハーブは不思議ですが、薬と違う点はこのような点ですね。
 
 このような働きから、更年期でも生理が不順になりだしてから完全に閉経するまでの
 過渡期に使うとよいと考えられます。

 更年期には一過性の高エストロゲンな状態が続くと、子宮内膜増殖症を発症することがあります。

 多くは一時的なもので、時期がきたらおさまりますが、このような状態が続く時に適した
 ハーブだと思います。

 このような働きから、更年期だけではなく、月経不順、月経前緊張症、月経前気分不良障害、
 不妊症などに有効性が認められています。

 女性の不妊症にはよく使われるハーブです。
 黄体機能不全を改善して妊娠のチャンスを増やします。
 ただし即効性はないので、3~7ヶ月の使用で効果が現れると
 Natural Medicines Comprehensive Databaseには書いてありました。

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 チェストベリーの安全性
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 経口で適切に使用するには安全です。
 3ヶ月から1年半の持続的な使用でも安全性が確かめられています。

 ホルモン様の作用があるので、妊娠中と授乳中には使用を避ける。
 
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 チェストベリーの作用機序と副作用
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 チェストベリーは
 ●ドーパミンと
 ●アセチルコリンと
 ●オピオイドリセプター
 に影響を及ぼすらしい。

 チェストベリーの効果の現れ方は、濃度に依存します。

 高濃度で使われると脳下垂体のドーパミン(D2)リセプターに刺激性に作用するので、
 甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)の分泌を妨げ、プロラクチンの放出を抑えます。

 低濃度(チェストベリーの抽出物120mg以下)で使用すると、プロラクチンの放出が増加します。

 またチェストベリーはテストステロン(男性ホルモン)には影響は及びません。
 
 経口で使用するには安全だが、一部の患者様に、胃腸障害、頭痛、吐き気、かゆみと
 蕁麻疹を経験することがあります。
 そして、発疹、にきびと不正出血することがあります。

 ドーパミン刺激性の働くので、ドーパミン(D2)リセプター阻害剤であるさまざまな
 抗精神病薬に影響を与えると考えられます。
 (クロルプロマギン、ハロぺリドールなど)

 このような薬を飲んでいる人はチェストベリーは使えません。 
 
============
  編集後記
===========☆
 
 私が飲んでいるチェストベリーはチンキ剤です。
 少量のお湯で飲みますが、別に飲みづらいものではありません。

 結論として考えるに、チェストベリーを使用するとよい人は
 ・生理が不順に成りかけた更年期の人
 ・PMS(月経前症候群)
 ・女性の不妊症

 体外授精の患者様で、胎児は見えてくるけど妊娠にいたらなかった症例でチェストベリーを
 使用すると、卵巣過剰刺激症候群を起こしたが妊娠に成功した例があるようです。
 
 どうやら女性の不妊症にはチェストベリーがいいようです。
 男性不妊にはラズベリーリーフでしょうか。

 またこの件については詳しく調べてみたいと思います。

 

 サプリメントについて便利なサイトがあるので、お知らせしておきますね。

 最近は日本のサプリも調査していて、いつの間にか日本語のページもできていました。
   ↓
  コンシューマーラボ
 この会社はタッド・クッパーマンという医師が作った会社です。
 個々のブランドの製造品質管理を格付けする会社です。
 アメリカでも効果の無いサプリメントを製造したり販売する会社が後を絶たず、消費者がサプリメント
 の情報を非常に必要としていることに気づいたタッド・クッパーマン博士が作った会社です。

 調査したものの中には、砂糖の粒でしかなかった商品や、母親が良かれと思って子供に
 飲ませたサプリメントには、許容量の2倍のビタミンが含まれていたり、とんでもないことが
 多々あったということです。

 調査しても4分の1は不合格、種類によっては6割も不合格の商品があるそうです。

 ご相談を受けたときは、真っ先にこのサイトにアクセスしました。
 ここに載っていたので調べることができました。

 検査に合格している商品でしたから、やれやれほっとしました。

 その旨お返事するととても喜んでいただいて、責任を果たすことができたしだいです。

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 ブラックコホシュ
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 今週は、更年期障害に使われるハーブ、ブラックコホシュについてお知らせします。

 北米の先住民が長年にわたりさまざまな症状に利用してきた、価値のあるハーブです。

 エストロゲン様の作用があり、女性のホルモンに関する病気によく効き、ヨーロッパでは
 薬として利用されています。

 私もこの夏のホットフラッシュに耐えかねて、このブラックコホシュのメディカルハーブを
 飲んでいます。

  ホットフラッシュなど更年期の症状には、ホルモン補充療法と同等の効果が得られることが
 あるそうです。

 さすがに自分では何から試してみるかまよいました。
 ホルモン補充療法をするべきか、低用量のピルを飲むべきか、対症療法を試すか、漢方薬?

 結局今自分が一番興味のある、メディカルハーブを使うことにしました。
 これでだめなら、他の方法でと。

 ホルモン補充療法の副作用に、乳癌のリスクがあります。

 ヨーロッパでは乳癌の発症リスクがアメリカより高く、ホルモン補充療法に代わる、
 ハーブの利用が盛んに研究されていると聞いたことがあります。

 Natural Medicines Complehensive databaseで調べてみても
 乳癌についての記載が詳しく書いてありました。
 
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 乳癌に対する影響
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 摂取するに当たって、心配なことはエストロゲンのように、乳癌をひきおこすことは
 無いのかということですね。
 
 ブラックコホシュのエストロゲン様作用はどのような機序によるのかは不明です。

 分かっているのは、ホルモンは標的器官でレセプターと結合して作用を現します。
 ブラックコホシュはこのエストロゲンのレセプターと結合するわけではありません。

 選択的にエストロゲンリセプターを調節して、ある組織にはエストロゲン様に
 ある組織には抗エストロゲン様に働きます。

 脳下垂体から分泌される黄体化ホルモン(LH)の分泌を減少させ、

 骨芽細胞を刺激します。

 乳癌の研究では、ブラックコホシュは乳癌を刺激することはなく、腫瘍が小さくなるという
 論文もあるようですが、動物実験では転移性乳癌には刺激的に働くことが分かっています。

 このことから、乳癌の患者様や、乳癌を発症するリスクの高い人にはブラックコホシュを
 つかうことはできません。

 また同じくエストロゲン様作用があるために、エストロゲン依存性の疾患
  ◆子宮癌
  ◆卵巣癌 
  ◆子宮内膜症
  ◆子宮筋腫
 の既往のある人は使えません。 


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 ついで気になるのは、肝臓への影響でしょう
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 数例の重篤な肝障害の症例があります。
 数例の報告があるようですが肝不全を起こしています。
 
 1例はブラックコホシュを3週間服用後、自己免疫性の肝炎を発症し、服用中止後2週間で
 治っています。

 肝炎とブラックコホシュの服用は、はたまたま一致しただけで、ブラックコホシュが原因で
 あるという証拠はありません。

 ただし、事情がはっきり分かるまでは、服用にあたり肝機能検査をモニターするべきだと
 結論しています。

 このような事情から、肝機能に影響を及ぼしやすいハーブや薬は同時に服用しないように
 気をつけましょう。

   

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 更年期障害
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 ブログを見て振り返ってみると、意外にも更年期障害について書いていませんでした。

 更年期障害について、他のブログに書いていました。こちらをご覧ください
 
 更年期のホルモンの変動など、詳しいことはHAPのHPにて
 ご自分の症状がどの程度のものかは更年期指数をチェックしてみれば分かります。
 
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 更年期障害の治療
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 一般的な治療は、
 (1)対症療法
   *不眠には睡眠導入剤
   *抑うつ気分には抗うつ剤
   *イライラには精神安定剤
   のように症状にあわせた薬を使用します。
 (2)漢方薬
 (3)精神心理療法
 (4)ホルモン補充療法は日本産婦人科医会のHPをごらんください
 (5)代替医療
 
 更年期に特有なめまいや耳鳴りなどは、正直なところこれといったよい治療法はありません。

 漢方薬が効く人もあれば、精神安定剤が効くこともあります。
 ホルモン補充療法が効く人もあれば、あまり効果がないこともあります。
 
 とりあえず自分にあった方法をいろいろ試してみると良いでしょう。
 アロマセラピーも選択肢の一つになります。
 
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 セラピストさんの中には、アロマセラピーが本当に効果があるのかどうか、わからないので、
 これをはかる方法は無いのかという質問を受けます。

 そこで文献を調べてみました。

 【Journal of Alternative and Complementary Medicine Jun 2005, Vol. 11, No. 3: 491-494 】

 この文献によると、更年期の症状がある患者に調べています。
 アロマセラピストがカウンセリングと、マッサージ(30分)、自宅でのケアの仕方を指導しています。

 そして1ヶ月自宅でケアした後、2回目のマッサージを受けています。

 調査にはクッパーマンインデックススコア(更年期の問診表)と抑うつ傾向のスケールで検査しています。

 アロマセラピー後はこの調査結果が有意に改善したと報告しています。

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 この文献のように、更年期の問診表を利用してみてはいかがでしょう。
  ↓
 日本産婦人科医会のHPにあります。

 うつ状態の問診票は
  ↓
 質問票

 点数を比較することによって効果を目で見ることができるようになります。
 
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   編集後記
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 良いお知らせがあります。

 私のブログを見てくださった編集者の方が5月に連絡をくださいました。

 自分自身で文献に当たり、サプリメントアドバイザーの勉強もして、患者さんの疑問に
 答えていこうとする考えに共感して、ぜひ会いたいと。

 その結果、保健同人社が発行する「暮しと健康」という雑誌に
 「膣の乾燥はケアできる」という特集に寄稿させていただくことになりました。

 何でもネットでこの記事を公開するので了承してくださいと言われました。気が付くと、この記事が
 asahi.comで紹介されています。
  ↓
 膣の乾燥はケアできる
 
 自分でも、ちょっとびっくりしています。
 時にはHPを見ましたといって、テレビ局の方から電話をもったこともあります。

 皆さん結構インターネットで検索するのですね。 
 とりあえずは検索に引っかかったということですから、結構なことだと喜んでいます。

 

 発汗に続いて、多汗症についてまとめてみました。
 思いのほか、頻度の高い病気なんですね。
 セルフケアのひとつにアロマセラピーが役立てば幸いです。
 そこで、発汗を抑える精油、ロックローズについて書いてみました。
 
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 多汗症
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 汗をかきやすい人を汗かきといいますが、多汗症の人は緊張や、何らかの刺激により、
 短時間の間にある限定した場所にたくさんの汗をかきます。 
 発症する頻度はの0.5~1%だといいますから、意外と多い病気です。

 ・手掌多汗
 ・顔面・頭部の多汗
 ・腋多汗(いわゆる"わきが")
 ・足底多汗

 いろんな場所におこります。
 靴下がびっしょりになるといいますから、患者様にとっては苦痛を伴うものであることがわかりす。

 私たちのようなおばさんは、
 「更年期だから汗が出るのよ」
 で言いわけできますが、若い女性に同じようなことがおこれば、確かにちょっと気の毒ですね。


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 多汗症の治療
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 ※精神的興奮を抑える精神安定剤や自律訓練法など

 ※発汗の神経伝達経路を遮断する方法

 ・手掌・腋窩多汗症と顔面多汗症には胸腔鏡下交感神経遮断術が行われます。
 ・ボツリヌス毒素は、交感神経と汗腺のつなぎめに作用して発汗の神経伝達を遮断します

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 ロックローズ
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 効能に"過度の発汗"があります。
 あまり使わない精油なので、調べてみました。

 草隆社「アロマテラピー 32の基本ガイド」によると
 
 学名:Cistus ladaniferus
  抽出部位:小枝
 科名:ハンニチバナ科
 主要成分
  αピネン  10~50% 
    カンフェン 5~20%
  酢酸ボルニル 2~20%
  ビリディフロロール 10%
 
 ・非常に優れた、癒傷作用と止血作用があるので、家庭の救急箱に常備したい
  エッセンシャルオイルのひとつです。
 ・シワにも有効
 ・ラブダナムと呼ばれるニカワや油脂のような浸出液で覆われた葉の茂った小枝から抽出される
 ・香りは独特で、木や樹脂の香りがして、その香りは鼻に長く残るユニークな精油です。

 <ジテルペンアルコール類>
 ラバダアンー8-αー15-ディノール
 アセトキシンー15-ラブダノールー8
 などには止血作用があります。
 傷の手当や内臓の出血に使用されます。 
 
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   編集後記
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 28日の朝日新聞に「食べて香るカラダ」という記事がありました。
 食べると体から甘い香りを発散するガムとソフトキャンデーが発売されるというものです。

 カネボウフーズは汗腺から出やすい成分である、ゲラニオールやバニリンの配合に成功しました。

 汗腺から出るにおいの成分を正確に調べることは難しいが、微量ガス分析技術に詳しい
 元名古屋工業大学教授の津田孝雄氏の助言を受けて、成分を特定したということです。

 パルマローザの主成分はゲラニオールです。
 だから、発汗に使われるということになるのでしょう。
 何で発汗の抑制にパルマローザなのか、すっきり理解できない思いがありましたが、
 妙に納得できたような気がします。

 
 

 今年の夏は暑かったですね。
 暑い年には、赤ちゃんのあせもの患者様が増えます。
 今は、熱が出て、吐き下す夏風邪がはやっています。

 私は、この夏いわゆる更年期のホットフラッシュに悩まされました。
 暑い夜は寝苦しく、発汗のために覚醒します。
 それが不思議と午前2時ごろです。

 人の睡眠時間は90分ごとに深い眠りと浅い眠りを繰り返します。
 私はどうやらショートスリーパーらしく、早く寝ると早く目覚める
 ので12時過ぎに寝るようにしています。

 眠りが浅くなったときに同時に発汗も著明になるのでしょうか、
 いつも2時ごろに目が覚めていました。

 睡眠のことは→ 日本睡眠学会のHPを見てください

 
 いろんなことが書いてありますよ。


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  発汗
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 ただの発汗と思いますが、正直なところ本人にとっては結構苦痛を伴うものです。

 それほどひどいとは思いませんが、患者様と話をしていても汗が噴出します。
 体調が悪いのではないかと心配してくださる患者さまがおられるので、患者様には

 「ごめんね更年期だからと汗が出るの」と断っておきます。

 発汗にもいろんな発汗があって、
 *温熱性発汗
 *精神性発汗
 *病的発汗
 *自律神経性の異常による発汗

 更年期はもちろん自律神経の異常によって汗が出ます。

 発汗の中枢は 大脳皮質の前運動野、大脳辺縁系、視床下部などが関与するといわれています。

 蛇足ですが、前頭葉の脳出血のあと掌の汗が止まらなかった患者の観察などから分かったんですって。

 多汗症も結構大変な病気で、皮膚科では手術をしたりしますが、最近はボツリヌス毒素を注入する
 方法があるみたいです。

 発汗、特に顔の発汗はは見た目に分かるので苦痛ですね。

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  発汗のアロマセラピー
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 「ナードの精油事典」で調べると、発汗にはパルマローザが使われるようです。
 その他、ロックローズ、ゼラニウム・エジプト、セージが使われています。

 「アロマセラピーのための84の精油」には、制汗作用のある精油には、
 クラリセージ、サイプレス、セージがあげられています。

 そこで今日はパルマローザの精油についてお知らせします。

 発汗が激しいときは、このような精油でボディーパウダーを作ったり、制汗ローション
 を作るとよいでしょう。

 私はちょっと贅沢にクレイにローズオットーの精油を加えたボディーパウダーを作って、
 使っています。
 パルマローザにしてもよかったですね。
 
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 パルマローザ
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 パルマローザはイネ科の植物です。
 インドが原産地でマダガスカルでも生産されています。
 精油は花が咲く前に収穫した葉から、水蒸気蒸留法で収油します。

 学名は <Cymbopogon martinii>

 主要有効成分は
 ・ゲラニオール     75%
 ・リナロール       5%
 ・酢酸ゲラニル     10% 

 バラに似た芳香成分を含むので、高価なバラの代わりに利用されます。
 
 主要成分であるゲラニオールはモノテルペンアルコール類の中では
 一番抗菌・抗ウィルス作用が強く感染症に対して効果を示します。

 ナードの事典を見ても、何故発汗過多に使われるのかは書いてありませんでした。

 84の精油によると、体がオーバーヒートした時に有効だと記載されています。

 解熱作用があるので、発熱したときに体を冷やす 効き目があると書いてありました。

 パルマローザの心に対するはたらきは、鎮静作用を示すとともに、気持ちを明るく高める
 抗不安作用があります。

 そして食欲を高めることから、拒食症に使用されます。
 これらの働きは主にゲラニオールの作用によるもののようです。

 その他出産のときにも使われる精油です。

 結局何故発汗を抑えるのか記載されていませんが、同じくモノテルペンアルコールの
 リナロールを含むので、神経をおちつけて、発汗が減るものと考えます。

 それぞれの作用を書いておきます
 (NARD精油事典より)

 <モノテルペンアルコール類作用>
 ・抗菌作用
 ・抗ウィルス作用
 ・抗真菌作用
 ・免疫調整作用
 ・神経強壮作用
 ・駆虫作用

 <ゲラニオールの固有作用>
 ・鎮痛作用
 ・興奮作用
 ・収斂作用
 ・抗不安作用
 ・皮膚弾力回復作用

 <リナロールの固有作用>
 ・鎮静作用
 ・血圧降下作用
 ・抗不安作用
 
 汗をかくようになってから、血圧でも上がっていたらいけないと久しぶりに血圧をはかりました。
 124/74で異常ありませんでした。

 
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   編集後記
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 発汗のことを調べてみると、多汗症でお困りの方もたくさんおられることに気づきました。
 ついでなのでもう少し詳しく調べてみようと思います。

 この間は、人工透析を受けておられる患者様が、
 「体に熱がこもる 熱がこもる」と訴えておられました。

 よい方法が思いつかずホルモン補充療法でしのぎましたが、あまり効果がなく苦慮しました。
 パルマローザのことを知っていたら、教えてあげられたのに残念です。

 ハーブには解熱作用のあるハーブもあるので、ハーブティーを飲んでみるのも良い方法だった
 かしらと、今頃になって気づきました。

 このように、普通の治療でよくならないような症状にアロマセラピーやハーブは効果を
 発揮するものと思います。

 ちなみに解熱作用のあるハーブは、「グリーンファーマシー」によると

 ・ヤナギ
 ・セイヨウナツユキソウ
 ・セイヨウニワトコ(エルダー)
 ・ショウガ
 ・ペパーミント
 ・唐辛子
 ・シナモン
 ・クランベリー
 
 アスピリンはヤナギの樹皮の主成分サリシンから分離して作られたそうです。
 
 ドイツコミッションEでは、発熱時の悪寒に1日あたり小さじ2~3杯の
 エルダーで作ったハーブティーを用いることを認めているそうです。
 
 

 へんずつうで変換すると偏頭痛と出てきますが、医学的には片頭痛が正しい字です。

 疫学調査に夜と日本人の8.4%が片頭痛に悩まされていると考えられています。
 そして、片頭痛は女性に多い病気です。

 生理の始まる前や生理中に起こりることが多いです。
 妊娠中には治まることが多いのですが、出産が終わるとまた症状が出てくるようです。

 ピルを服用すると具合が悪くなることがあるので注意が必要です。
 
 片頭痛にはフィーバーフューが使われます。
 今週はフィーバーフューについてお話します。

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  フィーバーフュー
====================================================☆========☆===
 
 ドイツコミッションEに承認されたハーブです。
 昔は解熱のために使われていたのでフィーバーフューと呼ばれます。

 今は解熱のためには使いませんが、フィーバーフューは強い芳香性があるので、
 除虫菊と同じように殺虫の目的で使われることもあります。

 日本でも夏白菊と呼ばれ、観賞用や薬用に栽培されています。

 詳しくは私のサプリメントのブログを見てください
        ↓
 フィーーバーフュー


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 薬の飲み方
=================================================☆========☆===
 
 前回ペパーミントを調べたときに、食間に飲むとよいと記載されていました。

 漢方薬など吸収されにくく、胃を荒らしにくい薬(漢方薬は食前でも、食間でも自分の
 飲みやすい方で良いのですが)は、食間に飲みます。

 ところで、食間というのは食事と食事の間のことで、およそ食後2時間くらいたったときを
 意味します。
 食事を食べながら飲むと勘違いされる方がいらっしゃいますが、そういう意味ではありません。

 知っているようで知らないことってありますよね。
 
 こんなとき私が調べに行くサイトをお教えします。
 
 ★tossy先生の医学と健康の小辞典♪
     ↓
  医学と健康の小辞典
 
 このメルマガを書くようになったときに知ったサイトです。
 とても便利ですよ。

 薬の飲み方を見つけた時は、非常に感激しました。
 忙しい合間にこんなメルマガを書いているお医者様がいることに驚きました。
 そして私も書いてみようと勇気をもらいました。
 
  
============
  編集後記
===========☆

 妊娠中には片頭痛は軽くなるのですが、一度大変重症な患者様を経験したことがあります。

 夜中に妊娠8ヶ月の患者様から電話がありました。
 「半身が麻痺したみたいで力が入らず、頭が痛い」

 とりあえず「すぐ来てくださいとい!」と返事しました。

 こられたら、確かに頭痛があってかなりしんどそうですが、命にかかわるような
 状況ではありませんでした。

 入院して経過観察することにしたのですが、片麻痺があるのがとっても気になります。

 夜が明けるまで、なんと長く感じたことでしょう。
 翌朝すぐに脳外科の専門医にみてもらいました。

 いわゆる孤発性片麻痺片頭痛という病気でした。
 頭痛が治まるとうそのように元気になるのですが、心配で心配で枕を高くして
 眠れなかった経験です。

 

 この間、目が疲れていたせいもあるのですが、頭痛がしました。
 鎮痛剤を飲んだのですが、なんだかすっきりしません。
 
 そこで、前から試してみようと思っていた、ペパーミントを使ってみることにしました。

 グリーングレイスさんのジェルに2%濃度のペパーミントオイル(サノフロール社のものを使用しました)
 を滴下したものを、こめかみにぬってみました。

 しばらくすると、ペパーミント特有のシュワーッと冷える感じがして、そのうちピリピリした刺激を
 感じるようになりました。
 しまった、顔につけるには濃度が濃すぎたのかと思い、すぐに顔を洗い流しました。

 洗いながした後も、頭全体が冷えひえしています。
 30分ほどして、気が付くと頭痛はおさまっていました。

 Natural Medicines Complehensive databaseで調べても、
 緊張性頭痛にペパーミントオイルは効くと書いてあります。
 10%濃度に作成したオイルを前頭とこめかみに15~30分ごとに塗布すると記載されています。

 夏にはやはり冷えひえ感がたまらないペパーミントがよいかしらと思うので、
 今週はペパーミントについて調べてみました。

================================================================== 
  ペパーミント
====================================================☆========☆===

 ドイツコミッションEの書籍で調べてみても、あまり詳しく書いてありませんでした。

 このたびのことをきっかけにNatural Medicines Complehensive databaseにアクセスしてみると、
 ペパーミントのことが詳しく書いてありました。

 そこで、少し詳しくペパーミントのページを書き加えて見ました。
       ↓
 ペパーミント 今回調べなおして気づいたこと

 ◆8歳以下の子供には安全でないこと
  舌が痙攣したり、呼吸が止まることがあるなんて知りませんでした。要注意です。

 ◆バリウムに加えて使用すると、ブスコパンと同じくらい効果があることにおどろきました。

 ◆食欲がなかったり、食べ過ぎて胃がもたれる時にはペパーミントティーを飲みたくなります。
  食欲がないときは食前に飲み、食べ過ぎたときは食後に飲んでいましたが、食間に飲むと
  よいと書いてありました。

 ◆ペパーミントはお乳の出が悪くなると聞いていますが、
  Natural Medicines Complehensive databaseには、そのような記載はありませんでした。

 ◆術後の嘔気防止につけるなんて、便利です。
  今度患者様がいれば試してみようと思います。

 ◆その他作用機序が書いてあって、よくわかりました。
  アレルギー性鼻炎のときに、私はペパーミントの芳香浴が一番鼻がすっきり通る様に思って
  いましたが、実験でヒスタミンの放出を防ぐと書いてあったので、やっぱりそうかと納得しました。

 ◆あくまで実験の上でのことですが、男性ホルモンを低下させることにびっくりしました。
  不妊症のご主人には、ペパーミントはおすすめできませんね。
 
================================================================== 
 頭痛
====================================================☆========☆===
 
 日本頭痛学会のHPには、頭痛診療ガイドラインが掲載されています。
 ガイドライン

 一般的には、ファイザー製薬のスッきりんのバイバイ頭痛講座が便利でしょう
 スッきりんのバイバイ頭痛講座

 頭痛の基礎知識が簡潔に書いてある
 頭痛によく効くホームページ
 
 様々なHPがあって、頭痛も立派な病気であることがわかります。

 

============
  編集後記
===========☆

 女性は排卵日や生理前に偏頭痛をおこします。
 生理1~2日目に頭痛がして、生理痛より頭痛が辛い方もいます。
 ペパーミントは緊張性頭痛にしか効果がありません。

 偏頭痛にはフィーバーフューが使われます。
 少し検索すると、CoQ10に偏頭痛の予防効果があると書いてありました。

=============================================================== 
  ゼラニウム
================================================☆========☆===

 防虫効果があるので、夏に人気の植物です。
 香りがバラに似ているローズゼラニウムが「蚊れん草」という名で売っているので、
 ご存知の方も多いかと思います。

 植えておくと本当に蚊が寄ってこないそうです。
 自然の虫除けになりますね。

 私はよくしりませんでしたが、ゼラニウムにはいろんな種類があるようです。
  →  ゼラニウム図鑑
 
 花はいろんな色があるようですが、ピンク色です。
 可愛いお花をお見せしたいと思い検索すると園芸ショップのHPに写真がありました 
  → ゼラニウム

 今週は、虫刺されにも使われる、ゼラニウムについてお話します。
 
================ 
 ゼラニウムの精油
===============☆
 
 ゼラニウム:Pelargonium asperum
 フウロソウ科(Geraniceae)ペラルゴニウム属(Pelargonium)の
 葉っぱから蒸留して得られるオイルです。

 Natural Medicines Complehensive databaseで調べてみました。
 rose geranium oilとして収載されています。

 古代エジプト人やローマ人は創傷、腫瘍、骨折の薬として使用しました。
 人々は家の周りに植えて、悪霊を寄せ付けないようにしました。

 バラに似たよいにおいがするので、香水や石鹸に使用されます。

 <ゼラニウムの作用>

 ◆抗炎症作用
  細菌にも真菌にも、そしてインフルエンザやヘルペスなどのウイルスの増殖も抑えます

 ◆帯状庖疹の神経痛に効くという論文もあります。

 ◆ホルモンの働きを整える
  PMSや更年期の症状に使用されます
  妊娠中には使わないほうがよいでしょう

 ◆シトロネロールを含む
  虫除けに利用される

 ◆止血作用がある
  出血や鼻血に使われる
 
 ◆利尿作用
  むくみの予防や、静脈瘤、痔や痔裂などにしようされる

 ◆皮膚軟化作用
  会陰の柔軟化や更年期の膣乾燥感を減弱させる

 ◆血糖低下作用
  糖尿病の予防

 ◆乳房の炎症やうったいに効果があるといわれるので乳腺炎のときに使います
 
============
  編集後記
===========☆
 
 ゼラニウムは上記のように産婦人科では使用頻度の高い精油です。
 血圧を下げる働きもあるので便利です。
 
 抑鬱作用もあるので、更年期障害の患者様にも効果があるだろうなと思います。
 
 今週は、ローズの代わりに利用されるゼラニウムについてお話してみました。

 

 ティートリーは昔から天然の殺菌剤と考えられています。

 アロマセラピー学会誌に 「ティートリーの抗菌作用」の論文がありました。
 今日は、こちらをご紹介したいとおもいます。


================== 
  ティートリーについて
==================☆
 
 ティートリーはニュージーランド、オーストラリアに分布するフトモモ科の
 ・メラレウカ属(Melaleuca L.コバノブラッシノキ属)
 ・レプトスペルム属(LeptopspermumJ.R.Forst ネズモドキ属)
 上記2つの近縁の属に使われる呼び名です。

 もともとはキャプテン・クックが航海にレプトスペルム属を
 「Tea Tree」と名づけて飲用したことが始まりだそうです。

 私たちが、一般的に精油として使用するのは、メラレウカ属の Melaleuca altemifolia です。

 ニュージーランドではレプトスペルム属をハーブティーとして使うようです。

 ハーブティーに使うことは知りませんでした。あたらしい発見です。

 昔からティートリーは天然の殺菌剤として認識されていました。
 1930年には、Humphreyという人が、ティートリーを配合した石鹸は、チフス菌に対する作用が
 他の殺菌剤に比べて6倍早いと報告しています。

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 ティートリーの抗菌作用
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 【 甲田雅一:ティートリーの抗菌作用,
  日本アロマセラピー学会誌,4:22-27,2005 】

 ティートリーは副作用が少なく、安全な精油であるため、アロマセラピーが多用されます。

 多くの成分を含有していますが、抗微生物作用があるのは
 ・テルピネン4オール
 ・パラシメン
 ・αーテルピネン
 ・αーピネン
 ・1,8シネオールである。

 (ちなみに(オーストラリアでは品質管理上、
  テルピネン4オールが30%以上、1,8シネオールが15%未満と規定されています)

 今回は最小発育阻止濃度(MIC法)を調べて、抗菌スペクトルを検査しています。

 精油の濃度0.5%で菌の発育を阻止したもの       ◎
 精油の濃度0.5~1%で菌の発育を阻止したもの     ○
 精油の濃度1~5% で菌の発育を阻止したもの           △
 精油の濃度5%以上を要したもの               ×

 大腸菌  ○
 緑膿菌  ◎
 MRSA  ○
  カンジダ ◎

 詳しくは省きますが、非常に広範囲に抗菌作用を示します。

 真菌>グラム陰性桿菌>グラム陽性菌に順に優れた抗菌力を示します。

 

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 <精油の抗菌機序>

 菌体の外部から作用して、菌体の表面蛋白(外膜)を凝固または変性させることによって、
 菌を溶解または破壊させる。

 外膜が精油に抵抗性を示す場合でも、外膜に開いているポーリン孔などの微小な穴から
 菌体内部に侵入し、菌体内から蛋白や菌の生存に不可欠な酵素類を凝固または変性
 させて菌を溶解または破壊する。

 化学療法剤は、菌体を形成するために不可決な要素の構築に寄与する酵素などを阻害して
 作用を示す。
 そのため抗菌作用を示すまで時間がかかる。

 精油は菌のたんぱく質に触れた時点で作用を示すため即効性がある。

 菌の蛋白質自身に作用するため、耐性を得るには蛋白質自身の構造を大きく変化させなけ
 ればならない。

 自然にはこの様な大きな変化は起こりにくいので、精油は化学療法剤のように簡単に
 耐性化することはない。

  <ティートリーの抗菌力>

 ティートリーの抗菌力は化学療法剤に比べると、極端に弱い。
 力価で考えると1/800前後になる。

 たとえ飲用しても、体内への吸収性には劣る。
 精油は水と混じり難いため、水中に存在する菌を死滅させるには長時間(6~12時間)を要する。

 このことから、患部に直接暴露するような
 ・創部の消毒
 ・口腔内洗浄
 ・膣洗浄
 ・皮膚などの清潔
 ・うがい
 などに限られる。

 <総括>

 ティートリーは多くの細菌、酵母様真菌に抗菌力を示す。
 作用機序は化学療法剤というよりは消毒薬に類似している。

 ティートリーは、上皮や粘膜上の菌には効果あり、粘膜(粘液)中の菌もある程度は抑制する。

 このことから、感染症の治療として使うよりは、消毒薬としての使用に限られる。

 現時点では耐性菌は出現していないが、多用されるようになれば耐性菌が出現してくる
 可能性もあり慎重に使用する必要がある。

  
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   編集後記
==============☆

 手でこねて作れる石鹸素材があったので、これで石鹸を作ってみました。
 カモミールのハーブウォーターで練って、そこへティートリーとラベンダーの精油をくわえてみました。

 蜂蜜を加えてもよいと書いてあったので少々蜂蜜もくわえてみました。

 ハート型に整形して乾かすこと4~5日で完成です。
 
 なかなか使い心地もよく、生石鹸が流行するのも当然のことと納得しました。

 今度は、ハンガリーの王妃が見る見る若返ったというローズマリーのフローラルウォーターで
 洗顔石鹸を作ってみようかと考えています。

 

 =================== 
  クレイ(粘土)について
 =============☆===☆
 
 クレイとは要するに粘土のことで、岩石中の鉱物が分解・破壊されてできた微細粒子の集合体のことです。
 親水性が強いので、水を含むと可塑性、粘着性を示し、乾燥すると剛性を示します。

 百科事典で調べると、二層構造だの三層構造だのと書いてあってわかりにくかったので検索してみました。
 日本粘土学会 のHPを見ると、詳しく書いてあってよくわかりました。粘土も奥が深いことがわかります。
 日本粘土学会の化粧品、医薬品への利用のページをコピーしました。

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
   化粧品における粘土鉱物の役割は多岐にわたっていて,ファンデーション,口紅,
   マニキュア,保湿クリームなど数多くの製品に利用されています.

   粘土鉱物は,固形タイプファンデーションの使用性向上剤,クリーム,マニキュアなど
   の増粘剤・品質安定剤,パックの清浄剤として利用されています.
 
   固形タイプのファンデーションには主に雲母,カオリン鉱物等,非膨潤性の粘土鉱物が
   用いられています.

   これらの粘土鉱物が持つ板状の粒子形状が,肌に適度な伸び,すべり感,密着感を
   もたらし光沢感や仕上がり感を向上させます.

   クリーム・マニキュアなどの安定化剤には,ゲル形成能を有するスメクタイトが用いられ
   ています.
   特に,マニキュアのような有機溶剤を用いた製品では,主に四級アンモニウム塩を
   層間に吸着させた有機粘土ゲルが用いられています.

   パックやニキビ予防クリームにもスメクタイトが用いられ,スメクタイトが持つ皮脂吸着能
   を活かした応用例であります.

   医薬品の分野でも様々な粘土鉱物が利用されています.
   イギリスでは昔,馬の傷薬にカオリン鉱物を用いていたそうです.
   カオリン鉱物は分泌物をよく吸収する吸着剤,タルクはすべり性や延展性が高く皮膚に
   付着しやすいので粉末製剤の滑沢剤,ベントナイトは患部からの水分や分泌物を吸収
    する吸着剤として利用されています.
  
   最近では,花粉を拭き取るシートや入れ歯安定剤の包装カバーにも,「スメクタイト配合」
   や「ベントナイト配合」の文字を見つけることができます.
 
   一方,粘土鉱物自身を薬剤(内服薬)として用いる例としては,酸性白土,カオリナイト,
    ハイドロタルサイトがあります.

   酸性白土やカオリナイトには,皮膜形成性,有機物吸着性などがあり,これらは胃壁の
   保護,胃腸内有害物質や細菌の吸着,胃腸内の過剰水分を吸収して下痢を止める作用
   等として働きます.

   また,ハイドロタルサイトとともに,胃の過剰な酸を中和し胃液のpHを高める制酸剤として
   の働きもあります.

 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 
 アロマセラピーでいう、
 グリーンクレイ、ホワイトクレイ、レッドクレイは、色によって分類しています。
 含まれる鉱物によって色は変わります。

 粘土とは層状珪酸塩鉱物(粘土鉱物)のことで、科学組成によってカオリン族、パイロフィライト族、
 スメクタイト族......などと分類されています。

 カオリン族はカオリナイトを主成分とする粘土です。
 カオリナイトはアルミナ質粘土鉱物でアルミニウムをたくさん含み色は白っぽいようです。

 珪素、アルミニウム以外にカルシウム、カリウム、鉄、マグネシウムなどのミネラルが
 加わるとグリーンになるようです。鉄分が多いと赤くなるレッドクレイになります。

 ※ホワイトクレイは敏感肌用
 
 ※グリーンクレイは吸着性が優れておりミネラルを多く含むので、
  医療用にも使われるもののようです。普通肌の方向き

 ※レッドクレイは鉄分を多く含み、ボディーのスリミングなどにも
 使われるようです。乾燥肌向き
 

 googleで検索するとThe Clay Cure という本が一番に出てきます。
 どうもクレイを内服する方法を書いた本のようです。

 フランスではクレイを内服して、体を浄化させるということです。早速注文しました。
 
 読んだらまたメルマガで報告します。

 ===================== 
   クレイ(粘土)の使い方
 ==============☆====☆

 クレイは、皮膚の深部の汚れと老廃物を取り除き、血液循環をよくして角質の再生を促します。
 肌のくすみや毛穴の汚れが気になる時に使用します。
 
 クレイをガラスや陶器の容器に入れて、同量の精製水もしくはミネラルウォーターか
 フローラルウォーターでペースト状にします。

 このときの精製水の量で、硬さを調節します。

 精製水を増やしてとろとろにすると、洗顔剤にペースト状にしてフェイスパックやボディパックに
 ヘアパックにも使用できます。お風呂に入れたら、入浴剤になります。

 
 ペースト状のクレイにミルで引いたドライハーブを加えたり、精油を加えるとよいそうです。

 フェイスパックするときの注意は、顔にぬってから15~20分で洗い流すこと。
 厚塗りして固まる前に洗い流します。
 固まるとはがすときに痛いそうです。
 敏感肌の人は特に注意してください。
 少し早い目に洗い流したほうがいいかもしれません。


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 《草隆社ラベンダークラブNo15より》

 ◆クレイの効能
 フランスのフィトセラピー・アロマテラピー学会で明らかにされている効能として
 下記のものが記載されています。

 ・体内の老廃物や炎症を取り除く
 ・皮膚の再生治癒力を高め、傷跡を早く治す
 ・皮脂の分泌過剰を正常にする
 ・イオン交換作用によって不要なものを排泄する
 ・強力な抗菌作用と消毒作用を持つ
 ・皮膚の基底層とマルピギー層の細胞組織への
  浸透を強化する
 ・古い角質や汚れを除去する
 ・シワを防ぎ皮膚の弾力回復に役立つ

 ◆クレイ使用上の注意
 ・クレイの使用は1週間に1回くらいのペースで
 ・ガラスや陶器の器と用具を使用すること
  (金属製のものは使用しない)
 ・クレイをとく水は
  ミネラルウォーター、フローラルウォーター、精製水で
 ・パック前に洗顔や洗髪は不要
 ・厚塗りして完全に乾く前に洗い流す。

 ◆こんなときは使用禁止です
 ・ペースメーカーなど体に金属を埋め込んでいる人
 ・なんとなく気持ちが悪いときや、重い疲労感が続くとき


 .*・".*・"    .*・".*・"    .*・".*・"  


 ===========
   編集後記
 ===========☆
 
 聞いてみたら、何でもしたがりの私は、早速クレイを試してみました。
 まず一番簡単な、クレイバスから。
 独特のにおいがして、温泉に入ったみたいな感じです。
 次に、クレイに精油を滴下してボディーパウダーを作りました。
 なかなかいい感じです。
 今朝は洗顔に使ってみました。
 まだフェイスパックはしてませんが、ためしに左手の甲でパックしてみました。
 肌がつるつるして、右手と心なしか色まで違うような気がします。 
 何にでも使えて便利なものです。

 

  梅雨時には、湿度が高く、部屋の匂いが気になります。
 こんなときさっと消臭効果のあるエアフレッシュナーを使うとすっきりします。
 
 この間も、母親学級の前にティトリーとラベンダーで作ったスプレーを噴霧しました。

 すばらしい消臭効果に気分もすっきりさわやかになりました。

 今回は、お部屋の衛生について、書いてみました。
 
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 アロマセラピーによる衛生対策(感染予防と消臭対策)
================================================☆========☆===
 
 以前に読んだ aromatopia に掲載された空気清浄化の記事を思い出しました。

 牟田病院の堀田秀一先生の書かれた記事です。
 【aromatopia:18-24,vol12,no5,2003】
 
  病室の空気清浄を殺菌作用のある真正ラベンダーの精油(サノフロール社製)を用いて、
 実験しています。

 ◆2%濃度のラベンダーを生理食塩水30mlに溶かして適時噴霧する方法
 ◆電気アロマポットで同量の精油を使用して朝晩2回3時間拡散させる方法
 
 上記2つの方法で比較しています。

 調べる細菌は深刻な院内感染の原因になる、メチシリン耐性ブドウ球菌(MRSA)が
 選ばれています。
 空中浮遊細菌数を測定しています。

 ・拡散開始1週間前
 ・拡散開始直前
 ・拡散開始1週間後と2週間後
 ・拡散終了後1週間後と2週間後

 上記期間に調査しています。

 噴霧器による拡散では病室内浮遊細菌数は経時的に減少します。
 2週間続けると、空気1mlあたりの細菌数が1.3個から0.14個まで減少しています。
 (手術室の許容量は0.3個以下) 
 
 アロマポットを使用した病室は2倍の精油を用いたにもかかわらず、
 細菌数の減少は認められませんでした。  

 この記事を読んでから、病室の清浄化には、アロマポットではなく
 エアフレッシュナーを作成して、噴霧するようにしています。
 

 
 ラベンダーはデオドラント効果だけでなく、神経への鎮静作用も あるので、
 同時にメンタルなケアもできます。
 暑くじめじめした日も爽快に過ごせそうですね。

 ============= 
   編集後記
 ============☆

 「4人の盗賊のビネガー」

 アロマセラピーの本を読むと、よく目にすることのあるお話です。
 黒死病が流行したときに、死んだ人から金品を奪った盗賊集団が何故、
 黒死病にかかることを免れたのか?

 黒死病とはペストのことで、野鼠に住み着く蚤が、人間をかんでうつる人獣共通の感染症です。

 もともとはモンゴルやアフリカの風土病だったものが、感染力が強いため世界各地でたびたび
 大流行した病気です。

 昔は治療法がなく死亡することの多い病気であったため、もっとも恐ろしい伝染病でした。

 病気が重症化して敗血症(血液の中に細菌が入ると全身に菌が回ります)
 になると全身に暗紫色の斑点が現れ、皮膚が黒ずんで見えるために黒死病といいます。

 最近ではインドで大流行してパニックになりました。
 原因がわかれば抗生物質で治療が可能な病気で、恐ろしい病気ではありません。

 日本では1926年以来患者の発生はありません。
 今や日本では忘れ去られた病気です。
 しかし、テロ以来、生物兵器として使われる可能性のある細菌として注目されています。

 参考までに
 ※感染症情報センターに ペスト の説明があります
 
 ※日本医師会が平成13年10月16日都道府県医師会宛に対応を連絡しています。
  
 長くなりました、盗賊が感染を免れたのは、
 クローブ、セージ、マージョラム、ローズマリー、ジュニパー、カンファー、アンジェリカなどを
 漬け込んだビネガーを体中に塗っておいたからでした。

 昔は悪臭が病気の原因のひとつと考え、香りで臭いを取り除くことが主に行われました。

 いい匂いがするということは、いいことなんですね。
 

 アロマセラピーを勉強しはじめた時に、聞いたことがあります。

 嫌いな匂いをかぐだけでストレスになるから、患者様に使用するときは、
 まず好きな匂いの精油を選ばなくてはならないと。

 実際に使用するときには、匂いに抵抗はないかどうか確かめますが、
 この匂いは絶対いやなどと言われた事はありません。

 いろんな精油を組み合わせても、意外とそれなりな匂いがして
 適当に組み合わせても大丈夫なような気がします。

 精油に対する好き嫌いが自律神経に影響を与えるのかどうか調べた論文が
 日本アロマセラピー学会誌にのっていたので、今日は、こちらをご紹介したいと思います。
 

 =============================================================== 
   精油に対する好き嫌い
 ================================================☆========☆===
 
 今回の学会誌に精油の香りの好き嫌いは、成分から想定される効果に大きな影響は
 与えないという論文が載っています。

  ○o。・・・・・・・・・・・・・・・・
   アロマセラピーでの精油に対する好き嫌いが自律神経に与える影響
     日本アロマセラピー学会誌、4:35-4-0、2005       
           ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

 
 香りにお対する嗜好の影響を考慮して、生体の自律神経への効果を評価しています。

 吸入する精油の香りに対する好き嫌いの感情が、精油の効果に対して
 どれほどの影響を与えるものなのかを調べています。

 アンケートにより好きな精油をレモン、嫌いな精油にジュニパーベリーを使用しています。

 精油の吸入前後で体温、瞳孔径を測るとともに、手掌温、手掌血流量、血圧、脈拍、
 血管弾性特性を計測しています。

 アロマ吸入前後でコントロール群と有意差は認められず、嫌いな精油とされた
 ジュニパーベリーでもストレス反応は認められませんでした。

 このことから、精油の香りの好き嫌いは、成分から想定される効果には
 大きな影響は与えないと結論しています。
 

 =========== 
   編集後記
 ===========☆
 
 私は、血液型がB型のせいでしょうか、案外とアバウトな性格だと人から
 指摘されることがあります。

 精油を選ぶときも、割と大雑把で、効能についてはよく考えますが、
 香りについてはあまり細かく気にしたことはありません。

 患者様が嫌いでなければOKだと思っています。

 適当に組み合わせても心配いらないもので、いい香りがするものです。
 香水を作るには、このようないい加減なことを言っていてはいけない
 と思いますが、アロマセラピーを行うにあたっては、まず効能を考えて
 精油を選んでもよいということになるでしょうか。

 

 時々においを感じませんという方がおられます。

 この間もスタッフが、
 「また私匂いがわからないのです」
 といいます。

 一度、喘息と疲労で体がだるくて仕方がないという患者様にアロマセラピーを
 ご紹介したことがあります。

 その方は匂いがわからないと言っておられて、どうかしらと思ったのですが、
 試してみたいとご希望されたのでオイルを作ったことがあります。

 やはりぜんぜんわからないらしく、後日こられたときに

 「先生、いい匂いがするのですね。
  私はぜんぜん感じないけど、家族がいい匂いだといいます」

 匂いはわからないけど、少し楽な気がしますと言うご意見でした。

 この匂いを感じない人に、アロマセラピーが効果があるのかどうか、私自身疑問に思っていました。

 成分が鼻空粘膜から吸収されると効果があるであろうことは理解できるのですが、
 いい匂いをかいだ時の
   「ああいい匂い」
 という感覚がないわけですから、どうなのかしらとおもっていました。

 この間届いた日本アロマセラピー学会の論文に、無嗅覚症の人にも同様の効果が
 あったという論文を見たので、今日はこれについて書いてみようと思います。


 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::☆
    無嗅覚症について
 ☆:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
 
 嗅覚には個人差が大きいですが、他のにおいはよく感じられても、ある特殊なにおいを
 全く感じないという状態のことを"嗅盲"と呼びます。

 そしてこれより軽度なものを"嗅弱"

 においの感覚のない状態を"無嗅覚症"と呼びます。

 更年期になぜか匂いがわからないという方がよくいます。
 これは、一種の加齢現象のように思います。
 
 無嗅覚症について調べてみるとこんな文献がありました。
    ↓
 加齢と臭いの分別能力 

 この文献によると、
 30-50歳代の嗅覚が最も優れており、
 60歳以降は急速に低下し
 65-80歳の半数以上は嗅覚障害を持っており、25%近くが無嗅覚症
 80歳以上では80%以上が重度の嗅覚障害を持ち、50%近くが無嗅覚症ということです。

 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::☆
 天然匂い物質「セドロール」吸入による自律神経反応
 ☆::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
 
 今回ご紹介する論文は、木材から抽出した天然香料であるセドロールの自律神経機能に
 及ぼす作用を解析しています。

 セドロールを吸入して、心電図、心拍数、収縮期血圧、拡張期血圧、呼吸運動を記録して
 解析しています。

 収縮期血圧、拡張期血圧、心拍数が低下し、解析すると、
 ちょっと専門的でわかりづらいかも知れませんが、動脈圧受容体反射の感受性が有意に
 増大して、交感神経が抑制されて、副交感神経の活動が増大することが確認されました。

 健常者だけではなく、無嗅覚症の患者様や喉頭全摘出患者のかたの下気道に吸入させても、
 同様の結果が得られたそうです。

 このことから、

 ◆上気道から嗅覚神経を介したルートと
 ◆下気道より迷走神経を介したルートより

 大脳辺縁系や視床下部を含む中枢神経系が賦活されることが推測されています。

 【日本アロマセラピー学会誌 4:17-21,2005】
 
 
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    編 集 後 記
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 セドロールはセダー心材より抽出されるセダーウッド油の香気成分です。
 無臭~微香性の無色結晶だそうです。

 洗顔料、シャンプー、芳香剤などに使用されています。

 私たちが普段むくみを取る時によく使う精油サイプレスにセドロールが含まれています。

 セドロールは静脈強壮作用やリンパ強壮作用があって体液のうったいを解消させます。

 

 
高齢者の心理についての論文を、アロマセラピー学会誌からご紹介したいと思います。

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 「施設入所中の高齢者の心理に及ぼすアロマセラピーの効果」
  安藤光代、小笠原映子 
  日本アロマセラピー学会誌 2004;3:52~57

 高齢者の心理についてアロマセラピーの効果を調べた論文です。
  脳血管傷害を専門とする病院の療養型病棟に入院中の患者様に精油の芳香浴と
 ハンドマッサージを行っています。

 認知症のスクリーニングテストに使用されるスケールと不安と抑うつを測定する
 スケールを用いて比較検討しています。

 芳香浴に患者様が選んだ精油はレモンとグレープフルーツでした。
 10日間芳香浴の前後で上記2つのスケールを検査しています。

 脳血管障害を伴う高齢者に芳香浴を行うと、

 ◆知能が促進し
 ◆抑うつが軽減する
  という結果が得られています。

 ハンドマッサージの試験では、スィートアーモンドオイルに1%濃度のレモン、
 グレープフルーツ、スィートオレンジのいずれかが使用されました。

 週に2回、2週間にわたって、ハンドマッサージしています。
 (対照群はスィートアーモンドオイルのみでマッサージ)

 同じくスケールで検査すると、アロマオイルマッサージ群でも同じく知能が促進していました。

 その他、日常の生活のなかで、意欲や行動に積極性が現れています。

 高齢者は新規なものを受け入れるのを躊躇することが多いためアロマセラピーを受け入れ
 られない方もありました。
 高齢者に受け入れられるアロマセラピーの導入方法を工夫する必要があると結論しています。

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 脳血管傷害のある患者様は、社会生活が制限されるために認知症になりやすく、
 傷害が残るために抑うつ感を持ったり、再度出血するのではないかという不安を持ちます。

 アロマセラピーには知能を促進したり、抑うつを軽減しました。
 不安に関しては、対照群と有意差はありませんでした。

 脳血管障害の有無にかかわらず、高齢者には似たような傾向があるので、アロマセラピーを
 日常で上手に利用することは大いに役立ち、高齢者のQOLを改善するものと思います。

 ただし、高齢者には新奇な匂いより、レモン、グレープフルーツやスィートオレンジなどの
 なじみのある精油を用いたほうが受け入れやすいということのようです。

この間、ハーブサミットに参加してきました。

このとき、わざわざ私のブースまでいろんな方がきてくださいました。
 
ハーブを医療に取り入れていることを絶賛してくださって、
「私たちにとってこんな心強いことはない、頑張ってください」
と応援してくださったハーブコーディネーターの方。

ハーブが好きで、医学部へ行っているお嬢さんにもハーブを勉強させたいと思っている
お母様には、いろんなことを尋ねられました。

仕事で来ている業者様にもご質問をうけました。

ハーブ園のスタッフ様には、もうすぐラベンダー祭りがあるのですがラベンダーの
おいしい飲み方はありませんか?とご質問をうけました。

熱心なアロマセラピストさんもいて、何とかアロマセラピーの効果をはかる方法は
ないかと言う質問もうけました。

この経験から、仕事としてアロマセラピーを行っている方々にも読みごたえのある内容に
していかねばならないかしらと、ちょっと発奮しています。


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◆レモングラスについて

 今週は夏らしく涼やかな感じのするレモングラスについて調べてみました。

 Natural Medicines Comprehensive Databaseで調べてみました。

 名称  レモングラス
 英名  Lemon Grass
 学名  Cymbopogon citratus
 科名  イネ科
 分類  多年草
 和名  レモンガヤ
 別名  Melissa Grass
 用途 消化器障害、胃痛、高血圧、痙攣、神経痛、嘔吐
    咳、リュウマチ、発熱、消耗性疾患に使われます。

 エッセンシャルオイルは頭痛、腹痛、胃痛、筋肉痛に
 食品として調味料として
 工業用には石鹸や香水に、
 ビタミンAと天然シトラールを合成する際に使われます。
  
 安全性
 食品として接種するには安全
 医療目的に短期間使用(2週間以内)するのは安全であろう
 芳香浴もほぼ安全
 妊娠中は使用してはいけません(通経作用があるので)
 授乳中も十分な情報がないので使わないほうがよい

 作用
 エッセンシャルオイルは
 ・ゲラニオール
 ・リモネン
 ・アルファ-ピネン
 ・アルファ-テルピネオール含みます。

 抗菌作用があります。
 ・アシネトバクター属calcoacetica、
 ・エンテロコッカスフェカーリス、
 ・大腸菌
 ・肺炎桿菌
 ・緑膿菌
 ・サルモネラ属種
 ・霊菌
 ・黄色ブドウ球菌
 ・カンジダアルビカン
  グラム陽性とグラム陰性菌に対して試験管内で抗菌活性を示すます。
 
 シトラール(65-85%)を含みます。
 シトラールが中枢神経系抑制剤であるけれども、鎮痛薬、解熱剤と
 抗酸化作用(子宮で月経の流れと同様に)を持つと考えられます。

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 ◆レモングラスの記憶に関する論文があります。

 30歳前後の健常者に語想記課題中の脳血流量の変化を、無臭、ラベンダー、
 レモングラスを吸入して実験します。

 すると、レモングラスを吸入したとき前頭葉、側頭葉の酸素ヘモグロビン濃度が増大し、
 記憶力が向上するという論文があります。

 (臨床脳波、44:86?92,2002 平田浩一:香りがもたらす脳血流変化より) 

 血流量の変化がレモングラスのどの成分によるのかはわかっていませんが、脳血流量の
 増加だけではなく、不安、不快、怒り、うつなどを沈静化したという結果が示されています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
 この論文から考えると、うつ気分で、思考が停止したような方にレモングラスを使うと
 よいのかなとおもいました。

 

  この間、診察にこられたアロマセラピストの方がおっしゃいました。
 自分で施術していても、よくわからないことがある。
 どこをしらべたら、検索できるのかと尋ねられました。

 私自身、医学的に利用するにあたってどこをどう調べたらよいのかまだよくわかりません。
 最近は Google Scholar で検索するとそこそこ文献は出てきます。

 最近は何でもネットで調べられるようになりました。そこで、アロマセラピーについて、どこまでネットで
 調べられるかやってみました。

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 アロマセラピー リンク集
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 ◆アロマセラピーの書籍
  
   草隆社  
   フレグランスジャーナル社  


 ◆アロマセラピーの各種団体
  
   日本アロマセラピー学会   
   日本アロマ環境協会 


 ◆アロマセラピー無料講座   
 
 ◆医師が監修している正しいアロマセラピーの情報
   これは、よくアロマセラピーの書籍を著わしておられる川端一永先生のサイトです


 ◆All About アロマテラピー 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 日本アロマセラピー学会のHPには、会員が検索できるデータベースがありますが、まだそれほど充実して
 いません。

 日本アロマ環境協会のデータベースもまだできたばかりの様子で内容が充実するには、いま少し時間が
 かかるのでしょう。

 そんなわけで、サクサクとほしい情報がネットで見つかるわけでは無いようです。

 これからは、仕事としてアロマを使用されている方にもお役に立つ内容にしていきたいと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 先週の土曜日には、神戸でハーブサミットがありました。
 大勢の参加者がハーブを栽培しておられるのに驚きました。
 熱心に日常の生活に活用していらっしゃいます。
 
 ドライハーブよりはフレッシュなハーブの使い方を尋ねられることが多かったのに、ちょっとびっくり。

 日本でもハーブが大いに利用される日が来るような息吹を感じる1日でした。

 

 手作りの乳液とクリームを作ってみました。

 作ってみて、何気なく使っているキャリアオイルですが、実はこれが大切なことに気づきました。
 そういうわけで、今日はキャリアオイルについて書いてみました。

 <スィートアーモンドオイル>
 スィートアーモンドオイルは無刺激・無感作で使いやすいオイルです。
 キャリアオイルとして最も頻繁に使われます。
 皮膚の柔軟剤として化粧品に利用されます。
 ベビーマッサージにもよくつかわれます。
 必須脂肪酸をたくさん含むことから新鮮な油を使用すること
 室温に10週間放置すると酸化します。

 <アプリコットカーネルオイル>
 アプリコットカーネルオイルはスィートアーモンドオイルと非常によく似たオイルです。
 皮膚柔軟作用から化粧品に混合され、石鹸やコールドクリームに利用されます。
 アプリコット(杏仁)は漢方では咳止めに使われますが、杏仁の外殻は細かく挽いて角質を除去する
 フェイシャルスクラブに使われます。

 <アボガドオイル>
 レシチンが豊富なので、口紅の調合に使われます。
 ビタミンとミネラルを豊富に含みます(特にビタミンDとカリウム)
 優れた皮膚柔軟性から乾燥肌に適しています
 表皮の透過性が他のキャリアオイルより早い
 アボガドオイルは高級品なので単独で使われることはなく、
 一般的には、全体の10~25%の割合で使用します

 <イブニングプリムローズ>
 不飽和脂肪酸を豊富に含む植物油です
 そのため酸化しやすく不安定なオイルです
 化粧品としてはしわ予防のために加えられるオイルです
 特有の香りがあるので、皮膚に塗布するよりは、内服する事が多い
 更年期障害や月経前緊張症、アトピー性皮膚炎などに内服します

 <グレープシードオイル>
 皮膚表面が油っぽくならずにサテンのような滑らかさを残します
 リノール酸をたくさん含むので、皮膚科では、アトピーなどで皮膚の乾燥を防ぐときに使われます。
 ビタミンEやフィトステロールを豊富に含み安定性に優れています
 無毒で低アレルギー性なのでスキンクリームに利用される

 <小麦胚芽油>
 抗酸化剤であるビタミンEを豊富に含む
 単独で使用することは少なく、防腐剤として他のキャリアオイルに10~20%混ぜて使用します
 目じりのしわには、この小麦胚芽油が一番よいとあるアロマセラピストは断言しています

 <ローズヒップオイル>
 ビタミンCを大量に含む
 皮膚細胞再生作用があり皮膚の老化を防止します
 フェイシャルクリームやローションに使われます

 <ホホバオイル>
 ホホバオイルは油ではなくワックスです
 容易に酸化せず、熱に対する安全性にすぐれ、腐敗しにくいので何年ものあいだ化学変化を起こさず
 長期保存が可能です
 髪のコンディションをよくするのでシャンプーの原料に使われます
 ですから脱毛症のアロマセラピーには、キャリアオイルにホホバを使います

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 今回クリームを作りました。
 私がみた本には、ホホバオイル60mlに蜜蝋10g、精油15滴が使用されていました。
 ちょうどイブニングプリムローズがたくさんあったので、ホホバの代わりにイブニングプリムローズで
 作ってみました。

 クリームはとっても保湿力の高いクリームができました。
 ただ少しにおいが気になります。
 やっぱり、においの少ない、スイートアーモンドオイルやアプリコットカーネルオイル、グレープシードオイルを
 使用したほうがいい様に思いました。
 
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  編集後記
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 私は普段お化粧をしていません。
 さすがに年がいくと見苦しいので、少しお化粧でもしたほうがいいかしらと思うこともありますが。

 なぜこんな習慣がついたのか考えてみました。
 卒業後大学で研修医をはじめたときに、子宮がんで手術をうけた若いきれいな患者様がいました。

 はっきりと覚えてはいないのですが、年齢は20歳代後半だったと思います。

 病院では患者さまにお化粧を禁止しています。
 今でこそリハビリメイクというような考え方もありますが、そのころは、全くそのような考え方のない時代でした。

 私とは大違いで、きっときれいにお化粧をする習慣があると思われる、大して年の変わらないきれいな
 お姉さんが、苦しい治療を受けている姿に多少ショックを受けたのかもしれません。

 そして、患者様に禁止しておきながら、自分だけ化粧することに罪悪感のような気持ちを抱いたような
 気がします。

 以来、生来のずぼらな性格がわざわいして、普段お化粧をする習慣がありません。

 せめて良い匂いのする自分専用の基礎化粧品でも作ってみようかと思いました。

 今回のクリームはイブニングプリムローズの匂いが精油に勝っていていい匂いがしません。
 また今度チャレンジしてみます。   

 

 今週は、先週の続きで、過体重に利用されるハーブにつき調べてみました。

 グリーンファーマシーという薬草医の書いた書籍には、唐辛子、ローズマリー、パイナップル、オオバコ、
 ハコベなどが記載されています。
 
 オオバコとは日本で見かけるオオバコではなく最近良く聞くサイリウムのことのようです。

 いわゆる食物繊維で、コレステロールを下げるといわれています。

 今回は最近「第3の栄養素」と呼ばれ注目されている食物繊維について調べてみました。


==♪☆♪==========
       食物繊維
=========♪☆♪===

 最近、第3の栄養素と注目されています。
 昔は消化が悪いことから、栄養にならない無駄なものと考えられていましたが、健康や美容に思いがけない
 効果があることがわかり、私たちの食生活に欠かせない食品になったようです。

 食物繊維とは、
 「ヒトの消化酵素で消化しにくい、植物性、動物性の多糖類」  のことです。
 粘質多糖類と分類される物質です。

 ブドウ糖や果糖などの単糖が多数結合してできている構造からつけられた名前なので砂糖ではありません。
 誤解のないようにしてください。
 
 食物繊維にも水溶性のものと不溶性のものがあります。

 水溶性の食物繊維は体内でゲル状になります。
 食べたものがゆっくりと腸管内を移動するので、消化吸収も遅くなり、血糖の上昇を抑えます。
 その結果インシュリンの分泌を防ぎます。
 
 水溶性の食物繊維は、ヌルヌル、ネバネバした性質があります。
 昆布やわかめの 「アルギン酸ナトリウム」 「ラミナリン」 「フコイジン」
  こんにゃくの「マンナン」
 ジャムやゼリーの「ペクチン」など 
 
  不溶性の食物繊維は水分を含んでふくらみ、便通をよくすると共に腸内環境を整えて大腸がんの予防に
 なります。
 野菜や果物、芋に含まれる 「セルロース」 「ヘミセルロース」 「リグニン」
 ごぼうの「イヌリン」
 玄米の「キシラン」など
 

======
 サイリウム
======
 
 それでは、ダイエット効果があるというサイリウムについて調べてみました。

 サイリウムはオオバコのことですが、日本のオオバコは種子が小さくてサイリウムの原料にはなりません。

 種子の色からブラックサイリウムとブロンドサイリウムがあります。
 ブラックサイリウムはフランスやスペインの地中海沿岸で栽培されますが、戦後は粘質物(ガム)の含有量の
 多いインドで栽培されるブロンドサイリウムの種皮が多く使用されています。

 漢の時代から漢方で使用されてきたもので、咳を鎮め利尿作用があります。
 最近は動脈硬化、高血圧、整腸作用、コレステロール低下作用が科学的に実証され、注目されている
 食品です。

 種子は薄くて白い半透明の膜で覆われており、この膜がハスク(外皮)です。
 このハスクに食物繊維が豊富に含まれています。

 サイリウム種皮は整腸作用に優れています。
 それは、種皮に含まれる不溶性の食物繊維が水を含んで膨らみ、腸の蠕動運動を活発にして便の量を
 増やします。

 水分を吸収すると、30?40倍に膨張するともいわれています。
 このため、胃で膨れて満腹感を得られるのでダイエットにも効果があるのです。

 食物繊維には水溶性のものと、不溶性のものがありますが、サイリウムは両方の性質を兼備えています。
 だから、便秘だけではなく下痢のときにも利用されます。

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 ドイツコミッションEの書籍で調べてみました。
 サイリウムはドイツコミッションEで承認されたハーブです。
 
 <利用法>
 *慢性の便秘:腸の蠕動運動が障害されていて、便をゆるくすることが望ましい時
      (痔ろう、痔核、肛門や直腸の手術後、妊娠中)に使用される。
 *下痢や過敏性の腸に補助的に(secondary medication)使われる
 *その他
 潰瘍性大腸炎の再発予防
 痔核からの出血を減少させる
 コレステロール値を下げる
 便秘
 下痢
 過敏性腸症候群
 
 などに効果があることが科学的に実証されています。

======
 編集後記
======
 
 もしサイリウムを使用したいと思ったら、どうしたら良いのか私も知らないので調べてみました。

 厚生労働省の許可した特定保健用食品を検索してみると
         ↓
 <A HREF="http://www.mhlw.go.jp/topics/0102/tp0221-2.html">特定保健用食品</A>

 このページで食品一覧をダウンロードできます。
 このぺーじをみると日清食品からサイリウムの食品が数点販売されていることがわかります。

 日清食品のHPを見るとサイリウムシリーズという食品がありました。

 もし、利用するなら厚生労働省が許可した食品にしてください。
 

==♪☆♪==========
       産褥期間
=========♪☆♪===

 妊娠中には全身に大きな変化が起こりますが、6?8週で元に戻ります。
 この期間を産褥期間といいます。

 出産すると、すぐに体重が元にもどるわけではありません。
 まずは出ただけ、赤ちゃんと胎盤と羊水の分だけ減ります。
 子宮や乳腺も大きくなりますが、出産に備えて大腿部や下腹部などに皮下脂肪がついています。

 出産後徐々に体重は元に戻ります。
 産後は授乳することによって、子宮の復古も促されます。
 産後は母乳をあげると、皮下脂肪も落ちやすいといわれています。
 早く体重を戻したければ、母乳で育てましょう。
 そういうわけで、今週は授乳していても利用してよいダイエットのハーブについて考えてみました。


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 産褥ダイエットのハーブ
============
 
 ◆ダイエットといえば、皆さんよくご存知の唐辛子ですね。
 唐辛子のカプサイシンが体脂肪の消費を促すホルモンの分泌を促す作用が見直されて、肥満予防に
 用いられています。

 カプサイシンは中枢神経を刺激して副腎皮質からアドレナリンなどのホルモン分泌を促して、
 脂肪分解酵素リパーゼが活性化されて、エネルギー代謝が盛んになるので、体内の貯蔵脂肪の分解が
 進むのだそうです。

 授乳中に適正に使用する場合にはほぼ安全ということなので、食品として使用するにはぜんぜん大丈夫
 ということのようです。

 ◆ローズマリー
 ローズマリーは肉料理などに使われるので、皆さんよくご存知のハーブですね。
 ヨーロッパではさまざまな儀式に利用されてきました。

 消化を助け抗菌作用があることが知られており、最近では抗酸化作用があることがわかりました。

 ドイツコミッションEでは血行不良やリウマチの補助薬として、また消化不良に対して使用が承認さ れて
 います。
 
 一般的には昔から駆風薬、消化不良、胃痙攣に使われています。
 妊娠中も授乳中も食品に含まれる程度のものは安全です。
 気分をすっきりさせたいときにハーブティーとして飲むのはさしつかえないということです。
 
 医療目的での大量に投与することの安全性は良くわかっていないので授乳中は避けるべきと考えれています。

 ◆西洋タンポポ
 タンポポは世界中で使われてきたハーブで、比較的安全性の高いハーブです。

 葉は利尿薬として使用されます。

 根は、根に含まれる有効成分タラキサシンが肝臓胆嚢を刺激して、胆汁の分泌を促進させるので、
 消化不良に使われます。

 漢方では浄血作用があるといわれ高血圧に使います。
 中国伝統医学では乳腺炎、乳汁分泌不足に用いられます。

 タンポポはドイツコミッションEに承認されたハーブです。
 ドイツコミッションEの書籍にはハーブと根に分けて記載されています。

 ハーブに関しては、非常に安全らしく、副作用も知られておらず、使用期間に制限もなく、大量に使用した
 ときの障害も知られていません。
 食欲不振や消化不良、鼓腸などに利用され、妊娠中も授乳中も問題なしと記載されています。

 使用量はハーブなら10gを1日3回と記載されています。

 根は胆石があるような場合には注意が必要で、医師に相談の上使用しなさいという注意がついています。

 ◆グレープフルーツ
 グレープフルーツの香りが脂肪細胞内の中性脂肪の蓄積を抑制すると知っていますか?
 これは、資生堂のボディーローションが発売されたときに報道されたのでご存知でしょうか。

 グレープフルーツの香りが交感神経を活性化させ、中性脂肪を活性化させるたんぱく質(UCP)の発現を
 高める「新スリミング理論(UCP理論)」を2002年1月に世界で初めて確立しました。

 同じく香料を塗布することによっても薬理的なスリミング効果があることを見出しました。
   ↓
 <A HREF="http://www.shiseido.co.jp/releimg/%83O%83%8C%81[%83v%83t%83%8B%81[%83c%82%CC%8D%81%82%E8%82%F0%94%A7%82%C9%93h%95z%82%B5%82%C4%83X%83%8A%83~%83%93%83O%8C%F8%89%CA%281%29.pdf">資生堂ニュースレター</A>
 
 葉酸含有量も多いので、妊娠中や出産後には大いに役立つ食品です。

 スリミングのために、グレープフルーツの精油で芳香浴してみてもよいでしょう。
 
 グレープフルーツの製油にはリモネンがたくさん含まれます。
 リモネンは消火器の働きを活発にますし、精神を安定させる効果もあるので、育児にちょっと疲れたときにも
 使えそうです。

 ◆パイナップル
 パイナップルにはブロメラインと呼ばれる酵素が含まれるので、たんぱく質、脂肪の消化に役立ちます。


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 編集後記:授乳中の食事
============ 
 
 ついでに、授乳中の栄養について書いておきます。

 出産後日数が経過すると乳汁の産生もだんだん増えてきます。
 赤ちゃんの1回哺乳量は、体重1kgあたり20?30mlが目安です。そして3時間ごとに1日7~8回飲みます。
 かなりの量になることがわかります。

 授乳中は母乳を750ml飲ますと考えて、栄養所要量は2400kcal必要です。
 非妊娠時より600kcalも余分に必要です。

 また出産後は急激にホルモンが減少するので、骨量が減少します。
 そのため授乳中のカルシウム所要量は1100mgと非常に多いです。
 カルシウムを十分に摂取するように心がけましょう。

 最初の4~5日のお乳は黄色いお乳で、初乳といいます。
 昔は魔乳(魔女のお乳)と呼ばれ、忌み嫌われました。
 そのため赤ちゃんに飲ませなかったそうです。

 ところが初乳には大切な免疫物質がたくさん含まれるので赤ちゃんにはなくてはならないものです。
 そのうちだんだん白っぽくなり(移行乳)、
 白色のお乳(成乳)になります。

 母乳は赤ちゃんにとっては理想的な栄養ですが、ただひとつ欠点があります。
 ビタミンKが不足しがちなことです。

 ビタミンKは血液を凝固させるときに必要な栄養素です。
 授乳中は、ビタミンKを含む食品を摂取するように気をつけましょう。

 

 
==♪☆♪============
        頭皮のかゆみ
===========♪☆♪===
 
 読者の方からメールをいただきました。

 「数ヶ月前から、頭皮のかゆみに悩んでいます。
 育児など主婦のストレスが原因だと思っています。
 痒みだけで、フケはでていません。
 いろんなシャンプーを試してみましたが、効果はありません。
 いいアロマはありませんか」

 というようなご相談です。
 
*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*
 
 あまり聞きませんが、同じような症状に悩む人はいるのでしょうか?
 インターネットで検索してみました。
 「頭皮の痒み」で検索したら、223件もありました。
 意外と悩んでいる人がいるようです。

 日本皮膚科学会のHPを見ると、「新しい白癬の流行について」
 とお知らせが入っているので、このような病気のための頭皮の掻痒もあるものと思われます。

 痒みがあるということは、炎症をおこしているということですから、まず、何か病気ではないかということは
 まず考えなくてはなりません。

 フケは出ていないということですから、頭白癬のような病気ではないようです。頭皮が乾燥してかさかさして
 いる感じでしょうか。
 
 
=======
 頭皮のケア
=======
 
 頭白癬などの病気でないとするなら、頭皮の痒みの原因は何でしょう。
 考えられるのはパーマやヘアダイなど化学物質による刺激でしょう。
 このようなことがきっかけで痒みが起こるなら、しばらく中止するほうが良いでしょう。

 シャンプーには界面活性剤が入っているので、すすぎが不十分だと毛母乳細胞がいたみます。
 すすぎを十分に心がけると共に、自分に合うシャンプーを探す必要もあるようです。
 いろいろ試してみましょう。

 適当な洗浄力があって刺激性の少ないシャンプーを選びましょう。
 
 頭皮の健康を保つには、全身の健康を保つのと同様に、不規則な生活や睡眠不足をやめて、バランスの
 とれた食事をすることが大事なようです。

 髪は焼くとくさいにおいがしますね。たんぱく質からできているからです。99%がケラチンというたんぱく質から
 出来ています。このケラチンはメチオニンと言うアミノ酸で出来ています。

 メチオニンは体内で合成されないアミノ酸です。
 だから髪の健康のためには、大豆・小麦粉・牛乳・レバー・卵・肉・魚など、毎日の食事でタンパク質を
 摂らなければなりません。

 ダイエットのしすぎで脱毛しやすくなるのは、タンパク質が不足するからです。

 緑黄色野菜や根野菜も大切です。
 食物繊維を多く含むので、血液中のコレステロールや中性脂肪を下げる働きをします。
 その結果、皮脂が過剰に分泌されるのを抑え、髪を健やかにします。

 皮脂が過剰になると頭白癬の原因である癜風菌(でんぷうきん)が繁殖しやすくなります。
 皮脂が過剰にならないように気をつけることが大切なようです。
 
 その他ホルモンのアンバランスやストレスでも皮脂が過剰になるので、日常生活に気をつけなくては
 いけません。

 皮膚の健康にはビタミンBが重要な働きをします。だから、ビタミンB群をたくさん含む食品を摂取するよう
 心がけましょう。

=============
 頭皮ケアのアロマセラピー
=============
 
 円形脱毛症に対して、富山医科薬科大学皮膚科学教室ではアロマセラピーを行っています。

 頭皮のマッサージに使用するキャリアオイルはホホバオイルが使用されます。
 ホホバは毛根にたまり毛穴の壁から角質層に進入していく様子を示す写真が撮影されています。

 また過剰な皮脂の蓄積を調整しその増加を抑制するといわれています。
 こんな事情からホホバオイルはシャンプー素材に利用されます。

 痒みに対しては、カモミール・ローマン、ペパーミント、ラベンダーなどの精油が良いでしょうか。

 ◆ホホバオイルに2%濃度で上記精油を希釈して、頭皮のマッサージ
 ◆無添加のシャンプー素材に、2%濃度で、上記精油を加えてお好みのシャンプーを作ってみては
  どうでしょう。
 
 生活の木などのアロマショップにシャンプー素材は販売されていますし調べてみたら、牛乳石鹸に無添加の
 シャンプーや石鹸があリました。
 こんなものを上手に使うと自分専用のシャンプーが出来ますね。
   
======
 編集後記
====== 
 
 先週のメルマガを書いてから、自分でマウスウオッシュを試してみました。
 感想をお知らせします。

 やっぱりペパーミントが一番だと思います。口の中がスースーしていかにもうがいしたと言う感じがしました。
 少し花粉症の症状がでてきて、鼻が詰るため、口が乾きます。朝一番のペパーミントのうがいは
 気持ち
 よいです。
 レモンもほんのりレモンの香りがして、お口の中もさっぱりします。
 グレープフルーツは、思うほど香りもせず、ペパーミントやレモンほどのさっぱり感は感じませんでした。
 ティートリーもさわやかです。風邪でのどが痛いときは痛みまで引くような気がします。

 他のものも、また試して見ようと思います。

 

==♪☆♪=============
               ドライマウスとは
============♪☆♪===
 
 最近「ドライマウス」ということばをよく聞くようになりました。
 この間、耳鼻科のドクターのセミナーがありました。
 聞きにいきたかったのですが、急患があって参加できませんでした。

 更年期になると眼精疲労を訴える人が、目がくしゃくしゃすると訴え「ドライアイ」の症状を示す人がいます。

 私は老化による「ドライアイ」が口にきたようなものと認識しています。

 「ドライマウス」つまり「口腔乾燥」は口が乾く状態をいいます。
 のどが渇くいわゆる口渇ではありません。

 健康な人でも運動をして汗をかくとのどが渇きます。
 ひどく嘔吐したりや下痢したために脱水を起こすとのどが渇きます。

 甲状腺機能亢進症や糖尿病など病気のためにのどが渇くこともあります。
 
 このように口渇は原因がはっきりしていて、病気を治療したり、水分を摂取することで解決できます。

 ところが、口腔乾燥は唾液の分泌が減少するために起こります。
 その他には、薬を飲んでいるために起こったり、義歯を入れている場合、今のように花粉症の季節には
 鼻がつまって口で呼吸をするため、またストレスが続いていることが原因のこともあります。

 したがって若い人より高齢者に多い、特に中年以降の女性に多い病気です。


-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- 

 <口腔乾燥を起こす原因>
 加齢による唾液腺の萎縮
 炎症や腫瘍などで唾液腺が障害を受けたとき
 薬の副作用
 ストレス
 放射線治療
 シェーグレン症候群
 
 <口腔乾燥を引き起こす薬>
 利尿剤、
 降圧剤、
 抗ヒスタミン剤、
 抗うつ剤、
 抗コリン剤、
 抗炎症剤、
 鎮痛剤、
 気管支拡張剤、
 骨粗鬆症治療剤

 このような薬には口腔乾燥という副作用があります。

 <症状>
 炎症を起こしやすくなるので、「口が渇く」、「口の中がネバネバする」、「舌が痛い」などの症状
 が出る。

 そのうち機能障害を起こすので、しゃべりにくいと感じたり、入れ歯が合わなかったり、はずれやすくなる。

 味覚障害をきたすと、味がよく分からなくなります

 さらにドライマウスが進行すると、粘膜が乾燥して傷つきやすくなる。
 その結果、舌の表面がツルツルになり、ほっぺたの粘膜が赤くただれる。

 こうなると唾液による口腔内の自浄作用が低下するので、歯周病を併発し、口臭がするようになる。

 さらに余病を起こしやすくなので、口角びらんや潰瘍ができることがあります。
 
 <口腔乾燥の治療>
 治療は対症療法が主でうがい薬でうがいを繰り返す、スプレー式の人工唾液が利用されます。

 最近は塩酸セビメリンという唾液腺を刺激して唾液を出す働きのある薬があります。

 <ドライマウスの診断>
 味のないガムやパラフィンをかんで唾液腺を刺激し、10分後に唾液の量を測ります。「ガムテスト」といいます。
 
 普通の人で唾液量は20cc前後になりますが、その半分の10ccを切るあたりからドライマウスと考える 

 ようです。

 
==============
 ドライマウスのアロマセラピー
==============

 治療方法は対症療法が主なようですから、アロマセラピーを使うには症状にあわせたマウスウォッシュを
 作成することくらいでしょうか。

 コップいっぱいの水に3滴ほど精油を落として、精油は水に溶けにくいので、よく混ぜたうえうがいします。

 舌に痛みがあったり、粘膜が傷ついていることが考えられるので、鎮痛作用があって、殺菌作用がある
 ティトリーがいいと思います。

 口臭を防ぐには、ペパーミントやグレープフルーツ、レモン、バジル などがよいでしょう。

 更年期の患者様にホルモン補充療法をすると、ドライアイが治ったという患者様もいますので、更年期の方
 には更年期障害の治療が役立つものと思われます。

 高齢になると噛む力が弱くなり、噛む回数もっ少なくなるので唾液腺の働きが低下します。よく噛むという
 ことも大切なことだと思います。

======
 編集後記
====== 
 
 個人情報保護法が制定され、何かと登録のしなおしなど、手続きがありめんどくさい春です。

 最近のどが渇いているわけではないのに、口が渇く気がして今回のテーマはドライマウスにしました。

 花粉症の症状はありますが、口呼吸するほどひどい症状はでていません。けれどもやはり花粉症のせい
 かと思ったり、更年期の老化現象の一つかもしれないと思っています。
 
 何事にも老化を防ぐ努力が大切です。

 

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       アトピー性皮膚炎のマッサージオイル
====================♪☆♪===

 マッサージには、興味を抱かれた方もあったようなので、マッサージに使うキャリアオイルについて考えて
 みました。

 ◆グレープシードオイル
 まず無毒で低アレルギー性のグレープシードオイルでしょう。
 グレープシードオイルには、カテキン類とカテキン類が複数個縮合した
 プロアントシアニジン(proanthocyanidins)と呼ばれる化合物が含まれています。

 フランス人は高脂肪食を好むにもかかわらず冠疾患と心臓病の死亡率が少ないのはプロアントシアニジン
 を含む赤ワインを飲むからだと言われています。

 また、プロアントシアニジンは過酷な自然条件の中で、種子の油などの変質を防ぎ植物体を防御していると
 考えられています。

 体内で活性酸素を消去して、
 ・老化防止
 ・生活習慣病の改善
 ・血管防御作用
 ・抗炎症作用
 を示します。

 リノール酸は黄色ブドウ球菌や緑膿菌の増殖を抑える働きもあります。
 きれいな皮膚にはバリアー機能があるため細菌は付着しません。皮膚が傷つくと細菌が付着して、定着し、
 その結果増殖します。
 
 湿疹化した皮膚を培養すると、たいがいブドウ球菌が検出されます。
 
 このことから、グレープシードオイルがよいと思います。

 ◆イブニングプリムローズ
  アトピー性皮膚炎で検索すると、イブニングプリムローズがでてきます。
 イブニングプリムローズは内服する場合と、外用に使われることがあります。

 イブニングプリムローズの成分組成は
 リノール酸    70~75%
 γーリノレン酸  8~12%
 オレイン酸    6~11%
 パルミチン酸   6~8%
 ステアリン酸   1~3%

 細胞膜に必要な不飽和脂肪酸をたくさん含み、プロスタグランディンの前駆物質を含みます。

 女性ホルモンを調整する働きがあり、皮脂腺分泌を調整して、肌の弾性と滑らかさを保ちます。
 このことからヨーロッパでは、月経前症候群や更年期障害の女性が健康食品として内服します。

 ●アトピー性皮膚炎の子供にイブニングプリムローズを内服すると、皮膚炎の症状が改善したという
  論文もあります。

 ●イブニンぐプリムローズは水エマルジョンの状態で、皮膚のバリアー機能を改善させるという論文も
  ありました。

 炎症を伴わない乾燥したアトピー性皮膚炎にはイブニングプリムローズを入浴剤として使用すると、
 皮膚のバリアー機能が改善する。
 
=============
 アトピー性皮膚炎の精油
=============

 マッサージにエッセンシャルオイルを使用したほうがよいか?
 この件については、ひとつ論文がありました。
  
 補助療法として、母親がエッセンシャルオイルを使用してマッサージした群と、マッサージのみのグループを
 8週間にわたり比較検討しています。

 どちらもアトピー性皮膚炎の症状は改善しましたが有意差はなかった。
 さらに8週間経過すると、エッセンシャルオイル使用群はアレルギー性皮膚炎と思われる症状をきたしました。
 
 使用したエッセンシャルオイルは
 スィートマジョラム、
 フランキンセンス、
 カモミール・ジャーマン、
 タイム、
 ベンゾイン、
 スパイクラベンダーなどです。

 アトピー性皮膚炎の場合にはキャリアオイルのみでマッサージした方がいいようです。


======
 編集後記
====== 
 
 EBMという観点から考えると、調査範囲が少ないため、有効とは言えないようです。

 アトピー性皮膚炎は親子ともに重大なストレスを受ける病気です。
 何とかいい方法はないのかしらと思います。 

 民間療法でかえって具合が悪くなることも多々あるようですから重症なときには、必ず専門医にかかることを
 お勧めします。
 

==♪☆♪=============
       アトピー性皮膚炎
============♪☆♪===
 
 今日のテーマはアトピー性皮膚炎にしました。
 知り合いの看護師さんから電話がありました。
 知り合いにアトピー性皮膚炎の子供がいて、アロマセラピーを試してみたい言っているので、相談に
 のってほしいと。
 それで一度調べておこうと思いました。 
 
 アトピー性皮膚炎は診療の場においても、混乱が生じている病気です。
 
 アトピー性皮膚炎は皮膚の生理的機能の異常をともなう、複数の非特異的刺激るいは特異的アレルゲンの
 関与により炎症を生じ、慢性の経過をとる湿疹です。
 
 日本皮膚科学会のガイドラインをみると、治療の基本は
 
 ●炎症に対してはステロイド外用療法
 ●生理学的機能異常には保湿剤外用などのスキンケア
 ●掻痒に対しては抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤
 ●悪化因子を可能な限り除去する
 
 この上記4つであるとコンセンサスは確立しています。
 
 ところが、このステロイド剤に不信感を抱き、忌み嫌う風潮があるために、適切な治療を受けないままに
 重症化する患者様も多いと言われています。
 
 アトピー性皮膚炎は決して治らない病気ではありません。
 専門医にかかり適切にコントロールされると、自然寛解も期待できる病気です。

 まず信頼できる専門医にかかり、治療をちゃんと受け、悪化因子を極力排除するように努めることが
 大事でしょう。

 
 参考になるHPをご紹介しておきます

 「アトピー性皮膚炎をいっしょに考えましょう」
        →http://www.kyudai-derm.org/atopy/

 患者さま向けのインターネットパンフレット(厚生労働省科学研究班による)には、スキンケアや薬の
 塗り方など参考になります。

 たとえば、ステロイド外用薬の塗り方は大人の手のひらサイズの範囲ならマッチ棒の頭ぐらいでよいとか、
 副作用についても分かりやすく記載されています。
 アトピー性皮膚炎の方はぜひごらんになってください。
 
 「日本アレルギー協会」
       →http://www.jaanet.org/

 ここにも皮膚アレルギーのページがあって参考になりますよ。

 
 「アトピー性皮膚炎ガイドライン」
 →http://www.kyudai-derm.org/atopy/atopy.html 
  
 これは医師むけのガイドラインです。


=================
 アトピー性皮膚炎のアロマセラピー
=================


 私は皮膚科医ではないので、ご紹介するのみにしておきます。
 池田回生病院皮膚科の田水先生が研究をされていて、昨年のアロマセラピー学会でもワークショップが
 あって聞いてきました。

 まず使われる精油はティトリーとラベンダーのようです。
 私たち産婦人科もみることのある乳児のアトピー性皮膚炎では、ブドウ球菌が検出されることがほとんどです。

 ワゼリンに2%濃度で作成して塗布します。

 炎症が強いときはブラックスプルース、ヨーロッパアカマツを使用します。

 *ティートリーは強力な殺菌作用があり、特にブドウ球菌に効果があります。
 *ラベンダーにも同様に殺菌効果があり、自律神経の回復を図る
 *ブラックスプルースは、乾燥性湿疹に使う
 *ヨーロッパ・アカマツには副腎皮質刺激するコーチゾン様作用
 *ロック・ローズは皮膚の赤みをおさえます
 
 アトピー性皮膚炎の患者様は精神的ストレスを抱えることも多く、
 ラベンダーで自立神経の回復をつのり、
 ティトリーで免疫力を高め、
 細菌・真菌・ウィルスに備えカモミール・ジャーマンで痒みをおさえ
 ヨーロッパ・アカマツで炎症を抑える

 ということです。


===============
 アトピー性皮膚炎の代替医療
===============
  
 アロマセラピーももちろん代替医療のひとつです。
 アロマセラピーでアトピーを治そうと思うのではなく、適切な治療を受けながら、補助療法としての利用を
 考えたほうが良いようです。

 日本皮膚科学会の調査では、入院治療が必要になった349例中、44%の人が民間療法などの不適切な
 治療で症状がかえって悪化していることがわかっています。

 不用意にステロイドの外用剤を中止すると具合が悪くなります。

 一方で十分にステロイド外用治療を行なっても、あまり効果のない方もいます。乳児期で7%、幼小児期で
 10%、思春期・成人期で19%に効果が認められませんでした。

 やはり生活指導や精神的なカウンセリング、その他の治療法も重要と思われます。

 いろんな方法を用いるにしても、使用するよりどころがなくてはいけません。

 そこで、よりよい治療のためのEBMデーター集(厚生労働省研究班による)を見てみました。
 → http://www.kyudai-derm.org/atopy_ebm/index.html

 これを見てもあまり記載はされていません。
 イブニングプリムローズがアトピーに効果があるという論文もあり、こういうものもリサーチしたようですが、
 記載されていません。

 そこでアメリカの皮膚科学会のアトピー性皮膚炎のガイドラインを見てみました。

 ガイドラインの中に、マッサージがひとつの選択肢としてあげられていました。小規模であるがマッサージが
 効果があるという論文があると。

 早速その論文をよんでみました。

 アトピー性皮膚炎の幼児に、一般的な治療を行う群と、治療を受けながらマッサージを受けた群で比較して
 います。

 マッサージは1ヶ月間毎日20分、両親によって行われました。

 マッサージを行った群では、不安も減少し、皮膚症状も改善したが、コントロール群では改善はごくわずかな
 ものであった。

 アトピー性皮膚炎は親にも子供にも大きなストレスを与えます。
 親子両者の不安を軽減させるマッサージは、適切な方法であると結論しています。

 親はマッサージの指導を受けるだけでよいわけですから、30ドルの費用がかかるだけだと。
 
  <Pediatoric Dermatology.1998 Sep-Oct:15(5)390-395>
  

==♪☆♪========
       二日酔
========♪☆♪== 

 昨日、ちょっと良いことがあったので、お友達をよんで飲み会をしました。

 お土産に珍しいワインと木箱に入ったなかなか上等そうな焼酎をいただきました。
 ワインを飲んで、そろそろお客様が帰るえるころ、味見についでもらったこの焼酎がコップに残っていました。

 何思わずぐいっと飲んでしまったら、とってもアルコールの強い焼酎だったらしく、不覚にも酔っ払って
 しまいました。

 そのおかげで、今朝おきたら二日酔です。頭痛はするし、早く目は覚めるけどおきる気にはならず、
 ぐずぐずしていると、主人に「風呂はいったぞ」と起こされる始末です。

 そんなわけで、今日は二日酔について書いてみました。
 
========================♪☆♪==== 
 
 ◆二日酔にはなぜなるのか?

 アルコールは肝臓で、まずアルコール脱水素酵素(ADH)によって、アセトアルデヒドに分解されます。
 適量であれば問題はないのですが、度を超すと肝臓の分解能力が追いつかなくなり、本来分解される
 はずであったアルコールの中間代謝物であるアセトアルデヒドが血液中に残ります。
 このアセトアルデヒドは毒性が強いので体内に残ると、頭痛や吐き気、動悸などの症状が出ます。

 今朝の私もこのとおり、頭痛、吐き気、動悸がしました。脱水も起こすので、やたらとのどが渇きました。

 ◆お酒の強い人と弱い人
 アセトアルデヒドを分解する酵素のALDHには1型と2型があります。
 日本人の約46%の人は生まれつきALDH2型の活性が低いか欠けています。
 このタイプの人はアセトアルデヒドを分解する能力が低いため、少量の酒を飲んでもアセトアルデヒドが
 体内に蓄積されていくので悪酔いしやすいといわれています。

 ◆酔いがさめるのにどれくらい時間がかかるのか?
 1単位のお酒を飲んだ場合、体内のアルコールが分解されて消えるまでに、標準体型の人で約3時間
 かかります。
 (1単位=ビール大びん1本=ウイスキーダブル1杯=日本酒1合)

 私はお酒は強いほうだと思っていたので、何故酔っ払ったか?
 この焼酎はアルコールが46度とかなり強かったので、一気に血中アルコール濃度があがったせいと
 思われます。

 ◆アルコールの血中濃度と酔いの関係
 爽快期    0.02~0.04%
 ほろ酔い期  0.05~0.10%
 酩酊初期   0.11~0.15%
 酩酊期    0.16~0.30%
 泥酔期    0.30~0.40%
 昏睡期    0.41~0.50%

 昨夜の私はちょっと千鳥足で嘔吐したので酩酊期であったものと思います。
 運動失調しているので小脳まで麻痺したということになります。考えるとちょっと恐ろしいです。

 「イッキ飲み」のように短時間に大量の飲酒をすると、血中アルコール濃度が急激に上昇し、「ほろ酔い期」
 も「酩酊期」も飛び越して、一気に「泥酔」「昏睡」の状態にまで進んでしまいます。
 場合によっては呼吸困難など危険な状態を引き起こします。
 これが急性アルコール中毒です。

 ◆アルコールを飲むと何故目が早くさめるのか?
 アルコールは睡眠障害を引き起こします。すぐに眠れるから良いような気がしますが、アルコール依存症の
 人は睡眠障害に悩まされます。

 アルコールがREM睡眠を短くするので、睡眠の質が低下し、早朝覚醒といいますが、朝早くに目が覚めます。

 ◆ついでにREM睡眠とnonREM睡眠
 睡眠には大きく分けてREM睡眠(Rapid eye movement)とnonREM睡眠があります。

 REM(レム)睡眠は、目がぎょろぎょろ動いていて、脳が活発に働いていて夢を見ています。

 この間は筋肉が弛緩して、体を休めるための睡眠です。

 nonREM睡眠は、寝返りを打ったりして体を動かしますが、脳の活動は静まり、脳と神経が休んでいる
 状態です。

 一晩にこの睡眠を数回繰り返します。

 こうして眠っている間に私たち人間は脳の保守点検をしているものと考えられています。
 
==========
 二日酔の対処方法
==========

 ◆今朝私はお風呂へ入りましたが、これはよかったかどうか?

 汗を出すと、早くアルコールが抜けそうな気もしますが、二日酔いの状態では体内にアセトアルデヒドが
 かなり残っていると考えられるため、お酒を飲んだらお風呂にはいらないほうがよいというのと同じ理由で、
 本当はよくないかもしれません。

 自律神経は緊張していると思うので、血圧も上がる可能性があると思います。だから心臓が悪い人は
 避けたほうが良いかもしれません。

 ◆水分の補給

 脱水しているので十分な水分補給に、血糖も下がり気味になるので糖分を一緒にとったほうがいい。
 今朝の私もそうでしたが、食欲はないので、果物がいいかもしれません


=============
 二日酔のアロマセラピー
============= 
 
 ◆二日酔のハーブティー
 
 私は、紅茶の変わりに今朝は、緑茶にペパーミントとローズマリーのハーブをミックスしたハーブティーを
 飲みました。

 ペパーミントは頭痛と嘔気を押さえ、清涼感が味わえます。
 とりあえず頭をスキットさせたかったので、ローズマリーを加えました。
 
 今朝は何とかこのハーブティーでやり過ごすことが出来ました。

 ◆イチョウの種子(銀杏)
 私は知りませんでしたが、日本では昔から、2日酔いを防ぐために銀杏を使用してきたそうです。
 中国や日本では生薬として古くから利用されています。
 アルコールの代謝を早める酵素を含んでいることが確かめられているということです。

 ◆葛
 葛は血中のアセトアルデヒドを早く蓄積させる働きがあるのだそうです。
 お酒を飲んでる間に二日酔のような状態になるので、飲みすぎることを防ぎます。
 だから、中国では二日酔を防ぐために、飲酒前に乾燥葛を使うそうです。

 機能性食品素材便覧にも記載されていました。
 葛に含まれるダイズイン、ダイゼインがアルコールの欲求を抑制するらしいという知見も記載されています。

 また動物実験では血中アルコール濃度のピークが下がることも確かめられています。

 今度からお酒を飲む前に葛湯を飲んでみようと思います。

 ◆伝承的に使われるハーブ
 バジル
 コリアンダー
 ショウガ
 ラベンダー
 レモングラス
 ペパーミント
 ローズマリー
 
 ◆フラクトース
 フラクトースは果物に含まれる糖分です。
 フラクトースがアルコールの体内代謝を25%加速させることを韓国の科学者が証明しています。

 お酒を飲んだら果物を食べるように心がけます。

 ◆川端先生の「医師がすすめるアロマセラピー」に書いておられます。

 レモン:血行を促進させてアセトアルデヒドの排泄を促します
 ペパーミント:気分をリフレッシュ
 ローズマリーカンファー:神経を覚醒させる

 上記3種類の精油をティッシュペーパーに各々2滴ずつ落として3~5分芳香浴をするとよい。
 

=======
 編集後記
======= 
 
 たかが二日酔ですが、調べてみると新しい発見がありました。
 
 最近二日酔はしなくても、お酒を飲むと頭痛がするようになりました。
 時間を損するからお酒はあまり飲まないようにしようと思います。
  
 どうせ飲むなら楽しく飲みたいので、いろいろ試してみようと思います。

 

==♪☆♪========
       夜尿症
========♪☆♪==
 
 この間、親戚の子供を預かりました。
 おねしょをするので、ついでに何かいい方法はないかしらと尋ねられました。
 
 おねしょをするとは聞いていましたが、昼間夢中で遊んでいるときにもお漏らしをします。
 
 お漏らしの量も多いので、親に病院へ連れて行くようにいいました。
 親はいつか治るとのんきに考えていたり、日常茶飯事なことなので感覚も麻痺するのでしょう。
 子供の羞恥心やQOLの低下には気持ちがいたらないようです。
 
 このままでは、子供があまりにかわいそうだから、小児泌尿器科へ連れて行くようにいいました。
 
 子供が夜おねしょをすることはよくあることです。
 私のいとこも小学校高学年までしていたのを覚えています。
 いつか勝手に治ってしまうものです。
 
 しかし、最近は心理的な負担や成人の夜尿症に移行していくことが知られるようになり、小学校入学後も
 続く夜尿症には治療が行われるようになりました。
  
 日本夜尿症学会のHPにはガイドラインが記載されています。
  →<A HREF="http://www.jsen.jp/guideline/index.htm">ガイドライン</A>
 ガイドラインによると
 
 夜間の尿漏れだけのもの→夜尿症,
 昼間の尿漏れだけのもの(昼間)→尿失禁症,
 夜間,昼間とも尿漏れのあるもの→遺尿症(尿失禁症)
 
   として表現しています。
 
 自然治癒することが多いので、経過観察することが多いものかと思っていましたが、最近は上記理由から
 治療を行うもののようです。
 ただし、治療の対象は小学校入学以後とするのが一般的です。
 
========================♪☆♪==== 


 ◆排尿の仕組み◆
 
 膀胱にある一定量以上の尿が貯まります
         ↓
 その貯ったという刺激が脊髄の神経に伝わり延髄を経由して大脳皮質(運動野)に達します
         ↓
 この運動野で「尿意」を感じます
         ↓
 すると、排尿しなさいという指令がでます
         ↓
 この脳からの指令が神経を介して横隔膜を下方に押し下げ腹圧をあげます
 そして、骨盤臓器を押し下げることにより、反射的に膀胱筋を収縮させます
         ↓
 また、同時に内尿道口を開き尿を外に出すのです
 
 このような複雑な排尿機構は、赤ちゃんの時はまだ未熟です。
 成長と発達にともなって完成していきます。
 たとえば、新生児は、自動的、反射的に排尿します。
 大脳皮質の成熟してくる2才前後になると、尿意感覚が形成されます。
 
 その後
 2才半頃には、おしめがなくても大丈夫になり
 3~4才頃には昼間のおもらし(昼間遺尿)もなくなります
 4~5才頃で、夜間の尿量が少なくなり、「おねしょ」もめっきり少なくなります。
 
 このように、排尿のしくみは、大脳皮質の発達と自律神経の成熟とともに完成していきます。
 
 一般的には、5歳を過ぎて月に数回以上おねしょをする場合には夜尿症と診断されます。
 
=============
 夜尿症のアロマセラピー
============= 
 
 子供の発育には大きな個人差があります。
 焦りは禁物です。あせらず成長の過程と考え見守ってあげましょう。
 しかし、見守ってあげましょうとはいうものの、やはり大きくなっても夜尿症が治らなければ、
 気になりますよね。

 小学校中学年で毎日おねしょをするようなら、すぐには解消しにくいと考えられます。
 
 小学校入学後も夜尿が続くようなら、一度専門医を受診しましょう。
 何か基礎疾患がある場合には、ちゃんと病気を治療しないといけません。
 
 基礎疾患がないなら、アロマセラピーも治療の選択肢のひとつ
 あるいは補助手段の一つと考えてもいいのではないでしょうか。

 夜尿症にどんな精油が使われるのか調べてみました。

 心理的要因もあるため、100%効くとはいえないとただし書きがついていますが、
 サイプレスやマジョラムが使用されるようです。

 「おもらし」しない体(からだ)のしくみは自律神経によりコントロールされています。

 交感神経は膀胱をふくらませて尿をため、尿道をきつく閉じて尿が漏れ出てこないようにはたらきます。
 また、副交感神経 のはたらきをストップさせて、意識的 にがまんしなくてもおしっこがもれないように
 なっています。 (蓄尿に働くのが交感神経の働きです)
 
 副交感神経は膀胱がおしっこでいっぱいになるとはじめて作動し膀胱を収縮させます。
 (排尿に働くのが副交感神経の働きです)

 ですから、緊張したりすると交感神経が働くので尿意をもよおします。

 サイプレスは自律神経を調整作用があり、交感神経と副交感神経のバランスを調節します。

 マジョラムは副交感神経の働きを活性化する作用があります。

 どちらの精油にもモノテルペンアルコール類のテルピネン-4-ol
 を含みます。テルピネン-4-olは副交感神経強壮作用があって、自律神経を調整します。

 こんな理由からサイプレスとマジョラムが使用されるのだと思います。



 もうひとつの夜尿症の原因に抗利尿ホルモンが十分に出ないために夜間の尿量が多くおしっこが漏れて
 しまう子供がいます。

 抗利尿ホルモンは、脳下垂体から分泌されるホルモンで、昼間は少なく、夜になるとたくさん出ます。

 夜間睡眠中に作られる尿を少なくするホルモンです。
 
 そのため「睡眠依存性ホルモン」とも言われています。
 ぐっすり眠ったときは、ホルモンが腎臓に働きかけて尿を濃くするため、尿量が減少します。

 抗利尿ホルモンの分泌のリズムは、成長とともに整ってきます。
 夜尿症の子どもの中には、昼間は普通の子どもと同じなのに、夜だけ抗利尿ホルモンの出方が悪くなる
 傾向の子どもがいます。

 また夜尿症は心理的要因が大きいといわれますが、脳下垂体は視床下部からの調節を受けます。
 
 視床下部は情緒や感情をコントロールをする場所です。自律神経も同じ場所の調節を受けています。

 ストレスがかかると抗利尿ホルモンの分泌も悪くなり自律神経の働きも悪くなります。

 心理的要因が考えられる場合には、カモミールやラベンダーなど鎮静作用のある精油を利用するとよい
 でしょう。

  
  
 子供なので症状にあわせて、精油を選び、1%濃度に作成したオイルを就寝前にみぞおちやおなかに
 塗布します。

 心理的要素が大きいなら、マッサージしてあげるともっとよい効果が得られると思います。

 子供はカモミール・ローマンが好きな子が多いように思います。
 親戚の子供も「いいにおい」と喜んだので、サイプレスとカモミールでマッサージオイルを作ってあげました。

 ただし、この子はやはり基礎疾患があったので、泌尿器科で手術を受けました。
 
======
 編集後記
====== 
 
 協和発酵のアンケート調査によると、
 「5歳以上でおねしょがある子供」563人から回答を得ています。
 
 ●1週間に半分以上おねしょをする子供   56%
 ●治したいと思っている家族       97%
 ●受診していない            91%
 ●未受診の理由
  「そのうち治るから」         60%を超える

 こんなにほったらかしにするのなら、ご家庭でアロマセラピーを試してほしいと思いました。

 男性更年期障害は今はやりの病気なのでしょうか?
 昨日の朝日新聞にも載っていました。
 男性更年期障害の診断目安がのっていたので、記録しておきました。

 *体調がすぐれず、気難しくなる
 *不眠に悩んでいる
 *不安感や寂しさを感じる
 *くよくよして、気分が沈む
 *ほてり、のぼせ、多汗がある
 *動悸や息苦しさを感じる
 *めまい、吐き気がある
 *疲れやすい
 *腰痛、手足の関節に痛みがある
 *頭痛、頭重、肩こりがある
 *手足がこわばる
 *手足がしびれる
 *早朝勃起が少なくなる

 ほとんどない   1点
 ややある     2点
 かなりある    3点
 非常につらい   4点

 3点が3項目以上、4点が1項目以上あるときは医師を受診することを勧める。
 
==♪☆♪========
               中耳炎
========♪☆♪== 
 
 中耳と上咽頭(鼻の奥あるいは喉の上の方)をつないでいる耳管を通じて、鼻や喉のほうから細菌が入り
 込むために、中耳が炎症を起こし、中耳炎になります。
 
 耳管ってどこかわかりませんよね。
 
 ビジュアル生理学 
  →この聴・平衡覚をみると耳の図がわかりますよ。
 
 子どもの場合、風邪をひいたのをきっかけに発病することが多く、治りきらないまま放置すると慢性中耳炎や
 滲出性中耳炎に移行することもある病気です。

 土曜日の夕方、相談がありました。

 熱がでて、耳が痛いので、救急病院へ行ったけど、
 「中耳炎です。耳鼻科の先生がいないから、薬(抗生物質と消炎鎮痛剤薬)
 を処方しておきますので、早急に耳鼻科を受診してください」といわれたと。

 どうしたらいいですか?

 耳鼻科は救急で夜間診察してくれる病院はなかなかありません。
 知り合いの先生に症状を説明して指示を仰ぎました。

 鼓膜が自然に破れたらしく、耳だれが出ているので、まずこれで熱は下がるはずだから、清潔にして、
 薬を飲んで、月曜日に耳鼻科受診したらよいと。もし熱が下がらなかったら、耳鼻科の診察のある
 
 休日診療所を受診するようにと場所を教えてもらいました。


================================
 
 患側を下にして、清潔なガーゼでもあてて、清潔にするように説明しました。

 薬局で消毒薬を買って消毒してもいいですし、こういう時こそ、アロマセラピーのでばんだなと思いました。

 アロマセラピーの書籍で調べてみました。

 中耳炎に使われる精油は、
 ユーカリ・ラジアタ
 ユーカリ・レモン
 ティートリー
 ラベンダー
 ニアウリ
 タイム
 ローズウッド 
 ヘリクリサム
 ペパーミント
 などが使われるようです。

 中耳炎の起炎菌は肺炎球菌、インフルエンザ菌などが多く、最近は薬の効かない耐性菌も出現してきて
 治りにくい中耳炎が多いようです。
 
 むやみにアロマセラピーに頼ることなく、必ず専門医を受診するべきですが、今回のような応急処置には
 十分役立つものと思います。

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 中耳炎のアロマセラピー
============
 
 今回は次のような組み合わせがいいかしらと思いました。

 熱があるので、抗菌作用と解熱作用を期待して ユーカリ・ラジアタ
 広範囲の感染症に幅広く効果が期待できる ティートリー
 痛みをとるには強力な鎮痛作用のある ユーカリ・レモン 
 上記精油を2?3%濃度でキャリアオイルに希釈する。

 耳の周りに塗布するか、綿棒で耳道に塗布するか、小さなコットンに含ませて耳にしばらくつめておいても
 いいでしょう。

 その他、上記精油を好みや症状にあわせて組み合わせたらよいと思います。
 
  
======
 編集後記
======

 薬の効かない耐性菌の出現は、私たち医師にとってはとても厄介な、また怖いことです。感染症で命が
 奪われてしまうかも知れないのですから。

 Googleで検索すると、メチシリン耐性ブドウ球菌(MRSA)にティトリーオイルが効果があるという論文が
 たくさん見つかります。

 耐性菌に悩まされる中耳炎にも、アロマセラピーは有効な治療法になると思います。基礎的な研究が
 進むことを期待したいと思います。
 

 ==♪☆♪================
        男性更年期障害:PADAM
 ================♪☆♪== 
 
 この間、ある方からご相談を受けました。
 ご主人が更年期障害なのではないかと心配しています。
 
 そこで、これは泌尿器科の病気だとは思いつつも調べて見ました。

 更年期といえば女性特有のものと思われていましたが、男性にも加齢による男性ホルモン分泌低下による
 更年期障害にあたる時期があると考えられています。

 「頭が重い」
 「肩や背中が、ひどくこる」
 「会社に行く気がおきない」など、

 これまで「なまけ者」「ぜいたく病」と思われていた、年齢を重ねた男性たちの苦しみが、立派な「更年期障害」
 であることが明らかになってきました。
 
 男性更年期障害は英語で
 「partical androgen deficiency in aging male」直訳すると
 「老化している男性から男性ホルモンがかたよって欠乏すること」
 と表現され、その頭文字からPADAMと表記されます。


================================
 
 どのように診断するのかと思いますが、女性の更年期障害と同様に診断は問診表を使うようです。

 私が見た本には、Morleyの問診票というのが載っていました。

 1、性欲(セックスをしたいという気持ち)の低下がありますか?
 2、元気がなくなってきましたか?
 3、 体力あるいは持続力の低下がありますか?  
 4、 身長が低くなりましたか?
 5、毎日が楽しいと思うことが少なくなりましたか?
 6、物悲しかったり、怒りっぽいですか?    
 7、勃起力は弱くなりましたか? 
 8、最近、運動をする能力が低下したと思いますか? 
 9、夕食後、うたた寝することがありますか?
 10、最近、仕事の能力が低下したと感じますか?    

 上記10の質問にはい・いいえで答えます。
 設問1あるいは7が「はい」の場合、
 それ以外の8設問中3問が「はい」の場合
 PADAMと診断します。

 日本人にとっては性機能が重要視されすぎるきらいもありますが、スクリーニング検査として有用だと
 いわれています。

 ご主人が疲れていたら、このようなことをさりげなく尋ねてみたらどうでしょう。

 ご家族がおかしいのではないかと気づいてあげないといけないのかもしれません。

 その他血中男性ホルモンの測定と男性学的検査を要します。
 男性学的検査とは、女性の生理のようなものだと泌尿器科の先生はおっしゃいます。

 要するに、早朝勃起のチェックや前立腺の大きさをチェックするようです。
 
===============================

 それではPADAMと診断されたら、治療はどうするのかしらと思いましたが、どうやら女性の更年期障害と
 似たりよったりです。

 ◆テストステロン補充療法
  エナルモンデポーという注射を使ったり、メチルテストステロンという薬を内服する
  
  <女性ホルモンと同様に副作用>があります
  血液が固まりやすくなってしまう多血症や、新幹線走行中に運転手が眠ってしまった原因として有名に
  なった睡眠中無呼吸症候群 (SAS)、不妊などがあります。

 ◆漢方治療
  これも女性と同じようなものが使われるようです
  八味地黄丸、補中益気湯、牛車腎気丸

 ◆抑うつ症状があるときはセロトニン取り込み阻害剤が使われます
 
         
=================
 男性更年期障害のアロマセラピー
================= 
 
 まずインポテンツにはどんな精油が利用されるのか調べてみました。

 ベルガモット、シナモン、ローズ、ローズマリー、クローブ、ペッパーなどが使われるようです。

 ●クローブとシナモンの主成分はフェノール類のオイゲノールです。
 (どちらも70~85%)
 フェノール類は芳香成分の中で一番強い抗菌作用を示し、強い強壮刺激作用(精神的、肉体的、性的)
 があります。
 オイゲノールには強い神経麻痺作用があるので歯痛に使われます
 しかし皮膚を荒らす可能性があるので使用には注意が必要

 ●ベルガモット
 主成分はモノテルペン炭化水素とエステル類を多く含むエステル類のうち酢酸リナリルをたくさん含むので
 鎮静作用があり、ラベンダーと同じく不眠症にも効果があります。
 フロクマリンを含むので、使用後は直射日光に当たらないように注意
 
 ●ローズ
 主成分はモノテルペンアルコール類でシトロネロール、ゲラニオール、ネロールを含みます
 ゲラニオールには抗不安作用と共に興奮作用もあります

 ●ローズマリー・カンファー
 ケトン類を含み、ケトン類は少量で興奮・強壮作用を示し多くなると弛緩・リラックス作用を示します。

 ●ペッパー
 主成分はモノテルペン炭化水素類とセキステルペン炭化水素類
 セキステルペン炭化水素類のαーヒュムレン、βーカリオフィレンには強壮作用があります

 ●イランイラン
 鎮痙、鎮静作用があるフェノールメチルエーテル類含むのでスポーツ選手がウォーミングアップに使用します
 モノテルペンアルコール類の神経強壮作用とエステル類の鎮静作用の相乗効果により精神を安定させます
 エステル類のなかでも酢酸ベンジルは興奮作用が強い

 ご相談のご主人は、いらいらして、よく眠れない疲労感が強いということでした。

 この様な症状から考えると、ベルガモットやイランイラン、ローズマリー・カンファーなどがよいのかなと
 思いました。


=======
 編集後記
=======
 
 男性も女性も同じように徐々に老化していくのだなと思います。

 体がだるく、会社に行くのがおっくうになる。頭痛や手足のしびれがあれば、「病気に違いない」と誰でも
 病院へいくでしょう。

 しかし、どこへ行っても「異常なし」といわれるようなときには「更年期障害」を疑ってみてはどうでしょう。 
 
 特に更年期には家族の絆が大切だと思います。

 こんな患者様もおられました。


 あまりに体調が悪いのでいろんな病院でさまざまな検査を受けています。どこも悪いところはなくて、
 「自分でもどうして?」と思っています。

 いろいろ書籍を読んで更年期障害だと自分でも思っています。
 自分なりに抜け出したいと思いつつも気持ちの区切りがつかずどうどう巡りしてもがいているように見えました。

 話を聞きつつ
 「ご主人様はあなたのことをどう思っているの?」とたずねると「どこか悪いとこはないか、もっとほかの医者に
 かかれ」 とお答えになるそうです。

 彼女は全身CTからMRIまでとって異常ないといわれています。
 これ以上どこを検査するのというくらいドクターショッピングしています。

 彼女の病気の原因はご主人にあると、私には思えました。
 互いに年もいくので、更年期になったらいたわりあわなくてはいけないのでしょうね。
 いまさらちょっと難しいという声が聞こえてきそうですが‥‥

 

==♪☆♪=========
        花粉症
=========♪☆♪== 
 
 まず、今年はどれくらい花粉の飛散量が多いのか、
  「花粉いんふぉ」を見てみましょう。

 不作であった昨年の数十倍、過去10年の平均の数倍の飛散が予測されます。
 花粉症の患者さんは無防備に花粉を吸い込むと症状が重症化します。

 まだ発病してない人も大量の花粉を吸えば発病が早まります。
 ということで、厚生労働省は花粉症啓発ポスターを作成して注意を喚起しています。
 一般向けに「的確な花粉症治療のために」というパンフレットを作成してホームページからダウンロード
 できるようにしています。
 
 http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/kafun/dl/ippan1.pdf
 http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/kafun/dl/ippan2.pdf
 http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/kafun/dl/ippan3.pdf
 
 本当に今年は大変そうな感じがします。
 
 さて、私の花粉症はどうなるのでしょう?
 心配ですが、まだ今のところ症状はでていません。

 ================================


 花粉症のセルフケアについて


 <厚生労働省のパンフレットから>


 ・花粉情報に注意しましょう
 ・飛散の多い時は外出を控える
 ・飛散の多い得は窓を、戸を閉めておくこと
 ・飛散の多い時は外出時にマスクやめがねを使う
 ・帰宅時は、衣類や髪をよく払ってから入室し、洗顔うがいをして鼻をかむ
 ・表面がけばけばした毛織物などのコートは使用しない
 ・掃除を励行する
 
 ◆マスクやめがねは有効です

 鼻の中に入る花粉数は
 マスクなし       1848個
 通常のマスク       537個
 花粉症用のマスク   304個

 目に入る花粉数    
 めがね無し        791個
 通常のめがね     460個
 花粉症用のめがね  280個

 この数字を見ると、マスクやめがねは必要な気がしてきますね。
 コンタクトレンズの人は花粉がレンズと結膜との間で擦れるので、めがねに替えたほうがいいでしょう。

 目や鼻を洗うと花粉症の症状が軽くなりますが、時にはかえって刺激になって症状が悪くなることがある
 ので、医師に相談してください。
 
================================
 
 どのマスクがよいか国民生活センターのHPを見てみましょう。
 
 15種類の商品を比較していますが、花粉の捕集率は、素材やフィルターの種類、価格の違いにかかわらず
 いずれも99.5%~100%と高い価を示しました。

 花粉より小さな粒子の捕集率は、不織布が高いマスクは装着するとマスクと顔の間に隙間ができて
 捕集率が約20%も低下する場合があり、マスクの種類よりフィット性が重要である。

 要するに、自分の顔によくフィットするマスクを買えばよいということのようです。
 
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 その他気をつけること

 ◆粘膜を傷つけるタバコは避けましょう

 ◆規則正しい生活とバランスの取れた食事に気をつけましょう

 医学的には1種類の食材を多く摂取しても、大きく症状が悪くなったり、よくなったりすることはないと
 考えられていますと結んでいます。

  
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 花粉症のアロマセラピー
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 花粉症の治療には対症療法と根治療法がありますが、花粉が飛び始めてから治療を開始する
 「初期療法」が有効です。症状が出かけたら、早く治療をはじめましょう。

 花粉症のセルフケアとしてアロマセラピーを用いるなら、まず
 ユーカリ・ラジアタでしょう。

 ユーカリ・ラジアタはユーカリのなかでも一番刺激が少なく
 乳幼児や高齢者にも安心して使用できる精油だといわれています。

 オーストラリアでは、花粉症用にユーカリの匂いをしみこませたティッシュが販売されていると聞いたことが
 あります。

 花粉症のマスクにガーゼをはさむと効果が高まるといいますからユーカリをしみこませたガーゼをはさんでも
 よいかもしれません。

 5~10%含まれるαーテルピネオールには抗アレルギー作用や鎮咳作用があるので、花粉症、風邪、
 喘息などに利用されます。

 
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 ミネラルの豊富なハーブ、ネトルにも花粉症に効果があるという論文があります。

 ハーブティとして飲んでもよいでしょうし、薬のようにカプセルに入ったメディカルハーブも販売されています。

 メディカルハーブもちゃんと有機栽培された材料を使っている会社のものを使用しないといけません。

 メディカルハーブの会社は多々あれど、信頼できる会社はごくわずかだと言われています。

 ですからアメリカには consumer lab.com という会社があって、アメリカで販売されているサプリメントの
 多くを試験して、安全性を確かめ、消費者にその情報を提供しています。

 試験した製品のうち4分の1が不合格、ものによっては不合格が6割を占めるものもあるということです。

 有機栽培されていない汚染された商品が実に多いということのようです。

 今日久しぶりにconsumer lab.com を見てみると、この春にはなんと日本の製品の検査結果が出ますよ
 という見出しがついていました。


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 後はやはりティトリーでしょう。
 主成分のテルピネン4-olには副交感神経を強壮する作用があります。
 ティトリーには35~45%含まれます。

 1-8-シネオール(5%以下)には免疫を調整したり炎症を抑える働きがあります。

 我が家では、今子供部屋の加湿器にティトリーの精油を加えて使用しています。

 これで今年は花粉症が出なければいいのですが‥‥

 来年の受験までに何かよい方法を見つけてやりたいと思います。

 抗アレルギー剤などは眠たくなることが多いので、どうしてもQOLが低下します。

 薬を減らすか可能なら薬を使用せずにすむようになればいいのですが。

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 アレルギーを抑えるにはカモミール・ローマンがよく使われます。
 いいにおいがするのとお子さんにも使えるので便利です。
 
 ちょっと高価な精油ですが、子供は好きな子が多いです。
 
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 編集後記:イボの転帰をお知らせします
====================
 
 以前にイボがニアウリで小さくなったと書きました。
 その後、レモンもイボに効くという本をよみました。
 そこで、ニアウリとレモンを2%濃度に希釈したオイルを作りときどき塗っていました。

 イボは少し黒く色づき、だんだん小さくなって、最後には紙がはがれるような感じで、自然に脱落しました。

 お医者様に行くほどでもないし気になるときにはよい治療法だと思いました。毎日ちゃんと塗ればもっと
 早く落ちたのかもしれませんが、ときどき思い出したように塗るので時間がかかったのかもしれません。

 知人も子供さんの水イボをレモンで治されたそうです。

==♪☆♪==========
       入浴の効用
==========♪☆♪==
 
 今回の朝日新聞の記事によると、厚生労働省が衰退する銭湯の減少に歯止めをかけるために、健康づくりの
 施策に銭湯を活用する目的があるようです。

 厚生労働省が2003年に銭湯が予防医学に有効か研究班で調べています。

 ●入浴者の脳波を検査して、リラックスした時に現れるα波の割合で調査しています。
 家庭用の小さな浴槽では入浴前後で10~20%と変化なし
 銭湯は、入浴前が20%→入浴後は60%まで上昇する

 このことから銭湯がストレス解消に効果が期待できることがわかりました。

 ●早期のアルツハイマー型認知症(痴呆のこと)の人に、「打たせ湯」 などの流水浴を試しています。
 毎日30分2週間続けると、脳波が正常に戻るケースもあったそうです。

 ただのお風呂されどお風呂あなどれませんね。

 ●よいことばかりではありません。
 42℃以上の熱いお風呂に入ると、
     ↓
 血小板の働きが活発になって血栓ができる
     ↓
 脳障害の危険性が高まります。

 ●例年入浴中に脳血管の病気で3千人余りが死亡します。
 そのうち8割は65歳以上の高齢者です。お年寄りに対して、
   温度の設定
   水分の補給
   朝の入浴(朝には血液さらさら度が低下して粘度が増します)に注意することが大事です。

 高齢者には熱いお風呂と朝風呂は脳血管障害の危険性が高まりますので、注意が必要です。

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 もう少し入浴について調べてみました。

 <温度によって分類されています>
 
 冷水浴  24℃以下
 低温浴  24?34℃
 不感温浴 34?37℃
 微温浴  37?39℃
 温浴   39?42℃
 高温浴  42℃以上
 通常の入浴は37℃以上の浴温です

<入浴の生理作用>

 ●温熱作用 
 皮膚が暖まるとと血管が拡張→血流量が増加→筋肉の血行を促進、その結果動きやすくなる
 39℃よりも高い湯の温度では血圧、心拍数が上昇します。
 
 ●静水圧作用
 お湯のなかに体を沈めると、水の重さの圧力(静水圧)を受けます。
 下半身のみの入浴(半身浴)では、下半身に静水圧がかかるので心臓へ血液が戻りやすくなる → 
 血液循環が良くなる → 筋肉の疲労快復が促される

 全身浴では、静水圧が上半身にもかかるため、腹囲と胸囲が縮まる → 横隔膜が上に持ち上がる
 → 心臓と肺に負担がかかる
 上半身まで湯に浸かった時に深呼吸がしにくくなるのは静水圧のためです。

 ●浮力・粘性作用
 浮力があるため、膝や腰にかかる重量が軽くなります。
 水の粘性作用は、手足を動かす時の抵抗感となります。
 
 このような作用を利用して、高齢者や運動機能が衰えた人では、リハビリテーションの一環として水中の
 運動が行われます。

 <心臓と血管への作用についてまとめてみました>

 湯船につかると最初は血圧が一時的に上昇します。
 これは湯の温度が高ければ血圧上昇の程度は大きくなります。

 しばらくすると体が温まり血管が拡張してくるので、血圧は少し下がりますが、静水圧もかかるのでそれほど
 血圧は下がりません。

 湯船から出ると、静水圧が一気になくなります。一気に血管が拡張するので、血圧が急に下がります。
 
 そのため急に立ち上がったりすると、脳の血流が減少するので立ちくらみや失神を起こすことがあります。

 次に、浴室から出ると外気に触れるため体が冷え血圧が上昇します。
 脱衣室が寒いとこの血圧上昇の程度が大きくなります。

 このように入浴の過程で血圧の変動がおこります。
 湯温が熱ければ熱い程、
 外気が冷たければ冷たい程、
 この変化の度合いが大きくなるのです。

 入浴で循環血流量が増えると腎臓の血流も増え尿が多く作られます。
 入浴時は体が温まるので汗もかきます。
 この二つの現象により体の水分が失われるので、血液の粘性が高くなります。
 高温のお風呂に入れば余計のこと粘性が高くなります。
 だから入浴後には水分補給がとても大切なのです。

 <自律神経の変化>
 40℃以上の熱めのお湯につかると、交感神経が優位になります。
 
 38~40℃のぬるめのお湯では、副交感神経が優位になります。

 スポーツをする人はよくお風呂に入ってから試合に臨む人がいます。
 これは、熱めのお湯に入って体を覚ます意味があるのでしょう。

 休む前は交感神経が活発になっては困るので、ぬるめのお湯でゆっくり体を温めると、副交感神経が
 働いて眠りやすくなります。

 こうして書いてみると、お風呂にもさまざまな効用があることがわかります。

 ただしお年よりは、注意が必要ですね。
 先日は、私も高齢の母を連れて行ったので、気をつけなければと思いました。次のようなことに気をつけました。

 ♪足元から体を徐々に温めてから湯船につかる
 ♪お湯の温度は38?40℃のぬるめのお湯
 ♪首までつからず、半身浴にする
 ♪湯船から出るときはゆっくりと立つこと
 ♪お風呂から出たら飲み物を飲む

         
===========
 入浴のアロマセラピー
=========== 

 冬至のゆず湯、端午の節句の菖蒲湯など、季節ごとにお風呂を楽しむさまざまな習慣が、いまも暮らしの
 中に残っています。

 そのほか春のよもぎ湯、夏のはっか湯、秋には生姜湯などの習慣があります。

 ちなみに、この日のお湯は、緑茶、よもぎ、オレンジピールの入った布の袋がくくりつけてありました。


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 アロマバスオイルを作ってみよう

♪好きな香りや目的に合わせた精油を選んで、2~3滴をバスタブに入れます(家庭用のお風呂なら5滴まで) 

 精油は揮発してしまうので、次の人が入るときは精油を追加します。 
 
 精油はお湯に溶けないので、手でよくかき混ぜてから入りましょう。
 精油が直接皮膚につくことがあります。
 できたら天然塩やキャリアオイル、蜂蜜などに精油を溶かして使用するほうがよいでしょう。

 <1回分のアロマバスオイルの作り方>
 天然塩やバスソルト50gに精油2~3滴
 蜂蜜やキャリアオイル10mlに精油2~3滴

 <リラックスしたい時>
 リラックス効果のある精油を使用して、ぬるま湯で半身浴
 ラベンダー
 カモミール・ローマン
 フランキンセンス
 イランイラン
 ゼラニウム

 <リフレッシュしたいとき>
 リフレッシュ効果のある精油で、高温浴する
 ローズマリー
 レモン
 ペパーミント
 グレープフルーツ
 
 <お風呂に入れないときは足浴で>
 大き目のバケツにお湯を入れるか、あればフットバスに精油を
 2~3滴入れて、足をつける。
 
 ◆注意◆

 ・敏感肌の人はパッチテストをしてから使用してください
 ・肌に刺激があったり、香りが合わないと感じた場合ただちに使用を中止します。
 ・入浴後、浴槽はきれいに掃除してください
 
======
 編集後記
======
 
 たかがお風呂と考えずに、普段の生活のなかで上手に利用したいものです。

 高齢になると足元がおぼつかないので、お風呂はどうかしらと思いますが、内風呂と違って銭湯にこんな
 効果があるなら、定期的に銭湯に行くこともいいアイデアですね

==♪☆♪==============
       月経前緊張症ついて
==============♪☆♪==

 月経の始まる一週間前ぐらいから、特にいらいらしたり、気分が落ち込んだり、やる気がでずに家に閉じ
 こもりがちなど精神的な症状が現れます。

 また、乳房がはったり、むくみがひどかったり、頭痛や下腹が痛んだりと身体の症状を呈する方もいます。

 これを月経前緊張症といいますが、最近は
 月経前症候群:Premenstrual Syndrome(PMS)と呼ばれます。

 「月経前症候群(PMS)」に悩む女性は多く、最近は働く女性の増加に伴い、 PMSが女性の社会生活に
 及ぼす影響も高まってきました。

 欧米ではPMSによる仕事中の事故の多発、作業能力の低下、誤りの発生率の増加による労働力の損失は、
 アメリカでは8%に及ぶという調査もあります。

 また、夫婦関係、子育てなど家庭生活への影響も考えられ、
 PMS は女性のリプロダクティブ・ヘルスの課題の一つといえます。

 日本産婦人科学会では
 月経前症候群:Premenstrual Syndrome(PMS)とは

「月経開始の3?10日前から始まる精神的、身体的症状で、月経開始とともに減退ないし消失するもの」
 と定義しています。

 実際のところ、排卵後から月経開始の間、中には月経が開始しても数日続くこともあります。

 欧米などに比べると、わが国ではまだPMS についての正しい知識が十分に普及していないことから、
 不快な症状が月経周期に関連するものと気付かない、あるいは専門家への相談ができないために適切な
 ケアを受けられない女性が多いとみられています。
 
 しかしPMS は、食生活、運動、ストレス管理など生活習慣の改善によるセルフケアや、医学的な治療に
 よって、症状が軽減することが明らかになっています。
 
 
==============================
 月経前気分不良障害:Premenstrual dysphoric disorder:PMDD
============================== 
  
 PMSの中でも、特に重篤な症状を来たし、社会生活に障害をきたすほど重篤なものを、
 月経前気分不良障害(PMDD)といいます。
 

 うつ気分や落ち込みが激しく、情緒が不安定でとても怒りっぽく(制御困難な易怒性)しばしば社会生活や
 人間関係に大きな障害をきたします。

 自己診断アンケートをお示しします。

 リストAとBの中から月経前に出る症状をチェックしてください。
 
 <症状リストA(月経前1週間)>

 ・うつ気分や落ち込みが強い
 ・不安、緊張感、どうにもならないという感覚、がけっぷちなどの感情がある
 ・拒絶や批判に対する感受性が高くなったり、感情的に不安定だったり予測できなかったりする
 ・いらいらしたり怒りっぽくなったりする

 リストAのなかでのチェック項目数 【  】

 <症状リストB(月経前1週間)>

 ・趣味や日常活動に興味が薄れている
 ・物事に対する集中力が薄れている
 ・いつもより疲れている、活動性が低い
 ・炭水化物を偏って拒食したり、あるものを食べ続けたりする
 ・睡眠過多だったり、睡眠不足だったりする
 ・限界感、自己喪失感がある
 ・月経前に以下のうち少なくとも2つの症状のためになやまされる
  乳房痛または緊満感
  頭痛
  関節または筋肉痛
  ふわふわした感じ
  体重増加

 リストBのなかでチェック項目数 【  】

 <次の4つの質問にはい・いいえで答えてください>

 1.リストAとリストBを足すと5項目以上になりますか?   
 2.リストAのうち少なくとも一つは当てはまるものがありますか?
 3・あなたのチェックした項目の大部分は月経開始後3日以内に消失しますか?
 4.あなたに上記症状があるときあなたは通常の活動が障害されますか?

 4つの質問すべてに当てはまるとしたら、あなたは月経前気分不良障害の可能性があります。
 早速医師に受診し問題解決に当たってください。
 
================
 生理前の症状をチェックしてみよう
================
 
 患者様は生理前になると症状が重くなることに気づいていますがPMSという病気だとは知らない方が多い
 です。
 
 面倒でなければ基礎体温を測ってみましょう。
 カレンダーに記録をつけるだけでもかまいません。
 日記のように症状を記録することによって周期的に症状が出現することに気づきます。
 2周期以上同じパターンを示すなら、PMSと考えられます。

 PMSという病気であるとわかっただけで、安心することが多いです。
 病気の説明をして、日常生活の過ごし方を考えてもらいます。

 生理前には、ゆったりと過ごせるように段取りをするとか、生理前に無性に片付けたくなる人もいますので
 生理の周期に合わせて、行動を決めておくだけでも気が楽になります。

 病気のことが理解できると、たいがいの人は自分なりな解決法を見つけることができるようです。

 「どうしても、日常生活に支障をきたすほどしんどければ、治療を考えましょうね」

 と患者様をお帰しします。
 
 お話を聞いた時はけっこう重症で、薬が必要かなと思っていた人でも、変な病気じゃなければ大丈夫辛抱
 できますと、その後診察に来ない人もおられます。

         
==========
 日常生活の注意
==========

 生理前には注意しましょう
 
 ♪バランスの取れた食事をしましょう
  脂肪と糖質はひかえめに、ビタミンやミネラルを十分に摂取しましょう
 ♪むくみを予防するために塩分を控えましょう
 ♪カフェインをひかえましょう、イライラを防ぎ、胸のはりを抑えます
 ♪飲酒はうつ気分を増悪させるので、お酒は飲まない
 ♪食事は1度にたくさん食べるより、回数を分けて食べましょう
 ♪1週間に4~6回何か軽い運動(有酸素運動を30分)をしましょう
 ♪夜はよくねむるように心がけましょう 
 ♪食事、就寝時間、運動など規則ただし生活を心がけましょう
 ♪ストレスになる様な用件は、生理のあとに予定をくみましょう

 ちなみにNMCDで何かよい健康食品はないか調べてしました。
 ここで効果があるであろうと指摘されているのは
 ♪カルシウムは抑うつ気分を軽減し、浮腫を軽減させ、種々の痛みを軽減させる
 ♪チェストツリー  黄体化ホルモンの産生を促し、卵胞刺激ホルモンの放出を阻害します。
             その結果ホルモンの調節を整えます。
             プロラクチンの産生を促すことも知られており、母乳の産生を促すためにも使われます。
             ドイツでは、PMSの治療薬に承認されています
 ♪イチョウ      PMSに有効であろうと考えられています
 ♪マグネシウム
 ♪マンガン(カルシウムと併用)
 ♪ビタミンB6(ピリドキシン)
 ♪ビタミンE

 日清オイルグループのホームページには
 PMSのケアについて運動や指圧のつぼ、食事について記載してあります。
    ↓
   PMSのケア

===========
 PMSのアロマセラピー
===========
  
 患者様の症状にあわせてエッセンシャルオイルは選ばねばなりませんが、今回は、抑うつ作用のある
 精油をご紹介しておきます。

 イランイラン
 オレンジ
 カモミール
 クラリセージ
 グレープフルーツ
 ゼラニウム
 ネロリ
 バジル
 プチグレン
 ラベンダー
 レモングラス
 ローズウッド
 ローズマリー

 これらの精油を症状にあわせてブレンドすればよいでしょう。
 
 先週申し上げた、イライラしてお父さんとけんかしてしまうような場合にはイランイランがいいと思います。
 眠くて眠くてしょうがないような時はローズマリーを使えばしゃきっとするでしょう。
 頭痛がつらい場合にはバジルがいいでしょう。

 こんな感じで患者様の症状に合わせてブレンドをきめます。

 

==♪☆♪==============
       正常な月経について
==============♪☆♪==
 
 こんにちは。
 今週は月経について考えてみたいと思います。
 
 量は多いですかとお尋ねすると、
 
 「ほかの人と比べたことがないのでわかりません」

 とお答えになる方が多いです。
 そういわれれば、量が普通なのか多いのかわからなくても仕方がないかもしれません。

 では、正常な月経とはどういうものを言うのでしょう?

 ★月経の周期
 月経周期が25~38日 →正常
 月経周期が39日以上 →稀発月経
 月経周期が24日以内 →頻発月経
 周期が一定しない →不整周期月経
 「月経周期」とは、月経が始まった日から次の月経が始まる前日までの日数をいいます

 ★経血の量
 量が多いときでも、2時間に1度程度ナプキンを替えれば大丈夫→正常
 量が多く、ナプキンが1時間ももたない →過多月経
 量が少なく、ナプキンが不要なくらい →過少月経

 子宮筋腫がある人は過多月経でやたらと経血量は多いです。
 夜用のナプキンを2枚重ねたり、ひんぱんにナプキンを交換するので
 出かけられないというように訴える方もいます。

 ★無月経
 16歳になっても月経が始まらない →原発性無月経
 月経が止まって3カ月以上ない →続発性無月経

 ★その他
 月経痛がひどく、日常生活に支障がある →月経困難症
 月経前にイライラや腹痛などの不快症状がある →月経前症候群
 
 いかがですか、みなさんの月経は正常ですか?
 ちなみに武田薬品のHPに便利なページを見つけました。
      ↓
  「あなたの生理は正常ですか?」
  http://www.takeda.co.jp/pharm/jap/seikatu/sns/seijou/index.html

  生理不順といってもいろんな方がおられます。
 
===========
 月経のコントロール
===========
 
 女性の生理は、視床下部→脳下垂体→卵巣→子宮と順番に中枢からの調節を受けています。

 まず脳の中央にある間脳(視床下部)から
  ♪性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)が分泌され、
         ↓
  ♪下垂体を刺激します
         ↓ その刺激を受け下垂体から卵胞刺激ホルモン(FSH)を分泌し、
  ♪卵巣を刺激します
         ↓ そのため卵巣の中の卵胞が発育していきます
  ♪発育する卵胞からエストロゲンというステロイドホルモンが、
        その発育とともに分泌上昇していきます
         ↓このエストロゲンが
  ♪子宮に働きかけ、子宮の内膜を増殖させます
    エストロゲンがたくさん分泌されてピークがくると
         ↓
  ♪視床下部にエストロゲンがたくさん出てきたという情報が伝わる
    LH(黄体化ホルモン)がたくさん分泌(大量放出)され
    これが引き金になって大きくなった卵胞が破れて排卵が起こる
         ↓排卵後には
  ♪卵巣からプロゲステロンが分泌され
         ↓ 
  ♪子宮に働きかけて子宮内膜を分泌期の内膜に変化させる
    そして受精卵が来てもよいように準備します
    いわば赤ちゃんにベッドを作ってあげるようなもと考えてください

  
 これが生理がおこるホルモンの調節です。
 字で書いてもわかりにくいと思いますので、この図を参考にしてください。
           
         ↓武田薬品の女性のコーナー

 http://www.takeda.co.jp/pharm/jap/seikatu/sns/hormone/index.html


 
==========================
 生理不順はほとんどホルモンのアンバランスでおこります
==========================
 
 女性の生理を調節するホルモンも、体の調節をつかさどる自律神経も同じ視床下部で調節されています。

 そのためホルモンのアンバランスがおこると、同じところで調節されている自律神経にも影響が及びます。

 自律神経は、私たちの意志では調節できない呼吸や血液の流れ、消化、体温調節などの生命活動を行う
 神経です。

 そのため、自律神経が乱れると、心臓の動悸が早くなったり、血行が悪くなるなどの体の変調が起きます。

 また、自律神経は環境の変化やストレスに対して心のバランスを保つ働きもあるため、神経が過敏になり
 イライラするなどの心の変調も生じやすくなります。

 また大きな精神的ストレスがあると自律神経の調節にも影響が及ぶため生理も不順になります。
 
 女性の一生で一番大きなストレスは出産と更年期だといわれます。

 妊娠中には女性ホルモンが大量に分泌されますが、出産とともに急激に減少します。

 更年期には今まで働いていた卵巣が働かなくなるために女性ホルモンが減少してきます。
 
 このように女性はホルモンが激しく変動する時に大きく体調をくずすようです。

 これが敏感な人には月経前緊張症という症状が出るのかしらと思います。

         
=============
 生理不順のアロマセラピー
=============

 ◆生理不順のアロマセラピーに用いる精油はやはりクラリセージでしょう。

 クラリセージにはジテルペンアルコール類のスクラレオールが含まれます。
 スクラレオールはエストロゲン分子に似た構造であるため、体内でエストロゲンが分泌されたのと同じ作用を
 及ぼします。

 ◆アニスとフェンネルにはtrans-アネトール(フェニールメチルエーテル類)が含まれています。
  このtrans-アネトールはスクラレオールと同じ性質をもっています。

 (私はサノフロール社の精油を使用しています。サノフロール社には
 アニスとフェンネルはないので実際に使用したことはありません)
 
 ◆その他通経作用のある精油としては
 バジル
 ジュニパー
 マジョラム
 ペパーミント
 ローズマリー

 ◆穏やかな通経作用のある精油
 ラベンダー
 カモミール

  症状にあわせて上記精油を組み合わせます。
 
 生理不順の場合には、診断を進めていく上でホルモン剤を使用することが多く、治療にアロマセラピーを
 用いることは少ないですが。生理不順の人がセルフメディケーションとして用いるには、威力を発揮するもの
 ではないかと思います。

 無月経でも、プロゲステロンだけをあげたら生理がおこるものを
          →第1度の無月経
 それだけでは生理が起こらず、エストロゲンとプロゲステロンを投与してはじめて生理がおこるものを
          →第2度の無月経といいます。
 
 無月経は放置すると重症化する傾向があるので、ときどき生理をおこしておく必要があります。

 生理をおこしておくだけでいいですよと説明しても、なにもせずに経過を観察することは不安感じる方も多い
 ので、そんなときにはアロマセラピーを用いるのはよい方法だと思います。

 
=============
 編集後記:月経前緊張症
=============
 
 月経前緊張症の人は意外に多いです。重症な方はとても大変そうでお気の毒に思います。
 
 ●生理の前になるとやたら眠たくなって、しんどくて起き上がれなくなるので、
  生理が近づくと何もできなくなる。子供を学校へ出すのが精一杯です。
 
 ●生理が近づくと無性にイライラして、お父さんとけんかしてしまう。
  そしたら次の日に必ず生理が来ます。
 
 ●生理が近づくと、肌があれて便秘になる。そして2~3日前には頭痛がしてとてもつらい。

 今週診察した月経前緊張症の患者さまの訴えです。

 以前から女性が犯罪を起こすのは生理中が多いというようなことが言われたり、自殺する時も生理中が
 多いとよく言われます。

 女優の松井須磨子が自殺した時も生理中であったと聞いたことがあります。
 この話は、聞いたことがあるだけなので確かめてみたかったので、これを書きながら調べてみました。

 便利なもので松井須磨子で検索するとたくさん出てきます。
 その中に坪内逍遥宛の遺書が載っていました。

 『舞台のいろはから教えていただいた先生にそむいてまでも縋った人に先立たれ、どう思っても生きて
  ゆけません。申し上げにくいことですが、何卒私の死体はあの方の墓へ埋めるようお取り計らい願います』

 そこに説明文がついていました。

 『大正7年10月末、須磨子はスペイン風邪に罹り高熱を出して寝込んだ。
  スペイン風邪は看病する抱月に感染した。須磨子は回復したが、抱月は一週間ばかり後にあっけなく
  亡くなってしまった。
  須磨子が自殺したのは抱月の死のちょうど2カ月後だった。
  彼女の多情な性格故に、関係者は須磨子の死を単純な後追い自殺とは受け入れなかった。
  マスコミは当世一の人気女優の死にメロドラマを求めた。
  薄田泣菫は「かくて愛は完成され、生活は芸術となった。」とその死を賞賛。
  縊死現場には一滴の血が落ちていたとの噂が流れた』

 やっぱり生理中だったという話は本当のようです。

 来週は月経前緊張症について書いてみたいと思います。
  

==♪☆♪==========================
 便秘の話
========================♪☆♪==== 

 今週は女性に多い便秘について調べてみました。
 
 便秘とは便の量が少なかったり、排便後に残留感があったり、排便回数が少ない
 場合を便秘といいます。

 便の量は個人差があり食事の内容や量によっても変化します。
 排便回数は健康な人で1日 1〜2回ですが、2〜3日に1回という人もいます。
 毎日便通がなくても苦痛や排便後残留感がなければ便秘ではありません。

 便秘にもいろんな種類の便秘があります。
 多くは機能的な便秘です。

 ●食事性
 線維の少ない偏った食事をしていると、腸壁に適当な働きかけが弱くなり刺激が
 起こりにくくなるので便秘になる

 ●習慣性
 大腸の運動には蠕動運動,分節運動以外に反射性の運動がいくつか知られています。

 胃に食物が入ると胃だけではなく,回盲部の蠕動が亢進し,小腸内容物が大腸に
 送られてきます。この反射を胃回盲反射とよびます。
 また,胃大腸反射によって,順次,直腸へ糞便を送られます。

 朝ご飯を食べるとこの反射によって必ず便意をもよおすはずですが、
 朝に時間がなかったりしてトイレを我慢しているうちに、
 直腸の感受性が弱くなり便意が起こりにくくなってしまいます。
 このタイプは女性に多くみられます。

 ●弛緩性
 大腸そのものの運動が低下したり慢性的な運動不足などから腹筋力が衰え、
 便を押し出す力が足りないことが原因。
 腸内の便となる内容物の通過が遅れ、腸に水分が余計に吸収されてしまいます。
 このタイプは高齢者に多くみられます。

 ●痙攣性
 ストレスなどが原因で、大腸の働きを調節する自律神経がバランスをくずすことでおこる。
 このタイプはしばしば下痢と交互に起こります。
 腹痛、腹部膨満感をともない、丸いコロコロした便が出るのが特徴です。

 便秘はまさしく生活習慣の問題であることがわかります。

 ●女性特有の問題
 生理不順の女性には便秘の人が多いです。
 また、女性ホルモンは月経の周期によって変動します。
 排卵後には黄体ホルモンがたくさん出るようになります。この黄体ホルモンは腸管の
 蠕動運動を抑制するので、生理前には便秘になる人が多く、敏感な人は生理前には
 便秘になって生理が来ると下痢をするという人がいます。

 妊娠すると胎盤から大量に黄体ホルモンが分泌されます。
 妊娠中も便秘がちになるのは同じ理由からです。

 頑固な便秘の時は、骨盤内の腫瘍などによる器質的な便秘のことがあります。
 頑固な便秘は医師の診察を受けましょう。

==♪☆♪==========================
 便秘の解消法
========================♪☆♪==== 

 今は便利なことにインターネットでいろんなものをッ検索できます。
 製薬会社のホームページで、便秘については武田薬品のものがわかりやすかったですよ。

    武田薬品のホームページ
            ↓
  お腹すっきりー便秘を解消しようー  
 
 ♪線維の多い食品をとる
 ♪軽い運動をする
 ♪規則正しい生活をする
 ♪排便の習慣をつける

 要するに日常生活のうえでは、上記のようなことに気をつけます。

==♪☆♪==========================
 便秘のアロマセラピー
========================♪☆♪====
 
 <使用する精油>
 タラゴン:主成分であるチャビコールメチルエーテルは強い鎮痙作用があります
 バジル:タラゴンと同じチャビコールメチルエーテルが主成分です
 フェンネル:主成分であるアネトールに消化促進する働きがある
 ジンジャー、タイム、ゼラニウムなどに鎮痙作用が認められています。

 このような精油が使われることが多いようですが、その他
 オレンジや、グレープフルーツなど柑橘系の精油がいいと書いてありますが、
 ほとんど根拠となる研究はされていないようです。

 柑橘系は妊娠中に用いても安全ですし、単独でも他の精油と組み合わせても
 腹部のマッサージに適していると考えられているようです。

 <使用方法>
 ●上記精油を2〜3%濃度に希釈したオイルでお腹を時計回りにマッサージする

 ●腹部や腰部に塗布する
  腹部や腰部に便秘のつぼがあるので、この部に塗布するとよい
 
 <便秘の指圧点>
 天枢:臍の外側2横指
 外陵:天枢と気衝(天枢の延長線上で恥骨部)の間で天枢より1/8のところ
 大巨:天枢と気衝の間で天枢より1/4のところ
         ↓
        こちら 
 
 大腸兪:第4−5腰椎の外側1横指半
 小腸兪:第1−2仙骨陵外側1横指半
 膀胱兪:第2−3仙骨陵外側1横指半
          ↓
         こちら  

 
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 編集後記:生理不順
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 この間の新聞によると、精神的な影響を受けやすい生理不順の人には、
 統計を取ると病気が多いというようなことが書いてあったように思います。
 
 外科の先生が便秘の人は生理不順な人が多いといわれます。

 来週は生理不順のアロマセラピーについて書いてみたいと思います。

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 女性の体の悩み
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 女性の3人に1人は痔。
 ロート製薬(大阪市)は2日、全国の20-40代の女性約1万人を対象に9月に実施した
 「体の悩みアンケート」で、34・5%が「痔を経験したことがある」と答えたと発表しました。

 対処法は
 「何もしない」    34・5%
 「市販薬を使う」   33・1%
 「病院に行く」はわずか 4・7%

 同社広報調査室は「冬場は冷えや運動不足から痔になりやすい季節。
 病院に行ったり薬を買うのを恥ずかしがらず、早めの治療を」と呼び掛けている。

 経験者のうち「今も痔だ」と答えたのは20代が最高で66・3%。
 「慢性的に痔になる」も20代がトップ(23・5%)で、
 若い女性ほど深刻な実態が浮かび上がった。

 また、1年以内に出産した女性の54・8%が「痔の経験がある」と返答。
 出産経験のない女性は27・8%で、痔と出産の深い関連がうかがえる。
 ミニスカートやハイヒールなどの着用で下半身を冷やすことも、痔になりやすい
 生活習慣のひとつという。

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 痔の話
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 本当にこんなに大勢痔の患者様はいるでしょうか?
 ほとんどの人が診察を受けていないところをみると痔ではないのに自分勝手に
 痔だと思っている人も混じっているのではないかとも思いますが‥‥

 どちらにしても、痔はよほどひどくならない限り受診するような病気ではないと
 言うことなのでしょう。

 痔にもいろんなタイプのものがあります。
 それではまず「痔」のことをよく理解しましょう。

 痔には痔核(いぼぢ)、痔瘻(うみぢ)、裂肛(きれぢ)があります。
 痔核ことに「内痔核は全体の痔の6割」をしめ、残りは、外痔核、裂肛、痔瘻などです。
 従って、一般に痔といえば、たいてい内痔核を指しています。

 <内痔核>
 直腸下端の粘膜下にできたものを内痔核と言い、肛門上皮下にできた
 ものを外痔核と言います。

 肛門と、直腸下端の周辺には網の目のような血管(静脈)があります。
 この静脈が膨らんでこぶ状になったもの(静脈瘤)が痔核の本体です。
 この静脈瘤から出血したり、静脈瘤内に血栓(血豆)を作って腫れる
 などの症状が発生します。

 四つん這いの動物には痔核はありません。人類が垂直歩行を行うようになったため、
 肛門は心臓より低い位置になり、痔静脈の圧力が高くなりました。
 従って、長時間立ったり、座りっぱなしの生活習慣は、痔核を発生させると考え
 られています。

 また、排便時の強いいきみの習慣も同様に痔核に悪影響を及ぼします。
 長い時間いきむくせが痔核の原因といわれます。
 排便時の腹圧は、ななんと、150ー300ミリ水柱圧にもなります。
 寝ている時の腹圧が10ミリ、立っているときででも50ミリですから、
 いかに高いかがわかるでしょう。

 内痔核の症状は「出血」です。
 赤い血がシュッと飛びちり、便器が真っ赤になります。直腸粘膜の下に拡張した
 静脈叢があり、そこから出血するのですから。
 ですが、神経のないところなので、痛みはあまりありません。

 また、内痔核が進行すると、出血だけでなく、痔核がだんだん大きくなり、
 肛門の外に飛び出すようになります。これを「脱肛」といいます。
 脱肛がひどくなると、排便時や歩いているだけでも、飛び出して、自分の手で
 もどさないと、痛くなります。脱肛では、残便感に悩まされたりします。

 内痔核脱肛患者の10人に1人は手術が必要になります。 
 手術をすれば内痔核脱肛は完治します。

 <外痔核>
 外痔核は内痔核と違って肛門の外側で目で見えるところが腫れます。
 ほとんどは、静脈の血栓で、黒豆のようなしこりができるのです。
 原因は、やはり強い「いきみ」です。そのほか、お酒を飲んだりゴルフの練習で
 気張りすぎたりした後に突然なります。

 外痔核は内痔核と違って外側の神経のあるところにできますので、激しく痛みます。
 けれども、この痛みは4ー5日つづくと徐々にやわらぎます。
 外痔核の多くは、坐剤軟膏塗布や温浴などで約1カ月で軽快します。

 <裂肛(きれぢ)>
 肛門管が硬い便の排出時に裂けた肛門の傷です。ひりひりと激しく痛みます。
 切れ痔といいます。

 裂肛はとにかく便を柔らかくしておけば、清潔にしておけば、1週間ほどで治ります。

 しかしこの急性の裂肛をたびたび繰り返すと、慢性裂肛になります。
 こうなると肛門管に潰瘍ができてしまいます。

 潰瘍の付近にはポリープが出来たり、疣(いぼ)が出来たりします。
 このような肛門潰瘍ができますと、肛門が狭くなったりすることもあれば、
 難治性で痛みが持続してなかなか治りません。
 このようになってしまったら、手術をしたほうが良い場合があります。

 <痔瘻(うみぢ)>
 肛門と直腸の境にあって、分泌物を出している歯状腺が大腸菌などに感染し、
 化膿することでおこります。中には、歯状腺のうみが、肛門組織内にたまり、
 腫れが広がって膿瘍をつくるものもあります。これを、「肛門周囲膿瘍」といいます。

 発熱、肛門の熱感腫脹、疼痛があり、急性症状をしめします。
 肛門科や外科で切開し膿(うみ)をだすと楽になりますが、これが、
 痔瘻のはじまりになることが多いようです。

 痔瘻は切開処置などで、いったん治ったようにみえても、またしばらくすると
 じくじくと膿が出たり、腫れて痛くなったりして再発を繰り返します。
 残念ながら、痔瘻は滅多に自然治癒しません。
 坐剤も効果がありません。
 ほとんどは手術またはそれに準ずる処置が必要です。 

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 痔にならないために気をつけること
 
 ●毎日お風呂に入りましょう
 お風呂に入ると肛門の血行がよくなり、また清潔にもなるため、
 痔の予防には大変効果的です。

 ●おしりは清潔にしましょう
 排便後、紙で拭いただけでは便が残ります。皮膚の弱い人はこれだけで
 肛門周囲湿疹になり、かゆみや痛みが生じます。
 排便後はウォッシュレットで洗いましょう。
 
 ●便秘にならないように気をつけましょう
 固い便は、痔核や裂肛の原因となります。便の硬さは歯磨きの硬さが理想的だそうです。
 食物繊維を多くとり、規則正しい食生活、適度な運動をするように注意しましょう。
 
 ●下痢をしないように注意しましょう
 下痢便は、肛門小窩に深く侵入し、細菌感染を起こし痔瘻の原因となります。

 ●排便のときに、無理にいきまないようにしましょう
 長時間強くいきむことは肛門の鬱血や出血をきたすこととなり、痔核の原因となります。
 完全に出そうと、いつまでも強く息む習慣はやめましょう。 

 ●おしりを冷やさないように注意しましょう
 おしりを冷やすと肛門の血流が悪くなり、痔核の中に血栓を作り腫れて
 痛む痔核急性症の原因となるといわれています。

 ●長時間、同じ姿勢を続けないようにしましょう
 立ちっぱなしや座りっぱなしの姿勢は、肛門が鬱血し痔核の原因となります。
 時々歩くなどして、肛門の血流循環をよくしましょう。
 
 ●長いドライブは避けましょう
 肛門の鬱血をきたし、痔核の原因となります。運転手さんに痔核が多い
 という報告もあります。時々休憩を入れましょう。

 ●アルコール、刺激物は控えめにしましょう
 アルコールには末梢の血流をよくするため、痔核からの出血を助長します。 
 胡椒や辛子などの刺激物は、便に混じって出てくるので、痔の疼痛腫脹の原因となります。

 ● 医師に相談し、正しい診断を受けましょう
 恥ずかしいあまりに自己診断で治療したり、癌であるのに気付かず手遅れになる
 患者さんがいます。
 是非、専門医に相談して下さい。

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 肛門括約筋運動トレーニング法

 <脱肛をともなう内痔核にたいして効果があります>

 ●肛門を2秒づつくらい、頻回にキュツ、キュッツと強く締め付ける運動を5分くらい続ける

 ●肛門を、10ー15秒くらい、ギュウーウツと持続して長く、締め付ける運動をくり返し5分続ける

 上記の方法を毎日5分くらい根気よく「約半年間」続けてみてください。
 内痔核は直腸の静脈叢のうっ血ですから、この運動によって、血のめぐりが良くなり、
 思わぬ良い「根本的な」痔の治療効果があります。
 
 どんな坐剤よりもずっと良くきくかもしれません。
 
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 痔のアロマセラピー
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 痔は生活習慣に気をつける病気だということがお分かりいただけたでしょう。

 ポイントは
 ・便秘を防ぐ
 ・清潔にする
 ・暖めて血液循環をよくする
 ・生活習慣に注意‥‥排便時むやみにいきまない
              冷やさないように注意する
              長時間同じ姿勢でいることのないように注意する
              お酒や刺激物を取り過ぎないように注意する
 
 ◆痤浴もしくは入浴時にエッセンシャルオイルを使用する
 ◆エッセンシャルオイルをブレンドして塗布する
 

 <使用するエッセンシャルオイルは>
 うっ滞を除去するサイプレス、ジュニパー
 うっ血を除去するニアウリ、バチュリー
 痒みを伴う時は、カモミール・ローマン、ゼラニウム・ブルボン
 血腫になっている時は、ヘリクリサム、ロックローズ

 症状にあわせて上記エッセンシャルオイルをブレンドすればよいでしょう。

 オイルのブレンドは2〜3%濃度で作ります。
 ただし妊娠中は1〜2%で薄い濃度で作成しましょう。
 
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 編集後記:便秘
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 女性には便秘のひとが多いです。それは、体のつくりや女性ホルモンの影響によります。

 国民生活基礎調査によると若い女性の3人に1人が便秘ということになっています。

 来週はこの便秘について考えてみたいと思います。

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 分娩の柔軟化
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 アロマセラピーの書籍をみると、会陰を柔軟にする処方がでてきます。
 見かけることがあっても、効果があるのかどうかわからず、また確かめようも無いので、
 正直なところあまり興味はありませんでした。

 ところが、ふと目にした論文から、とても重要なものかもしれないと思うようになりました。

 そこで今週は会陰を柔軟にするアロマセラピーについて考えてみたいと思います。

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 分娩時の会陰損傷による後遺症の経過に関する研究
    母性衛生2005,45(4),454-463
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 年末に日本母性衛生学会の2005年1月号が届きました。
 何気なくページをめくると、
 「分娩時の会陰損傷による後遺症の経過に関する研究」
 が目に留まりました。

 この研究は平成13年度文部科学省科学研究費補助金基礎研究をうけて行われた研究です。

 この研究は分娩時会陰裂傷(軽度)となった症例と、会陰切開を受けた症例を
 分娩後2ヶ月目までの後遺症の経過と経過の差を調査しています。

 初産婦はほぼ全例会陰切開を行う病院と、なるべく会陰切開をしない病院で
 会陰裂傷となった症例を比較検討しています。

 会陰切開群は、母親学級で医師より「裂傷となるよりは切開したほうが治癒状況も
 よく安楽である」と説明を受けているため、肯定的に受けいれているということである。

 産後の会陰裂傷の創痛や違和感は、褥婦にさまざまな生活上の支障を
 きたす原因になります。

 諸研究で会陰切開を受けたものより会陰裂傷のほうが与える影響は少ないことが
 わかっています。裂傷群では分娩当日から翌日にかけて創痛が有意に軽減する。
 会陰切開群は有意に軽減はしないといわれています。
 
 結語は
 ●産褥早期に多くの褥婦が自覚していた尿意の低下や排尿困難感は
  産褥1ヶ月の時点でほぼ解消していた。妊娠中より尿失禁のあった者は
  産褥2ヶ月までに段階的に軽減した。

 ●生活動作の支障について、産褥1ヶ月においてほぼ消失した。

 ●産褥2ヶ月において、半数以上の褥婦が性生活に対する抵抗感はないと回答したが、
  性交時の痛みや違和感が無いとするものは30〜40%にとどまった。

 ●切開及び裂傷群ともに会陰の痛み・違和感が持続する不安感は産褥
  2ヶ月では軽減しなかった。
 
 このような結果より分娩時の会陰損傷は、たとえ重度でないにしても、
 褥婦の長期的心理状況に影響を与えることを示唆しており、
 そのような観点から、今後は会陰の傷ができるだけ生じない方策を
 検討する必要性があると考えられる。

 この論文では、上記のように結論しています。
 
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 この論文には正直なところちょっと考えさせられました。
 これほど長期にわたって、患者様に苦痛を与えているとは考えもしませんでしたから。

 私自身3回出産しましたが、最初の子供が逆子でした。一応経膣分娩するべく努力は
 しましたが、生むことができず、帝王切開になりました。その結果あとの2人も帝王切開で
 生みました。

 ですから会陰切開や会陰裂傷の痛みを知りません。

 自分では赤ちゃんの心音が下がったりしない限り、なるべく会陰切開はせず、助産師に
 極力会陰保護に努めてもらい、なるべく切らないようにまた切れないようにしています。

 しかし、初産婦の場合にはまったく傷が無いとうケースは珍しく、多少の会陰裂傷は
 致し方ない部分があるように思います。
 
 私たち医師の立場からすれば、効果があったのかどうか確かめようも無いので無視しがち
 ですが、会陰を柔軟にするということは非常に意義深いものだと気づかされました。
  
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 <会陰部の柔軟化>
 NARDの処方集には、出産準備のために予定日2週間前から下腹部や
 背中の下方にマッサージオイルを塗布するように書いてあります。
 使用する精油は、
   真正ラベンダー
   タラゴン
   イランイラン
   プチグレン
   上記精油をヘーゼルナッツ油に加えています。
 濃度は通常使う濃度より非常に濃いので、あくまで参考程度ということにしておきます。
 
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 <会陰切開に>
 同じくNARDの処方集によると
   ヘリクリサム
   真正ラベンダー
   ゼラニウム・エジプト
   ロックローズ
   上記精油をローズヒップオイルと小麦胚芽油に加えています。
 会陰部に1日2回塗布

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 このような文献から考えてみました。
 ◆使用するキャリアオイルは、
 ビタミン E が豊富な小麦胚芽油
 ビタミン C が豊富なローズヒップオイル
 
 ◆使用する精油は
 瘢痕形成作用のある
   真正ラベンダー
   プチグレン
   ロックローズ
 出産にむけて会陰の筋肉を和らげるためには鎮痙作用のある
   イランイラン
   タラゴン
   真正ラベンダー
   バジル
   カモミール・ローマン
   クラリセージ
   ゼラニウム
 精油の使用に抵抗があれば、キャリアオイルだけで会陰部をマッサージすればよい
 でしょうし、好きな精油を妊娠中なので1%濃度加えてお気に入りのアロマオイルを
 作成してもよいと思います。

 やっぱりラベンダーは何にでも使えて便利ですね。

 
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 編集後記:会陰部のマッサージ
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 「Mother Massage」という本には、妊娠34週になったら、小麦胚芽油で
 会陰部をマッサージする方法が書いてありました。

 「母と子のためのアロマセラピー」にも会陰マッサージの記載があります。
 オイルはラベンダー2滴とゼラニウム1滴でスィートアーモンドオイルで
 2.5%に希釈したものを使用しています。

 会陰部へのマッサージは、長い歴史を通じて、さまざまな文化のもとで
 行われてきたもののようです。

 妊娠の最後の数週間に妊婦の母やパートナーが施すもので、分娩を楽に
 して、会陰切開を回避することをめざすとかいてありました。

 <マッサージ方法>
 ◆まず排尿をすませて膀胱をからにしておく
 ◆マッサージに先立って芳香浴しておくと血液循環も盛んになって、筋肉の
  リラックスが促進される
 ◆両手の人差し指か親指と会陰部にマッサージオイルをつけてすべりやすくする
 ◆指を膣の中に3〜4センチ入れて会陰部を U の字の形に押す。
  恥骨の方を12時、肛門を6時とすると、4時と8時の方向へ圧迫します。
  「Mother Massage」によると約2分間圧迫してかるくやける様な
  ちくちくした痛みを感じるまで圧迫する。
  そしてUの字型にマッサージする。そうすると会陰が伸びやすくなる。

 どちらの本にも似たようなことが書いてあるので、一般的に行われる
 マッサージ法のようです。

 傷をなるべく作らないようにして、分娩後は早期に骨盤低の体操をして
 筋肉を強化することを目的としているのでしょう。
 
 妊婦さんで会陰マッサージに興味がある方には、指導してみても
 いいかなと考えるようになりました。

 いままで患者様の苦痛に気づかなかったことを反省しています。
 

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       いぼ
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 以前から首に数個の小さなイボができていました。
 目立つわけでもなく皮膚科へ行って処置してもらうほど気になるような類のものではありませんでした。

 大して気にもならないので、放置していました。
 この間、手アレが気になって、テレビをみながら手のマッサージをすることにしました。
 そのとき手元にあったのがニアウリ・シネオールの精油でした。
 更年期やしこれでいいかみたいな感じで、キャリアオイルにニアウリ・シネオールを加えてマッサージしました。

 オイルが余ったので、なんとなく首に塗っておきました。
 この間気がつくと、なんだかイボが小さくなっているような気がしました。

 イボはウィルス性の病気なので、抗ウィルス作用のある精油なら効果があるのかもしれないと思い調べて
 みました。
 
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 一般にイボと言われているものには、感染するもの(ウイルス性)とそうでないものがあります。

 <ウイルス性のイボ>
 尋常性疣贅:手足に見られる普通のイボ
 扁平疣贅 : 顔や頚に多発する淡褐色で扁平なイボ
 尖圭コンジローム: 外陰部に多発する乳頭状の腫瘍
 伝染性軟属腫 :いわゆる「みずいぼ」

 <ウィルス性ではない>
 老人性疣贅:褐色から黒色調で表面はイボ状のものが多い。
         大きさは様々で単発のものから多発するものもあり、
         種々の臨床像を示します。
アクロコルドン:中年以降のとくに女性の頸部、胸部、腋窩に多発する
         1~数mm大の有茎性の褐色小腫瘤
 
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 自分のイボはどれなのか考えてみました。
 年齢を考えるとアクロコルドンの可能性もありかと思いますが、頚部にできていて色はうすくあまりめだち
 ません、扁平な小さなイボなので、扁平疣贅と結論しました。
 
 そこでNARDの精油事典で調べてみると、レモン、グレープフルーツ、マンダリン、シナモンなどを使用して
 います。

 タコにはシーパイン、ユーカリ・ディベス、ローズマリー・カンファーという処方も載っています。

 処方集なので、どのようにこの精油が効果を発揮するのかというような根拠は記載されていません。

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 グリーンファーマシーを見ると、いろんな薬草が伝承的に使われてきたことがわかります。

 多くの伝承的治療法は効果があるばかりではなく、しばしばぎこちなく見える医師の治療と比較されると
 書かれています。

 実用的では無いかもしれませんが、面白かったのでお知らせします。
 
 ●イチジク
 ファイシンという蛋白分解酵素を含みます。
 イチジクの果実及び小枝から浸出する白色乳液をタコやイボに塗布します。
 ソロモン王が自分の「せつ」にイチジクを用いたという先例によるものだそうです。

 ●カバノキ
 カバノキの樹皮は中国、スカンジナビア、ミシガン州でイボの治療に用いられてきました。

 抗ウィルス活性を持つベツリンとベツリン酸という化合物が含まれているからだそうです。

 また、カバノキの樹皮には、FADによって治療用に承認されたサリチル酸塩が含まれています。

 樹皮を直接皮膚につけるか、ハーブティを作って飲んでもよいし直接塗ってもよいと書いてあります。

 効能を聞くと効果があるような気がします。

 ●ヒマ
 多くの国で経験的にヒマ油が使われてきました。
 グリーンファーマシイの著者はこれにヤナギの樹皮を浸すことを推奨しています。

 ヤナギにはやはりサリチル酸塩を含むからということです。
 FADはヤナギの中に大量に含まれるサリチル酸をイボの除去用に承認しており、いろんな大衆薬に
 含まれています。

 ●セイヨウタンポポ
 セイヨウタンポポの葉や茎を傷つけると浸出してくるミルク状のラテックス(乳濁液)を5~7日塗布すれば
 よい。

 ●バジル
 抗ウィルス化合物をたくさん含むので、広く大衆薬として実用化されている。


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 これを受けて、NMCD:Natural Medicines Comprehensive Databaseで
 カバノキとヤナギ、タンポポを調べてみましたが、イボに使用するという記載はありませんでした。

 イボの原因であるHuman Papilloma Virus(乳頭腫ウィルス)でも調べてみましたが、検索には何も
 引っかかりませんでした。

 あくまで伝承的な使用法であり、医学的に認められているわけでは無いようです。

 バジルは用途としてイボに使うと記載されていました。


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 そこで今回使用したニアウリ・シネオールについて、何か情報はないのか調べてみました。


 フレグランスジャーナル社のフランス・アロマセラピー大全の中巻に少し書いてありました。


 ニアウリ・シネオールの抗ウィルス作用について、
 ヘルペス?型ウィルスについてとエイズに罹患し、乳頭腫ウィルスによる肛門部の病変を呈する患者たちを
 対象に研究しています。

 試験管内でヘルペス?型ウィルスとニアウリ・シネオールを15分間接触させると、ウィルス活性が低下する。

 上記エイズ患者にニアウリ・シネオールでアロマセラピーを行う。
 アロマセラピーでは、病変は縮小しないが、手術を受けたあとアロマセラピーを受けなかったものは全例再発
 したが、手術後にアロマセラピーを受けたものは再発しなかった。

Human Papilloma Virusに効果があることはまちがいないようです。

 

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 編集後記
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 さて、ニアウリ・シネオールを1週間ほど試してみます。
 それで効果がなければ、次はバジルでも試してみるつもりです。
 
 NARDの精油事典処方集でいくつかの処方にイボが出血したり黒ずんでも心配いらないと書いてあります。
 塗ると黒ずんでくるということだと思います。
  
 そういえば、目立たなかったイボが黒ずんできました。
 治る兆しでしょうか?

 イボは日常にありふれた病気なので、いろんな伝承的な方法があるのでしょう。

 みなさんも何か経験したことがあれば教えてください。
 
 今日はいまから看護学校の再試験の問題を作らなければいけません。
 試験問題の作り方が悪かったのか、決して難しいものを作った覚えは無いのですが、どう配点を変えて
 みても不合格者が大勢でます。
 教務の先生が何とかしてくれるかなと思っていたら、再試験の依頼をを受けてしまいました。

  

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      器質的生理痛
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 先週に引き続き今週は器質的生理痛について書いてみようと思います。
 皆様もよくご存知だと思いますが、生理痛をおこす器質的な病気は子宮内膜症か子宮筋腫です。
 
 このような器質的疾患のある方の生理痛は半端ではありません。
 たまたま生理中に内診すると、体を震わせて痛みをこらえているのが内診する手にひびいてきます。

 典型的な症状は、このように訴える方が多いです。

 「ここのところ毎月毎月だんだん生理痛がひどくなってきます。
  次の生理がきたらどうしようかしらと思うくらい怖いです。私、救急車を呼んでしまうかもしれません」
 
 子宮内膜症の方の生理痛は気の毒ですが、本当に痛いようです。
 
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 子宮筋腫
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 子宮筋腫は成人女性の4人に1人にみつかるといわれる、 ポピュラーな病気です。

 平滑筋と呼ばれる子宮の筋肉組織から発生する良性腫瘍です。

 良性の腫瘍で悪性化することはまず無いと考えられています。
 ですから、筋腫があるから必ず治療を要すとは限りません。
 
 検診の度に大きくなって、治療が必要になる患者様はごくわずかです。
 多くの方が、大きくもならないし、そのまま経過観察している人が ほとんどです。


 【症状は】

 ◆子宮が大きくなるので子宮内膜の面積も大きくなります。
 だから生理のときに出血が多くなります。
 これを「過多月経」といいます。

 また子宮は収縮して血を止める臓器ですが、筋肉の中に筋腫があるので、収縮しづらくなります。
 その結果生理の量が増えたり出血が長引くといわれています。
 
 ◆貧血になる
 過多月経により、貧血になります。女性が貧血があれば、まず産婦人科を受診しましょう。

 過多月経の症状がなくても、貧血になることがあります。
 これは大きくなった子宮筋腫に血液がプーリングされるせいだと言われています。

 ◆圧迫症状がでる
 前に膀胱、後ろに直腸があるので、筋腫が子宮前壁にあって膀胱を圧迫すると頻尿になります。
 後にできると直腸を圧迫するので便秘になります。


 ◆月経困難症
 子宮内膜症を合併する率が高いので、生理痛がひどくなることがあります。


 <治療を要すとき>

 ・大きくなって圧迫症状が出てきたとき
 ・貧血になる時
 ・生理痛がひどく耐え難い時


 このようなときには何らかの治療を考えなくてはなりません。 


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 子宮内膜症
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 子宮内膜は生理で剥脱し、その後分厚くなって妊娠に備えます。
 妊娠しなかった時には、剥がれ落ちて生理がきます。

 このように剥脱と再生をくりかえすものですが、この子宮内膜が子宮の内腔以外の場所に迷入するために
 発症する病気です。

 卵巣に子宮内膜症ができるとなかに生理の出血がたまっていきますので、卵巣がはれてきます。
 これがいわゆるチョコレートのう腫です。

 この内膜症の患者様の生理痛は、日増しに強くなるのが特徴です。
 鎮痛剤の使用量がだんだん増えていき、内服期間もだんだん長くなります。
 そのうち鎮痛剤では効かなくなります。時には座薬を使用して辛抱しなくてはならない方もおられます。

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 器質的生理痛のアロマセラピー
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 子宮筋腫にしても、子宮内膜症にしても、医学的に考えて治療を要すると判断された場合には、根治的な

 治療を優先しなくてはなりません。

 しかし子宮内膜症はなかなか根治することは困難で、閉経がくるまで何度も再発することのある厄介な
 病気です。

 患者様をみていると、本当に痛そうでお気の毒に思いますが、痛みに慣れるというか、意外と辛抱のできる
 方もおられます。

 このような器質的生理痛についても基本的には、機能的生理痛と同じアロマセラピーでよいかと思います。

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 子宮内膜症と食事
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 「Human Reproduction」という雑誌の7月15日号に掲載されたものです。
 子宮内膜症と食事についてこんな調査結果があります。

 イタリアのミラノ大学附属婦人科病院の医師によるもので、
 500人の子宮内膜症の女性と500人の病歴のない女性を対象に聞き取り調査を行っています。

 生活スタイル、食事のことで、インタビュー前の1年間の食事について、

 ●1週間にどれくらいの頻度で抗酸化物質の豊富な野菜や果物を食べているのか
 ●どれくらいのお酒、コーヒーを飲むのか
  について調査しています。

 ◆新鮮な果物と緑色の野菜を豊富に食べている女性は、子宮内膜症にかかるリスクが40%下回りますが
 ◆肉をよく食べる女性は、子宮内膜症にかかるリスクが80~100%増加するとしています。

 生理痛の原因になるプロスタグランジンは必須脂肪酸から作られます。
 脂肪の摂取をひかえるとプロスタグランジンの産生を防げそうな気がします。

 n-3系多価不飽和脂肪酸である
 α-リノレン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)は
 リノール酸、アラキドン酸がプロスタグランジンに変換することを
 競合的に阻害することが知られています。

 肉をひかえて魚(リノール酸は魚に含まれる脂肪で代表的にはEPA、DHAがよく知られています)を
 摂るのもひとつの方法かも知れないと考えられます。

 ところが、残念ながらレバー、チーズ、魚、穀物、コーヒー、お酒、ミルク、バター、マーガリンなど
 脂肪の摂取に関しては関連性は見い出すことが出来なかったということです。

 ♪普段の生活のなかで肉より魚を食べ、新鮮な果物と緑色野菜をたくさん食べるように気をつけるのも、
  ひとつの方法のようです

 

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 編集後記:ラズベリーリーフについて
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 最近妊婦さんによく質問を受けます。
 総合ビタミン剤やいろんな健康食品です。
 聞かれても、「これ何やろ?」
 みたいな、初めて聞く名前の商品もあり、本当に大勢の人が健康食品を利用しているのだなと実感する
 毎日です。
 
 そこで今日は少し食事のことについて書いてみました。
 勉強しなくてはならないことが増えて大変です。

 もうひとつ追加です。
 まだ論文とか出ているわけではありませんが、ハーブの研究会で、エクレクテック社のメディカルハーブを
 輸入している会社の社長さんに聞きました。

 山形大学と共同で子宮内膜症の患者様にラズベリーリーフのメディカルハーブを利用して、治験を行っている
 ようです。よい結果がでているとお聞きしました。

 ラズベリーリーフは子宮の筋肉や骨盤の筋肉の過剰な収縮を防ぐといいます。

 ハーブティは体にはよいでしょうが、残念ながらあまりおいしくないものが多いです。
 しかし、ラズベリーリーフは日本茶のようにしても飲めるハーブティーなので、こういうものを利用しても
 よいでしょう。

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      生理痛のアロマセラピー
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 代替医療を勉強中の読者さんからメールを頂戴しました。
 
 生理痛を和らげる方法についてご質問を頂きましたので今週は生理痛について考えてみたいと思います。


〈まず生理痛について〉

 生理中にお腹が痛んだり、腰痛、嘔気、嘔吐などざまざまな症状が出ることがあります。
 これを生理痛といいます。

 生理痛にも器質的疾患(子宮内膜症や子宮筋腫など)があるときと、ない時があります。

 器質的疾患がある場合には【器質的生理痛】、器質的疾患がない場合を
 【機能的生理痛】と呼びます。

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 機能的生理痛
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 ◆若い女性の生理痛
 
 生理の時には、分厚くなった子宮内膜がはがれて出血します。
 子宮の中には血液がたまり、これを排出するために子宮が収縮します。

 ところが若年女性では子宮口が成熟していないため子宮頸管が細長く硬くなっています。
 月経血がスムーズに流れず、押し出そうとする時に痛みが生じます。
 (つまり生理痛は陣痛と同じような痛みなのです)

 出産を経験すると、子宮頸管が太くなって血が流れやすくなるので、生理痛が軽くなります。

 子宮頚管を開く時には、麻酔がかかっていても患者様の足が動くことがあります。
  麻酔が不十分なのかというとそうでもなく、拡張後の操作時にはなんら問題なく操作を続けることができます。

 子宮頚管を開くことが大きな痛みの原因になっていることを実感します。

 救急車で来院する生理痛の患者様は、子宮内膜症のような器質的な病気がある方が多いですが、
 機能的生理痛の方もおられます。

 こういう方の訴えはたいがいこの最初に月経血が流れ出る直前の痛みのことが多いように思います。

 救急車は突然来ることはありません。電話でまず診察できるかどうか連絡があります。
 
「まだ生理は始まっていませんが、本人は生理痛だといっています」

 という様な内容のことが多いです。そして、来院後診察すると出血が始まっています。 

 このような生理痛は生理が始まると楽になります。


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 プロスタグランジン
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 もうひとつの生理痛の原因にはプロスタグランジンという物質が関与しています。
 子宮内膜で産生されるプロスタグランジンE2やプロスタグランジンF2αにより生理痛がおこります。
 
 70年位前にドイツの産婦人科医が不妊症治療の為に精液を子宮内に注入したところ子宮が収縮して痛みを
 訴えたり、精液が逆流する現象に気がついたのがきっかけとなり発見されました。

 その後の研究により、子宮筋ばかりでなく全身の炎症や痛みの原因物資であることが判明しました。

 必須脂肪酸から作られるホルモンの様な働きをする物質です。
 体内でリノール酸とα-リノレン酸から複数の水素原子を取り除き,炭素の2重結合を増やすことで作られます。

 作用は
 ・炎症,痛み,腫れの調整
 ・血圧,心機能,胃腸機能と消化酵素の分泌調整
 ・分娩誘発などの生殖機能の制御
 ・腎機能と流動調節血液凝固と血小板凝集
 ・アレルギー反応
 ・神経伝達,各種ホルモンの産生などに関係しています

 プロスタグランジンの特徴
 ・生体調節物質の一つである.ホルモンをはじめ酵素,細胞内伝達物質などと同じように,
  それらの相互作用によって生体の発育,成長,恒常性維持のために働いています
 ・ホルモンと同様にきわめて低濃度で大きな生理活性を及ぼします
 ・3種類の脂肪酸(ガンマリノレン酸,アラキドン酸,EPA )から合成されます
 ・化学的に不安定な物質である
 ・身体中の必要なところで必要な量だけ合成されます
  このことと,ホルモンに類似していることから局所ホルモンとも呼ばれています

 痛みのおこる機序

 細胞に物理的な刺激が加わると細胞膜から
        アラキドン酸が遊離します
           │
           │←シクロオキシゲナーゼ
           ↓
 
    プロスタグランジンが産生されます

 炎症が起きると、アラキドン酸の遊離が促進され更にプロスタグランジンが産生されるという悪循環が生じる
 ことになります。

 生理の時にお腹が痛むだけではなく、嘔気や嘔吐、下痢をきたす人がいますが、これはプロスタグランジンの
 影響です。

 いわゆるイブやバッファリン、ロキソニン、ボルタレンなどの鎮痛剤はプロスタグランジン合成酵素である
 シクロオキシゲナーゼの作用を阻害してプロスタグランジンの生成を抑制して鎮痛効果を現します。

 ◆鎮痛剤は早い目に飲みましょう
 先週の土曜日に救急車できた患者様も言っていました。

 「今月は大丈夫そうだから、鎮痛剤は飲まずにいました。
 先ほどから痛くなったので急いで痛み止めを飲んだけど、いよいよ痛くなって飲んでも効きません。
 たまらなくなって、救急車を呼びました」

 鎮痛剤は早い目に飲みましょう。


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 生理痛のアロマセラピー
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 生理痛といえば、タラゴンとバジルでしょう。
 どちらも主成分はフェノールメチルエーテル類のチャビコールメチルエーテルです。

 チャビコールメチルエーテルには強い鎮痙攣作用があるので、
 ・筋肉の痙攣、ひきつれ
 ・痙攣性の咳
 ・胃痙攣
 ・痙攣性大腸炎
 ・生理痛
 など痙攣を伴う疾患に効果があります。

 その上消化促進があるので、下痢や便秘の消化器疾患を改善します。

 生理中に痛みだけではなく、嘔気嘔吐を伴う人にはとても便利な精油だと思います。

 そのほかにいらいらしたり、月経前緊張症の症状が一緒にある人は
 プチチグレンやクラリセージなどを追加します。


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 その他の生理痛の対処方法
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 こんな論文をみつけました。
 鍼灸治療による月経痛改善の機序の研究です。

 月経痛を引き起こす原因物質として有力視されている局所性ホルモンの一つであるプロスタグランジンE2
 (以下PGE2と略す)を月経時に測定し鍼灸刺刺激の影響を調べています。

 器質的疾患がなく正常月経周期を有する高度に月経痛を訴える成人女性に対して、週に1回両側三陰交と
 足三里に対して鍼灸治療しています。

 月経時疼痛をフェイス・スケールと鎮痛剤の使用量及び静脈末梢血PGE2の測定を行い比較しています。

 フェイス・スケールは改善し、鎮痛剤の使用量も減り、PGE2の低下が確認されています。

 鍼灸治療による月経痛の改善は、局所性ホルモンであるPGE2値の低下が関与している可能性が示唆された
 と結論しています。

 針治療も効果が確かにあるということが科学的に証明されています。
 (この論文は第53回全日本鍼灸学会学術大会で発表された論文です)
 

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  乳がんとアロマセラピー
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 私と同年代の遠い親戚の者が乳がんになりました。
 今は元気にしていますが、しばらくは気分も優れないのか憂鬱そうにしていました。

 乳房の温存療法が不可能なものであったらしく、片方乳房を切除しています。

 不思議なもので、片方ないと体のバランスが不均衡になるらしく何か変な感じがして、よく肩がこるそうです。
 そこで、早速肩こりのアロマオイルを作ってあげました。

 抗癌剤を使用中だったので、ラベンダーやレモンは使いませんでした。

 私が選んだ精油は、

 ♪緊張と怒り恐怖の念を和らげる   カモミールローマン
 ♪強烈な鎮痛作用と鎮静作用を持つ   シトロネラ
 ♪マイルドな免疫刺激作用があり病後の衰弱した体によい プチグレン

 キャリアオイルにはグレープシードオイルを使用しました。

 これで家族にマッサージしてもらうと、きっと気分もはれるだろうと思いました。


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 化学療法中に使用してはいけない精油
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 まだ、勉強不足で根拠は知りませんが、多分相互作用があるのでしょう。
 薬剤の働きを阻止してしまう可能性があるというので、本によっては下記の精油は使用しないほうがよいと
 記載されています。

 シダーウッド
 シナモン
 ジュニパー 
 ネロリ
 フェンネル
 ブラックペッパー
 ユーカリ
 ラベンダー
 レモン

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 11月発行の雑誌「aromatopia」に
 "アロマセラピーと乳がん" と題して、アロマセラピストが乳癌の経験を書いておられます。

 ●手術前日に自らを奮い立たせるためにベルガモットを病室に噴霧して
  「頑張れる!」と心静かに手術の朝を迎えたこと。

 ●術後2日目から、手や足のアロマトリートメントをためしてみて、痛みが和らいだこと。

 ●寝る前には同室の患者様に"香りのティッシュ"を配ることが日課になったこと。

 ●日をかさねる毎に同室の患者様に
  "眠れるようになった"
  "食欲がでてきた"  と変化が現れたこと。

 アロマセラピーには病気に伴うストレスだけではなく苦痛を和らげ、精神力と心を強化して治療に立ち向かう
 勇気を与えてくれるように思いますと述べています。

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 その他の乳がんとアロマセラピー
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 ついでにアロマセラピー学会のデータベースで乳がんに行われたアロマセラピーについて検索してみました。

 ◆乳癌術後患者におけるアロマトリートメント効果
     ?患側上肢運動機能に焦点をあてて
 
 乳癌手術後の患者にとって、患側上肢の運動機能低下や痛みは、大変苦痛を伴う問題です。
 これらの問題を改善する一手段として患側上肢のアロマトリートメントを試みた報告があります。

 術後1~10日目の運動機能回復状況を検討しています。
 使用したマッサージオイルはマッサージオイルは
 
 1.15%にブレンドしたものを使用しています。
 ゴマ油100ml、ラベンダー10滴、ゼラニウム10滴、レモン3滴

 <結論>
 患側上肢のアロマトリートメントは、運動後の痛みやつっぱり感を減少させ、患側上肢の挙上を早期から
 可能とさせることがわかった。
 特に術後1~3日目において、両群の差が大きく、術後早期にアロマトリートメントを行うことが運動回復機能
 に大きく影響している。
 これはラベンダーの鎮痛鎮静作用とゼラニウムのうっ血除去作用、レモンの血行促進作用が有効に働き、
 運動機能回復に影響したと考える。

 ◆乳癌術後におけるアロマトリートメント効果
      気分の変化に焦点をあてて

 上記研究と同時に行われたものと思いますが、香りで心を癒すとともに、患者との接触を増やす手段として
 アロマトリートメントを施行し、気分の変化を調査、考察が報告されています。

 <結論>
 香りは、気分に強く影響すると言われているが、今回の調査でも気分の変化は半数以上の人に見られた。
 香りのもつ成分は精神の鎮静と興奮の二つの効果があるが、今回使用したラベンダー、ゼラニウム、
 レモンには、鎮静、神経強壮作用などのある酢酸リナリルやリナロール、シトラールなど含まれ、これらが
 気分に変化を及ぼしたと思われる。
 
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 編集後記
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 アロマセラピーはこのように多方面に効果があります。
 手術後、頭痛がする患者様にペパーミントの芳香浴をしたり、疼痛の緩和を目的にラベンダーの芳香浴を
 することがあります。、
 概ね患者様の感想は良好です。
 
 それともうひとつ、乳がんの手術後に放射線治療を受けることがあります。

 ネロリやニアウリは肌につけておくと、放射線照射による皮膚炎を防ぐ働きがあります。

 アロマセラピーを勉強し始めた時に、放射線性皮膚炎を防ぐと知ったときは驚きました。

 放射線治療をすると、皮膚が赤くなって、後には皮膚が硬くなります。
 これが防げるということは患者様のQOLを高めるために大いに役立つと思いました。

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       診療日誌:かさつく皮膚のお手入れ
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 先週ハンドマッサージを体験した時に教えてもらいました。
 冬になるとお肌はどうしてもカサカサしますね。
 そんな時には、キャリアオイルを塗布するかマッサージした後にフローラルウォーターを塗布すると、
 お肌がしっとりして一段としっとりする裏技ですよと教えてもらいました。

 試してみると、本当にしっとりして気持ちよいですよ。


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  香りで女性のイライラ解消 長崎大が発見、製品化も
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 こんな記事を見つけました。

 長崎大医学部の篠原一之(しのはら・かずゆき)教授(神経生理学)らの研究グループが、
 マタニティーブルーや月経前緊張症などで引き起こされる女性特有の不安やイライラに効果のある香りを
 発見、ベンチャー企業が成分を化学合成して製品化した。

 研究グループは、10~20代の女性21人に月経周期に合わせて9種類の香りをかいでもらい、
  倦怠(けんたい)感や意欲低下、イライラなどが軽減したかどうかを質問、回答を統計学的に解析した。

 その結果、東南アジア原産の花、イランイランの香りの主成分
 「βカリオフィレン」が、これらの症状改善に最も効果があることが分かった。

 また、ベンチャー企業の「メディカルフレグランス」(本社秋田市)が
 出産直後の女性33人を対象に調べたところ、一般的なアロマオイルに比べ、産後の不安を和らげる効果が
 約3倍高いことも判明。

 これらの結果から、特に女性の黄体ホルモン「プロゲステロン」が減少する月経前や出産後での有効性が
 確認されたという。

 香りはスパイシーで、カレー粉やコショウ、シクラメンの香り成分でもある。
 
 今年7月、製品が発売され、産婦人科のほか、病院の待合室や局部麻酔の手術中にも利用されている。
 篠原教授は「自然の原料のため副作用の心配が少なく、鼻から吸入するので即効性もある」と話している。

 この記事は以前テレビで放送されたことがあるので、ごらんになった方もあるでしょう。
 
 アロマセラピーもだんだんさまざまな研究が進んできました。

 今回の学会でも、病気に対するアロマセラピーの治療が多数報告されています。

 たとえば、高血圧にレモンが効果があると知ってはいましたが、この学会で高血圧の患者様に5分間芳香浴
 を行うと、
 収縮期血圧が10?20mmHg
 拡張期血圧が5?10mmHg

 低下することが確かめられています。(使用した精油はサノフロール社の物を使用しています)


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 編集後記:ピグマリオン効果
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 聞きなれない言葉ですが、ピグマリオン効果(Pigmarion effect)をご存じですか?
 
 心理学では

 「人は他人に対していろいろな期待を持っているが、意識するとしないとにかかわらず
  この期待が成就されるように機能する」
 
 ことををピグマリオン効果と名づけています。

 ローゼンソールらは教師が児童・生徒に対して持っているいろいろな期待が彼らの学習成績を左右する
 ことを実証しています。

 これからは、こんな気持ちをもっと強くもって患者様に接すれば、よい効果が得られるでしょうか。
 最近は本当にストレスが原因と思われる患者様が増えましたから。
 特に母親学級の時には効果が高まると思うので、ピグマリオンおばさんになってみようかしら。

 私たち医師の仕事は有能な看護師がそばにいてくれるだけで仕事のうえでも精神的にもずいぶん助けられ
 ます。勤務医の時には、重症の患者様を抱えた夜には、思わず夜勤の看護師のメンバーが気になりました。

 年に10回ほど看護学校へ講義に行きます。
 看護学校の生徒さんには、まず最初の授業の時に、言います。
 私の実際の経験をお話して、思いっきりの愛情を込めて、
 「皆さんに有能な看護師さんになってほしい!」

 これも今思えばピグマリオン効果を狙った行動といえるのでしょう。
 実際に効果があれば、とてもうれしいのですが。

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       診療日誌:食育のすすめ
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 懇親会の特別講演はテレビなどでおなじみの服部栄養専門学校校長、服部幸應さんの
「食育のすすめ」でした。

 去年も同じ様な話を聞いた気もしますが、とりあえず記憶に残ったのは、食堂の電気は蛍光灯ではない
 ほうがいいらしい。蛍光灯だと料理がおいしく見えないというようなお話でした。
 しかし残念なことに、日本では90%(?記憶は定かではありません)の家庭で蛍光灯が使われています。

 日本の病院の食事はまずいのが定番です。アメリカの病院での実験です。
 環境を整えて食堂でおいしい食事をするグループとそうでないグループにわけて実験しています。
 
 当然のことながら、環境を整えて食事をしたグループのほうが入院日数が短くなるそうです。

 食事は食べ物だけではなく環境も思った以上に大事だということですね。
 普段の生活にも考慮する必要があるということです。

 最近の子供たちの食生活の特徴は、個食、ばっかり食べと言うらしい。

 個食は「家族が違う時間に1人1人食事をとること」
 ばっかリ食べとは初めて聞きましたが「同じものばかりを食べる」
 つまり、ご飯・ハンバーグ・味噌汁の献立だとすると、ハンバーグはハンバーグばっかり、ご飯はご飯ばっかり
 味噌汁は味噌汁ばっかり食べて、それぞれを一緒に食べることはないという意味です。

 これでは味覚が育たないというお話でした。

 「食べる」という行動は、生物としての人の生命を維持するために必要であるばかりでなく、人の心理的
 かつ精神的な発育成長そして維持のためにも大切なことです。

 人が互いに交流を深めようとする時には、ともに食べ共に語ります。
 この当たり前の「共に食べる」ことが家庭の中でも失われています。
 
 私たちは今大切なものを失っているのかもしれません。
 今こそ食生活を見直す必要があります。


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  ハンドマッサージを体験しました
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 学会場ではいつもボランティアによるマッサージを体験することができます。

 時間があったのでマッサージしてもらいました。両手を10分ほどマッサージしてもらいます。
 キャリアオイルでマッサージするだけですが、マッサージ後ふわっと全身が温かくなって、血液循環が
 よくなったことを実感しました。

 フットバスだけでも、全身があったまりますと患者様がよくおっしゃいますが、手だけ足だけでも、血流が
 よくなって全身が温かくなることがわかります。


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  副作用の症例報告
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 皮膚科の先生から、副作用の報告がありました。精油は内服したり直接塗布してもよいものもありますが、
 多くは希釈して使用します。

 78歳の女性です。夜間の沈静のために芳香療法で使用していましたが、効果をより高めようと、パジャマの
 襟・袖・ズボンに振りかけて使用しています。
 翌朝息苦しさを覚えて目が覚めました。そのうち呼吸困難が進行し、両腕、頚部、下肢がむくみ、赤く熱を
 持って腫脹し、最終的には皮膚が広範囲に剥脱しています。

 幸いなことに治癒した症例が報告されています。
 精油の使用にはくれぐれも注意が必要で、患者様には薬と同じようによくよく説明しないといけないことを
 痛感します。
 
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 編集後記:白癬菌のはなし
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 帝京大学ではアロマセラピーの基礎的研究が行われています。
 今回は「足浴における精油の抗真菌活性に対する基礎的検討」が報告されました。

 使用した精油は、ティートリー、ラベンダー、タイムチモール、ゼラニウムブルボン、パルマローザ、
 シナモンバーグ、クローブです。

 37℃20分、42℃10分では変化はないが、42℃20分すると白癬菌の生菌数は1%に減少します。
 そして10%の食塩を添加するとさらに作用は増強します。
 
 これは白癬菌糸への抗菌成分の吸着が増加するためと推察されています。

 10%食塩を添加すると、
    ティートリーなら0.04%、
   タイムチモールなら0.02%
 の足浴で99.99%の殺菌が可能になるそうです。

 水虫にお困りの方は、足浴にティートリーやラベンダーの精油だけではなく食塩を加えると
 効果も上がるし、精油の使用量も通常の量で事足りるということになりますね。

 水虫の内服薬は避妊を要します。もうすぐ赤ちゃんがほしいのだけど水虫の治療もあるし‥‥
 なんて人は、この方法試してみてもいいのではないでしょうか。
 

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       診療日誌:出産後の腱鞘炎
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 腱鞘(けんしょう)とは腱を包んでいる鞘(さや)のことで、中に滑液と言う油の様なものがあり、腱を滑り
 易くしています。
 腱は要所要所のポイントで、この腱鞘を通り抜け、抵抗なく効率よく滑走し、指の屈伸が行なわれます。

 腱鞘炎は、何らかの原因で腱鞘が炎症を起こし、腱が腱鞘内をスムーズに通過出来なくなった状態を
 言います。

 妊娠、出産をきっかけとして発生するのは、ドゥケルバン腱鞘炎です。
 ドゥケルバン腱鞘炎は手首における代表的な伸筋腱炎の一つです。
 長母指外転筋腱と短母指伸筋腱が橈骨茎状突起部(手首の親指側))で狭窄された状態です。

 使い過ぎが原因で、指を酷使する職業の人におこります。
 出産後は赤ちゃんの頭を押さえたりして手を酷使するためになるようです。
 なかには、妊娠前に腱鞘炎の既往のある人もおられます。

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 <ドゥケルバン腱鞘炎>

 症状は手首の痛みと腫れです。お風呂の時に赤ちゃんの頭を摘んだり、物を握ったりすると痛みが強く
 なります。

 診察すると橈骨茎状突起を中心として、腫れや圧痛ときに熱感、発赤をきたすことがあります。

 診察する時には、親指を中に入れて手を握り、手首を小指側に曲げます。
 そうすると痛みが誘発されます。

 治療はまず痛みの誘因となった作業や運動を控えることですが、赤ちゃんのお世話をしないわけには
 いきません。多くの患者様はお薬がいるほどではないと辛抱されます。

 腫れたり発赤しているときはまず冷やします。そして湿布します。

 痛みがひどい時には非ステロイド系抗炎症剤を塗布して様子をみます。

 ひどく痛むようなら整形外科の先生をご紹介しますよと申しますが母はひたすら忍耐します、
 紹介してほしいという方は少ないです。
 出産後は体調が戻ると自然に治ることが多いのでしょう。

 整形外科では非ステロイド系抗炎症剤の塗布、リハビリテーションとして温熱療法や手首のストレッチを
 指導します。

 難治例ではステロイド腱鞘内注射を検討されるそうです。
 これらの保存的治療(手術しない方法)を数ヶ月間行っても改善の得られない症例には腱鞘切開術が
 勧められます。

 腱鞘切開術の成績は非常に良く、ほとんどの患者さんが満足されるということです。


============ 
 腱鞘炎のアロマセラピー
============
  
 腱鞘炎にはユーカリ・レモンやシトロネラがよく使われます。
 どちらの精油にもシトロネラールが含まれ強烈な局所鎮痛作用があります。

 また冷却作用のあるペパーミントも使用されますが、ペパーミントは乳汁の分泌を抑制すると言われて
 いるので、授乳中の方にはペパーミントは使わないようにしています。

 どうしても赤ちゃんのことを考慮して、使用する精油はラベンダー、カモミール・ローマンにオレンジや
 レモンなど柑橘系になってしまいます。

 お薬を使うことに抵抗を感じる方にはおすすめです。 
 
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 編集後記:インフルエンザ
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 インフルエンザの流行が気になる季節になりました。患者様からのお問い合わせも多いです。
 今日も赤ちゃんが3ヶ月で授乳中ですがワクチンを注射してもいいですかと質問がありました。

 インフルエンザで大きな合併症をこうむるのは小さな子供たちです。
 家族が注射して家に持ち帰らないのが一番ですし、お母さんがワクチンを受けると母乳を介して赤ちゃん
 に免疫を与えることができるのでなおいっそうよいことです。

 今年は鳥インフルエンザがタイで子供から看病した母親にうつり、2人とも死亡するという人から人への
 感染がありました。

 インフルエンザにかかっている人が鳥インフルエンザにかかると鳥インフルエンザが人インフルエンザの
 遺伝子を獲得して新しいインフルエンザウイルスの出現が恐れられていました。

 WHOが検査したところ、完全なウイルスは分離できなかったが、ウイルスの断片のDNA配列をCDCが
 調べたところ、すべて鳥のウイルスで、人のインフルエンザウイルスとの交雑が起こった可能性は低いと
 分かったと発表しました。

 やれやれ一安心です。

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       診療日誌:老人性乾皮症
===============♪☆♪==
 
 スタッフがお父さんのことで相談に来ました。
 皮膚が乾燥して、粉を吹いたようになり、お布団にかすが落ちるので、おかあさんが困っているようです。
 「もう あんたとは一緒に寝ない!!」
 と大変です。

 いわゆる老人性乾皮症と思われます。
 そんなわけで、今週は老人性乾皮症について調べてみました。

 ==♪☆♪===============================
 
 <老人性乾皮症>

 お年をめした方では、皮膚に目立った炎症などがなくても痒みを訴えることがあります。
 原因の多くは、皮膚が老化することにより乾燥化してしまうためと考えられており、これを
 「老人性乾皮症」あるいは「老人性皮膚掻痒症」などと呼んでいます。 
 
 60歳以上高齢者の95%に老人性乾皮症の状態があります。
 高齢者の皮膚は乾燥していることが普通であり、それは皮膚の生理的な変化と考えられます。

 正常な角質層は15?20%の水分を保有しており,それが10%以下になると乾燥して
 皮膚がカサカサしてきます。
 老人の皮膚では皮脂腺由来の脂質(トリグリセリドなど)、
 角層細胞間脂質(セラミド、脂肪酸)が減少し、
 角層細胞中の天然保湿因子も減少しています。

 冬季では外気の乾燥、暖房器具による湿度の低下、発汗量の減少などが乾皮症の増悪因子となると
 考えられます。

 老人性乾皮症の皮膚ではしばしば痒みを伴います。掻くことにより容易に湿疹性の変化を起こします。
 実際の患者さんでは乾燥性湿疹の状態で病院を訪れることがほとんどです。
 
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 <老人性皮膚掻痒症への移行>

 老人性乾皮症が生じると,発生部位の皮膚は掻痒閾値が低下します。
 このため,通常では痒みとして捉えられないわずかな刺激にも容易に反応するようになります。
 これが老人性皮膚掻痒症の成り立ちです。

 痒いからといって掻いているとますます痒くなり,さらに掻くといった悪循環に陥ります。
 その結果,皮膚が傷つき,湿疹化して皮脂欠乏性皮膚炎に移行してしまいます。
 
 <まず日常生活で注意すること>

 入浴は皮膚に水分を補給するのに良い機会です。
 入浴後、まだ皮膚に水分が残っている状態で外用剤を塗布することが重要です。 

 ただし、1 日に何回も入浴したり,そのたびに石けんで全身を洗ったりしない。
 
 石けんで毎日洗う必要はありませんが,使用する場合は低刺激性の弱酸性石けんを使用し,せいぜい
 外陰部や腋下などにとどめましょう。

 厚手のタオルよりも,日本手ぬぐいのほうが肌に優しいので,それを常用したほうがよいという皮膚科の
 先生のお話でした。

 暖房時は加湿を忘れないようにしましょう。
 就寝時に電気毛布を使用しないほうがいいでしょう。

 下着は通気性のよい平織りで緩やかなものを着用しましょう。
 
 発汗や疲労などの掻痒刺激を避けて,睡眠を十分にとります。
 
 食べ物もアルコールや香辛料など刺激物と濃い味のものは痒みを惹起するので避けましょう。

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 <老人性乾皮症の治療>
 
 皮膚科では
 皮膚の乾燥を抑えるためにワセリン、ツバキ油などの油脂、尿素軟膏、コラーゲン、ヒアルロン酸、
 ヘパリン類似物質含有軟膏 などが用いられます。

 患者さんでは程度の差はありますが、湿疹性変化を伴っています。
 ステロイド軟膏を用いて痒みを抑えてから、保湿剤に切り替えます。
 また、痒み止めとして、抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤、漢方薬を併用することもあります。


=============== 
  グレープシードオイルについて
===============
 
 グレープシードオイルはキャリアオイルとして使われます。
 アロマセラピーのマッサージをするときには精油を希釈するために使用されます。
 精油を体にゆきわたらせるための媒体となることから、"キャリアオイル"と呼ばれます。

 また、潤滑剤としても作用します。すべりをよくしてマッサージを行いやすくするのです。

 昨年なぜか3日ほど帝王切開が続いたことがありました。
 年齢的な問題もあるのでしょうが、冬場で手洗い(手術の時はブラシで肘までこすります)
 したせいでしょう、指先がカサカサになりました。

 このときに何が一番効果があるのか試してみました。
 片方の手に市販の尿素入りハンドクリーム、他方にグレープシード油
 
 皮膚科の先生にきいたことがあいました。ハンドクリームは塗ってすぐはしっとりするけど、界面活性剤が
 入っているので使用し続けるとかえって乾燥すると。

 だから不飽和脂肪酸のリノール酸をたくさん含むグレープシード油のほうがいいと聞いたことがありました。

 グレープシード油を塗ったほうの手は翌日にはカサカサは治まりました。

 この経験から乾燥した肌にはグレープシード油が一番いいと私は思うようになりました。


 <抗炎症作用>

 リノール酸には抗炎症作用があります。
 グレープシード油は細菌のリパーゼの働きでグリセリンとリノール酸に分解される
   ↓
 リノール酸が空気の酸素によって酸化され過酸化脂質を形成
   ↓
 この過酸化脂質が殺菌作用を持っている
 過酸化脂質は角質層のケラチンと反応するだけではなく、細菌の蛋白質とも反応して黄色ブドウ球菌や
 緑膿菌の増殖を押さえると考えられています。

 この様な経験から、まずお父さんにはグレープシード油を塗布してみることをおすすめしました。


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 <グレープシード油の生理活性機能>

 赤ワインに含まれるカテキン類とカテキン類が複数個縮合した
 プロアントシアニジン(proanthocyanidins)と呼ばれる化合物によることがわかっています。

 プロアントシアニジンは過酷な自然条件の中で、種子の油などの変質を防ぎ植物体を防御していると
 考えられています

 プロアントシアニジンは体内で活性酸素を消去して、
 老化防止・生活習慣病の改善・血管防御作用・抗炎症作用を示します。


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 グレープシードオイルだけだでよくならないようなら、精油を追加してみるつもりです。

 もし精神的ストレスなどあるならラベンダー
 痒みにはカモミールローマン
 細菌感染があるならティートリー

 その他ゼラニウム、パルマローザ、ベルガモット、ローズウッドなどが使われるようです。


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 編集後記:赤ちゃんの乾燥した肌にもグレープシード
========================

 皮膚の乾燥にはグレープシード油だけではなく、シアナッツバターも便利です。

 赤ちゃんのカサカサした皮膚にグレープシードやシアナッツバターがよく効きます。
 これからの季節には大いに役立つと思います。

 シアナッツバターは蜜蝋のように溶かす必要がないので、精油を加えてクリームを作るのに便利です。

 私も、子供のにきびにテートリーとラベンダーを加えてクリームを作りました。べとつかず便利です。 

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       診療日誌:パニック障害
===============♪☆♪==

 更年期にはいろんな症状が出ます。
 更年期障害というよりは、うつ病だったりパニック障害ではないかと思われる患者様が混じります。 
 
 確かにのぼせたりと更年期の症状もありますが、激しい動悸に悩まされています。

 <パニック障害に関係する診断クライテリア>

 ある限定した時間内に激しい恐怖感や不安感とともに以下に述べる
 症状のうち四つ以上が突然出現し,10分以内にピークに達する

 ( 1) 心悸亢進,心臓がどきどきする,または心拍数が増加する
 ( 2) 発 汗
 ( 3) 身震い,手足の震え
 ( 4) 呼吸が早くなる,息苦しい
 ( 5) 息が詰まる
 ( 6) 胸の痛みまたは不快感
 ( 7) 吐き気,腹部のいやな感じ
 ( 8) めまい,不安定感,頭が軽くなる,ふらつき
 ( 9) 非現実感,自分が自分でない感じ
 (10) 常軌を逸してしまう,狂ってしまうのではないかと感じる
 (11) 死ぬのではないかと恐れる
 (12) 知覚異常(しびれ感,うずき感)
 (13) 寒気または,ほてり

 患者様の話を聞くと、死ぬのではないかという恐怖は大変なもののようです。
 救急車で救急病院へ運ばれることもあります。

 先生には、「動悸では死にませんよ」と言われましたとおっしゃいます。


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 患者様の訴えは、

 「突然どきどき動悸がして、このまま死んでしまうのではないかと言うえもいわれぬ恐怖感に襲われます。
 そして、手が冷たくなってしびれるので寒くて寒くてしかたがない」
 
 横で息づかいを聞いているだけでもしんどそうです。

 近所の先生にお薬をもらったけどあまりかわりばえはしないと訴えます。

 こんな患者様にはオレンジスィートだと思ったので、アロマセラピーの説明をして、オレンジスィートを1滴
 ティッシュにたらして匂いを嗅いでもらいました。

 「これいいね」

 といいながら、どんどん息づかいが静まっていきます。
 私も直接目の前で使用したのは初めてだったので、感激しました。

 動悸がしたら、ティッシュペーパーに4~5滴たらして使用するように説明しました。
 ついでに手が冷たい時には手浴すれば、血液の循環がよくなって楽になることをお教えしました。

 患者様の感想は
 「はやりもんだと思ったけど、こんなに効くんだね」
 と驚いておられました。

 兵庫医大の学生に話をした時も同じでしたが、一般にはアロマセラピーは『はやりもの』としか認識されて
 いない部分があります。効能を説明して、こんな効果があるのだということを十分に説明する必要があると
 思いました。
  
 この度も当然のことながら、オレンジスィートの主要成分リモネンに交感神経を調節する働きがあることを
 説明しました。

          
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 編集後記:音や香りで起きて
==============
 
 10月22日の新聞で読みました。
 運転手の眠さに気づいて音や香りで警告し、事故を防ぐ国内初の技術を大学の研究グループが開発したと
 報じていました。

 ひとつはバックミラーに取り付けたカメラがまばたきの回数を計測し眠気を察知して音で知らせるもの。

 もうひとつは、頭につけた脳波測定器が眠気を分析し、運転手の眠気を察知すると車内に果実などの強めの
 香りを噴出して目覚めを促すものです。

 装置の小型化など実用化にむけて研究を継続中だということでした。

 目覚めを促す香りは何かしら?
 考えました。

 レモン、ペパーミント、ローズマリー、バジルなどがいいように思うのですがどうでしょう。

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       診療日誌:インフルエンザに効くハーブ
=====================♪☆♪==
 
 【 エキナセア 】
 みなさんもよくご存知のように、風邪やインフルエンザにはエキナセアですね。

 エキナセアはもともとアメリカの先住民が万能薬として利用していました。
 歯痛、のどの痛み、風邪、伝染病などに使用していたそうです。
 医師がエキナセアを使用するようになり、ヨーロッパにも伝わり栽培されるようになりました。

 ヨーロッパでは医薬品として使用され、アメリカではハーブサプリメントの売り上げ上位を占めています。

 安全性が高く有効なハーブとして日常的に利用されています。

 あるMRをしていた方に聞いたお話です。
 ドイツにいらした時に、ひどい風邪をひいたそうです。そんな時知人にエキナセアのドライハーブをもらい
 ました。

 「よくきくよ」
 といわれたものの、

 「薬飲んでもなおらんものが、こんな草でなおるのかよー?」
 と思ったそうです。

 ところがどっこいよく効きました。
 それ以来彼は"一家に一瓶エキナセア"をスローガンにメディカルハーブの輸入の仕事に携わっておられます。

 私も一度飲んでみましたが、確かに効果はあるように思いました。

 ただし私が内服したのはアメリカのエクレクティク社のメディカルハーブです。
 残念ながら、ハーブティは飲んだことがありません。

 このメディカルハーブにはチンキ剤もあり、子供用にラズベリーやオレンジ味の物があり、便利です。

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 Natural Medicines Comprehensive Database
 (健康食品のデータベースとしては最も充実しているデータベースで、省略してNMCDと呼びます)
 で調べてみました。

 ☆エキナセア:Echinacea
 学名:Echinacea purpurea L. Moench
 別名:ムラサキバレンギク
    エキナセア エキナシア
 免疫を高めるハーブ、ドイツでは医薬品としてつかわれています

 作用:免疫賦活作用
    抗菌作用
    抗ウィルス作用
    抗炎症作用
    抗酸化作用
 推奨量:根で1日に900mg
     全草の搾汁液1日に6?9ml
 副作用:結核、白血病、膠原病、多発性硬化症、AIDS、HIV、自己免疫疾患
    キク科の植物にアレルギーのある人、妊娠中には投与禁止
    投与量によっては発熱、嘔気、下痢することあり

 作用機序:マクロファージを活性化する、マクロファージからの免疫応答物質
 インターロイキン(IL?1)の産生を促進する

 リステリア菌、カンジダ症による全身性感染症を防ぎ、インフルエンザやヘルペスの抗ウィルス作用も
 報告されている。

 風邪に対する抵抗性も確認されています。

 ヘルペスウィルスの感染を繰り返す患者に効果があるかどうかで、ちゃんとしたハーブであるかどうかを
 判定すると、グリーンファーマシーには記載されています。

 <妊娠と授乳中の注意>

 NMCDにはpossibly safeと記載されています。妊娠初期に短期間経口摂取するのは安全であろう。
 (妊娠初期に5~7日経口摂取しても胎児には影響しない)
 ただし予備試験に過ぎないので、専門家の指導のもとに使用するようにコメントしています。

 長期使用には十分なデーターがありません。

 また授乳中にも十分なデーターがないので使用しないほうがよい。

 結論から言うと、妊娠中は使ってもよいが短期間にすること(5~7日)、
 授乳中は使用を控えたほうが良いようです。

 エキナセアはきわめて安全性は高いとされていますが、妊娠中と授乳中には注意が必要なようですね。
 
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 もうひとつ、インフルエンザといえばエルダーが使われます。
 これは花が使われたり、果実が使われたりします。

 ヨーロッパでは主に花の部分が初期の風邪や発熱性疾患、副鼻腔炎に医薬品として使われています。

 アメリカではエルダーベリーがインフルエンザの治療に使われます。

 エルダーは西洋民衆に愛用されたハーブで、神聖なものとされています。
 キリストが処刑された十字架も裏切り者のユダが首をつったのもこのエルダー木だと伝えられています。

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 同じくNOCDで調べてみました。

 エルダー:ELder (ドイツコミッションE承認)
 学名:Sambucus nigra L.
 別名:西洋ニワトコ
 原産地:ヨーロッパ
 使用部位:花、果実
 推奨量:乾燥花1日10?15g
 安全性:副作用はない、ただし花・熟した果実以外の内服は危険
 (生または未熟な果実・種子・葉・樹皮には青酸配 糖体を含み、樹皮・種子にはレクチンが含まれるため)


 【 Elderflower 】
 ヨーロッパでは主に花の部分が初期の風邪や発熱性疾患、副鼻腔炎に医薬品として使われている。

 <経口摂取>
 利尿作用、緩下作用、発汗作用がある。風邪・インフルエンザ・咳・気管支炎に使われる

 ニンジン・バーベナ・キバナノクリンザクラ・ミヤマカタバミ・エルダーフラワーの組み合わせは副鼻腔炎の
 治療や予防に使用される

 <外用>
 咳・風邪・咽頭炎・インフルエンザ・息切れにうがい薬として使用される
 リュウマチの炎症や腫脹に収斂剤として皮膚に使われる

 <工業分野では>
 エルダーフラワーの抽出物は香水に、芳香水は化粧水や目薬に使われる

 <安全性>
 食品として通常含まれる量は、食べても安全である
 治療量を摂取しても安全で、不都合な作用は報告されていない
 ニンジン・バーベナ・キバナノクリンザクラ・ミヤマカタバミ・エルダーフラワー
 の組み合わせはほぼ安全

 エルダーフラワーの外用の利用には安全性は十分な情報はない

 妊娠中と授乳中は情報がないので使用は避ける

 <効果>
 ニンジン・バーベナ・キバナノクリンザクラ・ミヤマカタバミ・エルダーフラワーの組み合わせは
 急性慢性の副鼻腔炎に効果あり

 その他の効果についてはよくわかっていない

 <作用機序>
 エルダーフラワーには、発汗作用、利尿作用、緩下作用がある。粘膜を整え気管支の粘液分泌を促します。

 利尿作用や緩下作用に関係ある成分はまだわかっていない。

 動物では抗炎症、抗ウィルス、利尿作用が確認されています。

 <副作用>なし
 ハーブやサプリメントの競合 なし

 <薬の影響>なし

 <食べ物との食べ合わせ>なし

 <臨床検査>データーに影響を与えない


【Elderberry 】

 アメリカではエルダーベリーフルーツジュースシロップがインフルエンザの治療に使われます。

 エルダーベリーは緩下作用、利尿作用、発汗作用があり、
 アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、坐骨神経痛、神経痛、癌の治療に利用されます

 その他ワインや食品の風味つけに利用される


 <安全性>
 食品として調理されたものは安全である
 
 調理が不十分だと嘔気嘔吐が見られるときあり注意が必要
 
 妊娠中と授乳中には安全性が確立してないので使用しない

 <効能>
 インフルエンザについては効果が認められています。
 エルダーベリーフルーツジュースシロップを摂取すると、インフルエンザの症状が緩和し持続期間が減少し、
 2~3日で改善する。

 JB Harris社の Sambucol については臨床的に研究されています。

 イスラエルでは子供を含んだ二重盲検が行われ、以下のことが確認されています。
 プラセボ投与群では91.7%が改善するのに6日を要したエルダーべりー抽出物投与群は93.3%が2日間で
 明らかに改善した
 エルダーべりー抽出物投与でインフルエンザの症状緩和や早期回復が見られる

 <作用機序>
 フラボノイド(ルチン、イソケルチン、ヒペロシッド)を含み、また3%のタンニンとアントシアニン、
 精油、レクチンなどを含む

 抗ウィルス作用とともに免疫調整作用もあり、
 血球凝集素の活性を抑制して、インフルエンザウィルスA型B型の複製を抑制する

 炎症性サイトカイン(インターロイキンやtumor necrosis facter)の産生が増加する

 <他のハーブやサプリメントとの競合作用>

 なし

 <他の薬剤との競合作用>
 なし

 <食品との競合作用>
 なし

 <臨床検査への影響>
 なし

 <病気への影響>
 なし

 <推奨量>
 インフルエンザの治療には
 エルダーベリージュースシロップ(Sambucol)を大さじ4杯/日を3日間
 子供は                   大さじ2杯/日を3日間

 ☆===================================================================☆

 こんなことがわかると、今度風邪ひいたらエルダーベリーを試してみたいと思っています。

 どうせ風邪薬なんて効かないんだからと思いながら飲むなら、エキナセアやエルダーのほうが
 抗ウィルス作用があるので、ずっとましな気がします。

 

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       診療日誌:風邪とインフルエンザ
==================♪☆♪== 
  
 今子供さんにはやっている風邪は、のどが少し赤いくらいのことで鼻水よりは咳の症状が目立ちます。
 あまり熱はでません。

 普通のかぜの症状は、のどが痛む、鼻がむずむずする、水のような鼻汁が出る、くしゃみや咳が出るなどが
 中心で、全身症状はあまり見られません。
 発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはめったにありません。

 一方、インフルエンザにかかると39℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が強く、
 あわせて、のどの痛み、鼻汁などの症状も見られます。

 ひどくなると気管支炎、肺炎などを併発し、重症化することが多いのもインフルエンザの特徴です。
 また、インフルエンザは流行が始まると短期間に小児から高齢者まで膨大な数の人を巻き込みます。
 そうなると家族みんなで寝込んでしまうという状態になってしまいます。

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 <風邪にかからないために>

 ◆栄養と休養を十分にとりましょう
 風邪に特効薬はありません。かかりにくい体を作りましょう
 
 ◆人ごみを避ける
 ウイルスと接触を避けるため、人が集まるところへ出かけるのは控えましょう。
 
 ◆室内を適度な温度と湿度に保ちましょう
 ウィルスは低温で乾燥した空気中には長く生存します。加湿器で湿度を保ち室温を暖めましょう。
 
 ◆外出後には手洗いを徹底します
 
 ◆マスクを使いましょう
 鼻粘膜の乾燥を防ぎます。

♪::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::☆

 <風邪症状に効く精油>
 ティトリー
 ユーカリラジアーター
 ニアウリ
 ラバンサラ
 
 上記精油は1,8シネオールをたくさん含みます。
 1,8シネオールには免疫調整作用と抗炎症作用があります。
 気管支のムチン産生細胞を活性化させ、すぐれた去痰作用を発揮します。
 
 だから抵抗力が弱って風邪をひいてしまったようなときにぴったりです。
 
 ◆うがい
 コップ1杯の水にティトリー2~5滴いれてうがいする
 緑茶や紅茶(飲んだ後の薄いものでよい)でうがいする
 (お茶のカテキンがウィルスを排除し、市販のうがい薬よりよくきくといわれます)

 ◆芳香浴
 風邪の季節にはティトリーとユーカリラジアーターをアロマフットランプやディフューザーで流します。

 当院のナースはティトリーとレモンの組み合わせが良いにおいがするといってこれを好んで待合室に
 流しています。
 
 アロマセラピーの研究会で、ある老人施設でティトリーを使うとインフルエンザを発症する人がいなかったと
 聞いたことがあります。

 お好きなにおいのものを使われたらよいでしょう。

 湿度を保つためには、アロマランプを使用して水に精油を加えたらよいかと思いますし、マグカップに
 お湯を入れて精油を落としてもよいかもしれません。

 ◆内服
 アロマセラピーで有名な川端一永先生の本を見ると、風邪やインフルエンザの患者様にティトリーの
 内服で治療しています。
 
 ティトリー2滴を紅茶かお茶に入れて一日2~4回内服します。

 内服する場合には、精油の分析表もちゃんとついている安全な精油を使用しなくてはいけません。
 私はサノフロル社のものを使用します。

 私も風邪ぎみかなと思う時に飲みますが、よく効きますよ。

 内服する時は一応診察を受けてご相談ください。

 ◆塗布
 症状にあわせてオイルを作り塗布します。
 風邪の初期の症状には ティトリーとラバンサラ
 のどが痛いときは ニアウリやタイム・ツヤノール
 熱があるときには ユーカリラジアーター
 咳がひどい時は  サイプレス

 精油は単独で使用するより数種類使用したほうが相乗効果があるので症状にあわせて
 組み合わせてください。

 私は今度風邪をひいたらこの処方で試してみます。
 ホホバオイル   15ml
 ティトリー    2滴
 ラバンサラ    2滴
 ニアウリ     2滴


☆。.:*:・'゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。.:*:・'゜☆。.:*: ・'゜★。.
 
 この間ご相談を受けました。
 熱はないので、診察を受けるほどではないのですが、夜間お子さんが咳をして寝苦しそうにするので、
 何かいい方法はありませんか?

 お子さんの場合は1%濃度でオイルを作成します。
 キャリアオイル5mlにユーカリラジアーター1滴でオイルを作成し胸に塗布することをおすすめしました。

 

 ==♪☆♪==========
        更年期障害
  ==========♪☆♪==
 
 ある方からお話を聞く機会がありました。
 彼女は50歳、もうすぐ閉経かなと思っています。
 
 ひどい更年期障害の症状はありませんが、肩がこったり、のぼせたり、耳が風船でもはじけるようにポワン
 と言った後耳鳴りがします。
 しかし彼女はみんなこんな風に年をとっていくのかなと思っています。
 大して普段の生活には支障はありません。
 
 以前は生理があがったらホルモン補充療法をしようと考えていたようですが、副作用のことを聞きやめました。
 
 ただできるだけ老化を防ぎたいという思いは誰しも同じです。
 そこで彼女はホルモン補充療法の代わりにエストロゲン作用のある精油でアロマセラピーをしようと思って
 いたそうです。
 
 そこで最近はニアウリの精油を購入して愛用しています。
 クラリセージやカユプテも順番に試してみるつもりです。
 
 入浴時にお風呂に入れてアロマバスにしたり、キャリアオイルに混ぜてマッサージに使ったりしています。
(セルライト除去作用も考慮してマッサージに使っているそうです)
 
☆。.:*:・'゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。.:*:・'゜☆。.:*: ・'゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。.:*:・'゜

 それでは今週はニアウリの精油について調べてみました。
 
 ニアウリはオーストラリアに豊富に生えている大きな木です。
 ニアウリの生い茂った葉と黄色い花はニューカレドニアのおなじみの光景です。
 
 この地域にマラリア見られないのは、この木が生育しているからと考えられています。
 落葉して葉っぱが地面をおおうと、強力な殺菌消毒剤として働くらしい。
 
 この木はティトリーと同じフトモモ科の木で、葉から精油を抽出します。
 ユーカリのような爽やかな香りで気分がすっきりするような気がします。
 
 ニアウリに含まれるセキステルペンアルコール類のビリディフロロールにはエストロゲン様作用、
 静脈強壮作用、うったい除去作用があります。
 ネロリドールにはホルモン調整作用があります。
 
 1,8シネオール(酸化物類)を50~60%も含むので、免疫調整作用と抗炎症作用があります。
 免疫を刺激して体が感染症と戦うのを助けてくれる精油です。
 特に呼吸器(気管支粘膜)に働き風邪の症状をやわらげます。
 だから、抵抗力が落ちて風邪をひいたときに使うとよいでしょう。
 
 そのほかには放射線治療の皮膚障害を防ぐ働きがあります。 
 
 また痛みを和らげる特性がありリュウマチなどの神経痛にも使われます。
 
 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::☆
 
 <ニアウリのまとめ>
 
 学名:ニアウリ・シネオール Melaleuca virdiflora
 原産地:マダガスカル
 抽出部位:葉
 ロット番号:LF3060196
 主要成分:1,8シネオール(酸化物類) 57.88%
      ビリディフロロール(セキステルペンアルコール類) 4.48%
      ネロリドール(セキステルペンアルコール類)    1.53%
      その他αーピネン  7.57%
         βーピネン  2.17%
         ミルセン   0.77%
         αーテルピネン 0.3%
         リモネン   7.06%
         γーテルピネン 1.73%
         パラシメン  1.18%
         テルピノレン 0.83%
         リネロール  0.24%
         βーカリオフィレン 1.42%
         アローアロマデンドレン  0.19%
         αーテルピネオール 7.85%
         ビリディフロレン  0.72%
         【手持ちのサノフロール社の分析表より】    
 効能:更年期障害
    呼吸器疾患(風邪、気管支炎、喘息)
    リュウマチの神経痛
    歯槽膿漏や口内炎、口唇ヘルペス
       (マウススプレーや練歯磨きに使用される)  
    免疫不全(エイズに使用も)
 
 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::☆
   

 ==♪☆♪=============
       診療日誌:お乳の張り
  =============♪☆♪==
 
 この間、ご質問を受けました。
 授乳中の方です。

 お乳のしこりに効くハーブはないでしょうか?
 出産して4か月半になるのに未だしこりがとれません。 かといって痛い訳でもないので病院に行くほど
 でもないかと思うのですが、なんか気分的にすっきりしないんです。
 もしありましたら教えてください。

 というご質問でした。

 ●乳腺炎をおこした後には、少ししこりが残ります。
  こんなときには、ゼラニウムとラベンダーの精油で作ったマッサージオイルを塗布すると楽になります。

 ●ラベンダーの精油があれば、洗面器の水に2滴おとして、湿布します。

 ●ラベンダーのドライハーブがあれば、温湿布してみてはどうでしょう。

 ●お乳が出すぎてうったいするようなら、ペパーミントを使います。
  ペパーミントには乳汁の分泌を抑制する働きがあります。

 このようなお返事をしました。
 試したら効果のほどをお知らせくださるようにお願いしました。

 後日わざわざご連絡をくださいました。
 
 とりあえずラベンダーオイルを使って冷湿布してみました。
 すぐにはしこりはとれなかったのですが、その後の授乳でいつもより一生懸命いっぱい飲んでくれてしこりが
 小さくなりました。
 赤ちゃんもラベンダーの残り香でリラックスしたんでしょうか?

 と感激のお返事をいただきました。
 思わぬラベンダーの副効用に驚きです。

 後で調べてみました。

 ★乳汁の分泌を促すハーブ
  アニス
  バジル
  キャラウエィ
  ディル
  フェンネル
  レモングラス

 ★乳汁分泌を抑制するハーブ
  ペパーミント
  ジャスミンの花

 インディアンの伝承的な治療法では、乳汁の分泌を抑制するのに乳房に新鮮なジャスミンの花を外用して
 いました。
 
 インドの研究者Shrivastavがジャスミンの花を使用して血中プロラクチン濃度(乳汁産生を促すホルモン)が
 低下することを実証しています。

 お乳を止めるときに私たちはブロモクリプチンというお薬を使います。
 お薬のほうがプロラクチンの血中濃度を降下させますが、授乳阻止する効果は、ジャスミンの花も
 ブロモクリプチンも同等の効果が得られると言うことです。

 母乳分泌が過多な方にはジャスミンティーをおすすめしてもよいということでしょかしら、試してみる価値は
 ありそうです。

 また文献で調べてみます。

 ★豊胸ティー
 ついでながらに本を見ていると、豊胸ティーなるページがありました。
 面白そうなので、ついでに書いておきますね。

 お鍋に1カップのフェヌグリークもやしに2カップの水を注ぐ
 それに1~2つまみのアニス・バジル・ヒメウイキョウ・ディル・フェンネル
 甘草・マジョラム・レモングラスを加えて煮出します。
 
 これをレモンジュースか蜂蜜で味付けして一日に1~2カップ飲めばよい
 と記載されています。

 ★私は授乳中の方に、ラベンダー・ラズベリーリーフ・ローズヒップ・レモングラス・フェンネルで作った
  ハーブティをおすすめします。


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  編集後記:ノーベル医学生理学賞
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 2004年のノーベル医学生理学賞が、においを感じる仕組みを解明した米コロンビア大のリチャード・アクセル
 教授と米フレッド・ハッチンソン癌研究センターのリンダ・バック博士の二氏に授与すると発表されました。

 受賞理由は「におい受容体と嗅覚系の機構の発見」です。

 40~50万種類に及ぶ、においの分子を受け取り、脳が1万種類ものにおいを識別する仕組みをマウスを
 使ってそれぞれ研究した。

 鼻腔のおくの嗅上皮にある嗅細胞に蛋白質でできた「におい受容体」が存在し、それぞれに約1000の
 遺伝子が対応していることをつきとめ、1991年共同で論文を発表した。

 両氏の研究によると、受容体はポケットのような構造を持ち、それぞれの構造にあったにおいの分子を
 うけとる。一つの受容体だけで識別できない複雑な分子でも、異なる受容体からの情報を組み合わせて
 認識できる。

 両氏の成果は、においに関する記憶や情報伝達のメカニズムなどの研究にも道を開いた。

 最近は目の見えない人に危険を知らせるのににおいを使うことが研究されています。
 これからはにおいがますますブレイクするのでしょうか? 
 それとともにアロマセラピーがもっと世の中に認知されるといいですね。

この間"香り"のことをHPで調べていると、あるテレビ番組で"香り"のページを見つけました。

 ※鼻から入った香りの情報は直接扁桃核に入るので、香りは直接記憶に関わりやすい

 ※美味しいという判断は舌でやってると思われがちだが、実は鼻が7割りを占めている

 ※美味しそうなカレーを目の前にして、香りだけを嗅いだ場合と視覚だけの場合、

 どちらが食欲が増すのか?
  ニオイ(香り)の刺激によって、胃液の分泌が活発になる
 
 香りの効用がよくわかり面白いですよ。
 
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       診療日誌:香りに心機能改善効果
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【香りに心機能改善効果】
 千葉大研究グループが確認したと共同通信社が発表しています。
 こんな基礎的な研究の成果を見てうれしくなったのでお知らせします。

 ラベンダーオイルの香りをかいで心身の健康を図るアロマセラピー(芳香療法)に、心機能を改善する効果が
 あることが、千葉大の小室一成(こむろ・いっせい)教授らの研究で分かった。

 薬に頼らず、狭心症患者らの症状緩和が期待できるという。
 13日から京都市で始まる日本心臓病学会で発表する。

 運動をした場合、心臓に酸素や栄養を送る「冠動脈」の血流量を増やす必要がある。
 健康な人は4倍前後に増やせるが、狭心症患者は2倍以下にとどまり、激しい運動をすると心筋梗塞(こうそく)
 で死に至る恐れもある。

 研究では、健康な男性11人(平均34.4歳)を対象に
 (1)30分間の安静後
 (2)ラベンダーの花から抽出したオイルを温め香りを拡散させた部屋で30分間安静にするアロマセラピー後に
   それぞれ冠動脈を拡張する薬剤を投与し、運動をした後と同じ状態にして血流量が何倍になるかを比較
  した。

 その結果、安静にしただけでは平均4.5倍前後だった血流量が、アロマセラピーの後は平均5.3倍に上昇。
 ストレスの指標となる「コルチゾール」という血中ホルモンも3割程度減少していた。

 小室教授は「アロマセラピーによるリラクセーションは体に良いというイメージはあったが、心臓にも良い
  ことがデータで裏付けられた」

 と話している。

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  編集後記
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先週末には大阪でアロマセラピー学会のマッサージ基礎講習会がありました。

 
 助産師が2人参加してきました。やはりすばらしい講習会であったらしく、非常に喜んで帰ってきました。

 日々の看護に反映できることをうれしく思っています。

 今日は講習を受けてきたスタッフから早速リクエストがありました。
 「アロマ部屋で流す音楽のCDを買ってください」
 音楽がないとついついしゃべってしまいます。
 せっかく気持ちよくうとうととしている患者様をおこしてしまうからといっていました。 


 

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      診療日誌:日焼けした肌のお手入れ
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<赤ちゃんの日焼け>

 5ヶ月の赤ちゃんです。
 顔半分が赤くなって日に焼けています。

 車でお出かけした時に、赤ちゃんの顔にどうやら日が当たっていたようです。
 お母さんは気づかなかったのでしょう。
 「大丈夫でしょうか」
 と気にしておられましたが、発赤のみで水泡になっているわけではないので、大丈夫でしょうとお答え
 しました。

 子供の日焼けにはカモミールのフローラルウォーターがいいとおすすめしました。

<赤ちゃんの日焼け止め>

 この夏は、赤ちゃんに日焼け止めをぬるべきかどうか大勢のお母様にご相談を受けました。

 一度ちゃんとまとめておかなくてはいけないと思っていたので、この機会にまとめておきたいと思います。

 白色人種は皮膚癌の頻度が高いので、昔からほくろがあると悪性黒色腫を心配して毎年写真を撮って
 大きくなっていないかどうか確かめるというような話を学生時代に皮膚科の授業で聞いたような気がします。

 私たち黄色人種は同じ様に考えなくてもよいのかも知れませんが、最近はオゾン層が破壊されて
 いるいるので、皮膚癌の増加が心配されています。

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 子供の皮膚に対する紫外線の影響:神戸大学皮膚科教授 市橋正光
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<参考文献:平成10年8月29日号 
            日本医事新報・質疑応答P106~107より>

 子供の皮膚は強い日焼けの後でも小麦色になるだけで、18歳頃までは光老化のシンボルである
 シミ、シワや老人性疣贅(ゆうぜい)はみられない。

 しかし、日焼けで皮膚が赤くなる時には細胞レベルでは遺伝子に多数の傷が生じ、24時間経っても
 ある種の傷は50%以上が修復されないで残っている。
 
 しかも子供の頃は細胞分裂が老人よりも盛んなため、DNA複製中に変異を生じる可能性は老人よりも
 高いと考えられる。
 
 さらにオーストラリアの白人を対象とした疫学調査では、10歳までにオーストラリアへ移民した人は、
 10歳以降に移民した人に比べ、生涯での皮膚癌発生率が3倍以上高いことが明らかにされている。
 
 つまり、乳幼児期に無駄な日焼けをしなければ、遺伝子DNAの変異も少なく、光老化を著しく遅らせる
 ことができる。

 また、太陽紫外線を浴びると約一週間は免疫能が低下する。
 したがって、保育園や幼稚園の炎天下のプール遊びは、皮膚の光老化を早める
 大きな誘因であるだけではなく、感染症にかかりやすくするといえる。

 6~9月は特に太陽紫外線Bが大量に降り注ぐので、子供のよりよい健康維持のために、屋根のある
 プールでの水泳教室を提言したい。

 特に日焼けで遺伝子DNAに傷が付きやすい日本人スキンタイプ・の子供では、プール遊びをする時には
 Tシャツを着用するか、あるいはサンスクリーン剤を塗ることが必要である。

 また、プールサイドでは当然のこととしてパラソルの下で、肩からタオルなどを掛けて直射日光を避ける。

 夏休みともなると子供たちは家族や友だちと海やプールあるいは山へ出かけ、太陽光をいっぱいに浴びる
 機会が多い。
 光老化を少しでも遅くするために最も注意すべき点は、真っ赤になって皮膚が膨れ上がるような強い
 日焼けを避けることである。

 子供の皮膚の健康を守るためには、まずは乳幼児を育てる母親が日焼けの害を知ることが大切である。

 長寿社会となったわが国においては子供の頃からの遮光対策が早急に望まれる。
 特に学校教育の場で問題となるのがサンスクリーン剤の位置付けである。

 今でもサンスクリーン剤は、いわゆる美容のための化粧品との考え方が一般的である。

 この既成概念を捨て、サンスクリーン剤は生活必需品であるとの認識が必要である。

 成人病は成人になって現れるが、その背景には子供の頃からの生活習慣が大きな要因であると考え
 られている。

 皮膚癌やシミ、シワなど、皮膚の光老化も子供の頃からの習慣病である。

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  乳幼児の間に人生の大部分の日光を浴びるといわれています。
 この文献からすると、子供の時から十分な遮光対策が必要と思われます。

 オーストラリアでは幼児に
 ♪長袖の着用、
 ♪サンスクリーン剤の外用
 ♪帽子の着用

 を勧めているそうです。

 5月から8月の紫外線の多い季節には、紫外線が最も多くなる午前10時から午後2時には子供も男性も
 遮光対策を施すべきだということになりますね。
 
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   編集後記
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 連休の間に暇つぶしに本屋さんで本を買いました。
 なかなか面白かったですよ。

 「いつのまにか人を支配する色の見つけ方」
      
  心理学の調査によると、第一印象を決定づける要素には3つある。
 
 ・洋服やしぐさから55%
 ・声の調子から38%
 ・話の内容からはたったの7%

 アメリカでは小学生の頃から、発表したりする時には洋服の選択から考えさせるという話を聞いたことが
 あります。身なりは大切ですね。

 常日頃から、人に与える印象を考えておかなくてはなりません。

 なるべく満面に笑みをうかべて患者様が話しやすいように努力しているつもりですが、何か心配事が
 ありそうなのに話してもらえない時は、患者様には不誠実に見えるのかもしれません。
 
 身なりを考える上では参考になる本でした。
 ただしこの本はビジネスマン向けに書かれていて男性をターゲットにした本でした。
 

 

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       診療日誌:腎結石
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<腎結石>

 尿路に結石ができる病気です。
 腎結石は尿が過度に濃縮され、尿中の成分が結石を形成するために起こります。

 結石は尿管を下方に移動する時に初めて痛みを起こします。
 それまでは症状のないことがしばしばです。

 この痛みは激しく、わき腹に起こり、しばしば「経験した中で最悪の痛み」と形容されます。

 普通に見られる疾患で、私たち産婦人科医もときどき妊娠中の合併症として経験することのある病気です。

 女性の5%と男性の10%は、70歳になるまでに一度は経験するといわれています。

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 今週の症例:妊娠に合併した尿路結石
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 夜間に看護師から電話が入りました。妊婦さんがわき腹がすごく痛いと電話ですと出先に携帯で連絡が
 ありました。

 転げまわらんばかりに痛そうにしているのか尋ねると、
 「そうです、堪らなく痛そうな声です」
 というので、私もすぐに帰るから、患者様にもすぐに来るように伝えてもらいました。

 幸い私のほうが早く帰ったので、患者様を待たせずにすみました。

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 妊娠28週の方でした。右側腹部と背部に強い痛みを訴えます。
 歩行もままならない様子です。

 診察しいろいろ検査したところ、尿検査に潜血が多量にでます。
 尿路結石と診断し、入院していただきました。

 あまりの痛さに、まず痛み止めの注射をしました。
 その後、できるだけ痛み止めの使用を減らしたかったので、アロマセラピーの併用を提案してみました。

 薬剤師さんだったので、快く承諾してくださいました。
 即座にパッチテストをして、精油を作成しました。

 パッチテスト後精油を塗布、その後痛みを訴える時にまず精油を塗布することにしました。

 その後痛み止めの注射は必要なく、3日後に結石も排石されました。
 排石後、検尿もすっかりきれいになり。痛みのすっかりひきました。


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 今回用いた精油

 スィートアーモンドオイル  15ml
 カモミールローマン      2滴       
 サイプレス          2滴
 ジュニパー          2滴

 妊娠中の使用は1%といわれますが、このたびは痛みが重篤であったため2%で作りました。

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 ジュニパーについて
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 ジュニパーはヒノキ科の常緑低木です。
 極地のような気象条件でも容易に育つ樹木です。

 昔はコレラやチフスなど伝染病に大きな役割を演じたそうです。
 咬傷の治療にも役立ちました。

 ケルト語でjuniperusには「かみつくこと」という意味があります。

 フランスの病院では、ジュニパーとローズマリーの小枝を焚いて病室の空気を浄化していました。

 匂いはモノテルペン炭化水素をたくさん含むので森林浴をしたような匂いがします。
 男性用化粧品に使われる匂いです。

 腎臓の排液を促して利尿作用を示します。
 モノテルペン炭化水素のうち、リモネン(5~10%含まれる)が腎機能促進作用を示します。

 モノテルペン炭化水素を豊富に含むので、抗菌作用や抗炎症作用があります。

 このような事情から、ジュニパーは尿路感染症や尿路結石に役立つ精油です。
 
 また前立腺肥大の排尿困難にも利用でき、尿酸の排出を助けるので痛風にも使えます。
 アロマセラピーといえば女性の専売特許のように思いますが、男性にも有効な精油です。

 
<注意>
 ジュニパーには通経作用があるので、妊娠20週以前には使用はひかえます。

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 もうひとつ鬱滞を除去する働きのある精油はサイプレスです。

 サイプレスの成分セドロール(セキステルペンアルコール類)と
             セドレン(セキステルペン炭化水素類)
 には静脈強壮作用やリンパ強壮作用があり、鬱滞や鬱血を除去します。

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 カモミールローマンは鎮静作用とともに鎮痙作用を期待して使用しました。
 
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   編集後記:結石の予防
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 退院する時に患者様に聞かれました。
 今後予防するにはどうしたらいいですか?
 
 十分な水分摂取(日にコップ6杯から8杯)を心がけて結石の産生を防ぐしかない様に思います。

 ハーブの本を読むと、ネトルが結石の予防に使われます。
 

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       診療日誌:めまい
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めまいは、生理不順や更年期の患者様がよく訴える症状です。
めまいにもいろんな種類のめまいがあります。

私は産婦人科医なので、耳鼻科の病気があってはいけないので、症状が長引く時には、まず耳鼻科を受診していただきます。

 <めまいの種類>

 ◆回転性めまい
  自分自身がグルグルまわったり、周囲がグルグルまわる感じがします

  平衡器官に急激な変化(血流障害、炎症、内耳のむくみなど)が起きたときに生じ、耳の病気でも、
  脳の病気でも起きてきます。

 ◆動揺性めまい
  頭やからだがグラグラ揺れている感じや、フラフラする感じがします。
  回転性めまいを起こす病気でも、このような症状になることがあります。
  平衡器官がある程度広い範囲でおかされたときに多いようです。
  歩いてフラフラする時には、小脳の障害のこともあります。
 
 ◆浮動性めまい
  からだがフワフワする感じ。地面がふわふわする感じ。
  なんとなく頭がフワーッとする感じなどを言います。
  病気が軽い時にはこの様な症状になることがありますが、これらの症状だけでは実際に病気があるのか
  分かりません。長くつづくようなら、一度検査を受けましょう。

 ◆立ちくらみ(眼前暗黒感)
  立ち上がった瞬間にクラクラッとしたり、長く立っていて目の前が暗くなる感じのことをいいます。
  子供には時々みられます(起立性調節障害といいます)
  また、ふだん低血圧ぎみの人もなりやすいです。
  
  月経不順や更年期の方のめまいはたいがい浮動性めまいです。
  ♪歩いていると地面がフワフワする感じがする
  ♪フワフワ宙を浮いているような感じがする
   というような訴えが多いです。
 
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  今週の症例
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 最近なんだか疲れやすく、フワフワする感じがします。目が悪いせいかと思い、目医者さんへ行ったが
 なんともない。
 耳鼻科へも行ってみたが、異常はなく、何か質問票みたいなものを書いて、結局更年期か何かで
 心因性のものではないかと診断されました。精神安定剤でも飲んでみたらどうですかと言われています。
 どうしたらいいですか?

 と相談を受けました。念のため血液検査などしてみましたが異常はありませんでした。

 精神安定剤は希望されなかったのでアロマセラピーをしてみることにしました。
 
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 使用する精油は更年期であることを考慮して、エストロゲン様作用のあるクラリセージ、神経系を
 リラックスさせるイランイラン、中枢神経系のバランスをとるラベンダーを選びました。
 
 クラリセージにはジテルペンアルコール類のスクラレオールが含まれます。
 スクラレオールはエストロゲンに似た構造であるため、体内でエストロゲンが分泌された時と同じ作用を
 及ぼします。
 
 イランイランはモノテルペンアルコールの神経強壮作用と、エステル類の鎮静作用の相乗効果により、
 精神を安定させます。
 
 ラベンダーは鎮静作用のあるエステル類(酢酸リナリル)と鎮静作用のあるリナロールを主成分とする
 ので精神的肉体的なリラックスが得られます。

 スィートアーモンドオイル10ml
 クラリセージ      2滴
 イランイラン      1滴
 ラベンダー       1滴

 上記処方で1週間に1回マッサージをして経過観察中です。
 
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   編集後記
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 アロマと自然療法の学習的専門誌である「アロマトピア」という雑誌を購入しています。
 1年に6回発行されます。この本のなかから私が興味をもった記事について書いてみようと思います。

 「フェイシャル・リフレクソロジー」が東洋と西洋が融合した新しいセラピーと紹介されています。
 デンマーク出身のロネ・ソレンセン・ロペスさんが生み出したものだそうです。

 リフレクソロジストですがいろんな国でさまざまなセラピーを習得したうえで、自ら編み出された方法です。

 話すことができない、咀嚼ができない、脳障害の子供、自閉症の子供などに施術を施しよい結果が得られ
 ています。功績が認められてWHOの賞を授与されたことで、有名な方なのだそうです。

 すばらしいですね。 
 

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       診療日誌:禁煙の相談
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患者様を見ていると、確かに女性の喫煙率は高くなっています。
この間も、妊娠初期の患者様が打ち明けてくださいました。
タバコはやめられたのですが、まだニコチンガムがやめられませんと

考えてみれば、良いわけはありません。
でも、タバコを吸うよりはましな気はしますが‥‥

文献を取り寄せてみました。説明には妊婦には禁忌と書かれています。
動物実験では、下記のことが確認されています
 ●マウスに催奇形作用あり、
 ●サルの胎児にアシドーシス、呼吸運動が低下する
 
妊娠期は、禁煙のモチベーションが一生のどの時期よりも高いので、自力での禁煙率も20~40%といわれ、綿密なカウンセリングで高い禁煙率が得られるそうです。

それなら妊婦さんの禁煙はまずニコチン代替療法より行動療法を行うべきであることがわかります。

妊婦の禁煙にニコチン代替剤を使用しても良いかどうか調べた論文がありました。

結論から言うと、妊婦にニコチン代替剤を用いることで得られる利益がリスクを上まわると考えられる場合には
使用しても良いと結論しています。

症例は少ないものの、赤ちゃんに異常はなかったらしい。
ただし使用した期間は妊娠初期は避けて、中期になってから使用しています。

このように胎児にはリスクは無いという論文もあるようですが、その根拠は十分ではないので、やっぱり
使わないですむなら使わないほうがいいですね。


この間禁煙のご相談にみえた方も、ラベンダーの芳香浴をおすすめしましたが本数は減りましたが、まだ禁煙できませんとおっしゃいます。

それならほかに方法は無いのか調べてみました。
 TRI(Touch Research Institute)にアクセスしてみました。
      ↓
http://www.miami.edu/touch-research/

耳たぶや手の自己マッサージでタバコの本数が減らせられるという論文がありました。 
 
 Hernandez-Reif, M., Field, T., and Hart, S. (1999).
 Smoking cravings are reduced by  self-massage.
 Preventive Medicine, 28, 28-32.

 禁煙治療にはニコチン代替療法と行動療法があります。
 行動療法には次の3つの方法があります。
 ●セルフモニタリング法(喫煙行動を手帳などに記載する)
 ●環境制御法(喫煙のきっかけとなる環境を避ける)
 ●習慣拮抗法(喫煙したくなったら他の行動をとる)
 
 自己マッサージが習慣拮抗法のひとつになるということですね。
 ではこのときにアロマセラピーを併用すればよいように思います。
 
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  ハンドマッサージ
==========

 <マッサージオイルを作る>
 キャリアオイルは何でも良いと思いますが、私はグレープシードオイルがおすすめです。

 冬に手術が立て続けにあったとき(手術の時はブラシでこすって洗います)、指先まで手ががさがさに
 なりました。
 その時にいろいろ試してみたのですが、グレープシードオイルは寝る前に使うと、翌朝にはかさかさは
 直っていました。

 市販のハンドクリームは塗ってすぐはしっとりするのですが、時間がたつとかえって乾燥します。

 なぜかなと思っていましたが、皮膚科の先生に尋ねると、尿素入りクリームの親水軟膏基剤は使い
 続けると帰って皮膚が乾燥するからだそうです。

 シアナッツバターなども試してみましたが、グレープシードオイルのほうがよかったです。

 足の裏のかさかさもグレープシードオイルを塗って寝ると数日できれいになりました。

 使用する精油は、手足のお手入れにはレモンがおすすめですが、禁煙のためなので、ご自分が落ち着く
 においの精油がいいと思います。
 オレンジスィートでもラベンダーでも何でも良いと思います。

 ただし柑橘系の精油を使用したときは光感作作用があるので、1時間ほどは直射日光に当たらない
 ように注意してください。

 <私のおすすめ> 
 グレープシードオイル  10ml
 レモン          4滴 

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 マッサージの仕方
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手のひらにマッサージオイルをとり、オイルを手になじませる
手のひらを親指で強擦(指の腹で強くこする)
指を2指ではさんで円を書くように軽擦した後、爪・指側面・指間を圧迫する
親指で、親指と人差し指の間を揉捏(指で深部組織をもみほぐす)する
   (メディカルアロマセラピー:メディカ出版社より)
          ↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4895734269/daimonladiesc-22

目で見てわかるものはないか探して見ました
写真入のマッサージの手技を載せているページです

参考にごらんになってみてください
 http://www.okeiko.ne.jp/backnumber/38/38.html


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  編集後記
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 最近皮膚の老化現象が出てきたのか、皮膚がかさかさしたり痒い時があります。
 それで今日はお風呂にペパーミントとニアウリを入れてみました。
 
 ニアウリはセキステルペンアルコール類のネロリドールにホルモン様作用があり、ビリディフロロールに
 エストロゲン様作用があります。

 更年期の老化現象予防に効果があるでしょうか?
 しばらく使ってみます。
 

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       診療日誌:夏ばて
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この間、子どもの友人が遊びに来ました。
なんだか食欲がなく、昨日はおにぎり1個食べただけ。
「なんだか食べられないんすよ」 といっています。
子どもが、アロマで何とかしてあげてと申します。

そこで、私もはたと考えてみました。
いわゆる「夏ばて」というのは、何を意味するのか?

 ◆暑くて食欲がなくなるので、やせる(夏痩せ)

 ◆暑くて眠れないので、なんだか疲れやすくなるという意味だと解釈しているのだが。
 
 ヤフーで検索すると東京ガスのホームページに
 【夏ばて解消大研究】
 いう特集のページがありました。
 これをみると、もうひとつありました。
 
 ◆暑い→汗を出して体温調節→ところが湿度が汗の蒸発を妨げる→熱が体にこもって疲れやすくなる。


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  夏ばて対策
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 ♪冷たいものの摂り過ぎは、消化液を薄めて消化吸収を阻害します。
  飲み過ぎないように注意しましょう
 
 ♪スポーツをする時は今流行のスポーツ飲料水を飲むと良いでしょうが、それ以外の時はカロリーのない
  お茶にしたほうがよいでしょう。
 
 ♪人間の体感温度は温度の高低だけではなく湿度にも大きく影響を受けます。
  湿度が高いと汗が蒸発せず熱がこもるので温かく感じ、湿度が低いと涼しく感じます。

 冷房をかける時は室温は25~28度に設定して、暑ければ湿度を下げるとよいそうです。

 健康に対する最適湿度は40~60%
 室内外の温度差は5~7℃が良いようです

 ♪天井と床の間の温度差は9℃もあります。ですから体感温度がちょうど良いところまで室温を下げると、
  足が冷えます。また体感温度がちょうど良いと汗をかきません。
  外にでて汗をかくことも忘れずに。

 ♪日本人の平均的な快適温湿度は
  冬季快適帯 温度:18~20度 湿度:40~50%
  夏季快適帯 温度:21~25度 湿度:50~60%


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 夏ばてのアロマセラピー
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 ♪冷たいものを摂り過ぎないように注意しましょう
  清涼飲料水は間食と同じです、気をつけましょう
 
 ♪栄養が不足しがちになるのでバランスの取れた食事に心がける
  とうがらしやコショウ、しょうが、わさびなどのスパイスやペパーミントなどのハーブを利用する
 
 ♪消耗した時にはレモングラスのハーブティが良いと聞いたことがあります
  
 ♪睡眠不足を解消したり、冷房で冷えた体を温めるためにお風呂に入る
  入浴時に精油を加えたり、バスソルトを作ってみたらどうでしょう 
 
  私のおすすめの精油は
  ネロリ:ちょっと高価ですが気分が落ち着きいいにおいがします
  ペパーミント:冷却作用もあり、胃腸に作用して食欲を増進します
          冷えひえするので使用量は控えめに
  ラベンダー:血液の循環をよくしてリラックスできます
  ローズマリー:気分がしゃきっとします
  グレープフルーツ:食欲がないときは柑橘系の精油がいいように思います
 
  簡単には上記精油をバスタブに4~5滴入れるだけでいいですよ。
  ただし精油はお湯に溶けにくいので手でよくかき混ぜましょう。

  キャリアオイル10mlに精油を4~5滴くわえてバスオイルを作ったほうが混ざりやすいですよ。

  いろんな天然の塩やシーソルトがありますので、ガラスの密閉容器に塩50グラムに精油4~5滴加えて
  よく混ぜるとバスソルトができます。


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   編集後記
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昨日、冷房をかけっぱなしにしていたら、足が冷えてきたので温かいレモングラスのハーブティを飲みました。
ハーブティには飲みにくいものもありますが、レモングラスはレモンの香りがして飲みやすかったです。
 
ハーブを調べる時に私はアメリカのダイエタリーサプリメントの
データベースNatural Medicines Comprehensive Database(NMCD)にアクセスして調べます。

夏ばてで検索しようと思いましたが、和英辞典で調べても夏ばてがでてきませんでした。
夏ばては湿度の高い日本特有の言葉なのでしょうか?

そういえばこの間こられた患者様が、夏ばてみたいでしんどいです、何かお薬をくれませんか?
とおっしゃられた患者様がいました。
彼女にはとりあえず、漢方薬の補中益気湯を処方しました。

あまりしんどい時はちゃんと診察を受けてくださいね。 
 

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       診療日誌:時差ぼけ
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◆時差ぼけとは
 4、5時間以上時差のある地域をジェット機などで急速に移動した際に生じる一過性の心身不調和の
 状態、これを一般的には「時差ぼけ」と呼んでいます。

 
 私たちは「体内時計」というものを持っています。日本に住んでいる私たちは日本時間に合わせて動いて
 います。 ところが、急速に海外に行くことによって、外は海外の行った先の現地時間で動いているのに、
 私たちの体の中は日本の時間を引きずっている。

 
 この時間のズレが原因で時差ぼけが起こっているといわれています。
 
 <主な症状>
  不眠、眠気、疲労感、ぼんやりする、頭が重い、食欲不振、胃腸障害、目の疲れ、イライラ、日中頭が
  働かないなど。


 ◆体内時計とは
  私たちの眠るとか、起きるといった睡眠覚醒リズム、あるいは体温のリズム、
  それとホルモンの分泌なんかも、すべて体内時計という時計によって調整されています。


  今のところ、人間は約25時間の周期を持っているということになっています。
  これを我々は毎朝起きた時に1時間ずつ時計を合わせて自然に生活しているわけです。


  ◆体内時計についてもう少し詳しく

  体内時計とは「生物時計」とも呼ばれます。
  人間や高等動物の睡眠と覚醒には約1日を周期とするリズム(概日リズム)があります。

  その概日リズムを生み出す生体内機構の中枢(生物時計)として働いているのが、脳の深部にある
  視床下部のうちで視神経交叉部のすぐ上にある「視交叉上核」というところです。

  この視交叉上核から覚醒と睡眠の発現をもたらす神経機構へ伝えられ、神経活動によって睡眠と覚醒の
  概日リズムが生み出される仕組みになっています。

  私たち生物は海のなかから発生しました。だからミドリムシのような単細胞の生物から哺乳動物まで、
  私たちの生物時計は潮の干満と同じ約25時間という内因性リズムを持っています。
  睡眠・覚醒、活動・休止などの行動や認知などの高次脳機能のみならず、体温、血圧、脈拍といった
  自律神経系、コルチゾール、メラトニンなどの内分泌ホルモン系、免疫、代謝系などにも約1日を周期と
  する生体リズムを発現させ、人間や動物が1日の昼夜リズムに従って、効率よく、しかも快適に生活
  できるように調節する働きをしています。

  さまざまな生体機能は夜と昼の環境に応じて変化するとともに、このような昼夜の環境が消失した条件
  でも固有の周期性を持って活動することが、実験で確かめられています。

  しかし、25時間の周期では1日に1時間ずつずれていきます。
  このようなずれを24時間の周期に合わせる働きは生物時計の同調機構とよばれています。

  赤ちゃんがよく昼と夜さかさまの生活をすることがありますね。
  これはまさしく人間の25時間という生物時計のせいだと本で読んだことがあります。

  このずれを正すように作用するのが、今注目をあびている「メラトニン」というホルモンです。

  視交叉上核からの神経伝達経路は眼から入った光の信号が視神経を経て、視交叉上核へ伝えられ、
  上頚神経節を経て、松果体に達する神経系路を持っています。
  松果体でメラトニンというホルモンが産生され、血中メラトニン量は夜に高値を示し、昼間にはほとんど
  検出されません。

  このようにメラトニンは昼間の明暗サイクルにより変化することから内因性リズムを持つ生物時計に
  24時間の指標を与える働きをしています。

  夕方から夜間にかけて血中メラトニン量が増加すると、視交叉上核と全身の臓器にあるメラトニン受容体に
  情報が伝えられ、夜間、休止した方がよい各臓器に生体変化を起こさせます。
  脳では睡眠中枢を優位に働かせて睡眠を起こさせ、副交感神経を優位に保つことにより自律神経系を
  鎮静させ、代謝では同化作用を起こし、免疫系を賦活させるのです。

  昼間に血中メラトニンが低下、消失すると脳の覚醒中枢が優位になり、目覚めて活動し、自律神経系に
  おいても交感神経系支配が優位となり、内分泌系機能もそれに適した状態がつくられるのです。

  胎教教室で少しメラトニンについてお話することがあります。
  胎児に日周リズムができるのは、受精後24週から30週の間であることが確認されています。
  母体内の赤ちゃんは母親のリズムの影響下にあるので、胎児に生物時計が存在するかどうかについては
  結論はでていません。

  妊娠中もお母さんが規則正しい生活をしたほうがよさそうな気はしますよね。

 
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 生物時計に興味があれば

 ★「生物時計の謎をさぐる」が面白かったですよ。

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 ◆時差ぼけを防ぐために
 2~3日前から現地の時間に合わせるように準備しておく
 飛行機に乗ったら時計をすぐに現地時間に変える
 飛行機に乗ったら食べ物は控えて、現地の食事時間に合わせる
 
 ネットで調べるとこんなことが書いてありました。
 観光旅行ではなく、大事な仕事で海外へいかれっる方は準備したほうがいいでしょう。

 ニューヨークには、自国の時間どうりに過ごしたい人のために、ダイヤルを合わせると明暗をコントロール
 できる部屋を備えたホテルがあるそうです。
 その部屋の名前は「サーカディアン・ルーム」といいます。
 
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 ◆時差ぼけのアロマセラピー

 日本からアメリカやハワイなど東へ向かう場合は、1日の周期は短くなり、
 逆にヨーロッパなど西へ向かう場合は、1日の周期は長くなります。
 
 人間の体のリズムというのは、1日の周期が長くなる方に順応しやすく、短くなる方には順応しづらいために、
  東行きよりも西行きの方が時差ぼけの症状は軽いようです。

 例えば娘がアメリカへ行った時は、行った日はおきている時間が長くて、眠たくて眠たくて仕方がなかった
 ようです。

 こんなときには、神経を覚醒させる働きのあるペパーミントやレモンの精油でも持たせて芳香浴させれば
 良かったかなと思います。

 帰宅してからは、早く目が覚めたようですが、アメリカへいった時ほどつらくはなかったようです。
 
 帰ってからは睡眠を促す、ラベンダー、プチグレン、ラバンサラ、オレンジスィートなどを芳香浴してあげたら
  よかったかもしれません。
 
 海外旅行に行くときは、精油も忘れず持参すると役立ちそうです。
 
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   編集後記
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国際線に頻繁に乗る航空会社の乗務員などは、慢性的に「時差ぼけ」の状態にあるわけですが、 こういう人はMRIを撮ると脳の側頭葉が萎縮しているという研究論文があるそうです。
記憶をつかさどる側頭葉が萎縮するなんて、心配ですね。

不眠症や時差ぼけにメラトニンが効果があるようです。アメリカでは健康食品として販売されています。

 まだ安全性のほうは定かではないようです。

 

不定愁訴を訴える病気の中に低血圧があります。
低血圧は実にさまざまな症状を呈します。
なんとなく体調が悪い、通勤時に気分が悪くなり電車を降りてしまうというような不定愁訴を訴える若い女性がこられました。
低血圧もひとつの原因と考えられたので、今回のテーマは低血圧にしました。


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       診療日誌:低血圧
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◆低血圧の患者様は実にさまざまな不定愁訴を訴えます。
 
 ≪精神神経症状≫
 脱力感、易疲労感、頭痛、めまい感、耳鳴り、不眠


 ≪循環器症状≫
 胸部圧迫感、動悸、息切れ、四肢の冷感等


 ≪消化器症状≫
 上腹部膨満感、食思不振、悪心、嘔吐

 などの症状が知られています。


◆どれくらいの血圧を低血圧と考えるのでしょう

 低血圧は 収縮期(最高)血圧が100㎜Hg以下、
        拡張期(最低)血圧が60㎜Hg以下を低血圧と考えます。
               (拡張期血圧はふつう問題にしません)

 低血圧には3つのタイプに分かれます。


 ■本態性
 明確な原因が認められない慢性低血圧で基礎疾患を有する症候性
 または二次性を除外した疾患です。

 一般に正常血圧者より長寿で、私たち医師も血圧が低いこと自体が病的と考えにくいので、治療の
 対象と考えないことから研究報告も少なく病因病態はいまだ解明されず、自律神経系や内分泌的機序と
 が推測されています。
 同一家系に多く出現することから遺伝性の素因もあるようです。


 ■二次性
 種々の基礎疾患によって二次的に血圧が低下した状態を言います。
 中枢・末梢神経障害、心臓・血管障害、代謝内分泌疾患等に伴うものが知られています


 ■起立性
 臥位や座位から起立時に20mmHg以上の収縮期血圧低下を示す状態を言いますが、
 座位血圧が正常血圧、低血圧、高血圧の全ての方に起こりえます。


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   低血圧に対する精油の有益性
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アロマセラピー学会のデータベースを調べてみました。
「低血圧に対する精油の有益性」について、
1999年のアロマセラピー学会総会で報告されたものがありました。
 
村田千穂(アロマセラピー講師)という方の論文ですが、タナセタム、ローズマリー・シネオールをホホバ油で ブレンドしたオイルを手首と上腕内側に塗布し、血圧の変化と愁訴の状態を記録しています。
 

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   血圧上昇作用のある精油
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 ◆クローブ
 ◆ペパーミント
 ◆レモンバーム
 ◆タナセタム
 ◆ローズマリー
調べてみると上記精油には正常よりも低い血圧を上げる働きがあると"NARD精油事典"や"アロマセラピーのための84の精油"に記載されています。


今回は手に入りやすい精油クローブとペパーミントに気分を元気づける
 ローズマリーカンファーを使うことにしました。
 スィートアーモンドオイル15mlにペパーミント3滴、クローブ1滴、
 ローズマリーカンファー2滴で2%濃度で作ってみました。
 
 ※精油はサノフロール社のものを使用しました
 ※使用する前には必ずパッチテストをしてください
 ※今回のブレンドは妊産婦、授乳中、てんかんの人は使用できません 


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   編集後記
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血圧が低くて朝がおきにくいという人には、試してみる価値があると思います。

まだまだ暑い毎日です。
帰省ラッシュも始まりました。お盆の時期には、遠方の住所の子供さんの患者様が増えます。帰省して大移動するのは、小さな子供さんには意外と負担になるようです。

 くれぐれも、ご注意ください。

 

産後のマタニティブルーについてお話してみようと思います。
ときどき経験するのですが、出産後に自分がしんどいのに赤ちゃんの世話などできないといわれたり、突然涙ぐんだりすることがあります。
時には、訴えがオーバーで訴えに見合う身体所見がないこともあります。
どちらにしても、私たち医師や看護師がてこずることがある病気です


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       診療日誌:マタニティブルー
================♪☆♪==
 
昔から「産後の肥立ちが悪い」という表現があるように、出産後の女性に精神の障害が起こることがあるのは周知の事実です。

出産後の精神疾患にはマタニティーブルーズ、産後うつ病、産後精神病の3つの病気があります。


 ◆マタニティーブルー
 出産直後から2週間頃までに出現する一過性の気分と体調の障害です。
 主な症状は涙もろさと抑うつで、その他に不安、緊張、集中困難、困惑、不眠などの神経症状とともに、
  疲労、頭痛、食欲不振など体の不調も見られます。
 
 けれどもマタニティーブルーズの症状は持続が短く自然に軽快するので、治療の必要はないと言われて
 います。


 ◆産後うつ病
  出産後数週から数ヶ月以内に出現します。出産後一ヶ月頃に発症のピークがあるともいわれます。

  症状は、抑うつな気分、不眠、集中力の低下、食欲不振と体重減少、不安とパニック発作、罪の意識、
  自分は無価値だと考えたり、自殺願望、赤ん坊を傷つけるのではないかという不安を感じることがあります。
 
  母親にうつ病があると、赤ちゃんとの愛着が育ちにくく、産後うつ病の母親に育てられた赤ちゃんは
  認知能力に欠けるという報告もあります。
  母子関係に重大な影響を及ぼすことがある病気です。


 ◆産後精神病
  産後二週間以内の早い時期に、急激に症状が出ることが多い病気です。
  不眠や焦燥を訴えた後に、幻覚、妄想、精神病症状が急に出現します。
  1000回の出産に1人の人にに発症します。
  ちゃんと治療をすれば数ヶ月で軽快することが多い病気です。


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 今日は上記疾患のうちのマタニティブルーのケースについて、お話しようと、思います。

 出産後3日目に"朝起きたら頭が痛い、おなかが痛い"と泣いていると看護師が困り果てています。
 私が訪室しても、同様に「お腹が痛い、頭が痛い、お乳が出ない」と繰り返して涙ぐみます。

 「それでは気分転換にマッサージでもしましょうか」
 と提案すると、少し微笑んでしてほしいとおっしゃいます。
 そこで、どこをマッサージしてほしいか尋ねると、足がむくんでるので足のマッサージを希望されました。

 好きな匂いを調べると、オレンジスィートがフルーティーな匂いと気にいったので、オレンジスィートにむくみをとるジュニパーとサイプレスでオイルを作り脚のマッサージを行いました。

 このとき経過を客観的に判断するためにマタニティブルーズの自己質問票を使用しました。
 (どのようなものか知りたければ→こちら

 3日目には12点と得点は高かったですが、4日目には6点、5日目には5点 6日目には3点に減少しやっと
 笑顔で授乳できるようになりました。
 7日目はまだ3点でしたが母子同室できるようになり、そして8日目にやっと1点になり、質問票を"いつまで
 するの?"といえるまでになりました。

 その後は元気に過ごしておられ、産後うつ病を発症したら困るなと思いましたが、大丈夫でした。

 マタニティブルーは治療の必要はないといわれますが、時には思いがけず重症なケースもあります。
 そんな時にはアロマセラピーは非常に有用でした。 
 
 
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  編集後記
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以前出産後にマタニティブルーの症状を示した患者様が2人目を出産されました。
今度はどうかしらと心配していましたが、"母は強し"というべきか、今度はぜんぜん大丈夫元気です。

華奢な体つきで、見ているとはらはらするくらいスマートな方ですが、出産後は、赤ちゃんを片手で抱っこして診察に来ておられました。
子どもができると母は強くなります。

ご主人も温和で彼女を包み込んでくれるような感じのご主人だとお目にかかったスタッフが言っていました。

やさしいご主人の援助の下に彼女は強い母に変身しました。

膀胱炎に悩む方は以外に多いので、今日はその続きを書いてみました。
アメリカでは膀胱炎の予防に多くの女性がクランベリージュースを飲むようです。
クランベリーについて調べてみました。
 
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       診療日誌:膀胱炎の予防
===============♪☆♪==

尿路感染症で調べると、クランベリーがでてきます。
アメリカでは解熱のためや再発する膀胱炎を予防するために使われています。
最近は抗酸化作用があるので、善玉コレステロールが増加し、悪玉コレステロールが減少するという研究結果も報告されています。

クランベリーにはカテキン類が複数縮合してできるプロアントシアニジンという物質が含まれて入ます。

このプロアントシアニジンが尿路上皮への細菌の付着を防ぐので、膀胱炎の再発を予防できると言われています。

正尿路の上皮に付着した細菌を除去する能力はないので、膀胱炎を治療できるものではありません。やっぱり膀胱炎になってしまったら、医師の診察を受けてください。

膀胱炎の原因菌は80%が大腸菌ですが、培養実験でクランベリージュースが大腸菌の発育を抑制することが確かめられています。


その他まだ同定はされていませんが、クランベリーにはある種の高分子物質が含まれていて、この物質が歯周病や胃のピロリ菌の付着を防ぐことが確かめられています。

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その他の作用としては次のようなものが記載されています 
 ◆尿失禁の患者さんの消臭のため
 ◆尿カテーテルの閉塞を防ぐため(利尿作用あるので)
 ◆ストーマの回りの皮膚を治癒させる
 ◆その他2型糖尿病、壊血病、肋膜炎などの病気に
 ◆利尿・消毒・解熱のためや癌に

 年齢が高くなると尿失禁の患者様はふえてきます。
 こんなときにもクランベリージュースを使うとよいのですね。知りませんでした。

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クランベリージュースを1日300ml飲むと、膀胱炎の再発を予防すると言われています。

ただし1日に3~4Lと大量に飲むと胃腸の障害をきたしたり下痢することがあります。

通常の量を飲む分には安全なジュースです。妊娠中も授乳中も飲んで差し支えありません。

ただし蓚酸をたくさん含むせいで1日1L以上飲むと尿路結石がきることがあります。
だから尿路結石の既往がある人は飲まないほうがいいでしょう。


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  編集後記
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クランベリージュースはあまりお店で見たことがないので、買えるのかなと思いつつ検索してみました。通販で簡単に手に入るのですね。
膀胱炎を繰り返す時には皆さんずいぶん憂鬱になられます。
今度からクランベリージュースを飲んでみたらどうですかとお勧めしてみてもよいかしら。  

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       診療日誌:繰り返す膀胱炎
===============♪☆♪==

 膀胱炎は、女性に多く年齢的には思春期の10代後半から老年期にかけて幅広く起こります。

昔はハネムーン病と言われました。20才前後の性的活動期の女性に多い病気です。
症状の出る2、3日前に性行為があればそれが原因でしょう。

膀胱炎は、再発しやすい病気なので、きちんと治さないと、何度も再発する事があります。


 ◆どんな病気でしょう?

 排尿時になんだか不快な感じがして、前兆があります。突然排尿時に痛みを感じます。
 おしっこの最後のほうが渋るような感じがして痛い、ガラスを踏むような痛さと表現する人もいます。(排尿痛)

 やたらと尿の回数が多くなる(頻尿)

 今トイレに行ったのにまた行きたい感じがする(尿意促迫)

 普通は熱はありません。発熱を伴う時は腎盂腎炎を起こしている可能性があるので、すぐに受診してください。

 時には血尿が出ることがあります(特に妊娠中)


 ◆なぜなるのでしょう?

  女性の体は腟と尿道と肛門が接近しています。
  尿道も短い(約4センチ)ので、上行性感染といって、細菌が膀胱に入りやすいと考えられています。

  尿道の長い男性は膀胱炎をおこすことは稀です。

  性交が刺激になって菌が尿道から膀胱に入りやすくなると考えられています。


 ◆応急処置

  排尿時に不快感を感じたら、お茶、ジュースなどできるだけ水分をたくさん摂取します。
  尿量を増やして膀胱を洗い流すような感じです。(症状がなくなっても3日間はつづけます)
 
 上のことをきちんと守ってもよくならないときは、受診しましょう。


 ◆再発を防ぐために

  排便、排尿のあとは前から後ろの方向にふきましょう。
  後ろから前にふくと、大便中の大腸菌が尿道の入り口につきます
  膀胱炎の原因菌は80%が大腸菌です
  女の子のトイレトレーニングでは必ず前から後ろと教えてください。

  トイレを我慢しないこと

  長時間使用したナプキンは細菌の温床です。生理の時はナプキンをまめに変えて、外陰部を清潔に
  保ちましょう。

  セックスの前後には排尿をすませます。


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 膀胱炎のアロマセラピー
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 <外陰部を清潔に>
  トイレの後の洗浄に
 ・ラベンダーのフローラルウォーター
 ・真正ラベンダー、ティトリー、タイム・ツヤノールなど殺菌作用の強い精油で5%濃度の
  洗浄液を作成して洗浄するか座浴する


 <使用する精油>
 ・殺菌作用の強い精油
  真正ラベンダー、ティトリー、タイム・ツヤノール、パルマローザ、ローズウッドなど
 
 ・抗炎症作用のある精油
  カモミール・ローマン、ジュニパー

 ・鎮痙作用のある精油
  タラゴン、イランイラン


 <マッサージオイルで、下腹部や腰背部をマッサージする>
  彼女の場合、頻尿・排尿痛・尿失禁の症状があったため
  キャリアオイル   10ml
  真正ラベンダー    2滴
  カモミール・ローマン 1滴
  タラゴン       1滴 でマッサージオイルを作りました。


膀胱炎は典型的な症状を示すことが多いですが、時には下腹部痛や違和感を覚える程度の症状しか示さないこともあります。
 こんなときは
  キャリアオイル   10ml
  ジュニパー      2滴
  ティトリー      2滴 で良いのではないでしょうか。

  
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 編集後記
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膀胱炎は産婦人科ではありふれた病気です。
決してなおらない病気ではありませんが時には再発を繰り返し、患者様にとっては苦痛を伴うことがあります。

おかしいなと思ったら入浴時にラベンダーとティトリーで半身浴するようにしています
というアロマセラピストのお話を聞いたことがあります。
 
よく効きますよということですから、膀胱炎になりやすい方におすすめします。

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       診療日誌:病は気から
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人間は暗示を受けやすい動物です。ですから私たち医療従事者は言葉づかいに気を配らなくてはなりません。

「顔色が悪いわね」といわれました。
ちょうど体調が優れなかったAさんは、鏡を覗き込みました。
やはり、顔色が悪い気がします。そしてちょうどおなかも痛かったものだから、自分はどこか悪いに違いないと思い込むようになりました。

診察にこられたときには、まったく重病人のような表情で受診されました。
診察してもどこも悪そうなところは見当たりません。

訴えと現症にあまりに隔たりがあるので尋ねてみました。
 「何か変わったことはありませんでしたか?」
 「夜は良く眠れていますか?」
 「何か心配事でもあるのですか?」

 いろいろ聞くうちに気持ちがほぐれたのか、上記事情を話してくれました。

 
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今日の症例は、神経質な老婦人のお話です。

Bさんは、神経質で几帳面、食事にも細心の注意を払い、健康には常日頃気をつけています。

ある日左胸から左背部にかけて痛みを感じました。心筋梗塞に違いないと思い込み、家族を呼び集めて大騒ぎしました。家族は心配してお医者さまへ連れて行きましたが、なんともありませんでした。

でもまだBさんは痛い痛いと騒ぎます。今までもこのように家族を集めて大騒ぎすることはたびたびあったようです。

困った家族の方が相談に見えました。最近家の中でごたごたがあったので、睡眠不足もあるのだと思います。でも何とか楽にしてあげたいので、良い処方をお願いします。 

騒ぐと少し血圧が上がるということでした。このことから、血圧をさげて、心拍を落ち着かせ、そして鎮痛作用のある精油を組み合わせることにしました。


 *真正ラベンダー
  胸痛を訴えるので鎮痛作用があり神経を落ち着かせる働きのあるラベンダーを選びました

 *イランイラン
  主成分であるモノテルペンアルコール類のリナロールには
  ♪鎮静作用
  ♪血圧降下作用
  ♪抗不安作用
  があるので使用しました

 *プチグレン
  主成分はエステル類の酢酸リナリルで、鎮痛作用と鎮静作用があります。
  また、イランイランと同じリナロールもたくさん含むので、精神的肉体的リラクゼーション効果があります。


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今週の処方、スィートアーモンドオイル 15ml
   真正ラベンダー    2滴
   イランイラン      2滴
   プチグレン      2滴


~~~~~~
 編集後記
~~~~~~

後日家族の方から連絡がありました。上記オイルで胸をマッサージしてあげたところすぐに症状は軽快したそうです。

家族の思いやる気持ちと、マッサージ、そして精油の効果があって良く効いたのだろうなと思いました。

このように精神的なものが原因思われるケースにはアロマセラピーはとても有効な治療法だと思います。

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       火傷
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≪ガットフォセについて≫


今日はアロマセラピーの歴史について少しお話してみようと思います。
「アロマテラピー」という言葉を創りだしたのは、化粧品の研究をしていたフランスの科学者、ルネモーリス・ガットフォセでした。

1937年に、ガットフォセはこのテーマに関する著書に「アロマテラピー」とつけました。彼の研究は精油の化粧品への応用に限られていましたが、多くの精油に殺菌・消毒作用があることを発見しました。

実験室で爆発事故をおこしひどい火傷を負った時、このような知識を持っていたガットフォセは、ラベンダー油で火傷を治療しました。

ラベンダーの効果は完璧で傷跡すら残らなかったといわれています。

これが有名なガットフォセの逸話です。

 
≪火傷のアロマセラピー≫

 ■新しい傷には
 <精油>
  ラベンダー
  ティートリー
  ローズウッド
  ゼラニウム・エジプト
 <キャリアオイル>
  ローズヒップオイル:組織再生効果あり
  セントジョーンズワート油:皮膚の温度を低下させる
  イブニングプリムローズ油:皮膚組織の修復と保持に体内で利用されるガンマリノレン酸を含む
  小麦胚芽油:脂溶性ビタミンを豊富に含み細胞を再生させる

 ■古い傷には
 <精油>
  ヘリクリサムを使う
 <キャリアオイル>は同じ

 上記キャリアオイルに2~3種類の精油を使用して2~3%濃度にする


 ********************************


≪火傷の応急処置≫

 ■まず冷やす
 水道の水で約10分から30分流して、よく冷やしてください。服の上からやけどした時は、無理に服を
 脱がさず直接水を流す。
 ※流水で冷しにくい部分は、ぬれタオルなどで冷湿布します
  病院に行く場合はガーゼ、清潔なタオル等で包んで何も塗らないことが大切です。
  水疱は破らないように注意します
 

 ■チンク油やみそ、醤油などを塗らない
  傷口を清潔に保つことが大切です

 ■小さくても深い傷は医師の診察を受ける
  小さい火傷でも化膿すると、すぐに深いやけどに移行しますよ


 

==♪☆♪========
       肩こり

========♪☆♪==

この間強烈な肩こりを経験しました。更年期の患者様の言う"肩こり"が初めてわかったような気がします。

私もいよいよ"更年期障害"かと腹を決めましたが、ひどい肩こりは1日だけでした。
どうやら単に疲れていただけのことのようです。

自分の年も考えず、毎日毎日ホームページを更新すべく、パソコンにへばりついて入たのが悪かったようです。

<肩こりの原因>
  内蔵疾患・骨格等のこともありますが、ほとんどが、肩をおおっている「僧帽筋」という筋肉が、
  緊張し続けて固くなり、痛んでいる状態だといわれています。 たとえば、細かい手作業やデスクワーク等
  を長時間続けると、肩の筋肉はずっと緊張したままになります。
    ↓
  筋肉は緊張すると硬くなって筋肉内の血管を圧迫するので、血行が悪くなります。
    ↓
  血行が悪くなると筋肉に酸素が不足し、そのまま緊張が続くと、疲労や痛みを引き起こす 物質
  (疲労物質・発痛物質)が発生します。
    ↓
  この物質が筋肉にたまった状態が肩こりの第一段階「疲労による痛み」の状態です。
  この疲労物質が蓄積すると、神経を刺激して痛みを感じ肩こりの悪循環が繰り返されます。


 私の肩こりの原因は、やはりデスクワークを長時間続けたからと思われました。


<肩こりの対処方法>
 ■まずは運動不足も大きな原因と考え、首を回したり傾けたり首の体操とともに肩のストレッチをしました。
  これだけでも少し楽になります。

 ■そして湿布でもすればよいのでしょうが、湿布の代わりにアロマオイルを作りました。

 ♪今回使用した精油は
  スィートアーモンドオイル 15ml
  真正ラベンダー       2滴
  ローズマリーカンファー   2滴
  ニアウリシネオール     2滴
  ペパーミント        2滴


 ■そして、肩こりに効くというビタミンを飲んでみました。

  ビタミンB12は、末梢神経の傷を修復して痛みやしびれを緩和します
  ビタミンB1は、筋肉や末梢神経に必要なエネルギーを作り出す働きがあります
  ビタミンEは、血行不良を改善する働きがあります
  葉酸は、神経細胞の修復を助けます

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患者様によくサプリメントのことを聞かれますが、これを機会に私もサプリメントを飲んでみようと思います。

今まで患者様に尋ねられても、ちゃんと文献の付いたサプリメントは見つからず、なにをおすすめしてよいものかわかりかねましたが、ちゃんと科学的文献を備えたサプリメントを見つけました。

私は、このサプリメントを飲み始めてみました。 

 

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       耳鳴り
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人口の10パーセントから20パーセントの人が耳鳴りを感じているといわれています。
特に65歳以上の人においては30パーセント近くの人において耳鳴りの経験があるとの報告もあります。

耳鳴りのある人全員が苦しみ、悩んでいるわけではもちろんありません。
けれどもおよそ人口の5パーセントの人が持続的な耳鳴りを苦痛に感じているといわれています。

日本でも耳鳴りに悩まされる人は大勢いて600万人以上の人が耳鳴りを抱えているといわれています。

更年期には時おり耳鳴りを訴える患者様がおられます。半世紀も生きると方々に少しずつ老化現象が出てくるということだなと、納得しています。


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◇耳鳴りはどうして聞こえるのでしょう?
 
  耳鳴りのもとは音ではなく、故障した内耳細胞の刺激だそうです。
  耳鳴りは2ヶ月もすると一定になって落ち着くと耳鼻科の先生はおっしゃいますが本人にとっては、
  音が大きくなったり小さくなったりすることがあります。

 
  脳の感覚の認識量は一定なので、何か気がまぎれることがあれば、気にならなくなるが、意識すると
   耳鳴りが気になってしょうがなくなります。

 ◇耳鳴りをおこす病気
  更年期障害で耳鳴りを訴える方には、まず耳鼻科へいって、何か疾患がないのか診察を受けて
  いただくようにお願いします。

 <自覚的耳鳴り>
  鼓膜などの中耳に異常がないにもかかわらず、特定の音色の音がうるさく片側の耳か両耳で
  時々、または続けて鳴る。

  内耳の異常によるメニエール病や難聴、交通事故などによる頚椎の異常聴神経腫瘍(聴神経鞘腫)
  のような中枢神経性の病気があります。


 <他覚的な耳鳴り>
  耳の周りの筋肉や関節の音、血管の血流の音などが本人は勿論の事、他の人にも聞こえます。

  これは聴覚の異常ではなく、耳の周囲の異常(顎関節症や顎筋肉の結節や腫れ、耳のそばの
  血管異常やそれに伴った高血圧等)によるものです。
 
  血管性耳鳴や顎関節症、筋肉の痙攣による耳鳴りがあります
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
◇耳鳴りの治療法
  いろんな薬剤も使用されるようですが、結局コレといった決定的な治療法がないために、さまざまな
  代替医療が使用されています。

 ●カウンセリングや自律訓練法を使用した心理療法
 ●マッサージや鍼灸
 ●さまざまな健康補助食品

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

◇耳鳴りのアロマセラピーについて調べてみました。
  外国の本にはやはり処方がのっていました。

 ●タラゴン、ヘリクリサム、プチグレンを耳の周囲に塗布
 ●サイプレス、バジル、プチグレンでオイルを作成し耳の周囲に塗布

タラゴンもバジルも主成分はチャビコールメチルエーテルという強力な鎮痙作用のあるフェノールメチルエーテル類です。


サイプレスは血液の循環を改善し、プチグレンは心身を安定させるために使うものと思われえます。


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◇耳鳴りのハーブ
 ●イチョウ 
  脳機能障害を改善するので、めまい・耳鳴り・頭痛を著明に改善させます。
  また、痴呆を改善させたり、記憶を改善させます。

 某メーカーのイチョウのメディカルハーブをタイガー・ウッズが飲んでいるという話を聞いた事があります。

 健常人にイチョウを大量投与すると、脳波のα波が増加し記憶力増大するというから、気持ちを
 集中させるために飲むのでしょう。

 

==♪☆♪===========
       アロマで虫除け
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夏近くになると妊婦さんから時々殺虫剤を使用してよいかどうかというお問い合わせを頂きます。

宝塚は園芸の町ですから木々も多く、虫も多いです。そのせいで子供が蚊に刺されると腫れあがることがあり、虫になれていないお母さんはびっくりされます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

それでは、昆虫忌避作用のある精油について


◆シトロネラ
 シトロネラに含まれる有効成分のうちシトロネロール(モノテルペンアルコール類)とシトロネラール(アルデヒド類)
 は蚊が嫌う匂いだといわれ蚊忌避作用があります。


◆ユーカリレモン
 ユーカリレモンにも同様にシトロネロールとシトロネラールがたくさん含まれています。


◆ゼラニウムエジプト
 ゼラニウムエジプトにもシトロネロールが含まれています。


◆その他殺虫作用のある精油
 カユプテ、クローブ、サイプレス、ジュニパー、タイム、ティトリー、
 ニアウリ、バジル、フェンネル、レモン、レモングラス、ローズウッドなど

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
上記精油から、妊娠中に使ってもよい精油を選びます。
 ◆妊娠初期から使ってよい精油は
  レモン、ティトリー、ローズウッド
  
 ◆妊娠6ヶ月以降に使ってよい精油
  ゼラニウムエジプト、ジュニパー、ニアウリ
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
このことから、妊娠初期なら、レモン、ティトリー、ローズウッドをティッシュに滴下して枕元におくか、アロマポットかデフューザーで部屋に芳香を充満させるとよいでしょう。

妊娠6ヶ月に入っていたら、シトロネロールをたくさん含むゼラニウムエジプトの使用が簡単でいいように思います。

好きな匂いが一番なので、このような精油の中から選んでみてはどうでしょう。

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エアフレッシュナーを作ってもよい

100mlのスプレー容器に80mlの精製水に精油を20滴(無水エタノール20mlに溶かしたもの)加えてよく振ると簡単にエアフレッシュナーができます。
 
無水エタノールが無かったら精製水にまぜてもよいです。精油は水に混ざりにくいのでよく振って使います。

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ご自分で作るのが面倒なら便利な室内芳香剤もありますよ。
サノフロール社のアンチモスキートがそうです。
  

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       診療日誌:アロマセラピーで禁煙
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20代~30代の女性の喫煙率は上昇しています。ほぼ20%に達しています。
5人に1人の女性がたばこを吸っていることになります。体に悪いとわかっていてもなかなかやめられないのがたばこです。

今回のご相談は、妊娠中であるため、余計に深刻です。妊娠中の禁煙は虐待に等しいという考えもあります。できるなら禁煙してほしいです。


●妊娠中のたばこの害について

  胎児への影響
  (1)出生体重の低下(非喫煙者から生まれた赤ちゃんより約200g~500g体重が少ない)
  (2)身長、頭囲、胸囲など身体発育全体の値が低下
  (3)先天異常(口唇・口蓋裂、先天性心疾患など)の頻度が増加


  妊娠中の異常や合併症の増加
  (1)早産や流産の頻度が1.5倍になる
  (2)周産期死亡が1.2~1.4倍になる
  (3)胎盤早期剥離、前置胎盤などの合併症が増える


●たばこが害をもたらす原因
  ニコチンは血管を収縮させてしまいます。そのため子宮や胎盤へいく血液が少なくなります。
  赤ちゃんは胎盤で血液のガス交換をしてもらい、さまざまな栄養もお母さんの血液からもらいます。
  その大切な血管が収縮して細くなるのですから、大きな害が及ぶことは考えてみたらあたりまえの
  ことですね。

 また、たばこの煙の中の一酸化炭素が胎児のヘモグロビンと結合するので酸素の運搬能力が低下します。
 ですから赤ちゃんは低酸素状態におかれることになります。


●受動喫煙の問題
  喫煙者が吸う主流煙より、灰皿に置かれたたばこから出てくる副流煙の方が、健康に悪い成分が多く
  含まれているのです。
  副流煙には主流煙の2.8倍のニコチン、
               3.4倍のタール、
               4.7倍の一酸化炭素
  が含まれているという報告もあります。

  低出生体重児の頻度も、夫だけが吸う場合1.7倍に、妻も夫も吸う場合には2.8倍になるといわれています。

  妊婦さんの横でたばこを吸うということは、赤ちゃんがたばこを吸っているのと同じことなのです。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

これでたばこが赤ちゃんによくないと言うことはご理解いただけたかと思います。
悪いとわかっていてもやめられないのがたばこです。

特に女の人はたばこに対する心理的依存が大きいため本数が少ないにもかかわらず禁煙しにくいと言われています。
 
また女の人はニコチンの代謝が悪いとも言われています。

それでは禁煙はどのように始めたらよいのでしょう。


 ●まずきっぱりとやめる決心をしましょう
  妊娠をきっかけに、都合のよい日にきっぱりとやめる決心をしてみてはいかがでしょう。
   忙しい日に始めたりするといらいらしてついたばこに手が出るかも知れません。
   のんびりできる日に始めましょう。


 ●家族の協力をお願いしましょう
  そばでたばこを吸わないようにしてもらう、何ならご主人も一緒に禁煙してください。
  ふざけてたばこを勧めるようなことはしないでください。


 ●たばこやライターなどたばこに関する物はすべて捨ててしまいましょう。
  かわいいライターも惜しげなく捨ててください。


 ●離脱症状は、禁煙後6時間くらいで始まり、3日過ぎると楽になるそうです。
  とりあえずは3日間頑張りましょう。


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 もしたばこを吸いたくなったら

 ♪深呼吸する
 ♪何か飲む;水でもお茶でも何ならハーブティでもよいのではないでしょうか
 ♪散歩にでる
 ♪体操をする
 
 <気分が落ち着くハーブティ>
 ジャーマンカモミール:そのままでも飲めますし、苦手な人はお紅茶に混ぜてもよいと思います。
               ダージリンティに混ぜるとおいしいです。

 ローズ:ローズだけでもおいしいですよ。

 ラベンダー:私はラベンダーだけのハーブティは飲みずらいので、アールグレイティと混ぜて飲みます。
 
 <その他のハーブ>
  グリーンファーマシイという本で読みました。
  科学的な根拠は無いようですが、甘草の根をくわえて禁煙に成功したと書かれています。
  カットした甘草しかありませんでしたが、くわえてみました。甘くて十分禁煙の助けになると思いました。

 
 <アロマセラピーで禁煙>
  アロマセラピー学会の小野村健太郎先生は、ニコチンガムとラベンダーを用いて禁煙外来をしています。

  ラベンダーに含まれる酢酸リナリル(エステル類)は主として太陽神経叢の鎮静作用があり、ストレスや
   不眠など精神的な病気に非常に有効です。

  またラベンダーに含まれるリナロール(モノテルペンアルコール類)は鎮静作用や抗不安作用があり
  リラックス効果があります。


このようなラベンダーの作用を利用して、たばこを吸いたくなったらニコチンガムを噛んで、ラベンダーの匂いをかぐようにします。すると、気持ちがおちついて禁煙に前向きに取り組むことができるようになるそうです。


ニコチンガムの量はだんだん減って、ラベンダーの匂いをかぐだけで満足できるようになります。 
 
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今回のご相談は妊娠中なので、ニコチンガムはかめません。ラベンダーの芳香浴を試してみてはいかがでしょう。

自分でも、ああこれでたばこがやめられると思って匂いをかぐようにしたらよいと思います。

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       アロマセラピーの書籍について
= ================♪☆♪==

★私が読んでみて、大筋を理解するには川端先生の本が良いと思います。
 「医師が認めたアロマセラピーの効力」           
 
★産婦人科のことなら鮫島先生の

 「女性によく効くアロマセラピー」

★精油のことを詳しく書いてあり、とても重宝する本は

 「アロマセラピーのための84の精油」
 
★妊娠と出産についてアロマセラピーの用い方を解説してあり便利です

 「母と子のためのアロマセラピー」
 
★妊娠と出産についてもっと詳しく専門的にしりたい時は

 「妊娠と出産のためのクリニカル・アロマセラピー」
 

 「プロフェッショナルのためのアロマセラピー」
 
★医療従事者のための書籍は次の2冊を読めば、どんな病気に使われているかわかります 

 「医療従事者のためのアロマセラピーハンドブック」
 

 「臨床で使うメディカルアロマセラピー」
 
 ★本格的にアロマセラピーを勉強したい時は
 フランスアロマセラピー大全
 上巻:アロマセラピーの基礎
 中巻:精油の有効成分と特徴、処方例
 下巻:そろぞれの精油について詳細が書いてあります
    アマゾンでは売り切れなので、フレグランスジャーナル社に問い合わせれば買えると思います

 全部読む必要はありませんが、読んだ書籍のなかで、約に立つと思った本です。
 
==♪☆♪=============
   妊娠中のマイナートラブル:痔
=============♪☆♪==

妊娠中は全身の循環血液量が増加します。動脈は心臓のポンプ作用で強制的に送られます。ところが静脈は壁も薄く、逆流を防ぐために弁が付いていますが、妊娠中は大きくなったお腹で圧迫されるため、血液の環流が悪くなります。

そうすると静脈がこぶのように腫れてきます。これを静脈留と言います。

この静脈留が痔静脈にできたものがいわゆる<痔>です。

痔になった時の注意は
 ★便秘しないように注意する
 ★排便時に出血することもあるので、清潔にすること
 ★お風呂にはいって血液の循環を良くする
 ★ひどい時は診察を受けて治療する
  たいがいは外用薬で楽になります
 ★アロマセラピーを使うなら使う精油は
  血液の局所の静脈の循環を良くするヘリクリサム、ジュニパー
  浮腫を取るサイプレス
  循環を良くするレモン
  などが良いと思います(ただし妊娠20週を過ぎてじからしか使えません。

  このような精油で濃度1%のオイルを作って塗布する、または、半身浴や座浴に使用すると良い

 
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   母と子のアロマセラピー:かさかさする肌
================♪☆♪==
 
湿疹というほどではありませんが、肌が乾燥してかさかさする赤ちゃんが多いです。
お母さんは、とても気にされる方がおられます。

そんな時重宝するのはグレープシードオイルです。サテンのような肌になるといわれますが、乾燥を防ぐのに効果があります。

幼稚園のお子さんでプールに入ると塩素のせいか背中がかさかさする子にグレープシードを使いました。かさかさがとれて、お母さんの手もきれいになったと喜んでいただきました。
  

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       学会出席の成果
============♪☆♪==

三重大学、関西医科大学、京都府立医科大学の先生方が基礎的な研究をふまえての臨床的なアロマセラピーの治療についてお話くださいました。有意義な一日でした。

まず、三重大学では必ず動物実験を行った上で、臨床的に導入しています。
今回は、軽症のうつ病の患者様に柑橘系の精油の芳香浴を行っています。
芳香浴を併用しながら、途中で同意の得られた患者様の薬の処方を中止し芳香浴のみとします。

薬を中止することが可能であったと報告されました。

ストレスの指標になる尿中のコルチゾールの値は最初高い人が多いが、ほとんど正常値に戻る事などが確認されています。

ただし効果がでるのに時間もかかるのであくまで軽症の人だけに適用があり、あくまで代替医療であることを強調しておられました。

精神科のデイケアにアロマセラピーを導入するべく準備が進んでいるというお話でした。


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関西医科大学からは、心療内科での治療に、アロマセラピーを利用しています。
心療内科での治療は医師・看護師・臨床心理士・ソーシャルワーカーが関与して患者様の治療に当たりますが、ここにアロマセラピストを加えることにより回復が非常に早くなると報告されました。

精神的に緊張している患者様は体もがちがちに緊張していて、自律訓練法など施しても、なかなか緊張を取ることは困難ですが、アロマセラピストが介入することによって、とても早く緊張が取れるようになると報告されました。

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京都府立医科大学からは、うつ病の患者様にアロマセラピーマッサージを行って効果を報告されました。

基礎的な研究がどんどんすすむことを期待したいと思います。  
  
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   妊娠中のマイナートラブル:下腹部痛
=================♪☆♪==

妊娠初期には、子宮がが大きくなるせいで、下腹部の不快感を感じることがあります。
人によるとけっこう痛いので、心配する方がおられます。

この間もまだ生理は3日ほど遅れただけですが、おなかが痛いのが心配と、受診された患者様もありました。

また子宮には靭帯が付いていて、骨盤のなかに収まっています。子宮の前面からソケイ部に円靭帯という靭帯が付いています。この靭帯が大きくなった子宮で牽引されるため、ソケイ部に引っ張られるような痛みを感じることもよくあります。

出血を伴わない場合には、妊娠初期の下腹部痛はあまり心配はいりません。
ただし、下腹部痛が心配な時は念のためにちゃんと産婦人科を受診して、異常が無いことを確かめましょう。 
 
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   母と子のアロマセラピー:アトピー性皮膚炎
====================♪☆♪==
 
学会に行くと、皮膚科の先生からアトピー性皮膚炎の症例をお聞きします。
子供に使える精油は限られていおますし、特に乳児には使わないほうがよいといわれています。

乳児のアトピー性皮膚炎に、カモミールやラベンダーのフローラルウオーターが使用されています。

かさかさする時は、アレルギーをおさえてかゆみをとるカモミールのフローラルウォーターが使用され、じくじくするような感染が合併するような時にはラベンダーのフローラルウォーターが使用されます。

赤ちゃんのスキンケアに加えてみてはいかがでしょう。

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       元気の出るアロマセラピー
==============♪☆♪==
 
精油にはいろんな作用がありますが、体だけではなく心にも作用するという特性があります。
私の経験はまだまだ乏しいものですが、経験も交えて書いてみます。

★ローズ★
 まずはやはり女性のための精油、ローズ(ローズオットー)でしょう。
 ローズに含まれるゲラニオール(モノテルペンアルコール類)は抗菌作用も強いのですが、
 抗メランコリック作用、抗腫瘍作用、興奮作用があります。


ちゃんとした文献は手に入れてないのですが、脳内伝達物質であるドーパミンを放出させて、幸福感をもたらすと書いてありました。

自分でも美容液に使用しています。なんとなく幸福感にひたれます。
 
 ◆友人のお母さんが更年期で落ち込んでいると相談を受けました◆
 
  ローズオットーを使用しました。元気が出るとお返事を頂きました。

★グレープフルーツ★
  ストレスや緊張感から心をリフレッシュさせるとか、躁鬱症状を落ち着かせるといわれます。

成分の95%を占めるリモネン(モノテルペン炭化水素)はアセチルコリンエステラーゼ(運動神経や副交感神経の神経伝達物質であるアセチルコリンを分解する酵素)を抑制する。

その結果副交感神経が優位な状態になり、精神的に落ち着くのです。


 ◆直腸癌の末期の患者様のご家族からご相談がありました◆
  
 「抗がん剤の副作用(肝機能障害)で治療は中断していますが、脚がむくむので、何かしてあげられる
  ことは無いでしょうか」という相談でした。

 化学療法中はジュニパー、ネロリ、ラベンダー、レモン、ユーカリは使わないほうがよいというので、

 肝庇護作用のあるカモミール、むくみをとる働きのあるサイプレスとゼラニウム、そしてむくみを取るだけ
 ではなく精神的な効果も期待してグレープフルーツを加えました。

 むくみだけではなく、肌もつるつるするし、いい匂いがすると喜んでくださいました。
  
★サンダルウッド★
  いわゆる白檀の匂いです。
  昔から瞑想の時に使用されるもので、甘く上品な香りは気分を落ち着かせてくれます。
  エジプト人は遺体の防腐剤として使用していました。 

 神経の緊張と不安をやわらげ、神経を鎮静させる作用があります。
 何かの概念が頭について離れない時に、過去との結びつきを断つ働きがあるといわれています。

 アロマセラピー学会で、強度の拒食症の女性のお話がありました。
 彼女はお父さんを亡くしています。拒食症の原因はそこらへんにあったようですが、その症例にも
 サンダルウッドが使われていました。
 
 この間読者さんで、悲しいことがあったときの精油のお尋ねがありました。
 彼女もサンダルウッドを選ばれました。

 
==♪☆♪=============
   妊娠中のマイナートラブル:鼻血
===============♪☆♪
 
この間患者様からお電話がありました。

「鼻血がよく出るのですが大丈夫でしょうか?
 家族が白血病の検査をしたほうがいいといっています。」

ただの鼻血で大変な騒動です。
妊娠中は、全身の循環血液量が妊娠していないときの約1.5倍に増えます。
そのため妊娠中には頭から上が充血しやすくなるので、鼻血がでることはしばしばあります。
 
文献では、止血が困難なくらい出血することがあると書いてありますが、私はまだ、止血困難なほど鼻出血する患者様はみたことがありません。

鼻血の処置は普段と同じです。とりあえず座って、ティッシュか綿花をつめます。つめただけで止まらないときは指で圧迫します。 これでたいがい止まるはずです。

横になってもかまいませんが、頭は高くします。頭を低くすると、鼻血がのどにまわって嘔吐します。


  ★アロマセラピー
   アロマセラピーを用いるなら、用いる精油は
    ロックローズと
    ゼラニウムエジプトを用いるようです。

ただし鼻血は妊娠12週から16週くらいの人に多いように思うので、精油は使いにくいので、圧迫するにとどめた方がよさそうです。


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   母と子のアロマセラピー:オムツかぶれ
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当院では使用している赤ちゃんのお尻ふきには、少し精油を入れてあります。
この間看護婦が言いますのに、オムツかぶれがほとんど無くなったと。

入院中にオムツかぶれすると具合が悪いので、始めた方法です。
たいがいオムツかぶれはしませんが、赤ちゃんによっては、破水して出産までに時間がかかったケースは、感染予防のために抗生剤の座薬を使用することがあります。
そういう時には、気をつけていてもかぶれてしまうと看護婦が嘆きます。

そこで1リットルの沸騰したお湯をさまして、カモミールとラベンダーの精油をそれぞれ1滴ずつ落とします。非常に濃度は薄いのであまり匂いはしませんがよくきくようです。
 

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       元気の出るアロマセラピー
===============♪☆♪==

大勢の患者様のなかには、あいにく悪性の病気が見つかることもあります。
病気を告知するかどうかは重要な問題ですが、大学病院へ行ってもらうには、ある程度本当のことを言わざるを得ないこともあります。

そんなわけで、幸いなことに、早期に発見できたという思いから、また何とか前向きに病気と向き合ってほしいという思いから、患者様に告知してしまいました。

 「私、何とか生き延びたいのです」

 という切実な訴えを聞きながら、私も涙が出そうでしたが、笑顔で励ましました。

 「先生の笑顔をよく覚えておいて、治療に頑張ります」

 と約束してくれました。彼女はもうすぐ大学病院に入院します。

ずいぶんすすんだ状態で見つかった時には、なんともいえずむなしい思いがします。
病気に制圧された気がして、腫瘍が勝ち誇ったようにせせら笑っているような錯覚に陥ります。
 
当然のことながら彼女は告知後、夜も眠れない毎日を過ごしています。
この間は、微熱があっておなかが痛いと電話がかかってきました。翌日診察に来てもらいましたが、なんともありません。精神的ストレスのせいでおなかにどうもガスがたまるようです。

そこで、婦長におなかのマッサージをしてもらうように頼みました。

マッサージはやはり効果絶大です。婦長は話を聞きながら、おなかだけではなく背中や腰のマッサージをしてくれたようです。

やはりマッサージの効果は絶大でした。ずいぶん晴れ晴れとした様子になりほっとしました。

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   マッサージの ち・か・ら
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アメリカの Touch Research Institute(TRI)のTiffany Field博士によると、
マッサージは薬に等しい効果があると宣言しています。

  ストレスを減少させる
  リュウマチや癌の痛みを緩和させる
  血液やリンパの循環を改善させる
  血圧をさげる
  免疫力を高める
 
 このような効果があるといわれていて、次のような病状に使われています。

   ベビーマッサージで発育を促す
  多動症・PTSD・被虐待児・拒食と過食・心身症の子供たちの治療
  うつ病
  術後の疼痛緩和
  分娩時の陣痛緩和
  リュウマチや癌の痛みの緩和

 アロマセラピストのなかではいつも議論されるそうです。
 アロマセラピーの効果なのかマッサージの効果なのか。
 マッサージだけにもこんなすばらしい効果があるんですね。


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 マッサージの効果
==========

 ◆尿中のストレスホルモンであるコルチゾールの減少
 ◆神経伝達物質であるセロトニンの上昇
   (うつ病の時にはセロトニンが減少しています)
 ◆脳波の変化 (抑うつ状態では右前頭葉が優位ですが、マッサージによって
           楽しい状態の時の左前頭葉が優位になる)
 
 このように医学的にマッサージに効果があることが確認されています。


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 マッサージがどうして痛みを和らげることができるのか?
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 ◆触覚を伝える神経のほうが、痛みを伝える神経より早く脳に伝わるために、痛みが和らぐと
  考えられています。

 ◆もうひとつ Gate Theory とよばれますが、痛い時には痛みを感じる神経の門が開きっぱなしに
  なっているが、マッサージはこの痛みの門を狭くすることによって痛みを和らげると考えられています。


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   妊娠中のマイナートラブル:胸やけ
==============♪☆♪==
 
プロゲステロンが噴門(胃と食道のあいだ)の括約筋をも弛緩させるので、妊娠後期になると、大きくなった子宮が胃を押し上げると、胃液が食堂に逆流します。

その結果、逆流性食道炎をおこすので、焼きごてをあてられたような灼熱感を感じたり、すっぱいげっぷが上がってきます。

 <対処方法>
  ゆっくりと少量ずつ食べる。
  眠るときは枕を重ねて、上体を高くしてやすむ

 <ハーブティがおすすめです>
  ペパーミント
  ショウガ
  オレンジピール
  レモンピール
  カモミール

 <アロマセラピー>
  キャリアオイル5mlにペパーミント1滴のオイルでみぞおちをマッサージするとよい
  

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       捻挫
========♪☆♪==

夜に駐車場で足をふみはずして捻挫してしまいました。
年はとりたくないものだと思いますが、どうやら反射神経も鈍くなったようです。 
 
30歳をこすと何らかの運動をしておかないとどんどん筋肉は衰えていくそうです。
そんな風なことを整形外科の先生に言われたような気がします。

怪我をした日はとりあえずそこらへんにあった湿布薬を貼って寝ました。
翌日目覚めると、案の定足はパンパンに腫れています。少し紫色に内出血しているところもあります。

念のために整形外科の先生に診ていただきました。やはり骨折はしていないようです。歩きにくかろうと、捻挫用のギブスをつけくださいました。

腫れた足を眺めながら、ヘリクリサムを買っておかなかったことを後悔しました。

ヘリクリサムのβージオンには
     血液凝固阻止作用と
     血腫抑制作用があり、

打撲やあざの解消に驚異的な効果があるといわれています。
使用する絶好のチャンスをのがしました。

捻挫といえば、ユーカリレモンとシトロネラだと思いました。
  
   ホホバオイル   10ml
     ユーカリレモン     2滴
   シトロネラ     2滴
     ペパーミント    2滴
 

このオイルを作って、何度も塗りました。ペパーミントには冷却作用があるので、すーすーして
気持ちよかったです。
 
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 ♪キャリアオイル:ホホバオイルついて
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"砂漠からの驚異の贈り物"と呼ばれています。

メキシコとアメリカ南西部の先住民族が、砂漠の太陽による乾燥の影響に対処するためホホバの種をつぶして油をとり皮膚と髪につけていました。 

ホホバオイルは油ではなくワックスです。
容易に酸化せず、熱に対する安全性にすぐれ、腐敗しにくいので何年ものあいだ化学変化を起こさず、長期保存が可能です。

ミスチリン酸を含有するので抗炎症作用あり関節炎やリュウマチに有効です。
それで、今回はキャリアオイルにホホバを選びました。

その他、ホホバは毛根にたまり毛穴の壁から角質層に進入していく様子を示す写真が撮影されています。

また過剰な皮脂の蓄積を調整しその増加を抑制するといわれています。
 
この事実から髪のコンディションをよくするのでシャンプーの原料に使われます。
ですから脱毛症のアロマセラピーには、キャリアオイルにホホバを使います。


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 ♪エッセンシャルオイル:ユーカリレモンについて
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レモンに似たさわやかな匂いです。
  
シトロネラール(テルペン系アルデヒド類)を70~80%含みます。
局所鎮痛作用があるのでリュウマチ、関節炎、腱鞘炎、テニス肘、捻挫、筋肉痛、坐骨神経痛など痛みを伴う疾患に有効です。 


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 ♪エッセンシャルオイル:シトロネラについて
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ユーカリレモンと同様にシトロネラールを含みます。

シトロネロール(モノテルペンアルコール類)も5~10%含有し、
筋肉弛緩作用を示すので、ユーカリレモンと同様にリュウマチや筋疾患、神経痛、関節炎、テニス肘などに使われます。

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 ♪エッセンシャルオイル:ペパーミントについて
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主な有効成分はメントール(モノテルペンアルコール類)です。

メントールは知覚神経の寒感繊維末梢を刺激して、局所の冷却感や清涼感をもたらします。

捻挫した足にはこの冷却感が気持ちよかったです。

==♪☆♪============
     診療日誌:慢性の疲労
 ============♪☆♪==
 
どこがどうというわけではないけれどなんだかしんどい‥‥いつもの私と違う!

こんな症状を訴える方が多くなりました。
中には、喘息とか肝炎とか持病をお持ちの方もおられます。
かかりつけの先生には、

 「症状はおちついていますよ」
 
 「検査データは正常値ですよ」
 
といわれるのだけれど、なんだかしんどい‥‥

 「心療内科行きますか」
 
といわれる事もあるようです。

何とか元気になりたいとご本人は思っておられます。

疲労は単にひとつの症状と考えられていましたが、最近"慢性疲労症候群"と呼ばれて論議される
病気になりました。

今日受診された患者様も、なんだかしんどいとおっしゃいます。
症状をお尋ねすると、足のむくみと冷え
             肩がこる
             ぼーっとする
             頭が痛い
             風邪を引いたり膀胱炎になったり調子が悪い
このようないわゆる慢性疲労症候群と言われる症状を訴えておられました。

15年も前から検診をかねて定期的に受診してくださる患者様なので、世間話をしながら、アロマセラピーの説明をさせていただき、とりあえず、足のむくみが一番きになるとおっしゃるので、むくみをとるエッセンシャルオイルを入れて足浴しました。

そして、足浴をしている間にパッチテストをして、足のむくみをとるオイルを作りました。

今日の処方は
   スィートアーモンドオイル  30ml
   ジュニパーベリー      4滴
   サイプレス         4滴
   グレープフルーツ      4滴

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 ♪キャリアオイル:スィートアーモンドオイルについて
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スィートアーモンドオイルは無刺激・無感作で使いやすいオイルです。
皮膚の柔軟剤として化粧品に利用されます。
ベビーマッサージにもよくつかわれます。
 
炎症を抑える作用もあるので、湿疹・乾癬・皮膚炎によるかゆみを緩和します。

彼女は足にサロンパスにまけた湿疹があったので、キャリアオイルにはスィートアーモンドオイルを選びました。
 
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 ♪エッセンシャルオイル:ジュニパーベリーについて
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ジュニパーは利尿剤としてきわめて有効で、尿路の殺菌消毒剤になります。
ちょうど1週間前に彼女は膀胱炎をおこしていたのでジュニパーを使うことにしました。

この精油には解毒作用があり、体内の毒素を取り去るそうです。アルコールを飲み過ぎたり、脂っこいものを食べ過ぎたときに生じる毒素を排出します。

ジュニパーを使って足浴をすると体内の老廃物の貯留を一部解消できると思い足浴をしてもらいました。

15分あしをつけただけですが、帰るときには

 「からだがぽかぽかしてきました」 と笑顔で帰られました。 

 《心に対する働き》神経を明晰にして、強化するといわれています


=====================
 ♪エッセンシャルオイル:サイプレスについて
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体液の過剰なところに到達して、作用します。
 
だから 出血・浮腫・出血過多・鼻血・過多月経・発汗(とりわけ足の発汗)・失禁 に効果があります。

また鎮痙作用もあって、風邪・気管支炎・喘息のせきを軽くします。

2月に風邪を引いて以来いまだに咳が出るという訴えもあったのでサイプレスを加えました。 
 
《心に対する働き》怒りを和らげ、精神を浄化する

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 ♪エッセンシャルオイル:グレープフルーツについて
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グレープフルーツはリンパ系を刺激して組織細胞に栄養を与え、体液の流動化のプロセスをコントロールします。そして肥満と体内の水分貯留を解消させます。

胆汁の分泌を刺激するので、脂肪の消化も促します。

彼女は肩がこり頭痛がするので整形外科も受診したそうです。先生に

    「やせなきゃね」

といわれたといわれたそうです。

    「すぐにやせたら、苦労は無いですよねえ‥‥」

ということから、グレープフルーツを加えました。
  

♪☆♪==============
     マッサージオイルの作り方
==============♪☆♪

今日は塗布したりマッサージする時に使うオイルの作り方を説明します。
何がよいか考えたのですが、私も作っている"究極の美容液"ともてはやされている美容液を作りながら、説明していきます。

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 ♪精油について
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多くの精油はハーブから水蒸気蒸留法という方法で製造されます。

ステンレス製の蒸留釜に原料のハーブを入れそこに蒸気を流します。
すると植物の細胞壁が壊れて芳香成分が放出します。
この芳香成分を含む水蒸気を集めて冷却します。

そうしてできた液体の上部にたまったものが"精油"

精油を抽出する際にできた蒸留液が"フローラルウォーター"と呼ばれます。

植物から抽出される精油の量はごくわずかです。1000kgのハーブから
 サイプレスやユーカリなら2000~3000g
 真正ラベンダーなら   1000~1200g
 ローズにいたっては    3~8g
しか抽出されません。今日使うローズオットーが高価なのもしかたがありませんね。


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 ♪キャリアオイルについて
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精油は有効成分を濃縮したものなので、そのまま使用することはありません。
例外的に真正ラベンダー、ティトリー、ペパーミントなど原液のまま皮膚にぬることができるものもありますが、普通は希釈して使います。

薄めるために植物油を使用します。これを精油を運ぶという意味から、キャリアオイルと言います。

また基材として使われることからベースオイルとも呼ばれます。

キャリアオイルそのものにも薬効成分が含まれていて、いろんな効用を持っています。

今日キャリアオイルとして使うのは、皆さんもよくご存知のローズヒップオイルです。

ローズヒップはアンデス山脈のチリとペルーに自生するバラ科のドッグローズという木の実から抽出されます。

オレンジの約20倍のビタミンCを含有し、しみを防ぎます。しわを目立たなくして瘢痕組織を回復させる効果が知られています。


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 ♪希釈の濃度
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私たちがメディカルアロマセラピーに使用するときはもっと濃い濃度のものを使うこともありますが、セルフケアに使用する場合は1~3%を標準にしてください。

精油はドロッパー瓶に入っており、1滴で0.05ml落ちるようにできています。
ですから、キャリアオイル5mlに精油1滴で1%
      キャリアオイル5mlに精油2滴で2%
      キャリアオイル5mlに精油3滴で3%になります。

 1回に使用してよい精油の量は 12歳以下は2滴まで
                     13歳以上は5滴を限度にしましょう

妊娠初期にはマッサージに精油はつかいません。マッサージするならキャリアオイルのみでマッサージします。

妊娠20週を過ぎたら、精油を使うことは可能です。ただし通経作用などある精油もあり、すべての精油を使ってよいわけではないので注意してください。

妊娠中は濃度を薄く1%で使います。

顔に使うものなので、1%濃度にしたほうが良いでしょう。


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 ♪精油のブレンド
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単独の精油を使うよりは、数種類の精油をブレンドしたほうが相乗効果があって効果が高くなります。

肌に良い精油をピックアップしました。このなかから2~3種類の精油を選んでブレンドすると良いでしょう

 ☆ ローズオットー
  すべての肌質に有益ですが、特に老化肌、乾燥肌、硬化肌、敏感肌に効果があります。
  心に対する働きは、心を明るく高揚させ神経の緊張とストレスを和らげます。


 ☆ネロリ
  著しい皮膚細胞成長促進作用があるので、皮膚細胞の更新を助け、皮膚の弾力性改善させます。
  かなり催眠性があり幸福感を起こさせる働きがあります。
  極度に興奮したりヒステリーを起こした時、ショックを受けた時に気分を鎮めます。
  そして平和な感情をもたらせます。


 ☆ローズウッド
  細胞を刺激し組織を更新させます。ですから乾燥肌や敏感肌炎症をおこした肌に役立ちます。

  中枢神経を安定させる力があるといわれているので、からだ全体のバランスをとる効果があります。


 ☆ゼラニウム
  皮脂腺からの油脂の分泌のバランスをとります。すべてのタイプの肌質に有効です。
  うったいした肌や脂性肌にもよく、血液循環を促して色のさえない肌の血色をよくします。

  神経系の強壮剤となり不安と抑うつを鎮めます。


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 ♪パッチテスト
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精油を使うときには、必ずパッチテストをしてアレルギーが無いことを確かめてから使います。

作ったオイルを前腕内側のひふの敏感なところに塗りこみ30分ほど待ちます。赤くなったり痒くなったりしなければ使用して差し支えありません。


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 ♪精油の保存と使用期限
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精油はデリケートな物質です。光や熱に反応して酸化が進み、変性します。
その上揮発性なので保存には注意が必要です。

遮光瓶で保存して冷暗所に保管します。
プラスチック容器だと溶けてしまうので、必ず瓶に保存します。

使用期限の目安は
 ブレンドしたオイル      3~4週間
 精油は開封したら       1年
 キャリアオイルも開封したら  6~12ヶ月


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 ♪実際に究極の美容液を作る
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私は、精油はローズオットーとネロリ、ローズウッドを使っています。
 
ビーカーに ローズヒップオイルを30ml
        ローズオットー    2滴
        ネロリ         2滴
        ローズウッド     2滴
をまぜあわせます。
そして、遮光瓶(30mlのものを使用しています)を用意して保存します。

もう一度ティトリーについて書きたいと思います。

最近にきびに悩む人が増えました。青春のシンボルだけではなく、成人にも増加してきており、にきび外来のある皮膚科もあるくらいです。

ティートリーの蒸気浴はこのにきびに良く効きます。
洗面器にお湯をはります、そこへコップ1杯の水を加えて(熱湯に入れると精油がとんでしまうので)
2~3滴のティートリーの精油を落とします。

バスタオルを頭からかぶって、洗面器に近づけ目を閉じます。
ゆっくりと呼吸して蒸気を吸い込みます。約10分すると、この蒸気が毛穴を開き、皮膚を清潔にします。

蒸気浴の後、冷水で洗顔し化粧水で引き締めます。
化粧水の代わりにラベンダーのフローラルウオーターを使用しても良いでしょう。

赤みがひいてきれいになると患者様は喜ばれます。
 
入院中の患者様にハーブを用いてフェイシャルサウナをしていますが、肌が皆さんつるつるして、とてもきれいになります。
にきびのひどい人はぜひ試してください。

  
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  妊娠中のマイナートラブル:おりものが多い 
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膣にはデーデルライン桿菌という乳酸菌がいて、少し膣内を酸性に傾かせることによって、細菌やカンジダがはびこることを防ぎます。
これを膣の自浄作用といいます。
この自浄作用はエストロゲンという女性ホルモンが調節しています。
妊娠中には、エストロゲンが大量に出るためおりものが増えます。
またエストロゲンが増えるため、膣内は過度に酸性に傾きやすくなるので妊娠中は時にカンジダの膣炎になりやすくなります。
妊娠中は下着をまめに取り替えて清潔に気をつけましょう。
妊娠中には精油の使い方には注意が必要ですが、ティートリーは妊娠初期から使ってもかまわないとされています。
お風呂に入るときにティトリーを4~5滴バスタブに落として、アロマバスを楽しまれても良いでしょう。
 
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 アロマセラピーのはじめかた
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 精油の働きをからだに取り入れる方法

 ♪芳香浴
  ・ティッシュペーパーやハンカチに数的たらして匂いをかぐ方法
  ・アロマランプやディフュージャを使う
  ・エアーフレッシュナーを作って噴霧する
   (病院や介護施設などでは病室の消毒や消臭にティトリーが使われることがあります)
  ・簡単には、ボールやコップにお湯を入れて精油を2~3滴たらしても良い
  ・最初にお話した蒸気浴

 ♪入浴
  ・アロマバス:家庭用のお風呂なら精油は6滴まで使用してかまいません。よくかき混ぜて、
          ぬる目のお湯にゆっくりつかりましょう
  ・部分浴
   手浴:洗面器に40度くらいのお湯をはって精油を2~3滴たらします。
       お湯をよくかき混ぜてから、15分ほど手をつけます。
   
   足浴:深めのバケツに40度くらいのお湯を張って 精油を1~4滴ほど落とします。
       よくかきまぜて足を15分くらいつけます。ふくらはぎまでつかるくらい深いほうが効果的です
       電気屋さんで売っているフットバスを使っても良い  
   
   座浴:大き目のたらいに38度くらいのぬるいお湯をはり精油を1~3滴落として、
       お尻から腰を5~10分つける。痔や膀胱炎、産後のケア適しています
  
 ♪湿布:お湯か冷水に精油を1~2滴たらしてよく混ぜ、タオルやガーゼにしみこませて絞り患部に湿布する
  
 ♪塗布:症状にあわせた精油をキャリアオイルで希釈して患部に直接塗布します
  
 ♪マッサージ:塗布するだけよりもマッサージをすると効果が高まります         
 

先週あるテレビ番組で<免疫力>のお話をしていました。面白かったので、マジで見てしまいました。
 免疫力をはかるのに
   ・身体機能 
   ・基礎体力
   ・生活環境
   ・自律神経
   ・家族環境
上記5項目にそれぞれ設問が3つずつ付いていて、設問に当てはまる個数を5角形のグラフにして目に見えるように免疫力がはかれる工夫がされていました。

身体機能の中に「口内炎ができやすい」という項目が入っていました。
最近私も口内炎によくなります。更年期で免疫力が低下しているのかもしれません。

 
我が家の冷蔵庫にはティトリーが1本鎮座しています。これほど便利な精油はないと思っています。

花粉症の時にも使いますが、風邪をひいたら、コップ1杯の水に2~3滴落としてうがいをします。
子供ものどが痛いのが治ると喜びます。

口内炎になると1滴塗布します。腫れて痛みの強い時にはさーっと痛みが引いてティトリーの鎮痛作用を
実感します。

母は足の親指に爪白癬があるので、ティートリーを塗布しています。爪がきれいになりました。

娘は高校生の頃やけに父親を、<おやじくさい>と嫌がる時期があります。
入浴時にティトリーを浴槽に4、5滴落として、よくかき混ぜ、ゆっくり入浴してください。
体臭を消せるという論文もあります。
体臭を気にしてオーデコロンを使うよりずーっと好感度アップすることでしょう。

膣炎の患者様にティトリーの使用をお勧めしてきましたが、皆さんおっしゃいます。
肌もつるつるして気持ちがいいと。

ティトリーは抗菌・抗ウィルス・抗真菌作用があるので広範囲の微生物に効果があります。
免疫を賦活する働きがあるので、体が衰弱している時に使用すると良いそうです。

また精神的には、ショックを受けたときに心をリフレッシュさせよみがえらせる効果もあります。

こんな風に、さまざまに使えるティートリーは一家に一瓶置いておきたい精油です。

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  妊娠中のマイナートラブル:頭痛 
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妊娠の初期には、脳の血管が拡張するため、多くの女性が頭痛を経験します。
妊娠12週頃から14週くらいの方が頭痛を訴えて受診する方が多いように思います。

この時期はまだまだ痛くてもお薬は使わないほうがいいでしょう。
鎮痛剤には、催奇形性は無いと言われていますが、安全性は確立していません。

妊娠後期になると、鎮痛剤が胎児の動脈管という心臓の穴をふさぐことがあり、突然死を起こすというデーターがあリます。気の毒ですが、痛くっても辛抱するしかありません。

妊婦さんの頭痛はたいがい臥床すればなおることが多いので心配は要りません。

ただ痛くって困るときは、つわりと同じでペパーミントティーをお勧めします。
頭痛にはペパーミントの精油が良く効きますが、妊娠初期には使えないので、お茶で辛抱しましょう。

そのほかには、頭のマッサージが効果があります。シャンプーするみたいに、頭皮をマッサージします。

もしくは、頭痛を緩和する指圧点をおさえてみます。
   後頭部の中央にある風府(GV16)
   首の後ろの筋肉のくぼみにある風池(GB20)
指圧のツボにはこのように、WHOで決められた経穴コード番号が決められています。


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《編集後記》
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妊娠中にはどうしてもお薬が使いにくいので、代替医療を使用することになってしまいます。
 
アメリカでは代替医療がさかんで、指圧も大いに医学的に研究されています。
書籍もいっぱい出版されており、私が読んだ本にはこのように紹介されていました。
 
What is shiatu?
Shiatu is Japanese acupressure technique.

と紹介されています。
  

今週の患者さまは、アトピー性皮膚炎の患者様です。

穏やかにお話をされる丸顔のチャーミングな女性です。彼女は病気をよく理解して受容していました。
 
けれども何かの拍子に突然症状が悪化するのだそうです。そうすると顔もずいぶん浮腫んで大変な状態になります。この突然の悪化を何とか防げないものか彼女は苦心しいています。

私たち医師はその状態を見ないと判断がつかないので、患者さまには
 「症状が出ているときにみせてください」とお返事しますが、
 
患者さまにとっては迷惑な話で、彼女いわく
「夜になるので先生にはなかなかみてもらえないんです」
 
彼女は携帯電話で撮影して先生に見せたそうです。
携帯にこんな使い方があったんですね。目からうろこ、感心しました。

いろいろ専門医にもかかったようですが、これといっていい方法が見つかるわけではないとおっしゃいます。

実は彼女は患者さまではなくて、営業で回ってこられた方です。
ここちよい話し方に、つい仕事以外の話もしてしまいました。
  
お話を聞きながらアロマセラピーがよく効くだろうにと思いました。これも何かの縁、アロマセラピーについてお話しました。非常に興味を示されたので、オイルを作ってさしあげました。

後日丁寧なお礼の電話が入り、とても具合がいいと喜んでおられました。
こんな方は、オイルを塗るだけではなく、定期的にマッサージをすると突然の悪化を防げるのではなかと思った症例です。
 
精油は雑貨扱いとして輸入されるため、使用に不適切な物も多々あります。
アロマセラピー学会では分析票の付いた確かな精油を使うよう勧告しています。

ご自分で使用されたい方のために学会が薦めている商品を楽天で調べてみました。
 

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 妊娠中のマイナートラブル:つわりの続き
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このあいだの認定試験を受けるための講習会で聞いてきました。

「つわりの時ペパーミントティを飲むと気持よかったわ」 というと

「あーら 飲んじゃったの。飲んじゃいけないのに」
 
といわれた方がありました。
あなたならどう対処しますか?
という質問がありました。

ペパーミントには妊娠中にはよくないといわれるケトンが含まれていますし、カモミールには通経作用がありますが、これは精油としてマッサージに使用した場合に問題になっても、お茶として飲む場合には何ら問題になる含有量ではありません。

ハーブの安全性の書籍を調べてもそのように書いてありました。

アロマセラピーはまだまだ認知されておらず、こんな横槍が入るんだと鮫島先生は嘆いておられました。

こんなわけなので、心配せず飲まれて大丈夫ですよ。


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 アロマセラピーの始め方
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今日から少しずつ実際の使用の仕方を説明していきます。

まず、始めるにあたってはとりあえず1冊本を購入されたほうがよいと思います。
最初にいろんな本を買いあさって読みましたが、正直なところ何やらよくわかりませんでした。

私のお勧めは、川端先生の「医師が認めたアロマセラピーの効果」です。
 
基本的なところがわかりやすく書いてあります。
 
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 編集後記
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今日ある製薬会社のMRさんが来ました。
最近ストレスのために免疫力の低下した人が多くなったせいで、若い人にも帯状疱疹やヘルペスの患者さんが増えているそうです。

そういえばこの間のテレビでも"免疫力"のお話でした。

そんなに皆ストレスをためてどうするのでしょうね。
人生には困難はつき物、アート引越しセンターの女社長さんが言っておられました。
仕事に困ったときは反対にビジネスチャンスが開ける時だと、こんな風に自らに訪れるストレスを良いストレスととらえ(エウストレスといいます)ポジティブシンキングで乗り切りましょう。

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 なかなかなおらない膣炎と外陰炎
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なかなか外陰炎のなおらない患者様がおられます。彼女も以前から何度か同じ症状を訴え受診しておられます。

彼女にとってはとても苦痛を伴う症状らしく、今回は手に書籍を持ち診察室に入ってこられました。

地方で開業する皮膚科の先生が書いた本を持っておられました。その先生を尋ねて一度診療所までいってきたが、さすがに遠くて通えないとおっしゃいます。

漢方薬を内服し、塗り薬をもらっていました。その方法でとても調子がいいので、自分の口から先生に指示するようで申し訳ないが、この漢方薬と塗り薬を下さいとおっしゃいます。

いろんな医師にかかられたことがあるのでしょう。言葉遣いの端々に私たち医師に対しての気遣いを感じます。私たち医療従事者と患者様との関係は、互いに人間同士なのでやはりあうあわないがあるのはいたしかたのないことですが、話し合えばお互いの距離を近づけることはできると思います。

彼女のようにご自分のことを詳しく説明してくだされば、私にも事情はよく理解できました。
診察の時には、患者様の主な訴え(主訴)をまず尋ねますが、時には何がお困りで受診されたのかわかりかねることもあります。

医師を受診する時には聞きたいことや、心配なことを時には箇条書きにして持参してくださる患者様もおられます。聞き忘れもなくなり、私たち医師にも患者様の状態がよくわかるので非常に助かります。

こんな風に皆さん上手にかかりつけの医師とコミュニケーションをとられたらよいと思います。

いろいろ話を聞いた後、ほかの方法がだめならアロマセラピーという選択肢もあることを説明しましたところ、ご自分でも興味を持っておられたので、ぜひ試してみたいということになりました。

まず、入浴時にティトリーとラベンダーの精油を2滴ずつ滴下してアロマバスにすることをすすめ、赤ちゃんの湿疹用に作っていたアロマクリームを試用してもらいました。

2週間後とても調子がよくなったと笑顔で診察室に入ってこられました。
よく効くのでクリームの作り方を教えてほしいといわれたので、作り方をお教えしました。
その後は受診されないので、大丈夫なようです。

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 妊娠中のマイナートラブルとアロマセラピー:つわりについて 
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つわりは妊娠5~6週頃に始まり、10~12週頃にはたいがいおさまります。
 
妊娠初期にはヒト絨毛性ゴナドトロピンというホルモン(妊娠検査薬はこのホルモンの有無をチェックするものです)がたくさん出てくるせいだとか、お母さんが赤ちゃんを異物と感じて反応するせいだと考えられています。

流産するときにはほとんどつわりはないことが多いです。赤ちゃんが元気なうらがえしと考えましょう。

気分のよいときに、食べれる物を少しずつでも食べましょう。ただし、水も飲めないほど重症なときは、診察を受けてくださいね。

★つわりの時のアロマセラピー 
 妊娠初期には精油は使用できないので、ハーブティーや精油の芳香浴にとどめます。

 1.ペパーミントのハーブティー
   ペパーミントには制吐作用があるので、気分がすっきりします。
   紅茶にくわえてもよいでしょう。
   私はアレルギー性鼻炎で発作的にくしゃみが出るときペパーミントティーを飲むと落ち着きます。

 2.ジャーマンカモミールのハーブティー
   ピーターラビットのお母さんが子供たちを落ち着かせるために飲ませるハーブティーです。
   ある心理学者によると、つわりは家族関係における葛藤の結果であり、妊娠に対する
   "抗議的反応"であると断言しています。
   精神的に落ち着きたい時に飲むとよいでしょう。
   
   (私は眠れないときにミルクティーにして飲んだりします)

 3.芳香浴
   本にはペパーミントがよいと書いてありますが、実際に使用してみると、レモン、スィートオレンジ、
   グレープフルーツなど柑橘系の匂いを好むひとの方が多いです。
   
   おめでたですが、事情があってお父さんお母さんにはまだ内緒です。
   父の前で気分が悪くなったらどうしましょうとおっしゃる患者様はグレープフルーツを選ばれました。
   「なんだか元気が出る気がします」と

 4.指圧
   もうひとつ上記患者様にお教えしました。気分が悪くなったら、手首を押さえなさいと。
   前腕内側手首のしわから自分の指2本半分上にある"内関"というツボを圧迫すると吐き気がおさまるそうです。

今年は花粉の量が少ないせいか、さっぱり症状は出ません。
まるで治ってしまったのかと思ってしまいます。以前から成長の早い杉をいっぱい植えた行政の誤りだと指摘されていましたが、まったく同感です。

花粉症に実はティトリーの精油を内服しました。

体重10キログラムあたりに1滴の精油を使用して、朝夕2回紅茶に混ぜて内服しました。
私の場合内服しても不都合はありませんでした。

これを知ったうちのナースが同じ様に内服を試みてみましたが、「先生飲めません」と申します。
どうもティトリーの味が苦手なようです。

精油は普通あまり内服はしませんので、内服をするときは専門医にご相談されてからにしてください。

精油は内服しなくてもマッサージしたり芳香浴で十分に吸収されるので、ほかの方法でかまいません。


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  診療日誌  ~うつ病~
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68歳の女性が、うつ病ですと訴えて受診されました。

風邪をひいて2週間ほど長引いています、その上少し微熱も続いています。
ボランティアもしていたりして彼女は休めませんでした。

そこへ息子さんの病気が発覚しました。まだ30代前半なのに成人病を発症しました。
ちょっと資産家の彼女は、自分より先に息子が死んだらどうしようと考えたみたいです。

その上に息子さんのために生命保険に入ろうと準備していたのに、病気のせいで加入できませんでした。

身体的ストレスがたまっていたところへ、精神的ストレスが加わったために一気に抑うつ状態になったようです。
一人で家に閉じこもっていると気分がふさいでしょうがないので、思い切って出てきたとおっしゃいます。

微熱があるので、解熱作用のあるユーカリラジアタに抗ウィルス作用のあるティトリー、そして抑うつ状態の改善のために彼女はネロリを選びました。

翌朝電話がありました。ぐっすり眠れて、すっかり気分がよくなりましたと。
数日後もう一度お会いした時には元気はつらつ、もとどうりにもどっていました。

【精油の作用を表す用語集(50音順)】

■引赤作用
血液量を増大させて、局所を暖かくする作用
■鬱血除去作用
静脈の充血をとる作用
■鬱滞除去作用
組織液、リンパ液の滞留を改善する作用
■エストロゲン様作用
女性ホルモンの働きを刺激する
■緩下作用
便の排泄を促す作用
■肝臓強化/強肝作用
肝臓の働きを促進する作用
■肝臓強壮作用
肝臓の働きを促進させる作用
■強心作用
心臓の働きを向上させる作用
■強壮作用
身体の機能を向上させる。または強くする作用
■去痰作用
痰を軽減し、排泄させる作用
■駆風作用
腸内のガスを排泄させる作用
■経皮吸収
皮膚を通して成分が吸収される
■血圧降下作用
血圧を下げる作用
■血圧上昇作用
血圧を上げる作用
■血液循環促進作用
血液の循環を促進する作用
■血管拡張作用
血管を拡張させる作用
■血管収縮作用
血管を収縮させる作用
■月経促進/通経作用
月経を促す、または正常化させる作用
■解毒作用
体内の毒性物質を排泄させる作用
■解熱作用
熱を下げる作用
■健胃作用
胃の働きを向上させる作用
■降圧作用
血圧を下げる作用
■抗アレルギー作用
アレルギーを抑制する作用
■抗ウイルス作用
ウイルスの増殖を抑制する作用
■抗鬱作用
うつ症状を好転させ、気分を明るく高める作用
■抗炎症作用
炎症を抑制する作用
■抗カタル作用
粘膜の炎症を抑制する作用(鼻汁、痰などに)
■抗菌作用
病原微生物の増殖を妨げる、または殺す作用
■抗痙攣作用
痙攣または痙攣性の痛みを抑制する作用
■抗不安作用
不安と緊張を取り去る作用
■催淫作用
性欲を促進する作用
■制淫作用
性欲を鎮める作用
■催乳作用
乳汁の分泌を促進する作用
■乳汁生成阻止作用
乳汁の生成を抑える作用
■細胞成長促進作用
皮膚細胞の形成を促進する作用
■殺菌作用
細菌を殺す作用
■子宮強壮作用
子宮の働きを強める作用
■脂肪溶解作用
体内の脂肪を消費しやすいように溶解する作用
■止血作用
出血を止める作用
■収斂作用
組織を収縮させ、引き締める作用
■止痒作用
痒みを抑える作用
■消炎作用
炎症を鎮める作用
■消化促進作用
消化を促進する作用
■浄血作用
血液を浄化する作用
■消毒作用
病原微生物を除去、または発育を阻止し感染力をなくす作用
■食欲増進作用
食欲を増進させる作用
■神経強壮作用
神経の働きを向上させる作用
■心臓強壮作用
心臓の働きを強める作用
■制汗作用
汗の分泌を抑制する作用
■創傷治癒作用
傷の治癒を促進する作用
■デオドラント作用
不快な臭いを除去する作用
■胆汁排出作用
胆嚢の収縮を刺激し、胆汁の流れを促進する
■胆汁分泌促進作用
胆汁の分泌を促進させる作用
■鎮痙作用
平滑筋(胃や腸、子宮などの内臓と血管の壁にある筋)の痙攣を鎮める作用
■鎮咳作用
咳を鎮める作用
■鎮静作用
興奮を鎮め、リラックスさせる作用
■鎮痛作用
痛みを和らげる作用
■通経作用
月経を引き起こす、または規則正しくする。
■頭脳明晰化作用
脳の働きを亢進し、明晰化する作用
■粘液溶解作用
粘液を溶解する作用
■発汗作用
汗の分泌を促進する作用 
■瘢痕形成作用
瘢痕の形成を促進する作用
■分娩促進作用
分娩を促進させる作用
■発赤作用
血流を促進させ、皮膚を発赤させる作用
■癒傷作用
傷の回復を促進させる作用
■利尿作用
尿の生成を促進し排泄させる作用
■免疫刺激作用
免疫系を刺激する作用

【アロマセラピーの手技】

■エフルラージュ(軽擦法)
手のひら、指先など手全体を用いるゆっくりとしたリズミカルなストローク。
圧力はかけないで軽くゆっくりと撫でさする方法
■フリクション(強擦法)
手のひらや親指を使って、両手に圧力をかけながら強めに円を描く方法
■ペトリサージュ/ニーディング(揉捏法)
両手でしっかりとつかみ、かつ優しく揉むように皮膚の表面と皮膚の下の層を一緒にほぐす方法
■タポートモント(叩打法)
両手を交互に使って皮下組織や筋肉の上をリズミカルに叩く方法
■バイブレーション(振動法)
手のひら全体や指先を使って振るわせる方法

【香りのノート】

■精油のノート
フランス人のピエッセによる香りの分類で芳香物質の揮発速度
■トップノート
最も揮発する速度が早い精油
■ミドルノート
揮発する速度が中程度の精油
■ベースノート
揮発する速度が最も遅い精油

精油の分析

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【精油の分析】

■ガスクロマトグラフィー
正式にはGas Chromatography。精油の品質管理や成分内容チェックのための分析機器
■屈折率測定法
精油の空気に対する屈折率を測定する方法。純粋な精油なら光の波長、温度および圧力が一定であれば屈折率は固有の数値となる
■旋光度測定法
テルペン物質は旋光度という物理的特性をもち、旋光度を計ることは精油の天然性を確認するときなどに重要な測定法。

【精油の抽出法】

1.水蒸気蒸留法
芳香植物を水蒸気により蒸留したあと、冷却装置にて液体にもどし精油を抽出する方法
2.圧搾法
柑橘系の果皮に含まれる精油を抽出する方法。他の精油に比べ品質の酸化が早いので開封後は半年以内に使用する
3.油脂吸着法
高温に弱い精油成分や、デリケートな香りを抽出する伝統的な方法だが、現在ではほとんど行われていない。冷浸法と温浸法がある
4.冷浸法(アンフルラージュ)
デリケートな花の精油を抽出する伝統的な方法
5.溶剤抽出法
芳香植物に揮発性の有機溶剤を加えて抽出し溶剤を取り除き精油を抽出する方法
6.レジノイド
溶剤抽出法の中でも根や茎、樹脂から得られる精油
7.超臨界液体抽出法
溶剤として、臨界温度を超えた状態にしたガス(二酸化炭素)を用いて抽出する方法。熱を加えないので元の植物の香りに近いといわれている

【植物の分類法】

植物の分類は、生物をその類似性から分類する方法を開発したスウェーデンの植物学者カール・フォン・リンネによって創始され、世界共通の名称でラテン語表記される。
それぞれの植物は分類学上の「科」に属し、構造上の特徴から「属名(最初を大文字でイタリック表示)」と「種名(小文字のイタリック表示)が与えられ、二名法が用いられている。
たとえばラベンダーは以下のように分類されている。


■界
Plantae
■門
Tracheophta
■亜門
Spermatophytina
■網
Discotyedons
■亜網
Asterdae
■目
Lamiales
■科
Lamieceae
■属
Lavendula
■種
angustifolia

精油を正確に使用するには最低限属名と種名が必要であり、種の下に亜種、変種、品種、栽培変種、ケモタイプ、雑種などがある。



■亜種
種の地理上の変異を表示する
■変種
亜種と品種の間に位置する階層、変種名には「var,」をつける。種の主な細別や園芸品種
起源の異形をあらわすのに用いられる(例Citrus aurantium var. amara)
■品種
種に関する違いを表示
■栽培変種
園芸的な栽培の場においてのみ知られる栽培変種。
■ケモタイプ
同一の学名を持つ植物でも、土壌や日照条件など育成環境により、含有成分が異なる精油。
「ct.」をつけ、そのあとに特有成分名が続く。
(例Rosmarinus officinalis ct. camphorローズマリー・カンファー)
■雑種
自然あるいは人為的な種間の混血種。×の記号で表記される。
■有機栽培
化学肥料。農薬などを使用せずに植物を育成すること
■精油の学名
精油の原料となる植物の正式名称。学名は各国共通してラテン語である
■精油の科名
精油の原料となる植物の分類
■精油の抽出部
精油が抽出される植物の部位

【精油の利用法】

1.拡散
精油を身辺に拡散する方法
2.吸入
揮発した精油の成分を鼻や口から吸い込む方法
3.湿布
湯や水に分散させた精油を布に浸透させ皮膚にあてる方法
4.沐浴
精油をお風呂の中に入れる方法(全身浴・部分浴・半身浴)
5.トリートメント法
精油をキャリアオイルで適正濃度に希釈したブレンドオイルを肌に塗布すること

【アロマセラピー用語集】

■アロマセラピー
ハーブなどの植物から抽出された天然の精油を用いて、人々の心身の健康のために活用する植物・芳香療法です
■精油
植物の香りの成分で、植物の果皮・花・葉・根・木部などから抽出された揮発性の芳香物質
■芳香蒸留水
精油を抽出するときの副産物としてとれるハーブウォーター。精油と違って水溶性の成分が微量ながら含まれている。
■キャリアオイル
精油を適度な濃度に希釈する媒体として使用される植物油
■相乗(シナジー)効果
2つ、あるいはそれ以上の薬用物質がともに働き効果を増大させること
■クエンチング作用
ある特定の精油成分を他の成分がやわらげる作用
■神経毒性
神経組織に対して破壊的な効果あるいは毒性効果をもつ作用
■光毒性
フロクマリン類が紫外線によって、シミなどの毒性を生じる作用
■ストレス
ストレッサー(外部からの様々な刺激)に直面したときに起こる心身の歪み

研究へのFAQ

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Q. 芳香浴での変化を研究しようと思いますが、どのようなデータを取ればいいですか
A.研究を行うに当たって、必要なデータは、その目的に応じて様々です。
ですから、どのような変化を捉えたいか、という点と、その得られたデータで何を述べたいのかを良く考えて研究計画を考えるべきです。
KAFには、研究支援制度が有り、研究計画の段階から共同研究としてサポートを行う制度があります。
過去の研究を踏まえて、どのような計画が可能かどうかについても相談可能ですので、お問い合わせください。
Q.研究用にデータを取っているのですが、どの検定を使ったらいいのかわかりません
A.検定については、そのデータがどのような形式で取られているかによって異なります。
そのデータが経時的変化を捉えたものなのか、データの形式が数値であるのかそうでないか、数値であるならば、それが均等に分布しているかなど、様々な要素で用いるべき統計が異なります。
そうしたことについて、アドバイスを行うことや、実際の統計のサポートを行うことができますので、ご相談ください。
Q.病院に倫理委員会は無いのですが、倫理的に気をつけなければいけないことを教えて下さい
A.通常、倫理委員会を通すことは必要と考えられています。
機関が小規模であること等により、倫理審査委員会の設置が困難である場合、共同研究機関や、学会によって設置された倫理審査委員会をもってこれに代えるべきです。
また、研究に携わる倫理的配慮は、すべての関係者が社会の理解と協力を得て、研究の適正な推進が図られるために遵守されるべきですが、インフォームドコンセントや、個人情報の保護に関わる体制の整備、資料の保存、利用、研究結果を公表する場合にあたっての措置など、多様な観点から捉えるべきです。
Q.データの解析について相談できますか
A.可能です。どのような形式でサポートを行うかについては、直接お問い合わせください。

親子の絆を育むタッチケア  ラヴィングベビータッチケア講座>
【タッチは心からの贈り物~誰でも、いつまででも】

 愛情をこめて触れらると誰でも、深い安心感と喜びに包まれます。タッチが伝えるとされる感情やメッセージは、愛情、配慮、思いやり、安心感などがあり、心を込めて大切に触れられる経験は、子どもの心とからだに多くの素晴らしい効果をもたらします。

 「大好きだよ」「あなたがいてくれて幸せ」という気持ちを込めたタッチケアは、親子の絆をしっかりと育みます。タッチは、お母さん(養育者)が子どもに与えることができる、かけがえのない贈り物なのです。

 乳幼児期の親子の触れあいは、まずもっとも身近な存在である親への信頼感を確かなものにし、母子間での相互関係や愛情関係は、さらに人間全体や社会、自分自身への信頼感を培うための土台となります。
にこにこと笑顔で、優しく愛を込めて触れられるとき、赤ちゃんは何を思うでしょうか。
タッチから伝わる「あなたがいてくれて幸せ」「愛しているよ」「ありのままでいいんだよ」というメッセージは子どもの心とからだの奥深くまで刻み込まれ、成長とともに自己肯定感や自尊心を培うことになるのです。
タッチケアは何歳まで、と決めることはありません。子どもが喜ぶ限り、いつまででも行うことができるのです。見つめあい、触れ合い、笑いあい、たっぷりの愛をタッチケアで伝えましょう。



【タッチケアのもたらす効果~フィールズ博士の研究から】

 アメリカのタッチリサーチ研究所(Touch Reserch Institute)では、15年にわたってタッチと科学・医療との関係について研究を続けています。研究では、早産児へのタッチケアが、体重の増加や消化機能の改善、ストレスの軽減などへの効果があることがわかってきました。
フィールド博士の研究では、低出生体重児に毎日数分間のマッサージを行うと、マッサージを行わなかったグループと比べて47%も体重が増加し、平均して6日間も早く退院をしているという結果が発表されました。
同じくフィールド博士は、早産児だけではなく、こどもの拒食症や過食症、アトピー性皮膚炎、自閉症、発達障害や慢性的疾患を持つ子どもの症状改善に親が行うタッチケアが重要な働きをしていると、報告をしています。

 また健常児へのタッチケアにおいても、マッサージによって唾液中のストレスホルモンの低下が見られ、触れることで成長ホルモンやオキシトシンなどの分泌が促進されているなど様々な効果も明らかになっています。さらにタッチケアは、それを受ける子どもたちだけでなく、お母さんも同じようにストレスを改善し、ホルモン分泌を促し疲労を軽減します。
柔らかい赤ちゃんの肌に触れると、お母さんの脳波はα波が倍増し、心拍や血圧が低下し、タッチケアがお母さんの心身の安定にもとても良い影響を与えています。



【絆つくりのための双方向のコミュニケーション】

 親子の絆を育む方法は、歌を歌ったり、散歩をしたり、絵本を読んだり、母乳育児をしたり、タッチケア以外にも様々な方法がありますが、慈しむ心、愛する気持ちを掌の温かさや優しいタッチで伝えることのできるのは、タッチケアならではの絆つくりといえるでしょう。

 例えばベビーマッサージレッスンに参加されたお母さんたちのアンケート回答からは、「赤ちゃんの便通がとても良くなりました」「笑顔が多くなりました」「子どもの考えていることや感じていることが分かるようになった」「こどものためのマッサージだと思っていたのに、本当は自分が一番この時間を必要としていました」「子どものことがもっと好きになって、もっと楽しみたいと思うようになりました」「子どもの成長が良くわかり、自信になりました」との声が多く聞かれています。親子が触れ合うことで愛着や絆が深まり、心身が整えられ、育児不安の軽減にも大きな役割を果たしていることが、お母さんの声からもよく分かります。
タッチケアは受ける側である赤ちゃんにも、お母さんへも同時に働きかける双方向のコミュニケーションツールなのです。

 KAFでは、親子の絆を育むタッチケアの普及を願って、親子の絆作りのためのタッチケア教室や指導者の養成、講習会などの活動を予定しています。 

(タッチケアとは・・・米国マイアミ大学に1992年に設立された「タッチリサーチ研究所(Touch Reserch Institute TRI)」のティファニー・フィールド博士によって提案された赤ちゃんへのマッサージで、心とからだを触れ合うことで親子の絆を深めていくことを目的にしています。
アメリカではタッチ・セラピーと呼ばれています。また本稿ではタッチケアを行う人を「お母さん」としていますが、お父さんあるいは父母に代わる養育者も含まれています)


☆第1回ラヴングベビータッチケア講座の日程が決まりました!
 日程:6月26日(金)、27日(土)、28日(日)の3日間
 時間:各日とも10:00~18:00
 場所:大阪市立 総合生涯学習センター(大阪駅前第2ビル5階)
    (26,27日は第7研修室、28日は第3研修室で行います)

 お申込方法などの詳細は追ってホームページでお知らせします。


 

 

 

 

 

"KAFアロマカフェ"オープン

アロマに関わる皆様がオープンに集えるスペースとして"KAFアロマカフェ"を不定期で開催しています。
スキルの差、スクールの違い、医療者と非医療従事者の垣根を越え、症例検討会、事例研究をはじめ、アロマに関わる皆様の交流、情報交換の場として、会員・非会員問わずどなたでもお気軽にご参加ください。

たとえば
・個人でサロンを経営しているので、他のアロマセラピストとの交流の場がない
・アロマの勉強をしたいが、何から始めたらよいか解らない
・最新のアロマ事情を知りたい
など、アロマカフェでアンケートを取らせていただいて、皆様が疑問に思っていること、アロマに関する悩みなどを、今後のテーマに反映させていただく予定です。

【アロマカフェ開催予定】

開催予定日

★2010年1月30日(土)
  テーマ「名刺交歓会」
  新年会を兼ねて、名刺交換会のように進めていきたいと思います。

参加費 会員:2,000円 非会員:3,000円(お茶代込み)当日徴収します。
時 間:15時から17時
場 所西宮市男女共同参画センター ウェーブ
〒663-8204 兵庫県西宮市高松町4-8 「プレラにしのみや」4階



【参加希望】

参加ご希望の方は下記URLよりお申込ください。
https://ssl.formman.com:443/form/pc/4Ak2RczC3kxVA0tP/
 

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